『龍馬伝』『ベロニカは死ぬことにした』『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』

昨年と同じ感じで仕事がエライことになっている(笑)。
しかも同じ仕事(笑)。


民主党、オマエんトコもダメかあ(笑)。
「都青少年健全育成条例」の改正案が可決される見通しだと。
非実在な世界を実在の条例で取り締まるというシュールなことがおこるようだ。
そもそもオイラが民主党に選挙の票を入れたのは、この手の問題はむしろ自民党の方が急進的にやりそうだと思っていたからだ。
それが民主、自民、公明の3会派が一致して改正案成立をさせるという。
所謂18禁の漫画雑誌はコンビニの中でも区分けされ、中年のオイラですら立ち読みできない様にテープで封印されているのだが、これで十分ではないのか。
子供の目から本当に性の知識を封印できると考える方が非現実的なんだけど。
この法案は販売ではなく、創作者に枷をはめるものになる。
創作上において強姦や近親相姦を扱う事がそんなに罪なことなのか?
石原慎太郎や猪瀬直樹のこの問題に関する上から目線の態度に非情に不愉快に思うのだが。
というわけで、もう民主党もダメということが分かった。
入れたくないけど、今後は共産党に入れる(笑)。
或は雑民党(笑)。
ほんとね、国政についてはオイラの手に余るからあまり口出ししないけど、この条例に関しては非情に危機感をもっていてね。
「慎重な運用」なんて言っているが、誰が信じるかボケ。
テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』のような悪夢のようなディストピアが実際に目前に広がり始めた。


土曜日、今年最後であろう歯のメンテナンス。
治療後、歯の先生にLEICA M9を見せてもらう。
まさか購入していたとは思わず、かなり衝撃を受ける(笑)。
LEICA M9は実物を見るのも触るのも初めてである。
いや〜スゲえ。
一言で言えば風格が他のカメラとは違う。
このカメラにだけ違う風が吹いているような(笑)。
良い拳銃というのは、的に当てられる気がする銃だ、と言ったのは押井守w。
カメラも同じで、良い写真撮れそうな気がするカメラというのも存在していてw、まさにLEICA M9がそう(笑)。
裏蓋を外してメディアを出し入れするというのも煩わしいと思ったが、実際やってみるとそうでもないということが分かった。
一眼レフのようにミラーの動きによる振動がない所為か、"コトン"という音とともにシャッターが切れ、しっかりホールドしてれば手持ちでもブレはかなり抑えられると思われる。
一瞬自前で持ってる全てのカメラを売っぱらってLEICA M9を買おうかと思ったが、そこは冷静に冷製に(笑)。
道具として持つ嬉しさという特権的な気分にさせられるモノであるのは間違いない。


来年FUJIからFinepix X100というレンジファインダーなカメラがでるようだ。
性能的にはとても興味深いものであるのだが、どうにもガタイのデザインが、よく言えばクラシカル、端的に言えば古くさいwのであまり食指が伸びないw。


来年は中級機のフルサイズの一眼デジカメを買うつもりである。
本当はフラッグ・シップ機を買いたいところだが、無理w。


iTunesで『伝説巨神イデオン』のエンディング曲、『コスモスに君と』を購入。
作品自体にはあまり思い入れはないのだが久々にこの歌を聴いたら欲しくなってしまったのだ。
戸田恵子が歌ってたのね。


坂本龍一と言ったら『戦場のメリークリスマス』が条件反射で脳内に曲が流れる人が多かろう。
オイラもそう。
『シェルタリング・スカイ』も『ラストエンペラー』も好きだけどね。
そんななかでオイラが発作的に聴きたくなっちゃうのが『SELF PORTRAIT』。
受験の時にウォークマンで聴いて、それから断続的に聴き続けている。

多分一番好きな曲だと思う。


本日ジムに。
ストレッチ、筋トレ、ランニング・マシン。
65分で9.08km。
体重91.60kg。


『龍馬伝』
NHKの大河ドラマを一年観続けたのは『新選組!』以来である。
で、『龍馬伝』だが一年間とても楽しんで観れたドラマであった。
まず映像のルックが好みだったということがある。
ほこり、スモーク、よごし、逆光、自然光のシミュレート。
これらの要素が画面の向うの世界をリアルに感じさせていた。
構図やカメラの動きも結構凝っていて感心した。
NHKにもキッチリと映像を作ろうという姿勢をもっている人達がいるのだな、と思いうれしくなった。
この手のリアルな映像であるが、ネットだか雑誌だかでは案の定「画面が暗い」などという感想も散見した。
オイラは逆に『龍馬伝』観たら、他のドラマの映像が明るくて嘘くさく感じちゃいましたけどね(笑)。
映像的にはかなり力を入れているし、セットなんかもかなり大きく作られているんじゃないだろか。
不景気な時はNHKは強いのかw。
民放でこんな映像で作ってるドラマってないだろうね。
ノンスポンサーのNHKならではの強みがいかんなく発揮されて良い方に転がったのだろう。
さらに実制作をした人たちの努力にも頭が下がるね。
物語としては、日本で一番有名な坂本龍馬の小説を意図的に踏まえないようにしていたのが伺える。
その小説とは言うまでもなく司馬遼太郎の『竜馬がゆく』である。
坂本龍馬をやる場合この司馬の作品の影響下から脱するのは並大抵のことではないだろう。
本当に多くの人が『竜馬がゆく』から坂本龍馬を知った気になっているわけだから。
オイラも当然そうだけど。
なので『竜馬がゆく』であった展開や台詞を別の要素で補うことについては相当に大変であったろう。
坂本龍馬のドラマをすべて観ている訳ではないが、『龍馬伝』のように水夫としての龍馬を掘り下げたのはこのドラマが初めてなのではないだろうか。
武田鉄矢と小山ゆうの『お〜い!竜馬』で多少描かれてはいたが、海の男でありながら船上で動き回る龍馬というのは今までなかったような気がする。
そういう意味ではエポックメイキングな龍馬像を造ったような気がする。
福山雅治の龍馬というのも上手くハマっていた。
飄々としたハンサムさというのは、実際の龍馬がもっていたであろう"人たらし"感がうまく表現されていた。
ナイスなキャスティングであった。
ただ、前述した司馬の作品からの離脱の為のものであろうが、岩崎弥太郎の回想という形での構成は少々無理があったのではないだろうか。
龍馬に憧れつつも龍馬のようには生きられない多くの人の目線代表が弥太郎なのだろうけど。
体のいい龍馬の引き立て役でしかないわけだが。
物語全体としては多少VS欧米という部分にキナ臭さがないわけではないが、江戸末期のその時代ならそういう反応が自然だったのかなとも思う。
どちらにしても非情に面白いドラマであった事にはかわりない。
来年の大河は観ないが、映像はまた以前の明るい映像に逆戻りw。
まあ女優さんが多く出るドラマだから仕方ないかw。
DVD、買ってしまいそう(笑)。


宇多丸のラジオで今週の映画評論の俎上にのるのが『スポーツマン・ヤマダ』(笑)。
TBSが出資している映画の評論である(笑)。
こんな感じなので評論の中身はなんとなく分かってしまうな(笑)。


今までラジオは文化放送一辺倒であった。
いまでも文化放送は大好きなのだが、お昼の番組のパーソナリティーがあまり好きではないので(笑)、TBSの小島慶子を聴く様になった(笑)。


『ベロニカは死ぬことにした』
ネタバレあります。
iTunesでレンタルしてiPod touchで視聴。
この作品の興味は言うまでもなく真木よう子のおっぱいであった(笑)。
ただ如何に真木よう子のおっぱいが神々しくても中年のおぢさんであるオイラには観る動機としては弱い。
で、iTunesでレンタルする前にプレビューとして作品の冒頭が観れるのだ。
それがたまらなくよく感じたのだ。
図書館での描写。書棚を横移動で追い、本の隙間から真木よう子を撮影している感じがなんとも思わせぶりでクールで無機質で、オイラの好みの作品かも、と思ってしまったのだ。
薬を綺麗に並べる偏執狂的な描写もすばらしい。
絶対オイラ好みだ、と思ってしまったのだ(笑)。
有り体に言えば自殺に失敗した真木よう子演じるトワが入れられたサナトリウムのシーンになると、途端に饒舌な会話が繰り広げられる事になる。
冒頭の寡黙さがふっとぶw。
好みの問題として言ってしまうが、この展開が異様に鬱陶しく感じられたのだ。
この手の内面さらけ出しな感じのの感じって、役者に妙なアドレナリンを噴出させる傾向がある。
普段思っていても言えない事を嬉々として言える訳だからね。
中島朋子だとか、非情に芸達者が出ているのでおかしな事にはなっていないのだが、どうにも作品に入り込めなかった。
映画自体もどのあたりのリアリティを着地点にしているのかオイラには分からず。
一種のユートピア、ファンタジーにも見えるわけだが。
心象風景としての映画という風でもない。
非情になんだか分からない。
楽しみにしていた真木よう子のオナニーシーンであるが(笑)、これはこの映画の中でそんなに必要か?
オイラの好みとしてはむしろ真木よう子、脱がなくてもよかったんではないか?と、真木よう子のおっぱいを観てから言っても説得力はないが(笑)。
ああ、でもサナトリウムのシーンで考えれば脱いで激しくオナニーというのもアリな気がするが。
サナトリウム全体もう少し抑えた感じで描写すればオイラ好みだったなあ。
そうすれば真木よう子は別に脱がなくてもいいわけだし、パンティーだけとって、服着たままオナニーしてた方がよかったかも。
あと、サナトリウムの人間がみんな特殊すぎ(笑)。
患者を普通に落ち着いた感じで演じさせて、医者だとか看護士をエキセントリックにすれば上手い対比として成立したんじゃないかな。
医者がこんなにはしゃいだ感じなのに、患者はそれに影響されない。
影響されず淡々とした感じがむしろ普通じゃなく感じさせたりとかね。
あのサナトリウムにいた人間がみんなおかしな事になっているのがどうにもリアルに見えない。
なのでオイラはまったく面白さが分かりませんでした(笑)。
真木よう子のオナニーシーンの直後にシャワー・ルームのシャワーや水道が全て出しっぱなしになってる描写がある。
それはそれでイメージ映像挿入した気持ちは分からんではないが、映画としての描写としてはリアルさに欠ける。
少なくとも真木よう子演じるトワはリアルな死を意識させる存在であるべきなので、なにからなにまでファンタジーの体裁では物語自体が破綻するのだ。
結局印象としてはトワ自体の存在にもリアリティが感じられず、映画自体はすべてが思わせぶりなだけのなんだかななものであった。
最後に、この頃の真木よう子の演技はイマイチだと思う(笑)。


『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
ネタバレあります。
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先週の木曜日、会社帰りにテアトル新宿に。
平日の最後の回であったが半分くらいは客で埋まっていたか。
実に良い映画であった。
傑作と言ってもいいかもしれない。
今まで観てきたサイバラ関連の映画の中でも屈指の出来ではないだろうか。
演出の手つきが安定しているというか、まあ東陽一というジジイの監督だからw老練と言えるのかな(笑)。
原作は西原理恵子の旦那であった鴨志田譲の小説。
たぶん小説と言ってもいいと思う。
鴨志田の原作は一人称の視点で、アルコール病棟のこと、自分の病気のことなどが割とカラリとした感じでかかれている。
この原作もいい本であった。
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表紙絵はリリー・フランキー。
このリリーがパンフにかいた文章がまたいい。
<鴨志田さん、自分のことが映画になっちゃって、照れてるだろうなぁ・・・。>
いやあ、もう単文でいい文章だな、リリー。写真はへたっぴだけどw。
それはともかくw、この本は鴨志田が生前かいたなかで唯一サイバラの挿絵がない。
この事からも鴨志田のある種の覚悟が垣間見れて泣けてくるのだが。
しかし映画の方は完全に三人称の視点に移行している。
一人称から三人称への移行は口で言う程簡単なことではなかろうが、その脚色がとても上手くいっているのだ。
この辺りが脚本もかいた監督の老練さか。
三人称にすることで、塚原(浅野忠信演じるアル中の戦場カメラマン)の心情からも距離を置いている。
それは映画での台詞にも現れていて
「地獄を見た人と、その地獄の中で生きている人とどっちが苦しいでしょうか?」
この原作をかいた鴨志田に対しても容赦のない台詞をこの映画の監督はかいている。
これは地獄を見てきた塚原に対し同情をしないということではない。
同情するにしても批判するにしても、当人以外完全に理解する事はできないものだということを前提にしようということではないかと考える。
それはアル中の当事者がかいた物語を、さも分かったかの様に映画にするつもりはないという誠実な態度だと思う。
なので映画のタッチとしては同情的にも批判的にもなっていない。
塚原の方の気持ちに立たないかわりに妻の方にも肩入れしていない公平さ。
映画として描く価値だけを信じて誠実につくられている。
ある家族が遭遇した出来事を淡々と綴っている風に見えるのだ。
この手触りが『ベロニカは死ぬことにした』になかったんだよね。
オイラには珍しくこの映画のパンフを買ったのだが、この中で鴨志田穣の御母堂の文章があり、映画の中の穣と現実の穣は違いますと言い切っている。
たぶんサイバラも同じ気持ちであろう。
映画でもいわれたらうなされそうな罵倒が出てくるが、実際はそんなものではないということなのだろう。
関わった人にしか分からない地獄というものを見てきたのだろうなと思うと本当に泣けてくる。
大きなお世話だが、映画に子供が出てくるのだが、それは現実のサイバラの子供達と繋がっている。
映画に出てくる子供達があまりにも良い子なので、現実の西原の子供たちが比較の対象となってしまうことに他人事ながら心配してしまう。
まあ、それはそれとして。
で、ここまで傑作だと持ち上げていたが、この映画には致命的な不備と感じられる部分がある。
それが映像表現。
酔った塚原の前に幻覚の人物が現れたり、最後にドッペルゲンガーのような塚原が去って行くシーン。
これが酷い(笑)。
フィルムを一回止めて役者をフレームインして再び回しました。
フィルムを一回止めて役者をフレームアウトさせて再びまわしました。
というのが丸分かりな稚拙さ(笑)。
映画に予算が無かったのと、たぶん監督自身がこの手の映像表現に無頓着なのだろうね(笑)。
折角の気分の盛り上がりが、音を立てて崩れて行くよw。
今後は非SFであっても積極的にCGを含めた映像表現を考えた方がいいと思う。
折角良い映画なのにこんなことでマイナスになるのはもったいない。
物語さえしっかりしてれば映像のアラは帳消しになる、という理屈は少なくとも今は通用しない。
監督がジジイで無頓着なら山崎貴監督を映像関係のスーパーバイザーに呼べばよかろうよ(笑)。
この映画、幻覚のシーンだとかをもっと入れ込めば現実と虚構をテーマにしたエポックメイクングな作品になってたはずだと思う。
日本でフィリップ・K・ディックの世界を描ける映画がつくれそうだったのに。
まあ詮無い事ですが(笑)
映画としては実に良く出来ていた。絶対DVDだかブルーレイは買うだろう。
俳優陣はみんな上手い。
子役も上手いし、永作博美の丸顔がサイバラっぽくて萌えました(笑)。


今週から『キック・アス』。初日に見るのはむりだろうな(笑)。


今週末は母親の通院につき合うつもりである。
by 16mm | 2010-12-12 22:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(3) | Comments(2)
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タイトル : ドッペルゲンガー!?
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Commented by chata at 2010-12-12 23:30 x
>猪瀬直樹
こいつのつぶやきは反吐がでますな。

>LEICA M9
カメラ詳しくなくても、このルックスは所有欲が湧きますね。
ここは車を売り払ってでも買うしか・・・w

>『コスモスに君と』
一時期ヘビロテしてました。アンパンマン美声ですね。

>弥太郎
ラストの取ってつけたような死亡シーンは・・・w

>宇多丸
予備知識ナシで観たハリポタの回を聴いて、ほんと観なくて良かったと思いましたw

>『キック・アス』
近所で上映して欲しいのですが・・・どこも遠いッス。
Commented by 16mm at 2010-12-12 23:47
■re:chataさん
>猪瀬
学生の時にコイツの本を読んでてw。
いやはやwこんなクソヤローの本を買ってたのかと思うと、あの時の自分にかかと落とししてやりたいぐらいですw

>ここは車を売り払って
......
いやいやw。その手にはのらないw
実際実物をみて頭がクラクラしてましたw。
いいカメラなのはたしかですw。

>『コスモスに君と』
そうなんですよね、アンパンマン(笑)。
『イデオン』自体に思い入れがなかったせいか歌もちゃんと聴いてなかったのです。
あと悩みどころが、『ダンバイン』のEDと『ザブングル』のED。


>死亡シーン
あれは笑う所なのか?と真剣に悩みましたw


>宇多丸
おおお。Podcast聴いてましたかw。
オイラも『ハリポタ』はまったく見てないわけではないけど、ほとんどハリポタ弱者ですw
あれだけ宣伝して、大規模だ映画だと気の迷いで観ちゃいそうになりましたが、観なくてよかったっすw。


>『キック・アス』
本年度ベスト3に入れる人もいるくらいの作品。
オイラが試してまいりましょうw



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