『SP 革命篇』

東北方面ではまだ余震があり、被災者の方々の状態をニュースで見るにつけいたたまれなくなる。
帰国を指示されても日本の友人を置いていけないと留まったイギリス人の大学教師の話や、泥だらけになって救助犬とともに被災地を走り回っている外国の方についても同様で、本当に自分は甘っちょろいなと思う。
日本で起こった事なのに、日本人のオイラが快適に暮らしていいのか。
自分の恥を埋める為に、またも義捐金に金を投下。

実際に被爆をし、更に被爆の危険を知りながら事態の収拾に当たっている現地の方々には本当に申し訳ないと思う。

菅首相が自民党の谷垣総裁に総理兼震災復興担当相としての入閣を正式に要請し、断られた件。
この未曾有の危機の責任をとりたくない気持ちは分かるが、谷垣ってのはケツの穴の小さい奴だね。
原発は自民が推進してたろうに。
責任の一端ぐらいあると思わないところが一流どころの政治家らしいところである(笑)。

前回拙ブログでビートたけしがこの状況を笑いにできないほど事態は深刻なんだ、と知ったかでかいたが(笑)。

さすがビートたけしである(笑)。
他の芸人やら文化人とやらと圧倒的に格が違う。
こういう人がいると本当にホッとする。

浄水場で放射性ヨウ素検出するも、数値が規定値以下になったので安心して飲めると石原慎太郎都知事が水を飲んでいた。
すっげえイヤそうに飲んでいたのが笑えるね(笑)。
こいつまだ長生きするつもりなのか(笑)。

浄水場が汚染されてると思えば平気で買い占めに走るヤツら。
そいつらの所為でオイラが毎日買ってる500mlのミネラルウォーターもコンビニで買えないんだから(笑)。

オイラも含めて早く電気をふんだんに使えるようになって映画もレイトショーで観たいと思う人は多いと思う。
喉元すぎればなんとやらで、そろそろ真剣に映画のレイトショーを復活させて原発も復活させたほうがいいのか、それともみんなすこしづつ不便に慣れてエネルギー消費を抑える生活を目指した方がいいのか考えた方がいいかもしれん。
この事態が沈静化したら、また誰も考え無しにエネルギーを消費する生活を望むようになるのかもしれないが。

今回の、特に原発の件は20年前にその話で大騒ぎしていた頃にはっきりと反対できなかった事へのツケを払う事になった。
その責任はオイラにもある。
だから少なくとも一方的に自分は被害者だと言うつもりはないので、これから起こるであろう事態を甘んじて受けようと覚悟している。
汚染された恐れのある食べ物だって、「疑いがある」程度のことであればオイラは食うよ。


先週の月曜日3月21日。 日本テレビで「スタジオジブリ物語」放映。
あまり期待しないで観ていたら、これが結構資料的価値がありそうな映像満載。
宮崎駿や高畑勲がいた頃の東映動画が映像として残っていた。
彼等二人が若い状態で写っている写真なんかも出てきて。
アナログではあるがハードディスクレコーダーに高レートで録画しておいてよかった(笑)。
そのうちDVDに焼いて、更にiPod touchで観られるようにしておこう。


久しぶりにキネマ旬報を購入。
目当ては『息もできない』の監督であるヤン・イクチュンと根岸吉太郎の対談。
根岸はどーでもいいのだが、ヤン・イクチュンのセックスと暴力に関する発言が興味深い。
どちらも真剣にやれば終わった後に徒労感や空しさが残るところは同じである、というとこ。
なるほどなと思う。
『息もできない』は全編すばらしいのだが、その中の一つに夜の漢江の河川敷でサンフンがヨニの膝枕で泣くシーンがあるのだが
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このカット、何度観てもすごいね。
実際はかなりのお金をかけてこのシーンを準備していたにもかかわらず、雨が降ってきて中止。
別の日に寄せ集めのライトでなんとかカットを整えて撮影したらしい。
背後に斜めに並んだ街灯。
その前に横位置で配置される登場人物の二人。
構図といい綺麗なライティングといい、まさに神カット(笑)。
そしてなによりもセックスシーンのような官能性がこのカットから見えてくる。
ヤン・イクチュンって人は映画をアカデミックに学んでいないと言うが、画を作る能力と見る能力がズバ抜けてるね。


山口晃の『すゞしろ日記』と若杉公徳の『デトロイト・メタル・シティ』を再読。


先週土曜日、午前中は車の点検。午後は歯のメンテナンス。
ガソリンは普通に入れられるようになった。
ありがたい事である。
母親の実家のある福島ではまだガソリンの供給が上手くいかず難儀しているらしい。


本日日曜日、2週休んだので3週間ぶり?っていうのかなwジムに行く。
肩がちょっとこっていて若干いたい。
ストレッチを念入りにやる。
肩こりはひどくなるようならマグネループをもう一つ買おうかな。
筋トレとランニング・マシン。
今日はすっかりnike+を忘れてしまった(笑)。
65分で5.21km。
距離的には超軽めだが、傾斜角を付けて若干負荷をかけた。
2週ジムに行かなかったのでセーブ。
体重は変わらず91.65kg。


イマイチ自宅にいても気が休まらない。


先週の土曜日から地元の映画館が復活した。
レイトショーなしで上映本数も減らしているよう。


『SP 革命篇』
ネタバレあります。
109シネマズ菖蒲で。
久々に映画館が復活したせいなのか、上映回数が少ない所為なのか、結構な満員。
明らかに普段映画館に脚を運んでない人が来てるというのがわかるのが、上映が始まってる時間なのにダラダラと入場してくる客や、上映中に頻繁に携帯電話を見て光らせるバカがいたこと。
ダラダラ入場も腹立つが、上映中の携帯電話は本当にイラっとした。
つーか近くにいたらまじに問答無用で後頭部をはたいてるよ(笑)。
30代後半の主婦っぽい人だったけど。
TVシリーズから始まってようやく『SP』は完結した。
映画版の前作である『野望篇』が微妙にがっかりした出来だったのに対し、本作『革命篇』はあらゆる意味で面白かった。
ハッキリ言って『野望篇』いらなかったんではないか?とも思ったが、尾形のバックグラウンドの奥行きを描く為に必要だった。
なら、『野望篇』までをTVでやれば良かったのにw。
CGがCGと分かってしまうショボさはあったり、演出の甘さがあったりと言いたい事はある。
なによりもこの映画版の二つを繋ぐエピソードをTVでやっちゃうという反則をしているのはいかがなものかと思う。
どういう理由なのか分からぬが、このような反則をしたことで本作が映画としてのまとまりを決定的に損なう事になっている。
しかしこの『SP』という物語を動かした熱意は感じられた。
それは原作・脚本の金城一紀の苛立ちだったり、その他のスタッフやキャストが、現状況の中で最大限の力を発揮しようという意思だったり。
良かった所を羅列すれば
●警護課第4係の面々のアクションがすばらしい。カメラワークでの見せ方もあるがすばらしく見栄えがする動きであった。
●岡田准一の面構えがいい。目の下にクマのようなものを作って、麻田総理を狙撃したスナイパーのSPに銃を向ける時の顔がすばらしい。
●本会議場をどうやって制圧しているかの説明が上手い。
●警護課第4係が本会議場に乱入した時のアクション。銃から排莢されるカートリッジをフェティシズム全開で描写。
●尾形と井上の二人の対決。息づかいだけでシーンを作っている。
ちゃんとした感想はDVDで再見してからしたいと思っている。
というのはオイラが頭悪いというのを差し引いても登場人物達の相関関係がいまいち把握しきれなかったからだ(笑)。
だからリバプールクリーニングの背後関係とか、梶山を謀殺したと思われる小波という管理官ってどんな奴だっけ?とか(笑)。
明らかに物語が物理的にTV→映画(『野望篇』)→TV(革命前日)→映画(『革命篇』)と分断されているために細かい部分を忘れている(笑)。
そうは言っても非情に印象はいい本作なのでDVDで見返して『SP』という物語を改めて咀嚼したい。
取りあえず更に最後に良いなと思ったのは物語の締めくくり方だ。
尾形が井上に宛てた手紙を読まなかったりとか(それは劇中で語られた事がかかれているだけだと思われる)、拘置所に入っている尾形を連れて行く職員が「もうすこしだ」とかボソっと謎の言葉を言ったりとか。
それらの謎がすべてラストシーンで井上にかかる大きな影、大きく深い闇に取り込まれる予感を提示している。
『SP』という物語はここで終わるが、今後どうなるかという想像を巡らすためのフックを作ってある。
「解釈は観客に委ねる」
というのが、無能な映画監督の責任転嫁の常套句になっているが、そういいたいなら本作ぐらい徹底的に物語を作り込んでもらいたい。
この辺りは金城一紀の確信犯だろう。
年間の映画ベストには入れたくはない本作ではあるが、ずっと見てきた『SP』という映画の幕引きとしては最高のものであったと言える。
by 16mm | 2011-03-27 20:28 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2011-03-27 21:37 x
>すっげえイヤそうに飲んでいた
これは笑えましたね。パフォーマンス失敗w

>携帯電話を見て光らせるバカ
これたまにいますね。G戦の阿久田編集長のように、映画を冒涜するやつには氏ねと言いたいッス。

>登場人物達の相関関係
これほんと誰かにわかりやすく教えてもらいたいですw
Commented by 16mm at 2011-03-27 21:58
■re:chataさん
>携帯
これほんとに迷惑なんだよね。オイラ以前隣で携帯のカメラで写真撮ってるガキがいて(笑)。著作権云々はどうでもいいが結構眩しくて目障り。
オイラ取りあえず
「やめろ」
って3回は言いましたよ。
でもさ、4回目をやったらさ『SP』で岡田がやってたように肘を思い切りガキの顔の側面にヒットさせてもある種の正当防衛だよね(意味不明(笑))。

>相関関係
リバプールクリーニングのスポンサーをはじめ、全ての黒幕のワルは伊達國雄ということなんですかね?
取りあえずまたるるDVD(笑)。


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