『パーマネント野ばら』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『座頭市 THE LAST』

本日日曜日。ジムに。
ストレッチと筋トレとランニングマシン。
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ランニングマシンはクールダウンの5分を含めた65分でやっとこ8キロを越えたぐらい。
現在歩くのもかったるいぐらいに脚パンパン(笑)。
なんとか平均で8キロ越えが1時間で出来るようになりたいものである。
90.65キログラム。
体重もあまり減らんなあ。
筋肉がついてるからかもしれんが。


先週のスピリッツ誌で真木よう子のグラビア。
気のせいか物腰と表情が柔らかいような。
いやいや、こんな表情ではまるで良い人みたいじゃねーか(笑)。
見た目をもっとワルそうなところを出さないと喜ばねーぞ、おぢちゃんは(笑)。
やはりよう子様は攻撃的でドSな感じでオイラ達をぶんぶん踏んづけてくれる感じでいてくれないと(笑)(『SP』で消火器でぶん殴るシーンがありましたが、あれはおぢさん、やり過ぎだと思います(笑))。


で、おぢさんは先週で43歳である。
来年のゾロ目の時は落ち込むかもしれんが(笑)、今年はそうでもない(笑)。


デニス・ホッパー死去。
合掌。


ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが好きな監督に『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ。


『パーマネント野ばら』
月曜日の会社から帰宅時にMOVIXさいたま。
サイバラ・フリークとしては彼女原作の映画はなるべく観たいと思っているが、地元の映画館でやらなかったりすると観逃す事が多い。
『パーマネント野ばら』も会社からの帰宅時を使ってなんとか観る事ができた。
本作の映画としての<すわり>は非常に良いと思う。
なによりも菅野美穂の仕草がかわいい。
所謂、恋に恋する、という言葉が適切な映画であったと思う。
なので観てしまえば、おそらく一般受けは良いのではないだろうか。
ただ、その一般とは誰の事かと言えば、多くの男に対してのものだろうと思われる。
オイラが単純に菅野美穂がかわいい、などと呑気な感想をもらしたなかで、例えば女性は「こんな女の仕草に男は騙されるんだよね」などと思っているかもしれない。
男に対する一派受けを優先した為に原作の持っていた奥深い狂気にはたどり着いてはいなかった。
いや、少なくとも男の監督ではたどり着ける筈がない。
なぜなら通常男が見て見ぬ振りをしている女の生と性が原作には描かれているからだ。
原作では年齢は不詳であるが主人公の<なおこ>に、50歳近いと思われる恋人がでてくる。
若い女と歳を取った男のカップリングで、その当事者以外にその恋愛の内実を魅力的に想像できる男はそうはいないだろう。
思うに歳を取って性的に不能になり、女を満足させられないのではないかという男の恐れがそうさせるのではないかと思われる。
本映画は菅野美穂の演じる<なおこ>の恋人である<カシマ>をイケメンの江口洋介の演じさせている。
女より歳上であっても、男が若く見えれば恋愛映画としての体裁と美しさは保てる。
男が監督するならそうするしかないであろうというのは納得である。
原作では愛情の対象である者たちを失った喪失感についてのも物語だ。
そこに出てくる男は、歳の離れた恋人にも見えるし、父親にも祖父にも見える。
原作を最後まで読めば分かるが、<なおこ>の歳の離れた恋人は彼女が作り出した幻想であるという事が明かされる。
それは自分が愛した恋人であり父親であり祖父であろう人たちを忘れない為に、彼らを幻想の恋人に投影しているにすぎない。
人は2度死ぬとサイバラは言っている。
一度目は物理的というか肉体的な死。
二度目というのは、その死者が人々から忘れ去られた時に来る死。
そう、忘れられた瞬間にその者はもう生き返る事はないのだ。
このロジックはすごい。たしかにその通りだと思う。
映画の、既に死んでしまった恋人<カシマ>を想って<なおこ>が狂気に走るのは想像もつくし映画として綺麗にまとめられるだろう。
恋人を無くした喪失感という分かりやすいプロットでの映画と、恋人という関係にこだわらずに愛していた父親や祖父等のように「大事な人」を失った時に伴う狂気を描いた原作とでは、どちらが人間の深淵に踏み込んでいるかは明白である。
自分の大事な人に二度目の死を与えない為に必死で忘れてしまう事を忌避<なおこ>の狂気は、それは本当に狂ってしまっている人の行動なのか?ということをサイバラは問いかけているのだ。
原作を読んでいない人が見たら、なんとなく『シックス・センス』に似た、悲恋の映画なんだな思われて、評価もそんなに悪いものではないかもしれない。
とにかく綺麗にまとめた映画である事には変わりない。
サイバラのように若い女を下品に描きつつも魅力的にみせる力と、歳老いた女の恋を説得力をもって作品にできる男はいないだろう。
つまりは男は現実の女をまるで否定してるということだな。
オイラもそうだろう。
自分の狭い想像力の範囲での女しか許容できず、なおかつその勝手な想像を女に押し付ける。
女にとっては迷惑な話である。
だから少なくとも小池栄子の役はもっと下品であるべきだった。
<なおこ>以外の女の下品さを強調しておかないと、最終的手に狂気にいたのは<なおこ>だったというオチが弱くなる。
思えば『ぼくんち』の映画の時でも観月ありさが「まんこ」って言った時も下品には思えなかったんだよね。
カッコいいとは思っても、女の下品さを出すというのは真面目な男からすると抵触してはいけない不可侵領域なんだろうな。
女の下品さってのは攻撃性と同義であることが多いから、多分男を性的に不能にするのかもしれん。
とことん男は弱いな(笑)。
映画としての良さが十分にあるので、やはり原作とは別物であると考えるべきである。
原作と違うから駄作、とは言い切れないものを本映画は持っているから。
オイラはこの映画を観て原作の奥深さを更に意識できた。


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』
DVD購入。
つくづくブルーレイが欲しい(笑)。
Ver.2.22などと持って回ったサブタイトルの付け方や、劇中の挿入歌『今日の日はさようなら』や『翼をください』の使い方が小賢しいな、などと思ってしまうが、それを差し引いても傑作と言わざるを得ない作品である。
iPodTouchですでに3回観てしまっておる(笑)。
庵野秀明のマニアックさと一般性が実にバランスよく出た作品。
庵野のお遊び以上にそれ以外の所は徹底的にロジカルに構成されている。
この作品が1時間52分で出来てるというのがすごい。
2時間以内でも高密度の映画は作れるということだ。
登場人物が増え、登場人物達の性格が違ってくればそれはもう別の作品であろう。
『破』はTV版の『男の戰い』までを描いているが、TV版のそれはシンジとエヴァの融合だったが、本作ではストレートにレイとの融合になっている。
"知恵の木の実"と"生命の樹"に触れた初号機がトリガーとなり、新たな生命を生み出すサード・インパクトを引き起こす寸前までを描いている。
本作でのシンジの感情の爆発のさせ方が印象的。
それはひとえに声優である緒方恵美の功績だろう。
所謂「ポカポカ」との対比が見事なクライマックスに昇華されいたといえよう。
毎度『『ヱヴァ』は情報量が多くて、理解する為にはこちらも教養を補強して行かねばならず(笑)ちゃんとした感想が現時点でも言えないのがもどかしい。
ネブカドネザルの鍵って、なに?(笑)。
今回の新しい登場人物のマリ。
この謎の女の今後の関わりは見えてこないが、彼女のサディステックさは今までの『エヴァ』には明らかにないものだ。
「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」
というカヲルの台詞も謎を残した。
もしかしたら前の劇場版から繋がっているということか?
TV版の「おめでとう」のような卓袱台ひっくり返しがあるかもしれないので過度な期待はしないことしたいが、次作が非常に楽しみである。
公開は来年かなあ。


『座頭市 THE LAST』
土曜日、109シネマズ菖蒲。
ハッキリ言ってカッタるい作品であった。
映像の作り、構図、効果(雪なんかはすごく印象的だった)なんかは非常に良かったのだが、話がつまらない。
香取慎吾はよく演じていたと思うが、演じるには若すぎると思う。
岩城滉一、反町隆史、とオイラの中で同じ箱に入っている気に入らない役者がいるのも気に入らない(笑)。
子役の加藤清史郎。こども店長、映画に適した演技の域に達しておらん。なぜ出した。
役者で良かったのは、またもARATA(笑)。
今回のヤツはすごい。ふんどし姿でケツを工藤"お湯をかける少女(古いなw)"夕貴に向けるシックス・ナイン体勢で太ももに舌を這わせるからね(笑)。
ARATAすげぇ。まじスゲぇ。
岩城や反町なんぞとは覚悟が違うな。
とにかく与えられた役を躊躇無くやる姿勢にすごく好感が持てる。
監督の阪本順治は良い監督なのだが、ちょっと真面目すぎたか。
勝新太郎の座頭市も最後の一作しか観てないのでもちろん総論ではいえない。
しかしその最後の一作が非常にオイラの印象に残っているのだ。
不幸な事故があって作りは非常に粗雑なものであるが、それが気にならないほどのパワーがあった事はたしかだ。
パワーとは何か?と問われれば、それは勝新に他ならない。
北野武や曽利文彦や、本作の阪本順治が果敢にも挑戦した題材であるが、勝新の映画に勝事は出来なかった。
まさに勝新が市であり、市が勝新に他ならないのだろう。
名だたる監督が挑戦し敗北した(オイラ的な見方であるが)原因は、座頭市というイコンに対して真面目に取り組みすぎた所為ではないだろうかと思う。
生前、勝新太郎がビートたけしとの対談で言っていた事がある。
村人がたき火をしている。
どうやら大麻を燃やしている。
そこに座頭市と、市を狙う刺客がやってきてそのたき火の中で切り合う。
煙が晴れると、そこには大麻の煙を吸って幸せそうな顔をして死んでいる刺客と、同じく煙を吸ってラリった状態で踊りながら旅を続ける市の姿が。
勝新太郎がこれをそのまま映画にしたいと思っていたかは分からぬが、このような不謹慎な不真面目さが座頭市のパワーになっていた事には間違いない。
つまり、これは勝新太郎にしか扱えないイコンだったのだ。
本作はTHE LASと銘打ち、早い話が市が死ぬわけであるが、『座頭市』自体はまた新作として映画を作る事が出来る構造だと思うので、何年かしたらまた映画が作られるかもしれない。
しかし、市の死に方ってのもね、単なるチンピラに刺されてとどめをさされるんだけど。
これがリアルであるとも言えるが、なんとも官能性にとぼしいラストであったなあ。
海を"三途"に見立てていたラストの描写。
もうちょっと上手くやれば印象深いものになったのに、演出の粘りが足りなかったなあ。
海の手前で力つきている市を、死んだ女房が助け起こす。手を引いて海に市を誘う。
これが現実っぽい描写にしておいて最後に、市はの亡がらを映せばよかったんではないだろうか。
......
言ってみてもしょうがないが。


明日は会社に早出するつもりである。


今週はヘア・カット。
『告白』と『孤高のメス』が観たいかな。
by 16mm | 2010-05-30 21:42 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2010-05-30 22:53 x
『破』買いたい衝動を必死で抑えつけてる金欠くんが通りますよ・・・
ばーじょんがUPしたBD-BOXが出たら・・・買う・・・かも?w
特典の封入フィルム当たり外れのまとめサイトを見ましたが、真っ黒なフィルムとか可哀想すぎますねw

市だめかー。しっかしARATA株が上昇しまくりですなw
『20世紀少年』も彼がいちばん良かったかも。
『ピンポン』で師匠だった竹中直人を刺し殺すシーンがスカッとしましたよw
Commented by 16mm at 2010-05-30 23:02
■re:chataさん
買ってから思ったですが、BOXはともかく、今後すぐに分けの分からないバージョンアップしたらどうしてくれようw、という不安はあるにはあります(笑)。
ちなみにオイラの特典はアスカがレイのいるエレベーターに入る5コマ。
最初の3コマはアスカのアゴ下からバストの構図。
残りの二コマは背中のカット。
顔はまったく見えない(笑)。
真っ黒なフィルムよりはましですけど(笑)。
しっかし真っ黒なフィルムはないよね(笑)。いくらおまけとはいえ(笑)。


>ARATA
いや〜、ARATAすげえですよ。
これでもうちょっとハナがあれば主役はれるかもしれないけど、主役を喰う演技派の役者ってのもいいかもしれませんね。
反町程度なら簡単に喰えそう(笑)。

>『20世紀少年』
ああ、引きこもりの殺し屋の役でしたっけ。
ARATAのとこだけ見てみたいです。


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