『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』『ぐるりのこと。』

土曜日、会社で自主トレ。ちょっと前にやった事がもう忘れて出来なくなっている。
ボケだ。ボケが始まっておる(笑)


本日日曜日。ジムが建物改装につき休みとなっていた。どっちみち疲れがとれなかったのでよかったかもしれない。
なんとなく身体が重い。


iTunesで"やつらの足音のバラード"を買う。
その昔のアニメーション『はじめ人間ギャートルズ』のエンディングテーマだ。
このテーマの良さは正直子供の頃には分からなかった。が、そのフレーズをなんとなく反芻して覚えていると、それが歳取った時にやっと脳みそに到達した感じ。
いい歌だ。


『ヴィンランド・サガ 7』
王子とアシュラッドとその周辺がますます魅力を増していいるなか、まったく光らない主人公(の筈w)のトルフィン(笑)。
コイツに逆転のチャンスはあるのだろうか。
神というものが現実的なものではなく、概念であるならば、その神を作ったのも人間である。
王子の「許せぬ」という言葉が天に唾するものでない事を祈りたい気分である。


『無限の住人 24』
ますます精彩を放つサディスティックなまでの責め画。この作者ならどんなものを<たとえタブーに抵触するようなものでも>描いても許されるような気がする。
狂気と最凶の画力を持つものだけが到達出来る高みにいると思う。
卍の凛に対する思いの高まりが背後に漂う死のイメージとともに浮かび上がってきた。
そう。歯が折れるほど必死の卍がそれだ。
凛に対する愛情だ。


『弁護士のくず 8』
相変らず人間の心の闇を真摯に描いている。
しかもそれを肯定的に。
裁判員制度も結構だが、人間の心の闇というものを否定からではなく肯定する方から理解できる人が裁くべきであると思う。


『PLUTO 7』
次巻で完結らしい。
できればダークに終わらせてもらいたいなと思う。


『岳 9』
相変らず。読む度に死を意識しようと思う気になる。


ユリイカ誌
諸星大二郎の特集。
この絶対真似出来ない、だれもアシストできない画(笑)
作品は全てではないにしても、たしか高校生ぐらいから読んでいたと思う。
その後、宮崎駿が一目置く存在として更に気にする存在になっていた。
根源を見つめるその作品はたまにオイラには高級すぎるが、尊敬すべき作家であるのは間違いない。


月刊モデルグラフィック誌
なんとなく、「そろそろかな」などとなんとなく手に取ったら「ビンゴ」(笑)
宮崎駿の雑想シリーズが掲載されていた。
今回は零戦を作ったヒトの話のようだ。
宮崎は映画から足をあらってこの手の作品を沢山描いてもらいたい。
映画が観たければ『カリオストロ』も『ラピュタ』もあるから(笑)


『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
会社の同僚にデータで貰う。
これの初見は学生時代のレンタル・ビデオ。
非常に印象が悪かった。
まず安直に(その当時そう見えた)"粛正"などという言葉を口にするのに抵抗があった。
また物語の最後はその当時のトミノの作品同様、主人公とその敵役が延々と心情を吐露しあいお互いに精神分析しあうような......。
その当時嫌悪していたものが山盛りだった。
致命的なのは安彦ネ申が作画をしていない。ので人物の演出にまったく深みが無い最低な作画と演出であったと思った。
で、20年を経て再見してみたら結構面白かったのである(笑)
この作品、「分かり易く作った」という意見がある一方で、福井アニキのように「これわかんないよ普通の人には」言う人もいる。
オイラはこの映画、少なくとも『1st ガンダム』をなんとなく知っている人なら分かるのではないか?と思った。
冒頭から物語の状況の説明が非常に上手いと感じた。ダラダラと台詞で説明するわけではなく、最低限の台詞でうまく状況を伝える所はさすがにトミノは上手いと思う。
もしかしたら『ガンダム』をあまり知らない人であっても結構分かるかもしれん。
すべてを理解してなくても、物語の進行によって設定や世界観は次々と理解できてくるものだ。
今更だが、この『ガンダム』という物語、大人の汚さを描いたものとずっと思っていたのだが、実はそうではなく、純粋無垢な子供の醜悪さを描いたものではないか。
主人公の子供側に肩入れしていたからこそ、『Z』でシャアを"修正"したカミーユや、「いっぱい死んだんだよ」などといってブライトを殴ったジュドーなどとても気に入らなかったのだ。
で、これを目線を変えてみると逆に子供というものの醜悪さが浮き彫りになるではないか。
ハサウェイもしかり。
子供の思慮の足りなさは致命的な過ちを犯す。
果たしてこの説が正解かどうかは知らんが(笑)


『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
DVD購入。
やはり面白い。じっくり時間をかけてディティールを楽しもう。
ティーチャのスカイリィの悪魔のような咆哮がカッコいい。
ユーヒチに抱きしめられて泣き崩れるスイトの表情。べッドでスリスリするスイトなど最高の作画。微妙なキャラクターの動きの細かさは映画館というよりはプライベートな空間で何度も反芻するように観るのに適したものだと思う。
実は一部気になる所を見つけたので後日絵コンテと見比べてみようと思う。
コメンタリーにはやはり押井がいた方がいいかな。


『ぐるりのこと。』
DVD購入。
日刊スポーツに木村多江が載っていたので購入。
『おくりびと』がオスカーを取った。
それは目出たいし、作品自体も素晴らしいものだった。
しかし、オイラの昨年のベスト1は『ぐるりのこと。』。
この神々しいまでの作品をオイラは終生忘れないだろう。
メイキングで映画のクランクアップの日、橋口監督が声を詰まらせていたのにくるものがあった。
自らの鬱病との戦いの果てにこのすばらしい映画を手に入れる事ができた。
出ている役者が全てすばらしい。
個人的にはスケッチの女の子が好みなのだが(笑)名前が分からん(笑)
主題歌の"Peruna"もすばらしい。
実に生命力に溢れた、清々しい作品。
しかし最後の『人、人、人』がイマイチ理解できてないので今後も理解できるまで観ようと思う。
by 16mm | 2009-03-01 21:53 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
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Commented by chata at 2009-03-02 00:16 x
ネットさーひんしてたら、ぜんぜん関係ないサイトで現行の『ヴィンランド』の超ネタバレなイメージが視界に入ってきてしまい、おさまらない怒りが・・・何貼っとんじゃ!

おほっ、『逆シャア』観ましたか。初見では「シャア、なんでとち狂っちゃったの」と思ったままエンディングへw 今ではファーストからの歴史を、あの2時間で片付けた技はすごいなと。あとやっぱガキのほうがアブナイですよねw ついでにアニキが『逆シャア』を含め、色々とユニコーンの中で決着をつけてくれそうです。今月もおもろかった。読むたびスッキリしますものw

>映画館というよりはプライベートな空間で何度も反芻するように

なるほど!オシイ作品が贅沢な気がする、と思った答えを教えてもらったような気がします。魅力がわかる人なら、高いDVDでも迷わず欲しくなるということがw
Commented by 16mm at 2009-03-02 06:04
■re:chataさん
chataさんはじめ、結構周りの人間に『逆シャア』が好きな人が多いなと感じ、もう一度観てみようという気になったわけです。
で、初見の悪印象はあるものの2時間であの物語を詰め込んで、最低限破綻させてないトミノはすごいなと思いました。
とにかく世界観の説明がすごく自然でよかった。
ハゲ、うめぇw


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