映画インデックス

今まで感想を書いた映画の感想をインデックスにしてみました。
# by 16mm | 2018-12-31 23:59 | 映画インデックス | Comments(7)

『ケトル Vol.36  2017年4月発売号』『ヴィンランド・サガ(19)』

先週末で言うと『3月のライオン 後編』『美女と野獣』『バーニング・オーシャン』と観る予定の映画が三本あったのだが、都合がつかず観れなかった。
この時期映画を次週にもちこすと更に観たい映画が増えて行くという(笑)。
今週末は『無限の住人』だ。
ただGWになるので多少時間も融通できるであろう。
それでもGWは通院などで忙殺されそうな予感(笑)。
『バーニング・オーシャン』はマーク・ウォールバーグが出ていて気に入らないのだが、まあジョン・マルコビッチだとかも出てるしね。


先週土曜日、ヘアカット。
ヘアカットはいつものようにとどこおりなく進んだのだが、問題はカラーリング(笑)。
以前は現在ニューヨーク在住のスチャラカ美容師がオイラのカラーリングをしていてくれてかなり気に入っていたのだ。
が。
そのスチャラカ美容師がニューヨークに渡ってしまい、残った彼女のカラーリングのレシピが無茶苦茶いい加減で(笑)。
前回そのレシピ通りにやったら髪の毛真っ青(笑)。
どうやら件のスチャラカな彼女はレシピをベースにその時々で思いつきで薬剤を調合していた模様(笑)。
当然思いつきの目分量なのでレシピには乗らず(笑)。
で、オイラ、実はこのような事態を割と肯定的に受け止めている。
どんな仕事でもそうなんだが、現場から離れて利益追及に走り始める会社の経営層は、どんな仕事でも誰でもできるようにしておくように、などとお達しを出して強制するんだが、いわゆる仕事を標準化するなどというのは理想であり幻想で、実際は不可能だと思っている。
ヘアカラーの調合だって季節や客の頭皮の状態などその時々の判断で標準化したレシピからの微調整が必要になるということだ。
この季節で客の頭皮がこうだったら薬剤の調整はこうだ、などというレシピは書いたところで読むのも億劫なほど詳細で長いものになるのは目に見えているし、書くほうだってどう書いていいかわからんだろう。
その標準化したレシピからの"ゆらぎ"を的確に作るのがその人の経験値やセンスというものになる。
高い金を出して客に不満足だとクレームをつけさせないよう、レシピはある程度必要であるのは間違いではない。
が。
その”ゆらぎ”というものを楽しんだり人にやってもらう際において寛容さというものも必要なのではないかね。
あくまでもやる人間に悪意がないということが前提であるけど。


本日日曜日、銭湯に寝湯日光浴ストレッチ。


『吉田豪:「ガンダムの生みの親」漫画家 安彦良和 の本性を語る』

YouTubeにて。
概ね
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『原点 THE ORIGIN』に載っていた部分と被る。
特に宮崎駿に対談を断られた件だとか(笑)。
オイラは本や風評でしか知らないのだが、『ヤマト』の西崎義展という男を肯定的に見れないのだが、安彦自身は西崎を憎からず思っていたようだ。
アトムが描ければ、アニメができればタダでも描く、なんて言ってた子供のような集団だった当時の虫プロの中にいて、西崎は安彦にビジネスという部分で大人の黒い部分を見せてくれた人間だと言っていた。
おそらく安彦はその部分で西崎に引っかかったんだろうね(笑)。
西崎がアニメーターを眠らさないで働かせるために所謂”眠くならないクスリ"を配ってたというのが笑えた(笑)。


覚書
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写真家 中村 成一写真展「dewy(デューイー)」


先週『dマガジン/ドコモ』‎
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『週刊新潮2017年4月27日号』を読んでいたら
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大友克洋が日本で開催されるブリューゲルの展覧会に合わせて独自の『バベルの塔』を描いたというグラビア4ページカラーでの特集が載っていた。
大友のバベルといったら
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1984年発売されたCanonT70の広告イラスト。
今から今から33年前に描かれたこれだよ(笑)。
今見てもスゲェ。
カッコいい。
で、33年後の現在、大友が描いたバベルなんだが......
......
Canonに許諾をもらって33年前の画を出した方が良かったんじゃないかねえ。


『ケトル Vol.36  2017年4月発売号』
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AmazonでKindle版購入。
『ブレードランナー』の特集である。
ちょっと気合の入った『ブレードランナー』ファンなら読んでいるであろう
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『メイキング・オブ・ブレードランナー ファイナル・カット』なる分厚い本をオイラもすでに読んでいるので、そこに書かれている以上の情報はなし。
しかし『ブレードランナー』初心者にはいいかもしれん。
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"I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I've watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in the rain. Time to die. "
......
もうなんつーか、言葉にならない名セリフだよな。
年々このセリフの凄みが確信に変わって行く。
SFであり哲学であり、人間を非常に端的に言い表しているというかね。


『ヴィンランド・サガ(19)』
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AmazonでKindle版購入。
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トルケルを肯定できるとしたら、力だけが正義であり、強いものこそが正義であるという部分を隠さないところだ。
こいつには話して丸く収めようなどという理屈は通らない。
トルケルの前で理屈を言い出したら、瞬間的に殺されるだろう。
というと、では世界は力と暴力で簡単に支配できそうだが、そういう人間も年齢とともに衰える。
老いればどんなに強かった人間でも大勢の若者に袋叩きにされれば死ぬであろう。
為政者は老いた時、力がなくなったと実感した時に、法だの憲法だのを持ち出して老いた自分を守ろうとする。
法や憲法はなにも弱者のためではない。
しかしトルケルは自分が弱くなった時に殺される事を恐れない。
というか、自分が老いて弱くなることを想像できない。
弱くなったら殺されるだけだ。
トルケルはこの考えをブラさないで死んで行くように感じられる。
それとトルケルは必ず戦の前線で戦うんだよね。
戦争は、ボスが殺られたらおしまいになる事がおおいわけなので、ボスは後衛にいるもんだ。
だけどボスが後衛にいると戦況が見えないから適当なことしか言わずに、それこそ兵隊に命があるものだということを全く考えなくなるもんだ。
そういう意味でもトルケルは好感が持てる。
兵隊より前に出て戦うんだから。
所詮、戦争などというものに賢いも愚かもないんだからね。


本日はこの辺で。

# by 16mm | 2017-04-23 20:53 | | Comments(2)

『町山智浩の映画ムダ話47 』『モアナと伝説の海』

今年は思ったほどではないなと油断していたら先週末から結構な花粉アレルギー発症(笑)。
くしゃみ鼻づまりに鼻水。
毎年この時期には治る方向だったと思うのだが。


本日日曜日、クーラーの清掃。
しっかしすげえな。
空気清浄機のモードを切ったら途端に鼻がムズムズし始めた(笑)。
空気清浄機ってちゃんと仕事をしていたのね(笑)。


本日日曜日、銭湯に日光浴、寝湯、ストレッチ。
本日から踵骨棘防止のストレッチを左右両方やることに。
今までは踵骨棘が発症していた左足しかやってなかった。


本日日曜日、シーズンオフでお役御免とした革コートの汚れを落としてオイルを塗ったくる。
ブーツのメンテまでやりたかったがそれは次回に持ち越し。


『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』日本版予告編1

ものすごく巧妙に編集されていて、この予告編だけだと全貌が全く見えないという(笑)。
いくつかの日本語訳で最後のルーク?のセリフが
"ジェダイが滅びる"
という訳があったんだけど、オイラはこの予告編にある
"もうジェダイの時代ではない"
という方が好きかな。
どっちが正しい訳かはわからんのだが。


『町山智浩の映画ムダ話47 』
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町山智浩の音声解説を購入。
ルパート・サンダース監督『ゴースト・イン・ザ・シェル』。
町山の解説を聴いたら更にこの映画が嫌いになった(笑)。
日本にいるとわからないアメリカの社会状況を分かりやすく解説しつつ本作の問題点を的確に突いてきている。
ホワイトウォッシュ問題に関すること。
原作や押井守の映画にあった人間か人形かの葛藤を描かない理由など。
本作を多少とも肯定的に見ていたが、なんかヤな映画にしかみえなくなった(笑)。


『ぼくらが旅に出る理由』
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iTunesで購入。
待ちに待ったMistera Feo (ミステラ・フェオ)のRINKUが歌う『ぼくらが旅に出る理由』
ずっとYouTubeで聴いていたのをやっと購入してヘビロテ。
歌い手が変わることによって印象がガラッと変わるもんだというのを非常に分かりやすく理解できた。
Mistera Feo (ミステラ・フェオ)のRINKUの歌い方と『龍の歯医者』という作品のマッチングがすばらしい。


『猫のお寺の知恩さん(3)』
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AmazonでKindle版購入。
女っ気のないオイラのオアシス(笑)。
ヒロインの知恩さんも
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昼間陽子ちゃんもイイなあ(笑)。
男より柄の大きな女性を、男向けに魅力的に描くことに作者は長けていると思う。
前作の『富士山さんは思春期』なんてまさにそうだったもんな。


『まんが親(5)』
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AmazonでKindle版購入。
本巻でおしまいとのこと。
自分の子供のことを成人まで描き続ける漫画家もいるなかで、おそらく人気作であろう本作を終わらせるというのは職業漫画家としては悩みどころの決断だったのだろうな。
とりあえず面白かった作品だったのは事実である。


『夫のちんぽが入らない』
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AmazonでKindle版購入。
今年の早々ぐらいからだったと思うが、結構話題になっていた本。
kindle化されるのが分かっていたので待ちに待ってましたという感じ。
まだ読み始めたばかりであるが、一人称で綴られる文体で深刻な問題ながら読み手には軽く読めるようになっている。
すくなくともオイラはスルスルと読めている。
刺激的で、なおかつ深刻な問題をはらんだ魅力的なタイトルに値するような内容でありますように。


『カーズ/クロスロード』

劇場でこの予告編を観てひっくりかえった(笑)。
この予告編では『カーズ』での可愛い顔が一切描写されないから、ただただハードな映画として期待される。
オイラは必ずしも『カーズ』のシリーズが好みというわけではなかったが、この予告編のようなテイストならすげえ期待する。
......
まあ、こんな感じにはならないだろうけど(笑)。


『モアナと伝説の海』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
2D吹き替え版。
スルーするつもりだったが会社の同僚のオシで観ることになった。
ここ数作のディズニー&ピクサーの映画では面白かった。
本作はピクサーではなくディズニーの映画だけど、親玉がジョン・ラセターなのでクオリティー・コントロールはきっちりなされている。
物語の伏線の回収など、あきれるほど丁寧な作り。
モアナの祖母とエイの関係だとかね。
後、神と悪魔、というか聖と邪がコインの裏表であるという思想をアメリカの映画としてはめずらしく描いているなと感じた。
アクションもCGも高水準であり、観ている間ワクワクできた。
が。
これはオイラの言いがかりといえばそうなんだが、その一点でオイラはどうにもこの作品を心底好きになれない。
まあ趣味の問題だ。
島の長であるモアナの父親が、島の珊瑚礁の外には行くな、とモアナに言って聞かせる。
若者が未知の場所を目指そうという気持ちとそれを押しとどめようとする親。
この図式はわかるんだが、最終的にはモアナは珊瑚礁の外、未知の場所に向かって旅立つわけなんだが、その理由が島の食料事情の問題なんだよね。
モアナの個人的な冒険心と好奇心で島を出るというなら納得がいくんだが、島の未来を背負って旅にでるってのはさ、一種のグローバリズム的な考えではないかなと。
魚の獲れる別の場所に生活圏を広げるということは、その場所でもともと生活をしているであろう人たちの生活を阻害することと同じではないか?
大航海時代、植民地主義、帝国主義、etc......。
そんな未来予想がオイラにはできちゃってね。
それらを肯定できないオイラとしてはちょっと引っかかる部分であったのだ。
......
まあ、言いがかりのようなものだとは思うけど、その部分がオイラの趣味には合わなかったということである。
それはともかく、
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本作の登場人物のマウイの持つ釣り針。
武器にも魔法の道具にもなる聖なるもの。
これのデザインが気に入った(笑)。
シルバーアクセでなんか欲しいなあ。


今週末はヘア・カットである。

# by 16mm | 2017-04-16 21:09 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『原点 THE ORIGIN』『ゴースト・イン・ザ・シェル』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
この時期の歯茎からの出血は磨き残しというよりも季節の変わり目による体調の要因が多くて、無理に歯ブラシで擦ると余計に歯茎が萎縮するので気をつけるようにとのこと。
そしてその歯科医院の先生から歯科衛生士諸氏までとことん嫌われている某歯磨き粉を頂く(笑)。
名前は伏せるが、この蛇蝎のごとく嫌われている歯磨き粉を私が好きなもんだから試供品を大量に貰い受けホクホク(笑)。
先生からドS歯科衛生士女史にいたるまでなぜオイラがこの歯磨き粉を使い続けられるのか解せないようで(笑)。
つまりアレだ、オイラがドMだからじゃね、ということになっているらしい(笑)。
メンテ後、先生と雑談。
先生から
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『SWITCH Vol.35 No.1 荒木経惟 ラストバイライカ』を頂く。
買い損なっていたもので、読み応え見応え十分な内容。
オイラはいわゆるスナップ写真を自分で撮るという事にはまったく関心がないのだが、良いスナップ写真を見るのは好きなのだ。
ではオイラにとって良いスナップとはなんなのか?ということを言語化できずにいた。
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掲載されていたこの画像を見て思った。
「ああ、オイラはスナップに写込まれたユーモアのあるものが好きなんだ」
と。
ユーモアのある表情、ユーモアのある状況。
フッと微笑んでしまうようなユーモアのあるスナップが好きなんだ、オイラは。
このおそらくこのユーモアを写真に撮れるというのがセンスであり強運であったり技術的なレベルの高さが必要なのだろうと思う。
それ以上に常にカメラによって世の中を見ようとする意思が必要だ。
ユーモアというものは瞬間。
ちょっとしたタイミングでしか現れないものだと思う。
それを写真に撮れるというということの稀少性にスナップの魅力があるのだと。
で、オイラはそのようなスナップを撮る能力などが全く備わっていないということを自覚せざるを得ないなと思った(笑)。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ。


いつまで続くかわからんが"Unreal Engine"のお勉強をチョボチョボと始めたい。


『原点 THE ORIGIN』
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読了。
なんだよ、Kindle版出たんじゃねーか(笑)。
出るなら出るって最初から告知してくれればいいものを。
この手の本を買う奴は電書が出たらでたでKindle版も買うだろう、と見透かされているようでくやしい(笑)。
電書が出たら電書も欲しいけど2000円近い同じ本をもう一度買うのもねえ(笑)。
そのうち忘れた頃に買うとする。
本書はオイラには珍しくザッピング的に目次のタイトルで気になるところから順不同に読まず、最初から最後までをページ順に全部読み切った。
久々に本を付箋だらけにしたな(笑)。
読みやすい上にオイラの世代の憧れの画師である安彦良和についての人となりについてかなり突っ込んだ内容になっている。
アニメーターや漫画家としての安彦良和という部分より、安彦が若い頃どんな人間であったかに深く焦点を当てている。
生い立ちから大学生の頃を中心に。
つまりアレだ、学生運動家としての安彦良和についてだ。
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なのでカッコよくて可愛いキャラクターを生み出す安彦良和をアニメーションを主体として書かれているわけではないので、安彦キャラには興味あるけど安彦良和自身には興味無いという人にはオススメできない本である。
だいたい安彦の初監督作品である『クラッシャージョウ』については全く触れられてないのだから(笑)。
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オイラが中学三年生の頃に買った安彦良和の一番最初の画集には安彦自身の生い立ちを漫画形式に描いていて、そのなかで
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自身の学生運動への関与が描かれていたのだが、見ての通りユーモアを交えた描き方だったので読み手のオイラも当時から今までそんなに深刻に受け止めていなかったのだが......。
そもそも60年安保にしても70年安保にしても、その時何で揉めていたいたのかは薄っすらとは理解できるんだが、一番分からないのはその当時の時代の雰囲気。
安彦をはじめとした当時の若者の気持ちが理解できない。
オイラが関心ある有名人でいえば、ビートたけし、押井守、宮崎駿などが自らの体験として語る学生時代の光景も、同じものとは思えないようなニュアンスの違いを感じる。
まあ上記のうち押井守は世代自体が宮崎駿たちと違うわけだけど。
それぞれの思想信条も違うからニュアンスが違うのは当然なんだが、それでも中庸という部分がありそうなものだが、その中庸がボヤけて見えるのだ。
これまでその時代を舞台にした映画や小説や漫画を観たり読んだりしてきたんだが、その
「われわれわぁ〜」
「ナンセンス」
「自己批判」
「ナニナニならなければ〜ならない〜」
などというしゃべり言葉からして現実味をもって理解することができなかった。
"こんな喋り方をしていた若者達がいたんだ"
という部分でどうもピンとこない。
本書を読むと安彦自身もそれらの口調を含めた学生運動家たちの物言いに違和感を感じていたらしい。
安彦によると学生運動家達の口調やイデタチでは学生運動家以外の一般大衆には伝わらないと当時から感じていて、安彦自身はハンドマイクで呼びかける時も穏やかに平易な言葉で語りかけたという。
当時の学生運動家達は年齢的に会社を定年退職した人たちが多いと思う。
オイラの知っているその年代の人たちに関して言えば、自分は学生運動でブイブイ言わせた、と吹聴する人(真意のほどはさておき)、オレ達は戦ったのに近頃の若者は戦わない腰抜けだ、と嘆く人、そして安彦たちのように自分たちの若者の頃の話を封印したかのように黙して語って来なかった人。
本書は”語らない”ということを選択してきた安彦良和達が、自分たちのことを正当化せずに当時のことをささやかにでも語るべきだという覚悟の書だ。
それは当時の学生運動をしていた世代が随分と景気のいい事を言って社会に対して妙な焚付け方をしていると感じている部分があったのではないだろうか。
あの学生運動の果てに否定できない悲惨としか言いようがないものもあったのだ。
自分としては本書を読んでいまいちピンとこなかった当時雰囲気を理解するための手がかり足掛かりになったと感じた。
本書、読みやすい上に結構な資料的な価値があると思う。
オイラは巻末の安彦と彼の盟友との対談がよかったと感じた。
こういう考えの人たちもいたんだな、と。
本書を読んで安彦良和が今まで以上に好きになったかな。


『ゴースト・イン・ザ・シェル』
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先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
3D iMAX版。
ネタバレあります。
オイラにとっては『攻殻機動隊』というタイトルの方が馴染みがよくて好きだ。
もともと士郎正宗が漫画として掲載していた頃に『THE GHOST IN THE SHELL』なるタイトルにはなってなかった。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』というタイトルは件の漫画が単行本化された際のサブタイトルのような位置付けだったと思う。
ただ『ゴースト・イン・ザ・シェル』というタイトル自体は悪くない。
金属で作られた頭蓋の中にある魂(ゴースト)という意味か。
"魂"として一般的な英語なら"soul"となるところだけど、それをあえて"ゴースト"としたことによってオイラには"魂"という概念を擬人化をべースとして理解しやすいように感じた。
"ゴースト"って幽霊って意味もあるもんね。
全身をサイボーグ化した未来の人類がぶち当たるであろう壁。
「自分は人間ではなく、脳自体も人工知能に置き換えられたロボットではないのか?自分には人間が持っているであろう"ゴースト"のない単なる人形なのではないか?」
その葛藤を原作者の士郎正宗は90年代前半で予見していた。
その頃で言えばウィリアム・ギブソンの『ニューロマンサー』をはじめとした”サイバーパンク”のムーブメントがあり、さらにその前は『ブレードランナー』をはじめとしたフィリップ・K・ディックの小説もあったので必ずしも士郎正宗の発明ではないが、それでもネットワーク社会、インターネットが一般化する前に電気信号で世界を狭くする世界をヴィジュアル化してみせた功績は大きい。
なので『ゴースト・イン・ザ・シェル』というタイトルは嫌いではないのだが
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原作漫画では"攻殻機動隊"を"攻機"と略したセリフがね、なんともカッチョいいというか、"交通機動隊"の略称と同じところが良いなと思ったりしたのだ(笑)。
ちなみのこの"攻機"というセリフだが、最近の電子書籍版だと
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単なる"公安"というセリフに置き換えられちゃってがっかりなのだが(笑)。
それはさておき、1995年に公開された押井守監督作の
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『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は伊藤和典の見事な脚色のもと原作の持つ思想面と、当時の押井守の持ち味であった"浮遊する現実感"”虚構と現実の差異”などを入れ込んだ傑作であった。
その押井版の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から思想的な小難しさを極力排除して銃撃などのアクションを正当化させる舞台としてのみ引用したのが
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『マトリックス』となる。
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ウォシャウスキー姉妹(当時は兄弟だったけど)が押井に必死でパクリではないと言っていたけど、おそらく誰もパクリだとは思っていまい。
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をベースにパワフルなものを見せてくれたわけだしね。
肯定的に言えば『マトリックス』が『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を換骨奪胎したリメイクだと言ってもいいのではないか、と思うのだ。
さて、前段が長くなった。
今回の
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『ゴースト・イン・ザ・シェル』についてだが、ものすごくカッタるい駄作だと思う。
ヴィジュアルの多くが押井版のヴィジュアルを実写化しただけという印象しかなく、非常に安っぽい。
それはCG自体のクオリティーのせいとも言えるのだが、それ以上に押井版を劣化させたようにしか見えない。
それなら徹頭徹尾押井版を真似て実写にすればいいものだが小難しい思想的な部分をライトに処理している。
本作では
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スカーレット・ヨハンソン演じる少佐は原作や押井版のように自分が人間なのか人形なのかという葛藤は持っていない。
自分は人間であるということは疑わず、自分がサイボーグ化される前は何者だったのか?という非常に悩みが矮小化してしまっているのだ。
それと
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公安9課の荒巻課長役のビートたけし。
ビートたけし好きなので悪口言いたくないんだが(笑)、荒巻課長だけ劇中日本語なわけ。
理屈としては義体化して電脳通信する上で言語の違いは自動的に変換されるということなんだろうけど、だったらさ、
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チン・ハンもアジア系の顔立ちなんだから中国語を話すことにしちゃえばよかったのだ。
ちなみにチン・ハンはシンガポールの俳優で日常会話は英語なのかもしれんけど。
それぞれが違った言語を話してそれが電脳を介して理解しているという風なら押井版にないフレッシュなものになったろう。
それがビートたけしだけ日本語というのに設定の安直さを感じる。
とにかく本作、縮小再生産された劣化版にしか思えない。
ここで疑念が生じる。
果たしてこれを作ったアメリカ人達は『攻殻機動隊』というものを理解しているのだろうか?
原作漫画の『攻殻機動隊』は日本人が日本語で読んでも面倒臭い漫画だ(笑)。
それを踏襲しつつある程度わかりやすくしたのが押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』なわけだけど、おそらくアメリカ人はその押井版から分かりやすいアクションの要素しか抜き取らず、それ以外の人間か人形かのような葛藤の部分は理解してないのではないか?
『マトリックス』は主に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のアクション部分を抽出して別物の映画を作ったと言えるかもしれないが、本作はどうどうと『ゴースト・イン・ザ・シェル』とうたっちゃってるから、それこそ漫画の原作や押井版の映画との差を感じさせられてしまい、劣化としか思えなかったのだと思う。
銃撃のシーンなどは良い部分もないわけではないが、押井版を越えるようなこともなかった。
とにかく観ている間、カッタるくてね(笑)。
観たいという人にはやめろとは言わない。
観ていてつまらないと感じた人に一言。
本作はエンドクレジットの後に『アベンジャーズ』のような追加カットはありませんから(笑)。
観ていてつまらないと感じたらエンドクレジットがかかったら席を立ってもオッケーよん(笑)

# by 16mm | 2017-04-09 22:13 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『ムーンライト』『キングコング:髑髏島の巨神』『パッセンジャー』

先週土曜日、久々に映画を三本ハシゴ。
三本は学生時代以来だったかな?
それでも学生時代と違って映画館を移動せずに観れたわけなので楽ではあった。
ちなみに四月一日だったので映画の日。
3D iMAX以外は1100円で観れました。
3D iMAXは1900円。


本日日曜日、銭湯で寝湯、日光浴、ストレッチ。


先週の通勤で『マクロスΔ』の"僕らの戦場"を毎日聴き続けて己を鼓舞し続けた。
どこの会社とは言わんが、アホなことを考える専務の思いつきに追従するバカ部長という図式がドラマの世界だけではなくあるという悲劇。
オタクを舐めんなよ。


『白竜HADOU 1』
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AmazonでKindle版購入。
『白竜』シリーズの新章である。
前章のラストエピソードである白竜の出自編からの新たな物語の幕開けである。
"東都ガス" "東京・築山市場" "豊波移転"
そして
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咲山都知事(笑)。
これらの語彙と画を見れば現実の何を暗喩しているか見当がつくであろう。
さすが『白竜』。
『島耕作』と違い現実の三ヶ月先を行く漫画だ(笑)。
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今後の展開が楽しみでしょうがない(笑)。


『Stand by me 描クえもん 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
本作のタイトルは
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『Stand by me ドラえもん』のパロディであり、内容も件のキャラクターを翻案するように作られている。
エロいシーンは徹底的にエロくて非常にいい。
作者の頭で想像したヴィジュアルを画として具現化できる、画の上手さを技術として持っている者のみが描ける表現の高みに対する戦慄。
本作は作者である佐藤秀峰自身をパロディの中に埋め込んで思いの丈を発しようとしている。
漫画を描いた対価としての金銭面のディティールが非常に細かく提示されている。
生臭い話ではあるのだが、本作にリアリティを持たせるための重要な要素だ。
作者が一種露悪的なことをしてまで発したいものというのは、
「漫画が描かれ世に出たとき、その創造し、創作された主体は漫画家にあるものなのだろうか?」
という問いかけだと思う。
オイラは古い人間なので、漫画というものは漫画家が描きたいものを描き、それが読者に受け入れられる事によってビジネスとして成り立っている、とシンプルに考えていた。
だから漫画がウケるもウケないも作者が描きたいものを描いた結果であると思っていた。
が、実際には違っていて、漫画家が描きたいものよりも出版元である出版社が売りたい企画を漫画家に提案して描かせたりもしているのだ。
出版社も営利を目的とする企業であるわけだから、売れる、流行っているトピックに対するアンテナは常に張っているわけで、例えば画は上手くても物語作りがイマイチな人間に"原作"という形で物語を提供したりもするのだ。
オイラは漫画家というのは画と物語の両方をクリエイトできる人間がなると思っていたんだよ(笑)。
だから"画"と"物語"を両方作れない人間は漫画家にはなれないということだ。
しかし出版社としては画がよければそれに合う企画や物語を提供することによって売れる漫画が生みだせるという経験則によって、物語を作れない漫画家でも漫画家として食べていける道筋を作った。
出版社としては売れるか売れないかわからんような漫画家の妄想に雑誌のページを与えてカネをだすよりも、マーケティングという科学的(笑)方法によって生み出された企画の方が失敗はないという確信と責任回避の言い訳が成り立つ。
この方法って漫画家も出版社も損がないようなものにも見える。
が、致命的なのは物語る意思のある漫画家がマーケティングや出版社の事情というフィルターを通さなければページがあたえられないかもしれないということだ。
漫画家の妄想で作られた漫画が必ずしもウケないわけではないし、マーケティングによる企画が必ずウケるとも限らない。
みんながみんな安パイを握ろうとする。
その状況に対し佐藤秀峰は徹底的に、孤独な戦いを仕掛けている。
ちなみに本作、カラーページもあるのにKindle版が無料で読める。
いろんな意味で無茶苦茶お得な作品だと思います。


『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』
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AmazonでKindle版購入。
作者の娘の不登校に関するコミック・エッセイ。
過ぎた出来事として笑って漫画にできるようになったことであろうが、その当時は非常に大変であったろうなと思う。
いろんな部分で世間や社会の冷たさというか気の使いなさというか思いやりのなさというものが本書を読んで痛感できた。
社会自体に余裕がない所為なのか?
それとも他人に対する共感が薄くなってるのだろうか?


『攻殻機動隊(1.5)』『攻殻機動隊(2)』
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ibooksで購入。
第1巻は持っていたのだが、なかなか電書で続巻がでないと思ってたら、いつのまにか出ていた(笑)。
他の電書はわからんがibooks版は欄外の脚注をタップすると文字が読みやすく拡大される機能着き。
やはりこの手の本は電書でじっくり味わいたい。
しかし、最初に読んだ頃は作者の仕様だと思っていたんだが、この作者、漫画としての見せ方が決して上手いわけではないのではないか?
キャラクターのいる場所や設定の説明を外している。
だからどうにも読みにくい。
それは読み手の注意力と読解力の問題だと言われたら、それまで、とも言い難い。
画の密度や設定の詳細さというのはわかるのだが、それらを読み手に対して伝わるように演出していない。
というか、そういう演出をするということが根本的にわからない作者なのではないかと感じる。
作者が演出として明らかに足りてない部分を読者に委ねてるというか。
作者がきっちり読み手にわからせる演出を埋め込んだ上で読者に委ねてるわけではないんだよな。
こちらとしては、なんで作者のポンコツな演出を脳内補完せなあかんのか?という感じか。


『原点 THE ORIGIN』
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Amazonで書籍購入。
キャラクター・デザイナーとか漫画家の安彦良和というよりも、学生運動をしていた頃の安彦についての本らしい。
というのもまだ全部読んでいないのだが、巻頭の安彦の漫画とともに非常に興味深い内容の予感。
アニメーターの安彦良和の内容を期待していると肩透かしを食うだろうし、読んでも面白くないかもしれない。
安彦はオイラにとってはネ申なので、非常に興味があるんだけどね。


『さよならバイスタンダー』
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iTunesで購入。
アニメ版『3月のライオン』の後半クールの主題歌。


Twitterで流れてきた。
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サイバラは昔からこの手の暴力団ネタを出してはきたけど、この内容はまったく笑えないしシャレになってない。
今、オイラのなかではサイバラとサイモンはおんなじ箱に入っとります(笑)。
暴力団ネタがないだけまだサイモンの方がマシかなあ(笑)。


『ムーンライト』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
ネタバレあります。
今年の第89回アカデミー賞では作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞。
ほぼ事前情報なしでの鑑賞。
作品賞で本作は『ラ・ラ・ランド』と競ったことになるのだが、どちらも甲乙つけがたい映画だったかな。
しかし、Blu-rayを買って再見するのは『ムーンライト』の方かな。
いろんな見方があるんだが一言で言えば、ものすごく切ないラブロマンスだと思う。
本作、三つのパートに別れていて、シャロンという黒人の子供が主人公だ。
シャロンのが子供時代、ティーンエイジ、大人、という具合。
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シャロンは引っ込み思案の男の子で周りの同級生からのいじめにあっている。
更にシャロンは幼いながらも自分がゲイであるということに悩んでいる。
彼の母親はほぼ完全に育児放棄しているヤク中だ。
そんな中、シャロンは麻薬ディーラーの
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フアンと出会う。
フアンはシャロンを連れて自分の家に連れて行き嫁のテレサと一緒に優しく接する。
このフアンがシャロンに対して父親の様に接するわけ。
町山智浩の解説によると黒人は泳げない人が多いらしく、泳げる様にするためには父親が子供をプールに連れていって阿泳ぎ方を教えなけりゃならないと。
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こんな感じにフアンがシャロン抱きかかえて海に行き、そこで泳ぎを教える。
泳ぎだけでなくシャロンはファンから生きて行く上での大切なことを教わったりもする。
父親のいないシャロンと子供のいないファンが一種の相互依存的お互いを欲していたんだろうか。
その一方でシャロンの母親にヤクを売っていたのがフアンだったという事実をシャロンが知ることになったり。
本作、その内容や展開からして非常にウェットな映画になると思いきや、情感をバッサリと断ち切るようなドライな演出が全編を通している。
第2章目でティーンエイジになった
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シャロン。
唐突にフアンが亡くなっていることが明かされる。
どんな死に方をしたかも語られない。
ファンという要素は物語のかつての背景においやられ、成長したシャロンにフォーカスしていく。
幼い頃からのたった一人の友人であったケヴィンとキスをし、彼に手淫されて射精するシャロン。
精液がついたであろう手を夜の海辺の砂浜の砂で拭うケヴィン。
これが夜の月夜の青白い海辺で非常に美しく展開するのだ。
で、第3章。
大人になった
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シャロンは嘗てのフアンのように麻薬のディーラーになっている。
シャロンは少年時代に自分をいじめていた同級生を椅子で殴りつけて少年院に入っていたのだ。
ある時、ケヴィンから電話がかかってくる。
ディーラーとして強面でありながら、ケヴィンからの電話のあった朝に夢精をしたシャロン。
ケヴィンと会うシャロン。
シャロンはケヴィンに触れられて以来、だれにも自分は触らせていないと告白する。
これが切なくてねえ。
たった一度の手淫された思い出だけでシャロンはケヴィンを忘れてなかったんだよな。
純愛というか、ものすごく切ないラブロマンスだ。
ところで本作は撮影も凝ったもので、被写界深度の浅い表現を多様。
以前観た『エレファント』みたいだったかな。
被写界深度の浅い表現は世界を小さく限定して、なおかつ背景をボカして美しく見せる効果があると思う。
それはシャロンが望む自分の間近な世界だけの美しさとでもいうか。
町山智浩の解説によると本作は撮影後にかなり色調をいじっているらしく、黒人の肌に"青"をのせてるとか。
その"青"がタイトルの『ムーンライト』につながるんだろう。
考えてみればシャロンとケヴィンがキスをした夜も満月ではなかったか。
月夜は人を狂わせる。
狼男が変身するのは満月の夜だ。
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吉田秋生も『ラヴァーズ・キス』のなかで言っている。


『キングコング:髑髏島の巨神』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
3D iMAX版。
ネタバレあります
まあアレだ。
とりあえず頭を空にしてドンパチに身を委ねようという映画(笑)。
その割には『ムーンライト』の後の所為か気絶しかけたが(笑)。
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このタンクトップに素敵なバストのブリー・ラーソンが好みかなあ(笑)。
取り立てて巨乳に萌えるわけではないのだが、すごく心休まるヴィジュアルであった。
で、本作を観た動機は話題作というのもあるけど、キングコングにさほど思い入れがあるわけではない。
あるのは
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説教番長、サミュエル・L・ジャクソン(笑)。
こいつへの関心しかないわけよオイラ(笑)。
サミュエルがいつ

"マザファッカ"と叫ぶのか(笑)。
世界一"マザファッカ"の言い方がカッコいいオヤジ、サミュエル(笑)。
で、言いましたよ今回も、サミュエル(笑)。
正確には断末魔のキワで言いかけたというね(笑)。
いやもうこれさえ聴ければオイラ満足である。
で、本作、エンドクレジットの後にもう一つシークエンスがあって、今後更にいろんな怪物が出てくることが予告されるんだが、その中にゴジラとキングギドラが入ってる(笑)。
更にもしかしたらモスラも(笑)。
なんかアレか『アベンジャーズ』か『ジャスティス・リーグ』にでもするつもりだろうか(笑)。


『パッセンジャー』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
ネタバレあります。
予告編を観て結構楽しみにしていた作品。
非常に楽しめたし面白かった。
まあこの手の映画だとどうしても『2001年宇宙の旅』が立ちはだかってるんだけど、それとは別の話。
それでも宇宙といえばスタンリー・キューブリックだという製作者側の遊び心があって
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『シャイニング』のバーのパロディを出してきたりね(笑)。
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みんなキューブリックが好きなんだなあ(笑)。
本作は120年の人工冬眠の後、目的の惑星についてそこに移民する人たちを乗せた宇宙船が舞台。
あるトラブルで一人だけ出発から30年後に目が覚めちゃった
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ジム。
なんとか再度冷凍睡眠に入ろうとするも不可能なことがわかる。
寿命を考えたら自分が生きているうちに目的地の惑星につかない計算。
あと90年もあるから。
で、ひょんなとことから自分好みの非常に魅力的な女性がいることがわかり、
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呻吟しつつも孤独に耐えきれずジムはその女性オーロラをトラブルと偽って起こしてしまう。
当初オーロラも目的地に着く前の覚醒でショックを受けていたがジムとの生活で次第に心が平穏になっていき、二人はセックスしたりと楽しい生活を始めることになった。
で、物語の展開としてはオーロラがいつジムが自分を起こしたのかを知るのか、というのが一つのサスペンスになるんだけど、『2001年宇宙の旅』での嘘がつけない人工知能のパラドックスによって彼女が知ることになるんだよね。
このあたりキューブリックの映画の小ネタをうまく物語につなげているなと感じた。
人工知能に間違いはなく、間違いは絶対に認めないところも『2001年宇宙の旅』みたいだったかな。
で、ジムはオーロラに半殺しの目にあったり、冷たくされたり、まあ当たり前の顛末になるんだが......
宇宙船の中でのディティールについても美術的にも設定的にも面白かったかな。
宇宙船の乗員の中でのカーストがあったりね。
たしかにジムのやったことは許されないとは思う。
何の罪もない女性の人生を自分の孤独を埋めるために奪っちゃったわけだから。
しかしね、地球から遠く離れ、目的地も自分の生きている間には着くことのないような孤独の状態でジムのような行動をしないと言える人間がいるのか?ということだよな。
最終的にはオーロラは一人の身勝手な男によって歪められた人生を受け入れ、ジムと生涯を共にしようという決意をする。
ラスト近くでオーロラだけは人工冬眠できるチャンスがあったんだけど、彼女はそれを拒否するんだよね。
そういう意味では非常に安心感のあるハッピーエンドかなと思った。
ありえないハッピーエンドかもしれないけど、傍観者として観るぶんには良いラストだったと思う。
最後の最後で宇宙船のキャビンが植物で溢れかえっている様も非常に良かった。
非常にいい映画だったな。
ちなみにアニメーション映画『眠れる森の美女』にオーロラ姫って出てくるよね。
冬眠ポットで眠るオーロラ姫と、目覚めは王子様のキスという部分も本作に巧妙に入れ込んでいる。
非常に面白かったっす。


今週末は歯のメンテナンス。

# by 16mm | 2017-04-02 22:02 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『スポットライト 世紀のスクープ』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 1』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
治療ではなくメンテ。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
が、ここんところ歯の治療がメインだったため、歯石とりをしてなかった。
久々に力仕事で歯石をこそぎ落とすような感じ。
女史によればオイラの歯石のつき方はまだ軽い方で(少なくとも歯石取りに月二回は通っている所為もあるが)、ひどくなると歯の付け根に血が混じって黒くなった歯石になり、それが結構悪さをするとのこと。
先生と雑談。
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限定品だったオリーブグリーンの"M8.2サファリ"を見せてもらう。
「コトン」
というシャッターの音が可愛くていいんだなあ。


歯のメンテの帰りに春日部にあるページワンに。
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ZERO ENGINEERING/ゼロエンジニアリングのモーターサイクルを見学に行ってきた。
限定解除の免許も持ってない上に350万円のマシンを買えるはずもないのだが(笑)、とにかく実物を見てみたかったのだ。
やっぱ実物はすげえや。
超カッチョいい。
お店のスタッフが親切に色々教えてくれた。
これを乗るために限定解除する価値はあるなと思う。


土曜日の夜、仕事用の写真を撮る。
実際使うかどうかわからんが、一応。


本日日曜日。
いつもなら銭湯に行くのだが雨が降って肌寒く、露天での日光浴が望めそうもないのでパス。
車のキーのスペアを作りに行った。


『双子の帝國 3巻』
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AmazonでKindle版購入。
国家間、民族、性差。
様々な"差"をめぐる対立を描いている、と思われる本作。
"五族協和"なんて言葉もでてきた。
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本巻の中盤で、非常に昨今の状況について示唆にとんだことが書かれている。
自分自身でモヤモヤとして明確に言葉にできない部分について、具体的な言葉にのせられたものを読むことができると気分がいい。
主人公が女性差別をする少年というのもなかなかフレッシュでいい。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(24)』
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AmazonでKindle版購入。
前半から中盤にかけての、サイド7に乗り込む前の話とか、セイラとカイの話とか、文字通りシャア誕生の話などは楽しく読めた。
特にシャア誕生編での
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デギン・ザビがこんな顔するとは(笑)。
更にそれにツッコミを入れとるがな(笑)。
デギン・ザビって親分としては優秀なヤツだったのかもしれん。
しかし、本巻の終盤のアムロの物語についてはどうにも悪ふざけが過ぎるような気がする。
おふざけとシリアスがどうにもバランスが悪い。
でもまあ、こういうのも安彦良和だから許されるんだろうけどね(笑)。


『北のダンナと西のヨメ』
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AmazonでKindle版購入。
"本当にあった笑える話"誌をちょくちょく読んでいてその中に本作の横山了一と嫁の加藤マユミが描いていた漫画た楽しめたので本作を購入。
北海道の旦那と神戸の嫁のカルチャーギャップもの。
食事、地域差、気候差、などをネタにしているのだが、どれも1ページで短く描いている。
真新しいネタもあるにはあるが、全体的には薄味なネタ。


『BLUE GIANT(10)』
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AmazonでKindle版購入。
『BLUE GIANT』というタイトルでの最終巻。
才能をめぐる物語。
才能というよりも努力を肯定すると言うべきか。
よく言う「明らかに才能がないのに努力をするのは時間の無駄だ」という言葉。
一面の真理であるだろうし、それこそ才能のある人間が見れば他人の才能のあるなしもある程度見分けられるとは思う。
しかし、それも絶対ではない。
能無しと判断され続けた人間が後々大成したなんて話はいくつもあるし、逆に才能ありと思われていた人間がダメになった例も。
長い人生、妻子もいるのにカネにもならないことに一途にすがっている人間に
「オマエは才能ないよ」
と言って諦めさせるのも思いやりと言えるのかもしれない。
ただ、それを言われて努力をしなくなる理由にはならないと思う。
本作で才能を持ち、努力を続けてきた若いピアニストが悲劇的な目にあう。
生まれ落ちてからずっと続けてきた才人の努力が一瞬の悲劇で未来を絶たれる。
それは事実だ。
しかし、それでも人間は努力し続けるべきだ(オイラ自身への言葉)。
そう言う意味で本作はオイラに勇気を与えてくれていたと思う。


『BLUE GIANT SUPREME(1)』
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AmazonでKindle版購入。
『ブルー ジャイアント シュプリーム』と読む。
"SUPREME"ってなんのことかわからんかったが、日本語訳すると「最高の、究極の、至上の、至高の」ということらしいね。
ジャズで、サックスで、言葉の壁を越えて世界を征服しようと言う試みの一歩を、主人公のダイはドイツに向かうことで踏み出した。
しっかし本作って本当に音が聴こえてくる漫画だと思う。
漫画のコマの画の躍動感を感じることで頭に音が鳴るんではないかね。
その音はもしかしたらジャズ以外の、ポップスかもしれないしクラッシックかもしれないし、演歌かもしれない。
作者は読み手にジャズが鳴ってると思ってもらいたいんだろうけど、そもそもジャズをよく知らないと想像しようがない(笑)。
オイラとしてはなんでもいいから音楽が読み手の頭に鳴って、漫画にある情熱を感じ取れればいいんじゃないかなと思うんだが。
作者には甚だ不本意なのかもしれんが(笑)。


『メビウス博士とジル氏 二人の漫画家が語る創作の秘密 』
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Amazonで書籍購入。
いや〜、まさか
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本書が厚さ35mmもあるとは思わなんだ(笑)。
嬉しい誤算。
山盛りの情報量。
すっげえうれしい。
部分的にザッピングして読んでいるが、メビウスは80年代の後半には宮崎駿や大友克洋を知っていたらしい。
フランス人でその年代で宮崎や大友を知っているのはごく少数だったろうから、画に関しては相当にアンテナを張っていたんだろうな。
オイラは天才にはなれんが、天才がどんなことを考えてたのかを知って少しでもあやかりたいと思う(笑)。


『Robert Mapplethorpe: The Black Book』
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Amazonで書籍購入。
洋書の写真集である。
家に届けられてからもう何度も何度も立て続けに眺めている。
写真集を買ってもそうそう何度も見返したりせず、ひどい時など一瞥したきりで本棚の肥やしとなっているのがゴロゴロある(笑)。
どれも好きで、関心があって買ったにもかかわらずこうなのだ。
だが、この本は違う。
いま先日撮影した画像のレタッチ作業中ということもあるが、何度も本棚から出しては眺めているからオイラとしても相当に気に入っているんだろうと思う。
写真家のロバート・メイプルソープってどんな人かというのは検索してみてください。
更にどんな写真を撮っている人かというのも"Robert Mapplethorpe"で画像検索すれば山盛りでてくるので調べてみてくださいな。
ちなみのオイラが購入した本書は全部モノクロ、全部黒人男性のヌード。
モロにチンチンが写ってます(笑)。
ムケてるのからカブってるのまで(笑)。
あくまでオイラの感想なんだが、エロさというものを全く感じない。
これはオイラのセックスの対象が女性であるということも関係あるのかもしれんが、撮影したメイプルソープはゲイなので、男の撮影をしている時にはエロい気分だったのかもしれん。
しかしね、やはりオイラから見るとエロさというよりも、とてつもないカッコよさなんだよね、この写真集。
エロスを排除したオブジェとしての美しさとカッコ良さ。
アルマーニのズボンから飛び出したチンチンなどはむしろ滑稽ですらある(笑)。
オイラはチンチンよりマンコの方が好きであるにもかかわらず、この写真集から目が離せない。
なんてカッコいい写真と撮影のアイデアなんだろう。
ただただ美しい。
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あ。
でも上の画像の写真はちょっとエロいと思ったかな(笑)。


『スポットライト 世紀のスクープ』
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wowow録画視聴。
内容もイマイチわからずなんとなく気になっていた映画ではあった本作を最近になって観た。
ネットで『Gスポットにライト 性器のスクープ』なんて失礼なことが書いてあった(笑)。
......
すまん。
失礼しました(笑)。
本作は昨年の第88回アカデミー賞で作品賞、脚本賞を受賞している。
で、観始めたらこれが途中中断することなく最後まで観きっちゃったのよ(笑)。
オイラの録画視聴の場合、だいたい途中でオシッコにいったりw、飽きて別のことしたり(笑)、そして気を取り直して再度観始める、なんて観かたなのだ(笑)。
映画館でなく自宅のPCならそういう観かたになっちゃうよな、と思っていたんだが、本作は本当に最後まで椅子に座りっぱなしでPCの画面を観つづけていたよ。
本作、別にローレンス・ゴードンの映画のように10分ごとに車が爆発して観客を飽きさせない派手な演出があるわけではない。
作品に没入させる力がすごいということなんだけど、だからと言って10分に一回ガンアクションや爆発が起こる類の映画ではないのだ(笑)。
アクションとかサスペンスとか。
誰か死んじゃうとか裏切りがあるとか、まったくなし。
本当に派手な絵面がないのよ。
だけど本作に引き込まれていく。
引き込まれた理由は脚本だとか演出だとか撮影だとか演技なんかを分解して考えなければわかんないんだろうな。
だいたいこんなにも引き込まれたオイラ自身が驚いているんだから。
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まず主役の一人である三代目ハルクを絶賛好演中のマーク・ラファロ。
この人ハルク以外しらなかったんだけど、
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『フォックスキャッチャー』ではデ・ニーロばりのカメレオンっぷりを発揮していたんだよな。
せーから
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元バットマンのマイケル・キートン。
この俳優、顔に皺ができてものすごく味わい深くなったなあ。
良い顔の年の取り方してるね。
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レイチェル・マクアダムスって女優はよく知らないけど、本作ではすごく良かった。
本作はカトリック司祭による子供に対する"いたずら"というか性的虐待について調査報道したマサチューセッツ州ボストンの日刊紙の取材チーム"スポットライト"についての映画だ。
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購読者の約半分がカトリック信者であり、教会が強い権力をもつ地域でこの調査報道をするというのは、言ってみれば世界の半分を怒らせるようなものだ。
誰も、報道すらも敬遠していたこの事態を「おかしい」と思って調査を命じたのは新任のユダヤ系の編集長であり、教会と戦っている弁護士もアルメニア系と、いわゆる部外者たちだ。
いくら報道機関とはいえ地域に密着していれば「おかしい」をおかしいと言えない。
言えるのは利害のない部外者だということ。
神父の"いたずら"というのも色々な意味で根が深い。
子供の、男の子への"いたずら"、というか性的虐待は神父が妻帯できないということに起因しているのと、子供ならいくらでも言いくるめられるということだ。
敬虔なカトリック信者の親がいくら自分の子供が神父に変なことされたと言っても取り合わない。
子供は神父による虐待を虐待だと思わないように大人たちから仕向けられる。
どう考えても不愉快なことをされているのに誰一人助けてくれない。
それどころか神父のその行為を不愉快に思う自分が悪いと自己否定し始める。
これは子供の精神状態に致命的な悪影響を与えるよな。
神父によっては子供に対するそれを"いたずら"の範疇でしかないとしか思っておらず、なんら悪びれもしない者もいるのだ。
年老いた信者達だって自分が長年信じていた神父が悪事を働いているなんて知ったら信仰し信じていたものが根底から覆されて精神的にかなりキツイことになるだろう。
いうまでもなく非常に罪深い事件を丁寧に調査して行くのだが、ここでスタローンとかシュワルツェネッガーとかブルース・ウィリスが出てきて
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悪い神父を片っ端から鉛の玉を打ち込んで皆殺しにしていけばスカっとして溜飲が下がるのだが、いうまでもなくそういう映画ではない(笑)。
報道による告発によってカトリックの親玉であるところのバチカンの責任を追求しその補償をさせたということなんだけど、それも鉄槌は鉄槌ではあるが所詮カネで解決ということだもんなあ。
信者の傷というものを考えたら銭金の問題ではないような気もする。
事実に基づいた非常に良い映画だとは思うが、事態に対するカタルシスが現実には足りないなという気分になった。
ところでふと思ったのだが、日本の坊主どものお稚児さんにたいすることってのは同じことではないのかしらん?


『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 1』
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AmazonでBlu-ray購入。
前シリーズの『宇宙戦艦ヤマト2199』からの信頼度での購入である。
本巻は本シリーズの本当にとば口的な序章。
これからどう展開するのかは今の段階では予測できない。
とはいえ、本作は今から39年前の1978年に公開された
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『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のリメイクである。
なので大筋としてどんな物語であるかは見当はつく。
この39年前の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』は大ヒットだったからね。
オイラは観に行けなかったんだが、行った人間がことごとくラストで泣いた(笑)らしい。
映画で泣く。
それも多くの人が。
という現実に当時のオイラには結構な衝撃で、オイラも観に行って泣いてみたいとマジで思っていたのだ(笑)。
オイラの親が連れてってくれなくて非常に残念であった。
早い話がメインキャラクターのほぼ全員が死んでしまうという結末なんだよね。
製作陣もこの『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』で『ヤマト』を完結させるつもりだったのだ。
当初は(笑)。
それがあまりにも映画が当たっちゃったためにビジネスとして続けることとなり、この『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』で死んで行ったキャラクターがTV放映版では生き残ることとなり、世間的には次第に冷めて行った。
なによりもキャッチフレーズの"愛"がそれから数年は半笑いの対象となり、"愛"という言葉自体が軽んじられるような事態が続いたのだ。
その悪名高い"愛"と『愛の戦士たち』というサブタイトルまでつけてリメイクするというのは、製作陣の相当な自信と覚悟の表れだと思う。
なにせ冒頭から悪役である
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ズォーダー大帝が愛の必要性を語るところから始まってるからね(笑)。
これ旧作にはないもんだけど(笑)。
本作は旧作を大筋で踏襲しつつも現代的にリファインするとともに、旧作で雑だった部分を練り直している。
『2199』からの続きとしてガミラスと地球が共闘しているという設定や、封印したはずの波動砲に対する軍隊としての扱いなども丁寧な描写となっている。
シリーズ構成が福井晴敏なのでそのあたりは本作を観て全く心配ないどころか期待を持たせるなと感じた。
本巻の2話分を観る限り、今後への期待度は非常に高い。
タイトルは旧作を踏襲しているようで『さらば』がついていないところをみると、更に続編を考えているんだろうなと思う(笑)。
テレサのCVに神田沙也加が当たっているのだが、これも非常に上手くて良いと思う。
神田沙也加は声優に向いていると思うね。
今後に期待が高いと書いたが
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この作画のアオリ画を観て半笑いになったよ(笑)。
エンドクレジットやコメンタリーでも言っていたが案の定 湖川友謙が作画参加してやんのw。
湖川だからアオリをいれとこうかなとコメンタリーで監督が言っていた。
湖川友謙なんて明らかにロートルだと思うんだが、そんなに魅力的な作画をするとも思えんしね。
なんだかなあという感じかねえ(笑)。
それでもとりあえず今後も買いますよ。

# by 16mm | 2017-03-26 21:09 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『3月のライオン 前編』『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』

昨日日曜日、銭湯にストレッチ、日光浴、寝湯。


もう数週間前のネタだがどうしても書いておきたかったので書いておく。
関西の女性の芸人さんが
「なんか、『私は福島米食べてます』って言えない自分がいるし、云々」
ということを言ったらしい。
まあこの芸人さんはお子さんもいらっしゃるようなので、母親として子供を守るための食生活に関して正直に発言したということであろう。
この芸人さんに限らず多くの日本中の女性、小さな子供がいる女性たちの多くはそう思っているかもしれないし、福島県産の食べ物を食卓に並べたくないと思っているだろうと考えられる。
オイラは今年50歳で結婚の予定もないし子供もいない。
五億歩譲って女子供はそれでいいとしよう。
オイラと同じように独身でダラダラ生きてるような男が福島県産は食べたくねえなんてよく言えるな。
そんなに長生きしたいか?
この原発問題は電気によって様々な快楽を際限なく享受してきたツケだよ。
オイラ達は『はだしのゲン』の国民でありながら自分たちが使ってきたエネルギーが際限のないもので、スイッチ入れれば必ず供給されるもんだと思い込んでいた。
どうやってそのエネルギーが供給されているかを見て見ぬ振りしてきた。
エネルギー問題なんてカネで済むんだろ、ぐらいな気分が蔓延していた。
オイラもそうだ。
しかしね、オイラは福島産の食材、食ってるよ。
母親の実家が福島の白河だからね。
福島の原発からは距離があるけど、母親の実家から送られてきたコメやらトウモロコシやら干し柿やらetc...全部食ってる。
たまにスーパーに行って福島産があれば率先してそれを買う。
そして食う。
おいしくいただく。
最近福島県に関する風評被害が激しいとのことで、気分的に本当にやりきれない。
オイラはだらしない男であるが、ツケというものは必ず返すものだと思ってる。
ツケを踏み倒すなんてのは恥ずかしいことだということだ。

ついでにもう一つ。
関西学院大学の外国人の非常勤講師が、福島県出身の女子学生に
「放射能を浴びているから電気を消すと光ると思った」
と発言していた、と。
どこの国の外国人か知らんが、例えばフランスなんかも日本の原発問題を
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風刺と表して上記のような漫画を掲載するわけ。
以前読んだ
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『満員電車は観光地!? ~世界が驚く日本の「日常」~ 』によればドイツ人のブラックジョークは日本で言ったら友達なくすぐらいのもの、らしい(笑)。
フランスやドイツでシャレにならないブラックジョークを言われたなら、その国民同士であればそれに対する対処というものが身についているのであり、所謂対話として成立するのであろう。
言ったら言い返すということでね。
つまり、所謂笑いやジョークというものは非常にドメスティックなもので、国によってジョークのネタに対する処しかたが異なるということだ。
フランスの風刺新聞の漫画も悪意でアレを描いわけではない、と信じたい。
が、フランスの漫画も関西学院大学の外国人の非常勤講師の言葉も日本人に知れてしまったわけだ。
なのでハッキリいうが、オマエらの描いたり言ったりしたことはシャレにならねえ不謹慎なことだバカヤロー
このジョークがわからない日本人は欧米基準で劣ってると言い返されるかもしれんが、それならそれで結構。
オマエらの文化が世界標準だという思い上がりもたいがいにしろや。
オイラは何かに関して「描くな 言うな」という風に言うつもりはない。
描くのも言うのも勝手だ。
アイツらは描き、そして言った。
オイラはそれに対して無礼で不謹慎だと憤慨した。
それで終わりである。


『無限の住人』
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実写版の『無限の住人』の予告編。
観慣れてきた所為か木村拓哉はなかなかな感じに観えた。
ただ原作の万次には観えないんだけどね(笑)。
しかし、衣装とその他のキャストを予告編で観る限りとてつもない地雷臭が(笑)。
特にヒロインの凛と天津影久の役者がなんとも存在感というか力強さがないというか演技が下手というか(笑)。
それに加えて上の画像のキャッチコピー。
"不死身って、死ぬほどめんどくせぇ"
言葉が軽すぎるな、コレ。
恥ずかしくなる。


『ザ・ファブル(9)』
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AmazonでKindle版購入。
待望の続巻。
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凶相、とまでは言わないが、従来感覚で言えば漫画の主人公として好感が持てる顔ではないわけよ(笑)。
どちらかというと脇役サブキャラ的通行人的な(笑)。
人相の悪いブサイク顔なんだが、読んで本作が好きになればこのファブルに共感と好感が持てるようになるという信じられなさ(笑)。
この顔を主人公にしてしまえる作者の力量ってのはパないってことだ。
殺しをしない(今のところ)殺し屋の日常というか非日常を時にユーモラスに、時にシリアスに描いている。
傑作だと思う。
更にこの続巻が楽しみである。


『太陽伝(1)(2)』
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オイラが小学生の頃、近所にあった古本屋で本作を見つけて第1巻だけ買った。
読んでみたら面白かったので次巻も読みたくなって古本屋に行ったら第2巻は無くなっていた(笑)。
それ以来約40年(笑)。
本作が電書化されてやっと続きを読めることになったと(笑)。
当然ならら40年前に読んだ時には"石ノ森章太郎"ではなく"石森章太郎"だったわけだが。
幕末の物語で、坂本龍馬を是とする筋立て。
40年の年月はバカだった子供のオイラにも多少の知識を植え付けた。
今の感覚で言ったらさほど面白いと感じなくなっていた。
オイラが読んだ当時は少なくとも「おもしれえ。石森章太郎、すげえ」と思ったことは間違いないのだが、年月というものは残酷なものである。


『復讐の未亡人 : 2』
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まさか続巻がでるとは思わなんだ(笑)。
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だいたい本作の前作には第1巻の"1"がフラれてなかったんだから(笑)。
描き継がれていたとは嬉しい限りである。
エロスの描写の巧みさ。
さすがである。
しかし、作者である黒澤R、その他にもいろいろ続きモノを描いている筈だが、どういうローテーションで描き分けているのだろうか(笑)。
続巻、というか黒澤Rの作品が楽しみである(笑)。


『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2 』
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第二次大戦で多くの人間が死んだ。
その多くは言うまでもなく下っ端の兵隊達だ。
その下っ端の兵隊達が体験した戦争。
功績係なんてものがあるなんて本作で初めて知ったよ。
つまり人の死さえも見栄え良く捏造するのが戦争だったという現実。
為政者達は戦争で死ぬことが情けなく格好悪いものであると言うことを国民に気がつかせてはならない。
死ぬにしても勇猛果敢に敵陣に攻め入って身体中に銃弾をあびて弁慶の立ち往生のごとく華々しい死を遂げたと、たとえ足を滑らせて打ち所が悪くて死んだと言うことが事実であったとしてもそれを隠蔽する必要がある。
しかも戦時下では情けない死に方をしたと報告されて特をする人間が一人もいないと言うこともまた事実。
家族でさえも。
戦争というものはまだまだ物語として語ることができる要素があると思う。
戦争ってのが本当に一般の庶民にとっては百害あって一利もないことであるということを認識すべきだ。
戦場で足を滑らせて死ぬのはオイラ達のような人間だからな。


『高倉んちのもうひと皿』
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その昔、週刊ヤングマガジン誌で『ハゲしいな!桜井くん』を描いていたのを読んでいた。
その作者の作品を久々に読んでみた。
端正な上手い描線は変わらず。
所謂料理モノの漫画なのだが、オイラは料理しない男で(笑)料理をすることにも興味がない(笑)。
なので作中で描かれる料理のレシピが邪魔であった。
どちらかというと、作者がどんな失敗をしたかという漫画を読みたかったのだが(笑)。


『壬生義士伝 7』
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原作小説は読んでないんだが、映画でもたしかあったセリフである。
この物語のハイライトのひとつ。
"義"というあからさまに人間的な行為を貫こうとした結果、人間でないものになってしまう。
こういう"勁さ"というものがあるんだということをの物語から知ることがこできたことが収穫なのである。


『遠藤浩輝短編集(1)(2)』
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この作者には『EDEN 〜It's an Endless World!〜』『オールラウンダー廻』という長編作品があるのは知っていたが未読。
この短編集は会社の同僚に勧められたものだが、面白かった。
特に第二巻目かな。
『プラットホーム』って作品が画的にも内容的にも好みであった。
第1巻目は作者の"若さ"がストレートすぎて(笑)、ちょっと恥ずかしい。
緻密な作画ではあるが、所々背景がいい加減に(主にパース)描かれているのが目につくかな。
大友克洋のような緻密であるが軽やかな画というよりも、士郎正宗のような太めの線で重く蓄積するようなタッチだと思う。


『ダ・ヴィンチ 2017年4月号』
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dマガジンで閲覧。
実写映画公開前の為か『無限の住人』が大きく扱われている。
監督と主演俳優のインタビューをすっとばして、原作者である
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沙村広明の一万字インタビューを読む。
質・量ともに読み応えあり。
若干沙村の方がオイラより歳下にあたるのだが、見てきたことや関心事が重なる。
大友克洋とか安彦良和とか。
オイラの世代だとどうしても大友克洋の画抜きでは語れない部分がある。
沙村もご多聞にもれず大友の影響を受けていたと言うが、少なくとも『無限の住人』の初期の頃にはすで大友の影響から脱して独自のタッチになっていたと思う。
とてつもない画の上手さを持ち、あとがきなどの文章を読めば文才もあるわけで。
とにかくすげえ人だと思う。
『無限の住人』の登場人物でおそらく最強の剣士であるところの
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乙橘槇絵について
「私にかまわないで」と言いながら、ほっとけないオーラを出している女性っていますよね。
という風に沙村が評していた。
非常に厄介な女だということなんだろうけど、実はオイラはそんな風に思ってなかったので割と新鮮な評に思えた。
オイラはおそらくこの手の女には近づかない(笑)。
遠巻きに眺めて「カッコい〜」などと言っているぐらいかな。
さもなくば完全に四六時中ベッタリとくっつきたくなるような女性だと思うが(笑)。
ほっとけない、という距離が一瞬たりともないぐらいに、ほっとかない、うざがられるような距離にオイラだったらい続けるかもしれんが(笑)。


『22年目の告白』

劇場で予告編を観て楽しみな映画。
まさか藤原竜也がまんま悪役ってこたないよな(笑)。
絶対にツイストがあるはずだと思うんだが、それが予告編ではわからない。
ツイストに至るまでの盛り上げ方に心持って行かれているかんじである。
どうか面白い映画でありますように。


『3月のライオン 前編』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
面白かった。
というか観てよかった。
『3月のライオン』は言うまでもなくコミックの原作があり、さらにアニメ化もされ、そして実写映画として作られた。
コミックの原作はおいておいて、アニメ版も実写版もそれぞれの表現方法の特性を生かした作劇をしていた。
今回の実写版で言えば原作コミックやアニメ版にあるような
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猫達のこのようなシーンは一切ない。
しかし原作にあるユーモアは実写映画として成立する範囲でうまく機能させている。
登場人物を整理しセリフによる巧妙な説明によって桐山がプロ棋士であることは次女と三女には早い時期から知っていることになっている。
漫画のキャラクターであった彼らが観る側と同じ実在感のある人間としてのリアリティをだしていた。
だから桐山の将棋しか自分にはないという絶望も、実の父親にあからさまに見放された子供達の悲劇も真に迫ってくる。
将棋が世界であり、世界が将棋しかないと思い込んでいる悲劇に対して
「そんなことはないよ」
と風穴をあけて、主人公の心をほぐしていくという展開が原作では行われているわけだ。
とりあえずいい映画である。
総論は後編を観てからにしたい。


『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
神山健治の新作でオリジナルということで食指が動いて観に行った。
ものすげえ期待はずれ。
なんでこんな安直なもの作ってしまったのか?
悪い奴は明らかに悪そうで、コッチが
「こいつワルそうだけど、終盤にかけて良い方に転じるんだろうな」
と、余計な予想をしていたらあっさり裏切られ(笑)。
ツイストも無くまったくのワルでした(笑)。
最後には主人公の女の子の父親と祖父が和解してメデタシ。
劇中では父親が祖父と仲違いしていることは分かるんだが、それを具体的に実際に描かなければ最後の和解が盛り上がらない。
さらにそれ以上に才媛だった母親が父親を好きになった理由も描くべきだった。
エンディングでそのあたりは付け足しのように描かれているけど、それは本編中で描くべきだ。
祖父の反対を押し切ってまで父親と結婚した母親の思いが描かれてこそ、その結果として娘である主人公が生まれたということが本作のテーマとリンクしたはずだと思うんだが。
ところで
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監督の神山健治がどう思っているかは知らんが、上の画像のような塔が出てきてその縁を歩く主人公が出てきたら
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宮崎駿のいくつかの映画を思い出すわけよ。
これ、パクってるとかそういう話ではなしに、おそらく多くの人間が連想するであろう映像を使うんであればそれと同等かそれ以上のものを出さないと設定を軽くしあげてパクってるようにしかみえないもんだと思う。
本作ではそれが明らかにできていない。
「なんか『カリ城』っぽいな」
「なんか『千と千尋の神隠し』ぽいな」
というところから抜け切れていない。
とにかくこれまでの神山健治の作品を楽しんでいた者としては非常に残念な作品であったと言わざるを得ない。
2020年に向けての東京オリンピックに向けての能天気な技術革新、自動車を直接人間が動かさなくできる技術についても、なんだかなあだし。
あらゆることが楽観的すぎてオイラは好きになれなかったかな。
唯一の救いはエンディングの歌。

本作の主人公である森川ココネの声を演じた高畑充希が歌う『デイ・ドリーム・ビリーバー』。
これが歌声も相まって実に良かったんよ。
これって忌野清志郎が作ったんだと思ったら、原曲は1967年にアメリカのモンキーズがリリースしたもんなんだってね。
日本語訳というか曲に歌詞をのっけたのが忌野清志郎だと。
忌野清志郎は好きではないんだがこの歌は素直にいい歌だなと思う。
この映画にこの歌は釣り合わんな。
歌に負けてるね。
とりあえず神山健治の次作には期待しておく
ちなみに高畑充希が歌う『デイ・ドリーム・ビリーバー』はiTunesで買いますた(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

# by 16mm | 2017-03-20 20:25 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

胸焼けがする食べ過ぎかもしれな(笑)

ここ二週間ほど映像作品に触れず。
つまり映画館で映画を観たり、映画のBlu-rayをPCで観ていないということである。
唯一観てるのがYouTubeのなにかだったりする。
観たいBlu-rayはあるものの億劫だ。
やはり映画館に行って強制的に時間を観るためだけに占有しなければダメだな。
ただここ二週は観たい映画がないということ。
以前のオイラなら「すごく観たい」は必ず観たが、「ほどほどに観ておいてもいいかな」という前評判の作品でも劇場に足を運んだものだが......。
軟弱になったものである(笑)。


先週土曜日、心療内科。
次回から担当医が替わるとのこと。
まあ当初は色々あった担当医だがこのところ息が合ってきて信頼関係も築けていたのだが、残念である。
医者も病院に努める会社員だからねえ。
異動には逆らえないとのこと。


先週土曜日、歯の治療。
いつもの美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に仮歯を取ってもらう。
ガムやキャラメルを食べると仮歯が取れる可能性があると言い渡されていたのだが、女史に取ってもらうにあたり結構がっちりとつけられていることが判明。
女史、自分が付けた仮歯を取るのに苦労していた(笑)。
治療後、先生と雑談。
多分オイラが購入するであろうレンズの相談。
とりあえず買うとしても次の撮影時期だから二、三か月先だな。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴、赤外線サウナ。


先週金曜日、今年度から年二回になったらしい会社の健康診断。
おそらく血液検査で色々諸々指摘されるであろうが、尿検査では異常なし。
"糖""蛋白""血"の項目がいずれもマイナス評価。
糖尿病が指摘されたときは尿検査ですでにアウトだったからな(笑)。
ま、現段階ではとりあえず良かった。


本日はちょっと色々あって、こんなところで。

# by 16mm | 2017-03-12 18:08 | 閑話 | Comments(2)

町山智浩の映画ムダ話43 デミアン・チャゼル監督『ラ・ラ・ランド』 『花は咲く』

だいたいにおいて無能かつ怠惰な社員のオイラであるが、そんなオイラでも先週はそこそこ疲れた週であった。
なにせこの拙ブログで感想を書く映画も本も読んでないんだから(笑)。


本日日曜日、スーパー銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴。
風も冷たくなく日光浴には丁度いいが、露天にいると花粉を敏感に感じる(笑)。
ヨーグルトとハチミツの所為か周りの人間が鼻炎で苦しんでいる中、オイラは結構抑え込まれているように感じる。


先週土曜日、今年初めての撮影。
手持ち撮影を部分的にやってみたらAFのレンズが欲しくなった(笑)。
それとスピードクラス10のmicroSDをメディアとしてα7Rに使ってみたが書き込み中でシャッターが切れないというこれまでのストレスがなくなった。
スピードクラス10ってすげえ。
あまり連写する方ではないのだが、ある程度リズムでシャッターを切っていくと書き込み過多で今までのメディアだとシャッターが切れなかったりメニュー変更ができなかったりしたのだ。
これはメディアを全部スピードクラス10にした方がいいかなあ。


『ぼくらが旅に出る理由』

『龍の歯医者』の主題歌をMistera Feoというグループの女の子が歌っているのだが、ずっとそのYouTubeを聴き続けている。
Mistera Feoバージョンの『ぼくらが旅に出る理由』が売られていないからである。
売られていたら即購入してるところである。
で、この歌って元は

小沢健二なんだな。
オイラは小沢健二の良さがまったくわからずに生きてきた(笑)。
この楽曲もMistera Feoバージョンと小沢健二のバージョンの印象が違いすぎる。
小沢のバージョンはポップで軽い印象。
Mistera Feoバージョンは小沢バージョンと歌い方もアレンジも違う。
ただ『龍の歯医者』という物語の世界観のパースペクィブをよく表現してるなと感じた。
詞に"東京タワー"なんて言葉が出てきても気にならないんだよな。
この楽曲を歌い手を換え、アレンジを変えることで『龍の歯医者』に使えると判断するセンスはオイラにはないなあ(笑)。
製作者達はすげえ。
どちらが好きかと言えば圧倒的にMistera Feoバージョン。
早よ売り出してくれ(笑)。


第40回 日本アカデミー賞
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最優秀アニメーション作品賞『この世界の片隅に』。
まあこんな日本のチャチな賞でも『この世界の片隅に』には取った方が得だろう。
それを受けて地元の映画館、今週からまた1日2回上映になったからね(笑)。
本当にバットを短く持ってコツコツ当ててるよな(笑)。
つーかこんなチャチな賞でも主演女優賞に能年玲奈 a.k.a"のん"がノミネートすらされてねえ。
ちなみに『太陽』も。
門脇麦もノミネートされてねえしなあ。


町山智浩の映画ムダ話43 デミアン・チャゼル監督『ラ・ラ・ランド』
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町山智浩が解説するデミアン・チャゼル監督『ラ・ラ・ランド』
所謂ハッピーエンドというものの欺瞞。
自分の日常を見ていても金を持っていて、好きなもの買って、恋人がいて、結婚して、子供がいて......etc...
欲しいものすべてを手にいれる人生なんて、皆無とは言わないが、多くの場合何かを手にしたことによって何かを失ったり。
失うことで得たものがあったり。
多くの人の人生というのはそういうものだ。
『ラ・ラ・ランド』はラストで主人公二人のあり得たかもしれない姿を描写するわけだけど、それは弾かれた曲によって想起された二人の共通したビジョンであり、二人の夢であり、妄想なのだ。
しかしその夢や妄想が現実と同じようなリアリティで描いて描写できる映画でなら、二人が観たものは現実と言っていいのではないか。
別れというものを肯定的に描くことは難しい。
自分たちが生きている現実の世界に全てを手に入れ「ヒャッハー」なハッピーエンドがないからこそ、映画の中ではあり得ないようなハッピーなエンディングを求めたい気持ちもわかる。
しかしね、恋仲であった二人が分かれるという現実にもあることを肯定的に描き、それを観て自分の人生を肯定できるということもあると思う。
少なくともオイラはそうだ。
これまでも、これからも。
町山智浩の解説や評論は色々盛ってるわけではないんだが、話し方とウンチクでつまらない映画が面白そうだと感じてしまうことが多々ある(笑)。
それでも評論家が「つまらない、観る価値なし」と決めつけるよりも、そのつまらない映画を多くの人間が観たいと思わせるところにこそ、映画の未来がありそうだと思う。


『花は咲く』
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NHK・Eテレでの録画視聴。
東日本大震災復興プロジェクトで、岩井俊二の作詞で菅野よう子が曲を作り、そのアニメーションを片渕須直が監督。
キャラクターデザインは『この世界の片隅に』のこうの史代だ。
柔らかい描線と時折、りんさん的な、とか、すずさん的な、とかのキャラクターが散見する。
このアニメーションが制作されたのは2013年だという。
その頃から片渕監督はこうの史代と組むことを考えていたのかもしれん。


今週はこんなところで。


今週末は心療内科と歯の治療である。

# by 16mm | 2017-03-05 21:03 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『ラ・ラ・ランド』『龍の歯医者 (後編) 殺戮虫編』

先週土曜日、歯の治療。
メンテナンスではなく治療。
右上の歯の一つの根元が修復不可能なほど割れたのでもう一本の歯とくっつけて作るとのこと。
で、今回は次回に本チャンの作った歯を入れる為に仮歯を作ってもらった。
仮歯を作ってくれたのはいつもの美形で剽軽なドS歯科衛生士女史である。
治療後、先生と雑談。
お借りしていた機材を返却。
先生どうやら
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ライカM10を買う算段をつけているらしい。
実はこのM10に関してはオイラも心穏やかにいられない(笑)。
M9はデジカメとはいえピント合わせはフィルム時代からの踏襲である二重像合致式のもので、正直この方法だとオイラが望む精密なピント合わせは不可能なのだ。
ましてやNOCTILUX-M F0.95/50mm ASPHを絞り開放で使おうものならピント合わせは半分神頼みみたいなものだと思う。
だからオイラはミラーレス機のカメラを選択しダ内で被写体を拡大してピントを合わせるやり方にしているのだ。
三脚併用のこの方法だとNOCTILUX-M F0.95/50mm ASPHを絞り開放でもピントを合わせることができている。
なのでM9までの二重像合致のライカのピント合わせでは自分の撮り方に合わないので興味がなかったのだ。
が、しかし(笑)。
件のM10は
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ビゾフレックスっていう外付けの電子ビューファインダが装着可能だと。
これならオイラの撮影方法が反映できる。
近頃オイラは35mmフルサイズの解像度が2400万画素という部分に納得するようになったということもある。
ちゃんと検証していないのでわからんが、35mmフルサイズで2400万画素というのは35mmフィルムが持っていた解像度と同等かちょっと上ぐらいの位置なのではないかと感じるようになった。
それはニコンやキヤノンのフラッグシップ機の解像度が2400万画素近辺だから。
35mmフルサイズで4000万画素や5000万画素があるにもかかわらず、フラッグシップで解像度をそこまで上げないというのはそれなりの理由があるのではないか?
解像度をあげることで高感度や高階調の撮影画像の獲得が難しいというのはなんとなくわかる。
そもそも35mmフルサイズで35mmフィルム以上の解像度が必要なのか?
高解像度が欲しければ<まだまだ高額だけど>中判カメラ以上のフォーマットにまかせて、35mmフルサイズは高解像度よりも高感度であるとかハイダイナミックレンジによって実現できる表現の達成に力を入れるということなのか?
今後技術的な進み方次第では、35mmフルサイズで5000万画素域で2400万画素レベルの高感度とハイダイナミックレンジを実現できるのかもしれんが.....。
つーことで35mmフルサイズが2400万画素でも納得できるとなると、風格のある長く持っていられるカメラのボディは魅力的になる(笑)。
欲しいなあライカM10(笑)。
ビゾフレックス込みだと100万超えるんだが、150万のレンズの借金持ちのオイラは自重せねばなるまい(笑)。
あ、ビゾフレックスってストロボをつける接点につけるということは、ビゾフレックスを付けちゃうとストロボがつけられないということか(笑)。
ああ良かった(笑)。
買わない理由ができた(笑)。


本日日曜日、スーパー銭湯に寝湯、ストレッチ、日向ぼっこ。
なんだか朝から肩こり。
入念にストレッチしつつ、露天でうたた寝。


まったく意識していなかったが先週って"プレミアムフライデー"だったんだって?
午後3時(15時)に仕事を終えることを奨励する働き方改革、だとか(笑)。
オイラの職場周りはまったく変わらず通常通り。
午後3時(15時)に仕事を終えて帰宅した者など皆無。
それどころか時間が足りなくて焦りまくりだよ(笑)。
でさ、レストランとかデパートとか映画館とか本屋とか......、そういうところで働いている人は"プレミアム"な対象にならないのかね?
会社員が一斉に午後3時で仕事を終えちゃったら、所謂盛り場なんかも店やってないということでしょ?
家に帰るしかないってこと?
つーか交通機関で働いている人たちは除外なの?
オイラが働いている会社は基本給が安いんで残業しないと遊びの金も出せないわけだが。
本当に働く人間を休ませたいなら"プレミアムフライデー"ごとに一人一万円づつぐらい渡せよ(笑)。
カネがなければモノだって買わないんだからさ。
まったくさ、"プレミアムフライデー"なんてどこのお花畑脳のバカが言い出したんだか(笑)。
考え出した奴は自分はバカですって言っているようなもんだってわかんないのかねえ(笑)。


『日本アニメ(ーター)見本市資料集Vol.2 「旅のロボからの歩き方?」』
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Amazonで書籍購入。
ストーリー順に原動画(修正画も含む)を並べて掲載。
特A級のアニメーター達の鉛筆画の綺麗なこと。
短編だし、見開きで4枚の画だったらもっと見応えがあったろうと思うが、それでも3780円するわけなのでこれ以上は高望みなんだろうな。


『たそがれたかこ(9)』
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AmazonでKindle版購入。
本作も次巻の第10巻で完結とのこと。
地味にではあるが、ここにきて主人公のたかこさんが大きく走り始めた。
具体的にはエレキギターを始めたということ。
その娘も自分が居られそうな場所を見つけられそうになっている。
生真面目で不器用であることで世間と折り合えない人間がなんとか踏み出そうとするささやかな一歩。
作者の入江貴和は、弱者に肩入れすることなく、弱者にも必ずある強さというものを信じているに違いないと思う。


『Griffes d'Ange』
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AmazonでKindle版購入。
日本版として書籍で『天使の爪』というタイトルで出ていたが、今じゃプレミアがついちゃって高くて買えない(笑)。
ただ洋書のKindle版なら746円で買える。
メビウスの画に言葉は不要(笑)。
アレハンドロ・ホドロフスキー とメビウスによるポルノだ。
端正な描線とハッチングの快楽。
ちなみに今度
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『メビウス博士とジル氏 二人の漫画家が語る創作の秘密』なる本が日本語版として出るらしい。
ソッコーで予約しました(笑)。


『漫画アクション 2017年2/21号』
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AmazonでKindle版購入。
『この世界の片隅に』における片渕須直監督と町山智浩の対談第4回目にして最終回。
原作にあるりん さんのエピソードを削ったのはやはり尺の問題だと片渕監督は言っていた。
大事なところだからこそスッパリ削ることでその部分を観たいという機運にさせるということらしい。
それは映画としてそのエピソードを追加するチャンスがあるかもしれない、ということと、映画で描かないことで原作を読んでみようと思う人がいるだろうという考えだろうな。
町山が主張していた「子種問題」が監督によってあっさり否定されておった(笑)。
それはともかく非常に読み応えがあった対談であった。


『浦沢直樹の漫勉』
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『浦沢直樹の漫勉』の第4シーズンが、3月2日からNHK Eテレで放送される。
このシリーズは録画しっぱなしで、ちゃんと観たことがないのだが非常に資料的な価値があると思ってせっせと録画してはBlu-rayに焼いている。
今回のオイラの注目は ながやす巧だ。
この人68歳かよ!
とにかくすげえ。


『宮崎駿が長編復帰へ、鈴木敏夫が米アカデミー賞関連イベントで明かす』
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"面白かったけれど、ここで僕が面白いと言えば、僕の老後がなくなってしまうんですよ"
とかなんとか鈴木敏夫が言ったらしいけど、「老後がなくなっちゃう」?、そんなことツユほども思ってねーくせに相変わらず生臭いヤツだ。
だいたい鈴木敏夫がプロデュースしたものって宮崎駿が監督したものしか当たってないんだから。
押井守とも組んだけど興行的な成功はのぞめなかった。
言ってみれば宮崎駿が監督であれば別にプロデューサーが鈴木でなくても当たったってことじゃないのかね。
その宮崎が引退したら鈴木敏夫の発言権なんて無いにひとしいでしょう。
まーだ生臭く覇権を取ろうと考えてるのかね。
鈴木の役目は宮崎が復帰したいといったら命がけで止めることだろう。
通俗文化の娯楽作の担い手なんて宮崎がいなくても十分に間に合っている。
そもそもさ、スタジオジブリを解散してどうやって全盛期のクオリティを出せるかね。
宮崎駿が監督をやると言えばスタッフが全員来てくれると本当に思っているのか?
とんでもない思い上がりだ。
ジブリを出て行ったスタッフ達はそれぞれに仕事をしてる。
アニメーションから足を洗った人だっている。
そういう人を一時の気持ちで放り出しておいてまた作ってやるよという態度がいけすかねえ。
もう宮崎駿なんざお呼びでねえんだよ!!!!。


『ラ・ラ・ランド』
ネタバレあります。
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
iMax。
昨年町山智浩が本作を絶賛していてずっと楽しみにしていた。
町山、パンフに解説まで書いている。
更に監督が大好きな『セッション』のデイミアン・チャゼルなので期待はいやが上にも高まる。
ただ懸念事項としてオイラはミュージカル的な映画を観るとだいたい気絶するという仕様だということだ(笑)。
こういう人間は少ないと思うが、盟友のchataさんも同じような仕様だとのことで(笑)もしかしたらまったく特異な仕様ではないのかもしれないと思っている。
で、本作については気絶もせずに最後まで楽しめた。
面白くて良い映画だと思うんだが、どーもオイラは今年のベスト、というぐらいまでの高まりにはならなかった。
アカデミー賞13部門14ノミネートと言われてもねえ。
期待しすぎた感がオイラにはあったのだろうか。
劇中で流れるミュージカルのナンバーに対するリテラシーがないから映画と曲の関係を理解できなかったという事もあるのだろう。
本格的なジャズの店を持ちたい。
女優になりたい。
そんな何者でもなかった若い男女が出会って恋に落ちて、そして別れてというラブストーリーだ。
実のところクライマックスまでの部分はよくできた演出であるが(カメラワークのすごさとかね)割とありきたりの悲恋のラブストーリーだと思ってたわけ。
カメラワークと言えば二人が夜のグリフィス天文台に行って、その中にあるフーコーの振り子を俯瞰視点で観つつ、その周りを二人が踊るなんて気持ちのいい映像もあった。
それでも男女のラブロマンスの域を抜けきれない印象しかなかった。
が、クライマックスで5年の歳月が流れる。
夢だったジャズの店を持った男。
夢だった女優になった女。
しかし二人は結ばれることなくそれぞれの道を歩み、女は別の男と結婚して子供までいる。
そんな時たまたま女が夫と入った店が、以前愛した男のジャズの店だった。
二人ともお互いに気がつく。
男がピアノで

"Epilogue"って曲を静かに弾き始めるわけ。
で、曲の盛り上がりの部分から映像で「ありえたかもしれない二人」のイメージがものすごいスピードで描き出されていく。
幸せな出会いをし、お互いに励まし合い、女の一人芝居の舞台は大盛況、そして二人は家を持ち、子供が生まれ、家庭を持った。
ここのところの描写が本当に暴力的なほど気持ちがもっていかれた。
クライマックスのありきたりさはこのクライマックスの盛り上がりのための助走だったようにさえ見えた。
このクライマックスの映像は二人のありえたかもしれない幸せな形の一つだった。
そのヴィジョンは男が奏でた"Epilogue"がトリガーとなった二人だけの共通のイメージだ。
そしてそのヴィジョンは現実感を伴い、これこそが現実のようにすら錯覚させる。
その場にいた他の客達には共有しえない、二人だけの「ラ・ラ・ランド」(夢心地)だった。
しかし、このヴィジョンによると二人は結ばれるはしたが、二人のなりたかったものにはなれずにいたのだ。
曲が終わり現実に引き戻される。
女はやはり女優で夫がいて、その夫と店を出ていく。
.....
なんか感想書いたらすげえ良い映画のようが気がしてきた(笑)。
うん、オススメの映画だと思う。


『龍の歯医者 (後編) 殺戮虫編』
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NHK BSプレミアム 2017年2月25日(土)20:00~20:45。
録画視聴。
感想は後日に譲る。
すっげえ面白かった。
このラストの龍の映像の美しいこと。
観てよかった。

# by 16mm | 2017-02-26 21:32 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)