『東のエデン』『容疑者Xの献身』

覚え書き。
駐車場の不動産屋さんに1万円預ける。


先週の金曜日から眠くてたまらぬ。自宅にいる時は昼までも寝ていた。睡眠時間をもう少し取るようにしないと身体が持たないお年頃になっちゃったのかもしれん(笑)。


土曜日、ほぼ一日ぼーっとしつつ歯のメンテナンスに行った。
日曜日、ほぼ一日ぼーっとつつジムに。ストレッチとボクシング。93.65キログラム!!。
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
増量じゃん(笑)。


今気がついたが、iPodが行方不明である(笑)。


花粉のアレルギーで鼻周りがしんどい(笑)。


『映画は撮ったことがない』
神山健治の本。
オイラからすると才能あるちゃらんぽらんで口が達者な押井と(笑)、才能を粘りと努力で補強していく優等生の神山。
映画というものはなにか?という、映画をあまり見ない人にはどーでもいい事を(笑)突き詰めて能書きにしている(笑)。
オイラにとってもその能書きは理屈として分かりたい部分である。
ちょうど『容疑者Xの献身』を観終えた時であり、尚更物思いにふけるためのテキストとして最良であった。
読み応えのある一冊。通勤の鞄に入れてしばらく持ち歩く。


『PIECES 1』
『ウォッチメン』の本を探していたら、士郎正宗の件の本を見つけてしまった(笑)
官能性を通り越して、ハッキリ言ってエロ画である(笑)。
もっとハッキリいえば、この画でならヌける(笑)。
そういう画を卓越した画力で描ける。
片方で『攻殻機動隊』の作者、という部分で言い訳が出来てそういう画が許されているという事もあるだろうが。
とにかく、画が上手ければどんな事も許されるし許すべきだとオイラは思う。
沙村広明の画も同様にね。


『人生画力対決』
スペリオール誌で連載が始まった、オイラが春の目玉だと勝手に思っておる(笑)サイバラの漫画。
この企画系の漫画成立するのか?(笑)。サイバラにある程度のシンパシーがあって企画に合った漫画家なぞそうはおるまい(笑)。
それよりも名前は出てなかったが(でてても小学館の判断で消されたのかもしれんが(笑))柴門ふみとさくらももこを「絵、描いてるつもりらしいけど描けてないから。」的なお先生たち、と胸がすく事を言ってくれるサイバラ(笑)。
本当に無頼だな、彼女は。
ついでに久々にスペリオール誌に載ってた柴門の漫画を見た。読んだのではなく、見た、ね(笑)。画が以前より10%増ぐらいで上手くなっている(笑)。というよりも以前は本人が描いていたであろう雑な背景をプロのアシスタントが描くようになっただけだと思われる(笑)。
大嫌いだがなぜか読んでしまう弘兼 憲史の漫画。
大嫌いなので絶対読まない柴門ふみの漫画。
どちらにしても単行本は買わない(笑)。
あ、弘兼のはコンビニで売ってる安っすいバージョンのはたまに買う(笑)。


『白組 SAMPLE REEL』『2009 CREATOR'S WORLD』
どちらも会社にあったDVDを拝借してきた。
サンプルを観る限り白組は5年前の方が過激な事をやっていたような気がする。
そうは言っても日本では最高峰であるクリエイターの集団である事には変わりない。
『2009 CREATOR'S WORLD』は8組のクリエイターの作品が載っていた。
宍戸幸次郎氏と西あすか氏の作品がいいなと思った。
オイラの好みでしかないのだが、商業ベースを意識したエンターテイメントを目ざした作品の方が好きだ。


『東のエデン』
神山監督の作品のOPとEDはどれもカッチョいい。
特にEDはアイデアともにすばらしいものだ。
脚本が伊藤ちひろ。
作品はまだイントロダクションのレベル。
日本各地に10発のミサイルが落下するテロがあったとの設定。
どーもフェイクの匂いがするが(笑)。
羽海野チカのキャラクターデザインの特性をちゃんと生かして瞳がグルグルになっているところまでやってるのがすごい。
神山が羽海野のキャラクターを十分尊重しているのがわかる。
羽海野チカのブログに神山監督が出ていたのが微笑ましい(笑)。
ディティールのアイデアが素晴らしい。
今回は服に関してスーツの下、ズボンと(おぢさんなので、ズボンをパンツと言う事に抵抗がある(笑))ハイカットのブーツを合わせるなんてこともやっている。
TV版の製作はすでに終わっていると思われ、多分現在は劇場版の製作であろう。
どんな帰結となるか。楽しみである。
当然視聴続行。録画も結構いい品質で録っている。


『容疑者Xの献身』
mp3のデータでiPodで視聴。
TVドラマであった『ガリレオ』の劇場版。
観て思った率直な感想は「映画だなあ」という事であった。
TV版と劇場版。二つの『ガリレオ』があり、その二つは同じ登場人物が出ていながらまったく別の作品にみえた。
それが自分にとって好ましい部分とそうでない部分が表出し、よく言われる映画とTVの違いを考える切っ掛けになった。
自分が思う映画とTVドラマの違いというのを一言でいえば、獲得するべきリアリティーの差、というものだと思われる。
TVにも映画にも小説にも漫画にもアニメーションにも、それぞれ固有のリアリティーというものがあり、そのメディアにあったリアリティを獲得する事で観客の「しょせん作りもんだろ」という事を意識させずに集中させる事ができるのだと考える。
そういう意味で『容疑者Xの献身』は映画になっていたと思う。所謂大きな画面のTVドラマではなく、劇映画としてのリアリティーを獲得していた。
獲得したリアリティとはなにか?
それは『ガリレオ』にあった面白さのポイントを惜しげも無くそぎ落としている点である。
wikipediaにも載っている事だが、
●コメディーリリーフの万年助手の栗林がドラマに絡まない。
●湯川が数式を書いて推理を整理するシーンがない。
これらはTV版ならではの設定として成立していて、それが作品の面白さにもなってるのだが、多分劇映画では興ざめする部分であろう事は間違いない。
そしてなによりもの違いは主役の変更である。
明らかにこの映画の主役は堤真一である。
端的に言ってしまえば福山雅治と柴咲コウでは映画としての説得力はもたせられないという判断であると考えられる。
別の見方をすれば福山雅治と柴咲コウの役割というのはTV版で分かっている筈なので、演出上はそれに注力することはなく、2人を出すという事だけを念頭に置き、堤真一に対する事のみを考えればよかった。
堤真一はすばらしかった。
他の映画やドラマに出ても顔つきを変えるようなことは一切せずとも、別のキャラクターになり切る演技力がある。
堤の演技力が映画全体の骨格を支えていると言っても過言ではない。
堤の演技があったればこそ、福山の存在も際立ってくる。
この点は演出とキャスティングの勝利だと思う。
映画の面白さは堤の存在あったればこそなのだ。
ただ、映画としてのリアリティーを優先するあまりそぎ落とした部分の大きさというのもある。
福山演じる湯川が情緒的すぎてしまっていたと思う。
TV版の湯川のように不可解な現象の解決のみに興味があるという前提で、事件解決はあくまでも警察仕事というスタンスを崩してはいなかった(実際は内海の為?に割と積極的に動いているところもあったが)。
私の好みとしてはそれが良かったと言う事もある。
しかし、『容疑者Xの献身』で初めて湯川は単なる物理現象ではない人間の非論理性というものに触れてしまった。しかも積極的に。
私としては、湯川の最後の行動はやるべきではない、誰の利益にも幸せにもならないことを感情的にやったとしか思えない。
それは天才的な数学者である石神がなぜ凡庸な女の為に自分を捨てられるのかという憤りがあったのかもしれない。
感情をめぐる重厚さによって後味は悪くとも劇映画として成立したんだと思う。
愛着のあるキャラクターを脇によけ、映画としての完成度を目ざしたところは非常にすばらしかったと思う。
蛇足。
細かい点であるが電話のシーンの画面分割は、オイラはキライである(笑)。
これをもって映画ではないとはいわない。ブライアン・デ・パルマも昔やってたからね(いまは知らんがw)。
あれはTV画面を意識しちゃうんですよね。
電話をかける2人を同じ画面に入れたい気持ちもわかるのだが、カットバックでいいんじゃないかと、そう思う。


さあ、今週は『おっぱいバレー』。
疲れてなければ行って、受付のねえちゃんに「おっぱい」と言わせたい(笑)。
by 16mm | 2009-04-12 21:01 | 映画・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(6)
Commented by chata at 2009-04-12 21:57 x
>増量じゃん(笑)。
ラーメンのせい?(・∀・

>『人生画力対決』
寝違え3人衆は盛大に吹きましたw

>『エデン』
最高画質で録画してます。消さないように気をつけんと・・・w

>『容疑者Xの献身』
松雪弁当の割り箸を、福山に渡さないセコさが好きですw
Commented by 16mm at 2009-04-12 22:11
■re:chataさん
なんかね、色々暴飲暴食したからその所為かも(笑)。
あ、それとも今日はパンツ脱いで計量してなかったかもしれん(笑)。
そーだ。その所為であろう(笑)。


>『人生画力対決』
寝違え3人衆。まさか国友やすゆきが入るとは思わなんだ(笑)。画、結構上手いと思ってたが(笑)。昔の漫画は面白かったけど、最近つまんないですね。

>『エデン』
ふと思った。セルDVD買っちゃうかも、と(笑)。

>松雪弁当の割り箸を
その手のディティールがすごく丁寧な映画でしたね。情報量が非常に多い良作だと思います。


Commented by chata at 2009-04-12 22:26 x
>パンツ脱いで計量
ボクサーだったんすね・・・w おっと、排泄も忘れてますなww

>セルDVD買っちゃうかも、と(笑)。
ノイタミナってDVD化してるみたいですね。前回のGenjiが全4巻。
『エデン』は劇場版もいれて全5巻かのー?w

>国友やすゆき
エロ漫といえば彼ですねw
Commented by 16mm at 2009-04-12 22:39
■re:chataさん
なんかね1キロ減るぐらいだと「なあんだ」ってな感じなんですが、1キロ増えると「なに〜」とショックが大きいです(笑)。

>国友やすゆき
最近本当に内容の薄いエロ漫になっちゃいましたなあ。
昔は代理店モノで結構面白いの描いていたのに(笑)。
Commented by JunBo at 2009-04-12 23:00 x
★春の新生活応援☆増量キャンペーン実施中★
  ☆*・゜゚・*:.。..。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆

な感じやもー? (*'w'*)
睡眠が足りてなくて
体のリズムが崩れているせいもあるかと思われまし。

「描いているつもりで 描けてない」
純ぼも ドキーっとするコトバ・・(´ε`A;;;
好きこそものの・・・を目指して 精進精進((気持ち;
Commented by 16mm at 2009-04-12 23:09
■re:JunBoどん。
もう増量したくなものが増量しております(笑)。
でも背脂ラーメンはやめられねー(笑)。

>「描いているつもりで 描けてない」
問題はですねえ、漫画を描くのを好きでもないのに描いている有名漫画家という存在がね(笑)。なので何十年のキャリアがありながらヘタクソのまんま(笑)。
オイラからするとあんな画であんな内容で人気があるというのが信じられん(笑)。
他人様の好みを貶してもしょうがないしねえ(笑)。


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