『トイ・ストーリー3』『フライ,ダディ,フライ』

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先週の週刊スピリッツ誌。
不許可転載である。
褒められた事ではないので開き直るつもりは無い。
オイラが言う事ではないが、酷い表紙だ、というか、ヒドイな真木よう子、というか、最大の原因はリリー・フランキーだ(笑)。
オイラも写真を趣味にしてるのでこういう事を言うのは天ツバものなのは分かっているのだが、リリー・フランキーが真木よう子を撮って週刊誌のトップを飾るのは知ってる限り二回目。
前回見た時もウンザリするほど酷かった。
ひとえに「あの真木よう子がブサイクに写ってる」ということにオイラは憤っているのだ(笑)。
雑誌の巻頭で数頁あるにも関わらず、写っている真木よう子が「普通」か「普通以下」の顔で写ってる。
別にニッコリしてる顔を撮れなんて愚の骨頂なことをいってるわけではない。
真木よう子というあれだけの魅力のある女性がまったく魅力的に見えないのが問題なのだ。
いやいや。
真木よう子を撮ってこんだけブサイクに撮れるというのはもしかしたら特殊な才能かもしれない。
突き放して写真を撮っていると言えば聞こえは言い訳だが...もう、見てるとイラっとするような写真。
これじゃただ真木よう子を撮りました、という偶然携帯電話のカメラで撮ったのと変わらない。
むしろ撮る人によってはリリー・フランキーより上手く撮れる事だってある筈だ。
リリー・フランキー自身はついては言動やイラストは好きなんだけどね。
写真はやめれ(笑)。
ウィキペディアによると真木よう子の旦那がリリー・フランキーに弟子入りして小説家を目指している、という微妙な事をしているようでその関係での撮影だったのかもしれん。
だとしたらクダラナイですな。


『龍馬伝』
本日の龍馬伝は龍馬とお龍の今生の別れを描いていた。
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真木よう子、カツラがうまくハマって可愛く見える。
そう、こうでなくてはいけない(笑)。


本日日曜日ジムに。
ストレッチ、筋トレ、ランニングマシン。
ランニングマシンは65分で9.15km。
60分で9kmには届かなかったが、もうちょい無理すればなんとかなりそうな感じ。
来年は60分で10kmだな。今年は無理だけど。
体重91.25kg。
ちょっと増えたな(笑)。


『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』のHPに行ったらアラびっくりw。
これまでの2008年からの映画評、シネマハスラーが公開されているではないか。
さっそく気になるところをダウンロードして聴いている。
シネマハスラー以外にもサタデーナイト・ラボという企画モノのデータもアップされていたのでコレもダウンロード。
町山智浩が結構頻繁に出ているようでうれしい。
後は細田守監督も出ていた。
ちょっとした宝の山である(笑)。


その宇多丸のサタデーナイト・ラボで原作の『ウォッチメン』についての考察があった。
で、もう一度最初から原作を読んでいる次第。
なるほど。
一度目よりも結構共感して読めるな。
苦労して原作を読み解くのもいいけど、やはりその魅力を解説してくれるものに接するのもいいかもしれない。


宇多丸のサタデーナイト・ラボで「世界が自慢されたい日本映画」をやっていた。
日本映画で全米ボックスオフィスのベストテンの中に入った唯一の映画は『ポケモン』であるという事実。
ミヤザキでもクロサワでもキタノでもない。
それはなぜか?
非情にシンプルな考察なのであるが、つまり多くの日本人はなぜアメコミを読まないか?ということと理由の根っこは同じだという事だ。
日本人にとって読みにくいアメコミを読まなくても日本にはたくさんの日本の漫画がある。
それと同じ様にアメリカ人はわざわざ外国の映画を字幕や吹き替えで観なくても自国で溢れるほどの映画がある。
善し悪しではなく、自国のものだけで不満を感じなければわざわざ外国のものに触れないというのは映画も漫画も同じであると。
少数のマニアだけが外国のものを受け入れるだけだ。
なるほどなと思う。


『トイ・ストーリー3』
『トイ・ストーリー3 スーパーセット』を購入。
これはブルーレイ2枚にDVDとiPod touch等に入れられる様にというデジタルコピーディスクが付いていた。
ピクサー作品はデータ化がしづらかったのでデジタルコピーディスクというのはよかった。
今後この手のディスクが増えて行くのかもしれない。
増えてくれたらなとも思うが。
取りあえず最初はDVDで観て、その後通勤でiPod touchで視聴。
いやはや。おそろしやピクサー(笑)。
まったく隙が無い。
この可愛気のなさに逆に反感をもつこともあるのだが(笑)。
観て間もない方の印象にひっぱられるわけだがw、『ヒックとドラゴン』もよかったけど、やはり本年度は『トイ・ストーリー3』だな。
ストーリーとしては最後の最後までツイスト(ひねり)を効かせるような作りがすばらしい。
ストーリーとしてはウッディとバズが握手をして別れるシーンがあるのでその流れで物語を閉じてもいいわけである。
つまりウッディはアンディと一緒に大学へ、バズ達は屋根裏かボニーの家へという展開だってよかった訳である。
しかしピクサーはここからツイストを加える。
ウッディとアンディの別れを描いたのだ。
他の力で引き離されたのではない。
切っ掛けを作ったのはウッディであるが(自分からサニー・サイドの箱に入ったのだから)、アンディも自分の意思でおもちゃ達と別れる決心をしたのだ。
それはボニーという女の子がアンディのおもちゃ達を引き継いでくれるという見込みがあったからだろう。
人生における別れというものを前向きに描き出し、そしてそれはアンディの成長をも意味している。
ウッディ達がさかんに「アンディのおもちゃ」であるということを言っていたのは、子供であるアンディの精神を守る守護者としての自覚もあったからに違いない。
アンディがウッディどころか母親とも別れて暮らして行ける強さを身につけたと知ったウッディは自分の役目の終わりを自覚したのだ。
分かれというものをこんなにも清々しく前向きに描いた映画はそうはないだろう。
生身の人間がやっているわけではない漫画映画だから出来たんだというのであれば漫画映画の最大の利点になるのではないか。
実際はそんなものではないという事は言わずもがななわけであるが。
この完璧ともいえる結末のおかげでこの『トイ・ストーリー』という物語は大団円で終える事ができたのだ。
その他この映画でやはり涙が出る思いだったのが溶鉱炉の手繋ぎシーン。
それからアンディがボニーにウッディについて語る所も泣けた。
もちろんそう思っただけで、実際に泣いたわけではない(笑)。
おもちゃを題材にしている所為か、実はダークな部分もやりたい放題詰め込んでいる。
真夜中の自販機の中でギャンブルに興じるおもちゃ達の図であるとか。
いくら漫画映画でも人間をモチーフにした中でやることはできなかったであろうことをやっていた。
バズのフラメンコやケンのファッションショーのくだらなさ(褒め言葉である)は自然にほっぺが緩むな(笑)。
それにしてもピクサーの描くキャラクターの絵柄はどこからきたのであろうか。
他の3Dアニメや日本の漫画の原作である筈の『ATOM』にいたるまでどことなくアメコミ・テイストで典型的な日本人のオイラは躊躇してしまうのに、ピクサーのキャラクターは割と素直に観れてしまう不思議。
このおもちゃをテーマにした映画というのも、現在の子供達って人形で遊んだりするのかな?最初からゲームで育ってましたというとこの映画への共感って薄くなるのかもしれん。
おもちゃで遊ぶということがどんなに子供の想像力を鍛え、子供自身の心を守っているのかという一面の真理を描いているとも言える。
それはピクサーの製作者達が自分たちの子供時代を大人の分析力で理解した結果なのかもしれない。
ところで最後に一つだけ気に入らない所を。
エンドクレジットのスペシャル・サンクスでSteven Jobsの後に、多分トトロがらみであろう"hayao miyzaki"の文字を観た時には感無量だったよ。
だけどその後に"toshio suzuki"と出てムカっとした(笑)。
出すなよ、そんな名前(笑)。



『フライ,ダディ,フライ』
AmazonでDVD購入。
DVDや本は基本的にお店に行って買う事にしているのだが、注文しなければならない場合はAmazonで購入することにしている。
金城一紀×岡田准一×堤真一が組んだ『SP』以前の作品。
正確には岡田が金城の原作を気に入ったことから始まり、『SP』も岡田と金城のコラボレーションという側面が強いと思われる。
『SP』の効果であろうか、先週本作のDVDが一瞬在庫切れになっていた。
ほとんど予備知識も無く、ネットのレビューで購入に踏み切った。
先々週に観た同じく金城一紀×岡田准一×堤真一の布陣である『SP 野望篇』が面白く観れはしたが"映画"にはなっていなかったのに比べると、この『フライ,ダディ,フライ』はまさしく"映画"の風格を備えていた良作であった。
冒頭からモノクロで湾岸?の夜景から始まる。
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花火は合成だろうが、花火が散ってる中を飛んでいるような気分にさせられるすばらしいオープニングだ。
この冒頭から15分ほど続くモノクロの描写の必要性云々の判断は難しい所であるが、モノクロからカラーに変わるシーンはすばらしいと思う。
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岡田が最初に出てくる(顔はちゃんと見えないのだが)シーンなおであるが、学校の屋上、鳩の羽毛が足下にある描写から、鳩の前で立ち止まる岡田。
股の間から鳩が見えている。それが飛んで行くのだがそのタイミングが絶妙。
CGなどではなく助監督が鳩を調教(できるのか?w)して、音を鳴らすと飛ぶ様にしつけたらしい(笑)。
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岡田が扮する朴舜臣(パク・スンシン)が羽毛が舞う中"鷹の舞"というのを踊っているカットでモノクロから次第に色づいてくる。
この一連のシーンにゾクゾクしたよ。
『SP 野望篇』がついに獲得することができなかった空間の広がりと奥行き。
あたかもスクリーンの向うにそのままの青空が広がっているような気持ちにさせられる。
これが撮影でのレンズの選択であるとか光源の所為なのか、かかる音楽の所為なのかはまだ分からない。
そのすべてが要因なのかもしれないが。
そしてこのシーンで観る者に植え付けられた決定的な印象。
岡田准一は美しい(笑)。
いや笑いごとではなく美しい。
この頃の岡田の持つ雰囲気は『SP』の井上ではあり得ず。また『SP』の現在の岡田では朴舜臣は表現が難しいだろう。
当時の岡田にあった、それしかなかったと言える"飢え"が役柄に隙間なくはまり込んでいるような。
本当に近寄り難い孤高さが美しさとなって備わっているのだ。
多分、岡田だけではなく金城も堤もみんな飢えていた。
映画という媒体を通して自己実現を模索する焦燥や不安感が映像を通して訴えかけてくる。
それが明らかに映像に美しさと力強さを与えている。
物語自体は言ってみれば非情にベタな話である。
まったく無意味で不条理な理由で殴られた娘と、その娘を一瞬でも疑ってしまった自分におとしまえを付ける為に相手の男を殺そうと決意する平均的なダメ親父の話である。
堤真一扮する鈴木一をサポートする高校生達は、鈴木と相手の決闘を賭けの対象にしてはしゃぎ過ぎじゃないかなともおもったのだが、そこは金城はうまく理由付けを台詞にしておる。
「夏休みを見ず知らずの親父のために使ってるんだから、そのくらい」
というね。
まあなんとなく納得できる理由ではある。
ダメ親父の鈴木が朴舜臣とのマンツーマンのトレーニングによって戦い方を学んで行く。
その過程で鈴木は大人としての、子供を守る大人としての自信を取り戻して行き、朴舜臣の孤独をも癒そうとするようになる。
最後に鈴木が相手を倒した時に、やっと朴舜臣は鈴木が強い頼れる大人であると認めたのであろう。
無邪気に飛びついて抱き合う二人の開放感は実にすがすがしいものであった。
守護者としての大人をやっと自分も手に入れる事ができた安堵感や嬉しさ。
朴舜臣がはじめて笑った瞬間でもある。
ところで娘を殴った学生の役で須藤元気がでてるんだけど、彼はすごいね。
凶悪な演技を巧みにこなしている。
岡田もコメンタリーで絶賛していた。
で、この須藤元気の役名が石原勇輔。
父親が衆議院議員のイシハラリュウタロウ。
ウハハハハ。
金城、確信犯だろう(笑)。
結末はハッピーエンドで終わるベタな物語と言えばそうだし、中盤話が停滞する部分がかったるく感じる事もあるにはあるが、圧倒的な映画的な官能性は確実に感じられた。
大満足である。
この監督の次作というのを期待していたのだが、まあ話題をほじくりかえすのもなんなのでアレだが、当分映画の監督は無理な感じ。
バカなことしたな。
もったいない。
しかしコメンタリーでも言っていたが、この『フライ,ダディ,フライ』ってタイトル言いづらいね(笑)。
オイラもそうだけどだいたいみんな『ダディ,フライ,ダディ』って言っちゃうみたいだから(笑)。
by 16mm | 2010-11-07 22:54 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2010-11-07 23:22 x
>須藤元気がでてるんだけど、彼はすごいね。
宇多丸さんも絶賛『仮面ライダーダブル』の映画でも、彼は最凶のオカマを演じてました。ある意味主役を食ってたかもw

p://www.youtube.com/watch?v=Huy510k5d9k
2:56あたり参照でw
Commented by 16mm at 2010-11-08 00:18
■re:chataさん
>須藤元気
岡田准一も言ってたけど、勘がすごく良い人らしいです。
凶悪さと狂気でさすがに堤真一は喰えなかったけど、あの存在感は普通程度の役者では太刀打ちできませんやね。

>youtube
いや〜、すげえな須藤元気。
やっぱすごく頭良い人なんだな。
コメントも須藤元気についてが多いみたいね。


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