『キック・アス』

木曜日夜から金曜日夜まで泊まり。
木曜日は帰って帰れない事は無かったのだが金曜日に研修があり、ケツの穴の小さい社長が冒頭にお言葉を述べられるとの事だったので遅刻しないようにと釘を刺されてしまい、仕方なくホテル泊まりw。
ちょっとイラっとしていたのでカプセル・ホテルではなく、広いベッド、デカいプラズマ・ディスプレイ、安っぽくもゴージャスに見える部屋、充実したアメニティー等、同値段のビジネス・ホテルでは獲得できないであろう充実したポテンシャルを秘めた空間。
ラブホ泊(笑)。
宇多丸のラジオで言っていたように独りでラブホに入る。
「KO-KO-U 孤高」w。
ラブホKO-KO-Uをしてきたのだ(笑)。
部屋に入った瞬間にマッパになってビールを呑んでツマミをガツガツと喰い、それではデカいプラズマ・ディスプレイでアダルトな映像でもゆわしたろか、と思ってチャンネル合わせたら、ひっじょうにハードなSMをやっていてw、その時のオイラのテンションと合わずに深夜のお笑い番組に切り替えた(笑)。
それも飽きてしまい、週刊文春の阿川佐和子をネタにKO-KO-Uセツクスをしようとしたら、ビール2本が効いたのかそのまま寝落ちに(笑)。
まあ、風呂も一人ゆっくり入れた事だし、たまには贅沢してもいいだろうw。


そんなわけで、土曜日に母親の病院への付き添いはすっぽかした(笑)。


その会社の研修であるが、会社の研修の割には有意義なものであった。
有り体に言えば、写真や絵に関し広告の場でのパクリや肖像権等に関する講義。
例えばである、街のスナップ写真で雰囲気のいいのがあったのでこれを企業の広告に使うという事が現状かなり困難だということだ。
街を行く人の顔が写り、背景には企業の看板やシンボルマークが写っている。
極端な話その写真を使うには、顔が写ってる人々は勿論、写り込んでいる企業すべてに対して許諾をしなければならない。
許諾をしなかった場合、いつ如何なる時に誰かにツッコミをいれられるかもしれないという得体の知れない恐怖が付いてまわる。
企業としてはそのようなリスクはおかしたくない。
この得体のしれない恐怖が広告の場において様々な面倒くささを生んでいる。
なのでドコのダレ、などという煩わしさが無い分だけ空間をCGで作成するというのは一見それらの問題を解決してくれるように見える。
しかしである、まったくないものをリアルに作るという事がどんな事なのかという事を考えていただきたい。
企業の看板、本のデザイン、陶器、パッケージのデザイン、車、etc....
本来それらは一つ一つにデザイナーが何人もいて徹底的叩かれてブラッシュアップされて世に出てきたものなのだ。
それらを原則使わないということになると、その空間に存在する全てのものをCGのオペレーターがデザインしなくてはならないといことだ。
ハッキリ言う。
そんな事は不可能。
短納期、ギャラは安い、具体的なイメージすらない得意先(笑)。
そんな状態だと部屋の中をCGで埋める事も困難なのだ。
なんでもCGで作ればいいというものではない。
デザインされた部屋は住んでいるのは学生なのか家族なのかで置いてある調度品まで違う。
それを考えなければ出来上がったものにリアルさが欠ける。
リアルさが欠ければ、それは単に綺麗なCGの画でしかない。
多くの得意先は綺麗なCGの画ではなく、所謂写真が欲しいのだ。
一人無いし二人程度のオペレーターでそんなあらゆるデザインなど出来る訳が無い。
ではどうするか?
パッケージのデザインなら既成のパッケージデザインの色を変えたり、デザインの部分部分を描いたり消したりして作るのだ。
それがリアルに見えるというのは絶対にどこかで見た事がある記憶によるもなのである。
まったく見た事もなものをいきなり画像で提示してもそれが本当にあるのか分からなければリアルに見えない。
現状、本意不本意は別にして仕事を確実に日程通りに終わらせるとしたらこのような方法がベターであると思っている。
ただ、その拝借したデザインが分かってしまった場合、問題になることがある。
拝借元のデザインを使ってる企業やらデザイナーから自分達のデザインに似ていると言われて裁判になるのだ。
その場合拝借した方はだいたい負ける。
判例でいえば色を変えたり意匠を少々変えたぐらいでは、拝借元の"知的財産権の同一性"というものが認められているから。
当たり前ではあるのだろうが。
そんなわけなので、得意先のアホなディレクターやデザイナーがCGで苦労して作ったものを平気で
「やっぱり要らないですね。ナシにしましょう。アハハハハ」
などと言うとコロしたくなりますね(笑)。
このバカ、この世で一番無惨な死に方しろw
などと不穏な気になります。
でもオイラも大人ですから、得意先の前ではニコニコしてますけど(笑)。
ガラスのコップなんてものはCGのモデリングとしては簡単に出来ますけど、そのデザインを見つけ出すまでそこそこ悩むわけですよ。
要らないならハナから作らせるなボケw
そんなドスぐろい気分の先週でした(笑)。


本日日曜日、ジムに。
ストレッチ、筋トレ、ランニング・マシン。
少々疲れ気味と思ったので65分で7.31km。
体重91.85kg。


『ヒックとドラゴン』のBLU-RAY+DVDのパッケージを買う。
本日それをデータにした。
DVDプレーヤーで一度は観ておこう。普段はiPod touchで観ちゃうんだろうけど。


土曜日の宇多丸のラジオ。
評論した映画は"スポーツマン山田"(笑)。
茶番ではあるがw、TBSが出資している『スペースバトルシップ・ヤマト』の名前を極力表に出さすに固有名詞の言い換えで評論するというのをやっていたのだ(笑)。
評論はともかく、番組の冒頭でその固有名詞の言い換えの説明を小島慶子がやっていたのだが、非情に無機質な感じでの説明が妙にウケました(笑)。


行きつけのカメラ店の店主との話。
自然の風景などを撮っているネイチャー・フォトという分野がある。
オイラのようにおネイチャン写真しか撮らない人間だと、普通の人からはだいたい蔑まれた目で見られていると感じるのはオイラの劣等感だらうか(笑)。
写真撮らない人からはたまに「風景撮らないの」って言われますけどね。
だけど反対に風景を撮ってる人に「オネイチャンのHな写真撮らないの?」とは聞かないやな(笑)。
いや、いいんです。
オイラは胸を張って自信を持ってHな心で女の子の写真を撮ってる訳ですから(笑)。
風景写真は撮ってもつまらないし、撮ればへたっぴだし(笑)。
それはともかくw。
全てのネイチャー・フォトグラファーがとはいわないが、コンテストで上位常連でいるようなアマチュア・カメラマンがどのようにして作品をつくっているのかを聞いてべっくり(笑)。
空間が抜ける様に邪魔な草木を切り落とし、自分で持ってきた好みの枝を地面に突き刺す。
その枝に鳥のヒナを巣からつまみ上げてのせる。
ヒナが枝にいるもんだから親鳥はそこに餌を運ぶ。
それを望遠レンズで撮影し、鳥の親子の仲の良さげな写真として発表する。
オイラを含めてコンテストの主催者や審査員のプロカメラマンもその鳥の習性を知らなければ所謂"決定的な瞬間"として見るだろう。
オイラもね、女の子の写真を撮っていて、まったく作為がない、とは言いませんよ(笑)。
撮影時の作為どころか、オイラの場合は撮った後もPhotoshopでどんどん作為を追加していくんだから(笑)。
ただね、世間的なネイチャー写真のイメージに対し、その写真を撮ってる人の中には薄汚な〜い方法で"自然"を撮ってる人がいるんだな、ということで(笑)。
富士山の写真なんかでも、通常の場所だとどこで撮っても同じ写真にしか見えないもんだから、近くに住んでいる人と仲良くなってその人の庭に桜の樹なんかを植えさせてもらっちゃって、桜と富士山をからめて写真を撮る人もいるらしい。
当然他のカメラマンはその場所に入れないから撮れない。
特定の人しか撮れない写真はそうやって作られる(笑)。
ハタからみれば滑稽だけど当事者は本当に真剣だからね。
ある意味撮影を趣味にしている人々にかけられた呪いみたいなものかもしれん。


『キック・アス』
ネタバレあります。
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土曜日。シネセゾン渋谷。
母親の通院の付き合いがあったので初日は無理かなと思っていたのだが(笑)。
会社に泊まって9時30分ぐらいにシネセゾン渋谷に着いて指定席を買う。
上映時には立ち見が出る満員。
満員の映画館なんて久しぶりだなあ。
オイラの本年度ベスト5の中に入る映画だ。
この映画、今年の春ぐらいにSHOWBIZ COUNTDOWNで観た覚えがある。
コメディのキワモノだろうと思って、オイラとしては観ない映画だと思っていた。
が、その後町山智浩や金城一紀の絶賛の声が聞こえてきて、ちょっと興味がわいてきた。
で、なんといっても面白そうだと決定的に思えたのが

この予告編。
クロエ・グレース・モレッツ演じるヒット・ガールのアクションがカッコイイかっこいい(笑)。
このカッコよさはなんだろう。
アクションとしてのコレオグラフの見事さもあるけど、やはり年端もいかないロリな女の子が拳銃を撃ちバタフライ・ナイフで舞い、
「このオマンコ野郎ども。楽しませてよ」
なんて常識的な子供が言わないであろう台詞ののギャップに萌えたのかもしれん(笑)。
実際ヒット・ガールがバタフライ・ナイフをカチャカチャやって開閉のアクションをする様はカッコよくて見事なんだよね。
物語はアメリカン・コミックスを原作としているが、映画用にアレンジが加えられている。
オイラは映画版もコミックス版も好きであるが、映画の方がちょっとハッピー・エンドに近いかな。
コミックスは最後まで主人公が傷つけられて終わって行くからね。
コミックスの暗さというのも現実のどうにもならなさを描いていて良かったとは思うが、映画にすると重すぎるかもしれない。
そう言う意味では原作コミックスを先に読んでしまってもネタバレ的になって面白さが損なわれるということはない。
原作版と映画版に共通する部分があるとすれば、少年期における性衝動と暴力性が転じた力への渇望という部分ではないだろうか。
それがストレートにヒーロー願望となるのだが、普通はそこから先はヒーローになった己を空想して終わる。
しかしこの映画の主役であるデイヴは、願望を現実に変えてしまった。
「可能性を本物の希望に変えよう!」(笑)
スーパーヒーロー願望を空想で終わらせずに現実にやってしまったら...というのがこの映画の骨子とも言える。
デイヴはどこの世界にでもいる本当に平均的な少年だ。
蜘蛛に噛まれてすさまじい体術を獲得するでなく。金持ちでもない。当然空も飛べない。
単なる非力なコスプレをした変わり者でしかない。
そんなのが目の前に来て、説教をはじめたら......
そりゃ、気味悪がって失笑して、逃げるか刺すよな(笑)。
刺しても正当防衛のようなきがするぐらい(笑)。
そもそも拳銃を携帯し、武術も多少学んでいるとはいえ実際は普通の人間と変わりないであろう警察官が、なんで暴力団等に強気ででられるかと言えば、とりもなおさずその背後に"国家"という存在があるからに他ならない。
例えば、日の丸を背負った警察官を殺しでもしたら、国家権力はそれを徹底的に潰しにかかるだろう。
その保険があるから警察官一人一人は強気で対する事ができるのである。
しかし、警察官ではない者が警察官の真似をする、所謂自警行為というものに国家の後ろ盾はない。
国民として国家に守られる権利はあるもののそれ以上のものではない。
だいたい自警行為自体がチンピラのそれとどう違うのか。
『スーパーマン』や『スパイダーマン』ではなく、『バットマン』のブルース・ウェインのような普通の人間が国家の後ろ盾もなく自警行為を行えるのは、彼の鍛えられた肉体もさることながら、莫大な金を持っているからという事なのだ。
国家権力に匹敵する装備を開発する金があるから出来る事なのだ。
そういうことになると『アイアンマン2』のように国家はその武装に対し脅威を感じて敵として認識するにいたる。
暴力団が何千人集まったところで国家を転覆させることはできないが、現実にバットモービルなりアイアンマンのスーツがあればそれが可能になる。
話を戻すが、では金持ちでもなく体術も突出していない者が自警団になったらどうなるのか。
あっという間に犯罪者に捕まり、拉致されて筆舌につくしがたい拷問を受けて苦しんで死ぬという末路だ。
ビッグ・ダディとヒット・ガールはその辺りは自覚的で、身を守る為のバカバカしいほどの訓練をつむ事で力を保持している。
ある意味、自警という行為が現実の中で如何に成立しないかということを実にリアルに描いていると思う。
この手の映画の定番となりつつあるものに鏡に写った自分と対話するシーンがある。
これは明らかに『タクシードライバー』からの引用だ。
思えば『タクシードライバー』も性衝動と暴力性に突き動かされた男のヒロイズムへのあこがれの映画だった。
モヒカン刈りがコスプレの代わり。
『タクシードライバー』のトラビスは最終的には街のヒーローになったし。
この『キック・アス』に関して言えば本当に良く出来た傑作だと思う。
オイラの趣味、カワイイ女の子、銃、殺戮、(笑)、とヒロイズムに関する哲学がありドストラクな映画であった。
この映画の監督マシュー・ヴォーンは自分のヴィジョンを曲げない為に自腹も切ったらしい。
ますます好感が持てる。
ニコラス・ケイジも出てくるけど、これがまたカッコいいんだわ。
今まで観てきたニコラス・ケイジの中では一番好きかな。
『ザ・ロック』のニコラス・ケイジも良かったけどね。
DVDは絶対買う。
by 16mm | 2010-12-19 22:46 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2010-12-20 00:07 x
『ヒック』鑑賞しますた。ドラゴンに乗ってる感は『アバター』と同等かそれ以上じゃんと思いました。しかしBDはCGアニメと相性良いのか、とてもキメ細かいっす。コレ観て『トイストーリー』欲しくなってきたw

>阿川佐和子をネタに
今月一番の爆笑w

ヒット・ガールの子役、来日した写真みると映画より結構成長しちゃってるようなカンジに。ともかくはやいとこ映画観たいです。
Commented by 16mm at 2010-12-20 06:04
■re:chataさん
>『ヒック』
この映画はもう一度3Dで観たいなと思うぐらい効果的な演出がなされていました。
3Dに関していえば『トイ3』よりもうまくいっていたと思います。

>阿川佐和子
いやいや。オイラまじですから(笑)。好きですから(笑)。
でへへへへw。

>クロエ・グレース・モレッツ
いや〜、成長しちゃってましたねw。
今スコセッシの映画に出てるみたいですけど、今後もうまく女優として成長してもらいたいものです。カッコよかったっす。


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