『岳 10』 石塚真一サイン会

「16mmサン、自民党にお願いね」
「おお、まかしとけ。立憲政友会で原敬の流れからずっと自民党だ」
「16mmサン、共産党にお願いね」
「おお、まかしとけ。高校の時はザ・スターリンのファンだった」
「16mmサン、公明党にお願いね」
「おお、まかしとけ。オレは朝昼晩所構わず題目を唱えてるからな」
......
と、先週の選挙期間中、電話がかかってくる度にまあこんな感じで調子を合わせておったw
オイラって、大人ぢゃなくって(笑)。
しかしね、政党支持というものはある意味思想信条のようなものだろう。
それを軽い感じで他人に支持を訴えるというのは、現状政治が宗教よりも力が無い所為だろうか?
それとも訴えられるオイラがボンクラに見えて、あいつはバカっぽいからアタシが言えば支持するかも、とか思われてるのであろうか(笑)。


本日日曜日ジムに。
ストレッチと筋トレとボクシング。
91.25キログラム。


先週の日曜に予約を入れたにも関わらず土曜日の撮影がパアに。
スタジオからモデルに連絡とれなかったのが原因だ。
スタジオからそのモデルに幾通もメールが行っているにも拘らずそれらをスルーして自分のブログを更新しているのが解せねえ。
今後このモデルを撮影するつもりはないが、撮影できると思っていた昨日、本当にモンモンとして何も手につかなんだ。
人間腹立つと、何もしてなくても何かする気が起きなくなるもんだね(笑)。
クソ女がw。


待望、ジェームズ・キャメロンの新作『アバター:Avatar』予告篇
冒頭の衛星軌道上の映像が美しい。
予告映像としてはまずまずのもので、おそらくこれ以上にヴィジュアルを本編は持っているものと思われる。
12月が楽しみだ。


これまた年末の『カールじいさんの空飛ぶ家』。
現在TVでやってる予告が泣ける。
最初は、「あんな四角い顔のジジイのキャラ」とか思っていたのに(笑)。
さすがはピクサー。


Ralph Gibson Leda, 1974
『岳 10』 石塚真一サイン会_c0022635_19313797.jpg
何年か前に雑誌で見ていいなと思い、その雑誌を広くもない自宅の部屋でw紛失して、それ以降写真家の名前も作品の題名も分からず、なんとなく暇さえあれば「尻 hip 羽 ...」とかで検索していたのだが、このほどやっと見つかった(笑)。
日本語読みだとラルフ・ギブソン作"レダ"1974年。
オイラは気にいった画像をiPodにいれておくのだが、ほとんど全てが女の人のヌードw。男のヌードもメイプルソープのものならなんとなくあったりするがw
そんな中でも自分でお金を出して欲しいなと思うのは今の所二つしかない。
その内のひとつがこのRalph Gibson Leda, 1974なのだ。
なんとなく日本では売れっ子のタレントのヌード写真集しか売れないようで、写真家の作家性を前面に出した無名の女性のヌードはあまりもてはやされない。
それはもは日本ではヌード写真自体に価値はなく、誰が脱ぐのか、という基準でしか作品を判断していないということなのかもしれない。
あまり他人の事はいえないが、これだけヌードが氾濫していても写真を見る基準があまりにも貧相なのだなと思う。
それはともかく、そういった有名タレントのヌードというものにはオイラも当然興味はあるのだが、オリジナル・プリントとして欲しいなと思うのはそういうものではなかったりする。


『PLUS MADHOUSE 3 細田 守』
細田監督のインタビュー満載の本。
細田監督が伊丹十三を肯定的に捉えていて「ほほ〜」となる。
教養と才能にあふれた監督であるということが非常によくわかる一冊。


『示談交渉人M』
佐藤秀峰のサイトで一話を読んだら全部読みたくなって本を購入。
あちこちで探したがどこも在庫切れ。
池袋のジュンク堂で見つける。
頁が黒く、密度の高い作画と内容。
......
ふと思ったのだが、ネット配信でお金を払って自分のパソコンで閲覧が可能になっても、気にいった作品なら紙媒体の本として手元に置いておきたいと思うのがオイラだけでしょうか?
通常お金を出してネットで読めたのならそれで気が済むはずなのでしょうが...。
評論家の竹熊健太郎がブログで言っていたのですが、
<「人は、“かたちのあるもの(本やグッズなど)”にはお金を払うが、“かたちのないもの(デジタルデータ)”には払いたくないもの」だと思うからです。>
という言葉につきるのかもしれません。


『 孤高の騎士/クリント・イーストウッド』
職場の近くの本屋でも見つけていたのだが、あまりにもボロボロなので綺麗な本を探していたらリブロ池袋で見つけた。
イーストウッドへのインタビューの本でおそろしく内容が濃い。
今更だがイーストウッドのすごさが分かったのは割と最近だ。
『許されざる者』だってマグレとは言わないが、あの作品を観てもイーストウッドの実力を推し量れていなかった自分の観る眼のなさよ。
じっくりと腰を据えて読む事にしよう。


日曜日、リブロ池袋で羽海野チカの『3月のライオン』原画展。
2巻の最後で零が絶叫するとことの原画があったりして、見る方としてはなかなか嬉しかったが、もうちょっと原画の点数を増やして欲しかったな。
モノクロ原稿もいいのだがカラー原稿がすごくきれい。
モノクロ原稿と違い失敗した後がないところをみると、ほぼ一発で描いているのだろう。
パソコンでなく筆で描いている。
それが非常に良かった。
更に奥まった所に藤子Fの原稿があって、これまた堪能できました。


『岳 10』 石塚真一サイン会
本日日曜日、ジムが終わって速攻で電車に乗って池袋へ。
chataさんが前回貰っていて羨ましかったからねw。
もう遅れはとらんよ(笑)。
サイン会開始の14時ちょうどリブロ池袋に到着。
失礼ながらウラサワでもトガシでもない漫画家のサイン会、そんなに人はおらんだろうと思ったら、もう開始時刻に長蛇の列(笑)。
うれしいやら悲しいやらw
たぶんオイラの前に70人ぐらいいたと思う。でオイラの後ろに30人ぐらい。
まさかこんなに人気があるとは...(笑)。
またこの作者の石塚さんが丁寧な人で、一人一人に非常に丁寧に接するもんだからw遅々として進まず(笑)。
14時に並んでサイン貰えたのは16時30分(笑)。
「あれ?前にお会いしましたっけ」と、石塚さん。
「いえ。ただ前のサイン会に友人(chataさんw)がいきましたが」と訳のわからない受け答えをするオイラ(笑)。
いや〜、本当に私淑する作家を前にすると訳が分からなくなるなオイラ(笑)。
普段回らない頭が逆回転するんだよ(笑)。
「おつかれさまです」とオイラ。
いちいち立って握手してくれる石塚さん。
なんか漫画家に見えない(笑)。
オイラ、オロオロしながら、
「死体と対話する...死体を...死を肯定的に描いた唯一の作品...それが感動的で素晴らしい作品...オレの死んだ後には坊主の念仏よか"よくがんばった"と言ってもらいたいぐらいです...埼玉県の奥の...大宮の向こうからきました...」
なんかとりとめもなくブツリブツリと切れるオイラの言葉に
「死を肯定的に描いている部分を汲み取って読んでもらえてうれしい」
などという言葉までかけてもらって、無茶苦茶舞い上がったw
『岳 10』 石塚真一サイン会_c0022635_20452437.jpg
なんかね、本当に漫画家っぽく見えなかった。
じゃあ何に見えたんだと言われると困るのだけど......。
並んでいる人達もやはり男が多い事は多いのだけど(女性も何人かいた)、所謂漫画マニア的な感じの人は見られなかった。
山登ってますという人もいたくらいで。
この作品、もっと多くの人に読んでもらう、読むべきだとずっと思っていた。
この作品、私は一種のファンタジーだと思っているのだけど、その中に死者を慈しみそして労う作法というものが魅力的に描かれているのだ。
そう、それが
『岳 10』 石塚真一サイン会_c0022635_2050034.jpg
この右端の言葉。
素晴らしい言葉だ。
この言葉、最初は書いてくれなかったんだけど、お願いして書いてもらった。
ご本人はこの台詞を自分が言う事に照れだとかおこがましいみたいなことを感じておられたようだが。
しかし、オイラはサイン会ではぜひともこの言葉を書いてもらいたいとずっと思っていたのだ。
この単行本サイン本用にと2冊買った。
このサイン本は苦しくなったら眺める事にしょう。
フハハハハ。
chataさん、あのお言葉をもらった分だけオイラの勝ちぢゃなくって(笑)。
石塚さん、ありがとう。
お疲れさまでした。


さあ、今週は『BALLAD 名もなき恋のうた』だ。
それから9月2日に『誰も守ってくれない』のDVD発売。これはスタンダードエディションで十分だなw。
by 16mm | 2009-08-30 21:05 | | Trackback(3) | Comments(6)
Tracked from 細マッチョ トレーニング at 2009-09-02 21:54
タイトル : 細マッチョ トレーニング
細マッチョ トレーニングについて。 細マッチョの筋トレはどうすればいいのでしょうか。 細マッチョになってモテボディを手に入れろ!!... more
Tracked from ilmare-イルマーレ.. at 2009-09-06 20:00
タイトル : カールじいさん CM動画「カールじいさんの空飛ぶ家」
確かに込み上げてくる思いがありますね。公開が楽しみです。... more
Tracked from 写真の鉛筆 THE PE.. at 2012-07-15 13:26
タイトル : RALPH GIBSON ラルフ・ギブソン 図書新聞19..
イメージの狩人たち 第354回 プルースト風の幻覚 文学的命題による光と影 脇坂一郎 スイスの『カメラ』誌が、詩、小説、エッセー、散文という四つの文学的命題で写真を特集し ...... more
Commented by chata at 2009-08-30 21:24 x
いや~オツカレさまです!

まずはあばたー。予告は映画館でみましたが、こいつは外せないですな。キモ面白そうでw
それにカールじいさん。予告みて泣いてるのは、どとはんだけじゃなくってよw

さてさてサイン会お疲れ様でした。本人を前にするとそーなっちゃいますよねw

>オイラの勝ちぢゃなくって(笑)。

ほほぅw では、芸人の魂、とくと見るがよい!(ちゃたろぐへつづくw
Commented by 16mm at 2009-08-30 21:35
■re:chataさん
ほほう、『アバター』の予告編、劇場でやってましたか。
大画面で観てみたいなぁ。
この映画の評価は3Dで観なきゃあかんと思うので、果たしてキャメロンはどんな策を講じているのか。楽しみです。

『カール』
いや〜、本当にすげえやピクサーは。また外さないのか(笑)。
可愛げの無い(笑)。
本当に10割打者だよね、あそこは。


>芸人魂
なんですってw
→ちゃたろぐへ行くw
Commented by JunBo at 2009-08-30 22:43 x
空飛ぶ風船の家~☆
24時間テレビ、イモトの走りが気になって 間々見てた時
何度か予告をみて。。。
目から汁でたー(ノω;`) よかねよかね。 公開楽しみv


w(゚o゚*)w
サイン本すごーい!
ほんとに 漫画家さんに見えないけど
描いてる時はきっと ものすごくムッサイことになってるのかも~

オシリ・羽。。。見た瞬間 衝撃w
確かに 「誰のヌードか」って多そう。で
そのひとに飽きると作品にも同列に目もくれなくなっちゃうっていう。
残念ね~
Commented by chata at 2009-08-30 23:08 x
あらためて・・・90キロある人に見えまへんがなー。
全然太ってないではないですか。みつかんないわけだよw

週末のバラッドへ向けて日々乗り切りませう!
Commented by 16mm at 2009-08-30 23:15
■re: JunBoどん
いや〜、あのCMは卑怯ですな(笑)。
でもさすがはピクサー。
むかうトコ敵なしとはことことw。

石塚真一さんは実際に色々山に登ってるようなので、そのことからして、漫画家のイメージがつき難いのかもしれません。
すごく良い人でした。

たぶん写真集として大枚はたく時には、どんなヌードか?というよりも誰のヌードか?という方に関心がいっちゃうんでしょうね。
それは日本人の多くに写真家の作家性というものを認めてないという事なのかなと思います。
Commented by 16mm at 2009-08-30 23:18
■re:chataさん
いや、後ろの方に小デブがいたはずです(笑)。
そうか、チャタさんが来ていると考えて真剣に気にしてたら見つけてたかもしれないなw
残念。

週末は『バラッド』でw。


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