『12モンキーズ』『時計じかけのオレンジ』『“INTO THE BREACH”』『ヒックとドラゴン』

土曜日、内緒の会社作業。
夜までかけるつもりで行ったが、どうにも上手く行かず煮詰まって半日ほどで退散。
「コリャまいったな」
と、毎度ながら自分の無能さに愕然とする。


時事ネタを少々。
まず田代まさしについてである。
この人は元歌手であり、元売れっ子の司会者をやり、志村けんの番組に出ていたぐらいだからコメディアンとしても認められていたのだろう。
ただこれらを続けて行ける才能というものが無いという事をある時点で田代本人が自覚したのではないだろうか。
特に志村けんと一緒に仕事をすればその才能の差に絶望的にもなったであろう。
なんとなく分かるのだが、才能無しの烙印を押されて仕事や時代からスポイルされる事が恐怖だったのかもしれん。
努力をして、尚かつ「才能無し」だの「無駄な努力だった」と言われる事の屈辱を受けるぐらいなら、まだ世間の眼があるうちに消えてしまいたいと思ったのかもしれん。
実際田代に関しては、逮捕されなければ今でも司会やコメディアンとしてバリバリやってたろうにとオイラは思ってるから。
田代は才能無しの烙印を押される前に自分から勝負を降りた。
結局志村だろうがたけしだろうが、彼等は努力を見せないだけで血の出るような精進と、寝る間というか眠れないほどの緊張感と戦いながら仕事をしているわけだ。
楽してあんな長期間TVの仕事が出来るわけはないからね。
結局努力するぐらいしか人間できないんだとオイラは特に思う、ようにしている。
努力をして才能無しと言われても折れないぐらいの気持ちでいよう。
自分から勝負をなげたら、それこそ勝つ可能性はなくなるもんだからね。
それから、才能なしと言われたって、生きてはいけるんだと思おうじゃないか(笑)。


もういっちょ時事ネタ。
押尾学についてである。
この見苦しい卑劣な男の事ではない。
その裁判というものの残酷さについてである。
裁判の過程で死亡した女性がどんな事を押尾としていたかが白日の下にさらされた。
つまり押尾とその女性がどんなセックスをしていたかが。
合成麻薬MDMAなるものを使用しての死であれば、その女性にも非はあろう。
しかし自分の娘のセックスが公になるんだから裁判を傍聴しているご両親はいたたまれないだろう。
自分の娘のセックスが世間に知れ渡り、しかもその相手が愚にもつかない卑劣な男ならなおさらだ。
「なんでオマエはこんなオトコと」
と娘をぶん殴りたい気持ちになっただろう。
しかし、その娘はこの世にいない。
オイラは被害者のプライバシーに裁判と特にマスコミはデリケートになれと言っているのではない。
ある意味今回の件が犯罪抑止になる、とまでは言わないが、死んだ後でも辱めをうけるんだという事が刷り込まれればいいなと思っている。
死んだ女性のご両親には心から同情する。


『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
webで予告編を観たら凄く楽しみになった。
おお、サイバラも出てんじゃん(笑)。
埼玉県で上映予定がないのがキツいなあ(笑)。
ダメだなあ埼玉の劇場は(笑)。民度が低い(笑)。
サイバラの旦那のカモちゃんの雰囲気なら撮影中の実写作『毎日かあさん』の永瀬正敏がいいなと思う。
先週の写真週刊誌に出てた永瀬正敏はボーズ頭で痩せた感じで良い感じ(笑)。
こっちも楽しみだ。


本日日曜日ジムに。
ストレッチ、筋トレ少々、ランニング・マシン。
ランニング・マシン、65分で9.19km。
体重89.40kg。


ちばてつやのブログを読んでびっくり。
ガンの摘出手術をしたとのこと。
手術は成功でもう退院されたとのことで一安心。
半分引退してしまっているとはいえ、作品を出せば面白いに決まっている。
ほいでもって漫画家の良心の一人。
まだまだ長生きしてもらいたい。


コンビニでなつかしい『750ライダー』が売っていた。
小学校高学年の時にものすごくハマった漫画で、画を良く模写したなあ。
久しぶりに見たら、今見ても十分萌えられる画ではないか。
やっぱ上手い人だったんだな石井いさみは。


毎週買っているのに週刊モーニング誌がある。
もう立ち読みで良いかなと思う感じになってきた(笑)。
母親が『島耕作』のHなシーンが好きなようで何となく買っていたが(笑)、最近社長になってから生臭い話ばか利になって面白くなくなってきてるし(笑)。
なんか取って付けたような国際情勢の話なんて今までの『島耕作』シリーズにそぐわないよな(笑)。
社長になってセックスをする女を出しにくくなったというのは作者の怠慢だね(笑)。
政治家の奥さんとセックス、政治家の愛人とセックス、政治家の娘とセックス...いくらでも出るだろう(笑)。
だいたい島耕作なんて仕事もせんと女とハメで人脈のみで社長にのし上がったミラクルな人材。
取り立てて特殊な能力があったわけではなく運だけで社長になったヤローなわけだから(笑)。
そんな奴が国際情勢を考えて経営に反映できるわけなかろ(笑)。


立ち読みで済ませているがそれもツラくなってきた作品に『はじめの一歩』。
もういい加減この作品のテーマである
「強さって、なに?」
的な命題に一定の結論を出して終わりにしろや(笑)。
生活の為に作品を長くしてるんだろうけど、最初のその命題にハマって読み続けたオイラとしてみれば少々うんざりしている感じ。
「リングにいるあの男が知っている」
というもっともらしい、そしてそれしか答えが出しようがない台詞があった時点でこの漫画はおしまいなわけだけどね。


ああ、なんという事だw。
コンビニで見かける伊藤園のポスターの御仁。
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芸能人に疎いオイラはずっと女性だと思ってたよ(笑)。
なんというか中性的な感じ?
男にも微妙に見えたりしてなかなか魅力的なポスターだと思ってたら、三浦春馬という男だったとは(笑)。
いやはや(笑)。
このポスターを見て男性が女性っぽくしてると見たか、はたまた、女性が男性っぽくしてると見たかでその人の性的指向が分かるような分からないような(笑)。
ちなみにオイラは後者でしたが(笑)。
そもそもオイラのような間違えをする人間ってそうはいないか(笑)。


町山智浩のPodcast。
町山が言うには銃の撃ち方が妙にリアルな俳優が二人いて、それがスティーブ・マックイーンとアラン・ドロン。
二人とも銃を撃つ時に眼をつぶらないらしい。
クリント・イーストウッドは眼をつぶるのに(笑)。
マックイーンとドロン、二人とも戦争経験者でどうやら本当に人を殺した事があるとかないとか。
至近距離で相手の頭を撃つ時に片方の手で血しぶきを浴びない様に手をかざす様もそれっぽいとのこと。


今発売中のCut誌でスピルバーグ×キャメロン×ゼメキスの鼎談。
なかなか面白く読めた。
このメンツはいいんだけど、ゼメキスがいらないと言えばいらないと思うが。
その他オイラが視聴を中断してしまっている『機動戦士ガンダム OO』の特集。
声優と監督のインタビュー。
監督の『ファースト』原理主義と富野語への違和感とカミーユへの感情移入のできなさという部分がオイラと同じだなと思ったが、それで出来たのが『OO』だというのが納得できるような出来ないような(笑)。


『12モンキーズ』
iPodTouchで視聴。
精神病棟ものの映画にオイラは惹かれる。
テリー・ギリアムの映画の中ではかなり上位で好きな作品である。
この映画、考えれば考えるほど訳が分からなくなるのがいい。
すべてがあのブルース・ウィリスが演じたコールの妄想だとも言えなくもないし、そうすると同じ囚人仲間のホセの存在の辻褄があわない。
最後に出てくるおばさんの科学者が
「救済保険業」
というあたりも皮肉が効いている。
このおばさんを含めて製作者達は未来からやってきたと規定していた。
が、このおばさんたちは未来から来た人間でなく現在を生きている人たちで、結局はウィルスがバラまかれる世界になるんだろうなと思っていたのだが(笑)。
よくわかりませんね。
また観ないと。
ウィルスをバラまく男の役でデヴィッド・モースが良い演技してた。監督も絶賛してたね。
ブルース・ウィリスにとっては演技の幅を証明した作品でもあろう。
ブラッド・ピットはもうけ役だなあ。
マデリーン・ストウは綺麗で知的でベストな配役。
スピルバーグやキャメロンやルーカスと違って、ギリアムの女性の選択はすごく安心できるね(笑)。
テーマ曲のプンタ・デル・エステは今聴いてもいい。


『時計じかけのオレンジ』
iPodTouchで視聴。
キューブリックの冷たいエッヂの効いた演出力が気持ちいい。
喋るたびに吐息の白が描写されるのが最初に見たときからカッコよかった。
吐息をこんなに効果的に使ったのを初めて見たから。
演技力の問題もあろうが、これを実際に14〜15歳の男の子にやらせたら完璧だったろうね。
多分そんな事は不可能だろうけど。


『プライベートライアン メイキング・ドキュメンタリー“INTO THE BREACH”』
iPodTouchで視聴。
DVDを買った時に確か観た筈だが細かい所を忘れていたボーナス・ディスクの“INTO THE BREACH”
ノルマンディ上陸作戦時の兵士だった人のインタビューが入っているのだが、それよりもスピルバーグが子供の時に撮った戦争映画の抜粋も入っていた。
これが子供(どのくらいの子供かわからんが)が撮ったとは思えないぐらい凝っていた。
父親から火薬を使うなと厳命されていたので、弾着や爆発を表現するのに地面に置いた板を踏んで、それにのっていた砂などを空中に飛ばすというので対処していた。
これがまた非情に上手く機能していて、本当に火薬を使って爆発したみたいに見えた。
こういうのを思いつくのがすごい。
なんというか、もう努力とかそういうものでは太刀打ちできない領域というのがあるんだなと思ったよ。
スピルバーグの映像的にセンスというものは本当に天然だね。
すげえ。



明日は友人の奥さんのお通夜。
若くして亡くなった奥さんとその旦那である友人を思うといたたまれない気持ちになる。



『ヒックとドラゴン』
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木曜日、109シネマズ菖蒲。
完全にスルーするつもりでいた映画。
地元の映画館では先週でお終いだったので本当に駆け込みでの鑑賞である。
なぜスルーするつもりだったか。
まずキャラクターの雰囲気が暗く感じた。良く言えば渋いというところなのだがどうにも魅力的に見えなかった。
それからなんと言ってもピクサーの作品ではなかったからというのが大きい。
ではなぜ観る気になったのかと言えば、聞こえてくる評判が良かったという事もあるのだが、決定的だったのが宇多丸氏が強行に推していたからだ。
宇多丸氏も今週のラジオで本作を批評するようなので楽しみだ。
で、そんなに言うならという感じで観たのだが、これが本当に傑作
自分の不明を恥じたね。
アメリカのアニメーション制作でピクサー以外でこれほどの物語的な完成度をもつ作品を作れるところがあったとは。
この映画のキャラクター・デザインの良さはスチルでは絶対分からない。
アメリカ人ならこのデザインを普通に受け止めるのかもしれないけど。
このキャラクターは動く事でその魅力を発揮する。
肌の質感なんて実にすばらしい。
それから髪の毛の表現なんかはピクサーも本作のような表現はした事無かったんじゃないだろうか。
全体的に彩度を落とした表現がリアルに見せてる。
ただ日本人的な眼からするとヒロインの女の子が可愛くないんだよね、造形的に(笑)。
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たぶんアメリカ的にはオッケーなんだろうけど。
そう言う意味ではデザインの根本的な好みでいったらピクサーの方が好きだな。
映像的にはこの映画におけるレイアウト能力の高さがあげられる。
構図であるとかカメラの動きなどのレイアウト能力が映画に映像としての官能性。
特になんてことない表現であるのだが、ドラゴンの後ろにカメラがあって追いかける映像。
構図の中にどのくらいの大きさでドラゴンを見せ、背景の大きさと移動するスピードをどうすれば官能的かを的確に考えているのだろう。
製作者は宮崎駿の影響を受けていると素直に認めているが、いやいや、ちゃんと独自に昇華して表現できてるよ。
この物語にどうして感動したのかと言えば、ヒックの成長を描いているとか、邪悪な存在であると思っていたドラゴンとの友好を映画いているとか。
しかしオイラはストレートに欠損を埋めお互いに助け合うという部分に感動した。
どういう事かと言えばクライマックスでヒックは左脚を失って義足になるのですよ。
主人公の身体が損傷して無くなる、しかも子供向けと言われているアニメーションで。
『スターウォーズ 帝国の逆襲』でルークが腕を切り落とされた時も驚いたけど。
クライマックス、ハッキリ言ってヒックは死んでもおかしくないような状況だった訳ですよ。
それが五体満足で生きていたら甘い印象になってたからもしれない。
『風の谷のナウシカ』ではねとばされたナウシカが普通に生きてるというのも実はあまり納得できない部分ではあるのだが(笑)。
それはさておき、実はヒックと一緒にいるドラゴンは最初に村を襲撃した時にヒックの作った兵器によって尻尾についている左側の羽を損傷し無くしてしまったのだ。
で、ドラゴンは安定した飛行ができなくなった。
その欠損した羽の代わりを工作好きなヒックが作ってドラゴンにつける。
ヒックはドラゴンに乗ってその羽を操作する事によって飛行する事が出来る様になった。
終盤、左脚を失ったヒック。
まさに左羽を失ったドラゴンと同じ境遇になったわけだ。
彼等二人はこのとき本当の意味でお互いがお互いを必要とする存在になり、一種の契りを結んだような感じに見えた。
主人公の脚がなくなるというショッキングな描写と引き換えに、物語にズンと重いアンカーをおろした感じ。
すばらしいね。
『トイ・ストーリー3』でもそうだったが物語に一種の重さを加える事をためらわなくなったのは良い傾向だと思う。
ただその後にちゃんと希望を描く事ができればパーフェクトだ。
『トイ・ストーリー3』がなければ本当に本年度ナンバー1だね。
ただ繰り返しになるがキャラクター第一印象が悪いと言うのがマイナスなんだけど、これは好みの問題だろう。
この映画続編が作られるとのことだが、止めた方がいいね。
この作品はこれでおしまいだよ、絶対に。
DVDは買い決定。
最後にこの映画3Dで観たわけだが、やはり観ているうちに3Dを意識しなくなった。
しかし、人間が聴覚域以外の音も認知できるということもあるようなので、もしかしたら無意識のうちに3Dの特性を感じていて、2Dと比較した時になんとなくな違いが分かるのかもしれない。
by 16mm | 2010-09-19 22:55 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)
Commented by chata at 2010-09-19 23:31 x
昨日からうかつにネットサーヒンできません。
どこもかしこも『ダブルオー』のネタバレばかりで・・・。
つまんないという言葉がやたら目に付きますが、気のせい気のせいw

>田代まさし
のりPへ寝起きドッキリをしかけるマーシーの画像を見つけました。
これから波乱の人生が待ってるとも知らない若き日のオフタリサンw

>三浦春馬
ウホッ!w しかし彼が化粧品だったかのCMをやってたとき、
女顔してるなぁと思った人間がここにもおります。ご安心をw
Commented by 16mm at 2010-09-19 23:46
■re:chataさん
>『ダブルオー』
たしかに観ようとしている映画のネタバレ地雷を回避するのはツライっすね。
オイラはそれでも結構我慢できずにネタバレ部分を読んじゃうんですけど(笑)。
『インディ クリスタルスカル』の時も映画を観る前にメイキング本を読んじゃって顛末を知っちゃったけど(笑)。
それでもまあ気にせず観ちゃいました。
多分オチが分かっても文章化されていない部分で楽しめるんじゃないかと思ってるのかもしれません。
オイラがいい加減なせいかもしれませんが(笑)。

>タシ〜ロ
そんなことがあったとは(笑)。
夢の共演ですね(笑)。

>三浦春馬
ほんとうに、ウホッ!wってな感じですね(笑)。
広告的には良いポスターなんじゃないでしょうかね。
オイラのような印象を持つ人も想定しているような感じに見えましたし。
Commented by 朽駄 at 2011-01-10 21:17 x
毎度お世話になっております朽駄です。
ヒッカップとドラゴン観ましたよ。
なんだかトイ・ストーリー3とよく比較されてるけど、
そんなにT3は良いのか、ということでT3も観ることにします。
それほどドラゴンは良かった。

バイキング側は大勢の仲間を殺されたが、ドラゴン達をペット(仲間)として迎え入れた。
しかしドラゴン側も大勢の仲間を殺されたのだから、バイキング達を憎いと思って…
爬虫類みたいなものだからそこまで根に持ってないか。
Commented by 16mm at 2011-01-10 22:12
> 朽駄さん
今年もよろしくお願いいたします。
ショービズで言ってましたけど『トイ・ストーリー3』は昨年の全米映画の興行収入ナンバーワンでした。
なんつーか、ピクサーはいよいよ芸術的な勝利と興行的な勝利の両方を手に入れ始めましたね。
『T3』に関してはまったく文句ないですね。別れをテーマにして最終的には大団円で着地するという離れ業をやってみせたわけですから。
1と2観てなくても問題ないと思いますよ。
むしろ3みたら1と2を観たくなると思います(笑)。

『ヒックとドラゴン』については本当に感心しましたね。
ピクサー以外でこんな緻密な映画を作り上げることができたというのがね。
ピクサーの連中はアニメーションを誇りをもって作ってるから、手抜きなしだからね。
そんな事をするのはピクサー以外にないと思ってましたから。
バイキング側とドラゴン側の憎しみの連鎖というものは、最後に出てきた巨大なドラゴンを共通の敵として共闘したことでうまく回避したなと思います。


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