『トラブル・イン・ハリウッド』『その男 ヴァン・ダム』『シャッター アイランド』

先週の火曜日に鼻が詰まるしダルいしで、花粉症が今年もはじまったか?今年はいつもより激しく飛ぶらしいな。
などとあくまでも花粉症だと呑気に思っていたのだが、その日の午後になってどうにも風邪っぽいという状態をやっとこ認識して会社を早退。
それでもまだ呑気だったせいか食欲もあったので帰りがけに一蘭に寄ったのだが、秘伝のタレがいつもより舌の上で痺れる感じ。
水曜日に近くのクリニックに行ったら、例の鼻のアナに綿棒?らしきなんかを突っ込まれw、30分もたたんうちに「インフルエンザA型陽性五日間外出禁止風呂禁止」と結果を告げられた(笑)。
このクリニック、朝イチに行って一番で入ったのだが、オイラの状態を見るなり
「車の中で待っていて下さい」
と、クリニックの待合室ではなく自分の車で待つように言われたのだ。
綿棒を突っ込まれたのはクリニックの玄関先だし、結果や説明や会計は車のところで。
今回のインフルエンザ、予防接種をしていても罹る人がいるらしいので結構クリニック側もピリピリしていたんではないだろうか。
タミフル五日分を受け取り、それを全部飲み切るように厳命された。
「タミさんは、野菊のような人だw」
風呂も入っちゃダメだったので頭が痒い(笑)。
しかしタミフルってすごいね。
病院から昼に帰ってきた時は38.6度だった体温が、タミフル飲んで5時間寝たら36.8度まで下がってるんだもん。
まったく寝汗もかかずに(笑)。
飲み切れとの厳命だったので二日を過ぎたあたりで体温が35.5度になって、少々末端冷え性状態になったが(笑)。
毎年この時期に必ず倒れているオイラであるが、今年はうがいは必ずイソジンでやって手洗いも割と頻繁にしていたのに(笑)。


いつも思っているのだが、窒息で死ぬのだけはイヤだなあ、と。
映画でもなんでも、生き埋めになったり、水没する船の中で苦しんで死んで逝くのを見るにつけ
「こんな死に方は、死んでもしたくない」
と思うのだが、齢を四十越えて鼻づまりがシャレにならないほどキツく感じられるようになった。
主にこの花粉の時期であるが寝る間際に鼻から息が出来にくいと、途端に息苦しくなり寝ていられなくなる。
ヨロヨロ部屋の中を歩いてみたり、果ては急患で病院(どこでもいいと思っている)に行って
「光を....。ではなく、空気を」
などと言ってなんとかしてもらおうかとか(笑)。
......
笑いごとではなく、現在の深刻な悩みではある。
これまで
●鼻をこすって摩擦であっためる。
●鼻の両脇にあるツボを刺激する。
●鼻を懐炉であっためる。
●ブリーズライト使用。
●酢を蒸発させたものを鼻で吸い込む。
●レンコンの絞り汁を鼻の中に綿棒で塗る。
●各種薬の使用。
などを行ってきたが、どれもそこそこはいけるのだが決定打にはならず。
取りあえず今はブリーズライトを使用しつつ即効性のある点鼻薬を試してみるつもりである。
痰が絡んで死ぬなんてのもやだなあ。
いや、死に方がカッコいいとか悪いとか無様であるとかという問題ではなく、窒息死に対する恐怖なんだよね。


というわけで、先週に引き続いてジムは休みである。
更に歯のメンテナンスにもいけなんだ。
映画は観たい映画が今のところ4つあるのだが、果たして全部観れるのか?
この時期映画館に入って具合悪くなるのもなあ。
ずっと休んでいると気が弱くなるね。
散々休んでまた病気になって休まなくちゃならなくなったらどうしよう、というね。
こんな事を考えるとはオイラもちいさい男だ(笑)。
どうりで日本にパンクが根付かないわけだ(笑)。


そういえば今日はサイバラのサイン会だったっけ。
浦和で。
あ〜あ。


先週は寝て起きて飯喰って寝て......という繰り返し。
TVはさほど観なかったのだが、モーローとしながらも観ていたのがTOKYO MXの『5時に夢中!』。
故逸見政孝のご子息逸見太郎がMCをやり、岩井志麻子や中瀬ゆかりが出てる楽しい情報番組だ。
逸見太郎、たけしの映画に出ていて俳優の方で生きていくのかなと思っていたら、やはりアナウンスの方にきたか。
クセものぞろいの出演者を非情に上手くさばいているのがいい。
喋り方も物腰も好感がもてて良い。
出来れば毎日みたいぐらいだ(笑)。
無理だけど(笑)。


iPhoneを買ったのでアレだが、無線LANにしたおかげでiPod touchでもYouTubeが観れるようになり、布団で寝込んでいる身としては必要以上に退屈せずにすみよかった。
以前TOKYO MXでやっていた水道橋博士と宮崎哲弥の『博士の異常な鼎談』を延々と観ていた。


いまさらだがサッカーについてである。
といってもアジア杯についてではない。
オイラ観てませんから(笑)。
そっちのサッカーではなく"The Secret Tournament"についてだ。

2002年に作られたこのCMを初めて観たのは多分昨年か一昨年か。
こういうのが観れてYouTubeありがたやと思ったよ(笑)。
このCMの監督をテリー・ギリアムがしていて、このスピード感と狂気な様がすごくカッコよかったのだ。
で、久しぶりにボーっとしてみてたら、
「?」
現在世界で迷子の自分を捜している(笑)中田英寿が出てやがった(笑)。
今までまったく気がつかなかった(笑)。
サッカー上手いんだろうけどさ(笑)、ギリアムの映像が一気にそこだけ色あせて見え始めちゃった(笑)。


本日日曜日。リハビリも兼ねて少々買い物。
『告白』 【DVD完全版】を購入。
特典映像でDVD版はブルーレイ版と差をつけらることが多い。
しかし、本作は両方の版とも特典が同じなのがうれしい。
本編とメイキングのすべてをデータ化した。
メイキングもなかなか興味深いもので面白そうだ。
やはり映像的な映画だったんだなと思う。
通勤時に観ていこう。

『週刊とりあたまニュース―最強コンビ結成!編―』を購入。
週刊新潮の最後の方に載ってる連載。
サイバラの漫画も面白いんだけど、佐藤優のテキストも実にウィットにとんで面白い。
その時々の時事について非情にシャープな筆致で評論しているのがいい。
ちょっと真面目に読むつもり。
オイラも中田ヒデなみに迷子なので(笑)
オイラはは右なのか左なのか。
己の立ち位置を見失っておる(笑)。


以下インフルエンザ中に観たiTunesのレンタル映画である。
iTunesでレンタルで観るつもりだった映画のみをチョイスすることにした。
いずれ購入を考えているような作品は今回は除外するということで。
病気で寝込んでいるわけなのであまり深刻なものは止めて、ちょっとバカ映画が入ってもいいかなと(笑)。
だけど『カンフーくん』をレンタルする勇気はなかった(笑)。
完全にディスるつもりでレンタルしようと思っていたのだけど(笑)さすがに勇気がなかった(笑)。

『トラブル・イン・ハリウッド』
ネタバレあります。
久々にロバート・デ・ニーロの作品を観た。
なんとなく疎遠になった感じはしたのはデ・ニーロがコメディを多くやり始めたからかもしれない。
コメディ映画はオイラの主な守備範囲ではない。
もうやれない演技は無いという状態から、しかし年齢的にやれる演技が少なくなってきた感じであろうか。
今67歳のデ・ニーロ。
本作ではすくなくとも15歳ぐらいは若いであろう映画のプロデューサーの役である。
実際演技自体に衰えというものは感じられんのはさすがで。
顔に深く刻まれた皺が顔立ちを更に魅力的にしているとも言える。
デ・ニーロがデ・ニーロである所以である所謂"デ・ニーロ・アプローチ"。
役柄を徹底的に研究しそれを完全に血肉化する。
つまり、ヤク中の役をやるのにヤク中になるような演技法。
これによっと彼は体重の増減から、頭髪を抜く、タクシーの運転手の役なら本当にタクシー・ドライバーをやるといった、本来演技をするための手段が彼の代名詞となっていた。
どんな演技をしたのかよりも、演技をするためにどんな役作りをしたかに注目が集まった。
デ・ニーロにとっては不本意だったかもしれない。
歳を取り、若い頃のような役作りの上での無茶ができなくなったのか。
それとも、極端な役作りを必要としない役をたまたま演じ続けているのか。
演技だけみれば本当に申し分ないわけなのだけど、正直な所物足りなさを感じてしまう。
デ・ニーロのそういう部分を期待するというのは、彼をエテ公扱いしているのに等しい気もするのだが。
『トラブル・イン・ハリウッド』自体は可もなく不可もない、体調が悪い時に観るにはちょうど良い作品であったと思う。
ハリウッドの内幕ものだからね。オイラの興味のあるところではあるが。
これは劇場に観に行こうと思っていた映画でもある。
まあ、わざわざ観に行かないでよかったと思っている。


『その男 ヴァン・ダム』
ネタバレあります。
昨年の『エクスペンダブルズ』になぜジャン=クロード・ヴァン・ダムが入っていなかったのか?
それはすでにジャン=クロード・ヴァン・ダムが独りエクスペンダブルズをやっていたからだ(笑)。
本作は所謂メタフィクション映画として成り立っている。
なのでジャン=クロード・ヴァン・ダムは彼自身の役として本作に出ている。
筋肉アクションスターとしてハリウッドでのキャリアが低迷しているヴァン・ダム。
離婚し、娘の親権は奪われ、慰謝料まで払わなければならず、現金もなく、カードも使えないという思いつく限りの踏んだり蹴ったりな状態。
そんな彼が郵便局の強盗に間違えられてしまうというのが本作の骨子である(笑)。
まあ、そんな骨子はどうでもいいのだが映画自体は意外とバカに出来ない程度に面白く出来ている。
ちょっぴしオススメしてもいいかなと思うぐらい。
それよりも本作を観るとみんなヴァン・ダムが好きになると思うな(笑)。
ジョン・ウーをハリウッドに紹介したのに見捨てられたヴァン・ダム。
主演映画を後一歩でつかめると思ったら、ポニーテールを切ったスティーブン・セガールに奪われたヴァン・ダム(笑)。
タクシーに乗り、疲れているのに明るく気さくに話してくれなかった事を運転手にグチグチとなじられるヴァン・ダム(笑)。
本作冒頭でワンシーンワンカット(多分)の長まわしのアヴァン・タイトルでのアクションで「オレももう歳なんだから」と泣きを入れるヴァン・ダム(笑)。
もうなんだか、筋肉バカ俳優だと思って主演映画を観てこなかったオイラが猛烈に反省しちゃうような(笑)。
ヴァン・ダムは良い奴。ヴァン・ダムはかわいい(笑)。
そんな映画である。
バカっぽいけど、結構面白く出来た映画だと思います。
あ、あと映像がハイライトを明るくにじませたルックで結構好きである(笑)。


『シャッター アイランド』
ネタバレあります。
字幕版をと思ったのだがiTunesから消えていたようなので吹き替え版で。
しかしこの映画、初見は吹き替え版の方が良いかもしれない。
劇中の情報量が膨大なので字幕によって映像から視線がずれるのは辛いかもしれない。
たいへん良い映画だと思う。
ただこれは自分個人のペース(DVDやブルーレイ、iPod等)で行きつ戻りつしてじっくりと理解しながら進み、出来れば複数回観てディティールやニュアンスを楽しむ為の映画だと思うので、劇場で一度だけ観て、というのには向かないのではないだろうか。
有り体に言えば、iPod touchで観たから面白いと感じた、のかもしれない。
劇場公開時に本作のストーリーのアウトラインやレビューの断片を見聞きした時から、
「これはディカプリオもこの病院の患者というオチなんだろうな」
とアタリはつけていた。
まさにその通りのオチではある。
しかし確かにオチはそうなのだが、この映画のポイントはそこではない。
ある個人が辛い現実から自分の力で身を守る為に怪物になって生きようとする行為を、精神医学というサイエンスが治療という行為によって怪物から人間に戻そうすることへの疑問。
我々の多くが信じている"常識"や"慣習"を受け入れず、独自の"常識"によって行動する人を非常識な人間とか精神異常者と規定する事がある。
だが"常識"や"慣習"が時や場所によっては普遍的なものでは無い事は明らかであるので、我々が信じている"常識"や"慣習"が絶対的なものであるなどということはありえない。
少数派の"常識"や"慣習"を"妄想"と呼ぶのであれば、同様に我々の多くが信じている"常識"や"慣習"も"妄想"なのである。
大雑把に言って、精神病と診断された者への治療というのは彼等が信じている妄想を否定し、新たに我々が信じている妄想を信じ込ませることだと言ってもよい。
『シャッター アイランド』でディカプリオ演じるテディは、自身の戦争体験や家族を悲惨な形で無くした事の堪え難い自責から自分を守る為に偽りの世界を自分の中に築いた。
しかしそれは端から見れば精神を病んだ人間の行動でしかない。
現実問題としてそんな自分本位の世界だけでは社会のなかで生きる事は不可能だ。
そこで一般の社会生活を送れるよう治療をするのが精神医学である。
ただ堪え難い思いから逃げる為に怪物になったのに、精神医学がその怪物を退治したらどうなるか。
その患者はまた堪え難い現実にさらされ本当に気が狂う筈だ。
そうなると今度は所謂精神医学の外科的な処方が始まる。
いまは禁止されている前頭葉破壊行為。ロボトミー手術である。
主に感覚を鈍くさせ多くの思考と自由意志を弱体化させる事により、精神病と称される妄想も希薄になる。
当然であるが我々が信じている妄想を信じようという気も希薄になる。
いわば生ける屍。
良い人間として死んだ状態。
映画の終盤、テディが現実を受け止め自分が妻を殺した事をはっきりと認めれば治療は成功したということになるが、まだ自分を捜査中の連邦保安官だと思っているようなら治療は失敗、ロボトミー手術を受けるという選択の場。
テディの治療は失敗だったと判断されるのだが、その直後テディが言う台詞。
「怪物として生きるのと、良い人間として死ぬのとではどっちがマシか」
泣けたね。
テディはちゃんと自分のやった事を明晰に理解するに至っていたのだ。
つまり自分が治っていないフリをした。
なぜか?
堪え難い現実から逃れるすべはもう死しか残っていないと判断したからだ。
自由意志だのを持って堪え難い家族の喪失を感じるぐらいなら、大多数の言うところの"良い人間"になって死んだように生きた方がマシだと明晰に判断した。
この問題は色々むずかしいのでおいそれと結論はだせない。
しかし、この世の全ては妄想でしかないと頭のすみにでもとどめておけば、他人の妄想に関して多少は寛容になれるのではないかなと思う。
というわけで、この映画そのうちDVDだかブルーレイだか買っちまいそう(笑)。
監督のマーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオのコンビネーションは結構最強なんではないだろうか。
スコセッシという監督は自分の思想を実に巧妙に映画に滑り込ませる事に長けているが、更にディカプリオを主演させる事によって大きなバジェットを手に入れる事ができた。
つまり自分の思想を大きく広める機会を手に入れたと言っても過言ではあるまい。
レオナルド・ディカプリオもスコセッシによって演技に幅と重みが出てきたと言っても過言ではないだろう。
同じような妄想を、というか夢を扱いディカプリオが主演した『インセプション』があったが、この映画からは全く暴力性が感じられない。
別に暴力性云々は感じられないから悪いということではない。
『インセプション』からはある種のスタイリッシュさは感じるのだが。
暴力性というのは人間の深淵に通じるもんだなと思った次第。


今週具合の悪さがぶり返しませんように(笑)。
by 16mm | 2011-01-30 20:21 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(4)
Commented by chata at 2011-01-30 21:25 x
インフル治療お疲れ様でした。
しかし鼻でそんなに悩まれておられたとわ。
自分も似たような感じで鼻のどが詰まって寝られないことがあったのですが、原因はアレルギー性鼻炎でした。ぐっ…まだまだ汚部屋だったのか…と落胆したのは言うまでもありません(笑)

映画はしばらくスルーしそうな雰囲気です。チキンと呼ばれようが、人ゴミ恐怖症な昨今であります(笑)
Commented by 16mm at 2011-01-30 22:08
■re:chataさん
いや〜、昔は「鼻づまり?口で息すりゃいいじゃん」などと思っていましたが、そんなもんじゃないという事が身にしみました。上記のような事を言ってた頃のオイラをシバいてやりたいです(笑)。
昨年の検査でオイラのアレルギーは杉のみ。
オイラの汚部屋の所為ではないという(笑)。

映画はねえ、なんとか今週行ってみたいと思ってます。
マスクつけて完全装備で(笑)。
chataさん、くれぐれもご自愛のほど。
Commented by nati at 2011-02-02 01:48 x
関東は今年、花粉凄いらしいですね
(*゚Д゚)つテンチャどうぞ。
喘息で気道が狭くなるのもなかなか素敵にしんどいですよ~♪♪
インフルお疲れ様でしたッ
Commented by 16mm at 2011-02-02 21:30
■re:natiさん
オイラの鋭敏なセンサーはもう杉の花粉を感知しております(笑)。
まったく役に立たない能力です(笑)。
喘息の人の辛さを考えると泣けてきます。
息が出来ないって辛い、というよりも死の恐怖を感じるんですよね。
実際それで亡くなる方もいらっしゃるし。
本当になんとかしてもらいたいものである。


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