『SP 革命前日』『SP 革命篇』

先週、ちょっとした力仕事を一日やっていたせいか、右腕の浮腫みがいまだ治らずかったるい。
この腕の腫れが治まったらオイラのパンチ力は10倍にはなるはずである(笑)。
歳の所為か疲れが取れず、本日のジムも休みにした。
「ウホっ」っとなるような肉体改造をしようというモチベーションがあるなら身体を使う作業もいいなと思う(笑)。
身体を動かす作業が苦手でも嫌いでもないからね。
典型的なブルーカラー気質なのかもしれん(笑)。


先週、鼻づまりが若干でたが、パニック的な窒息感は出なくて良かった。
痰はいまだ若干であるが完治にはいたっていない。


Boseに修理に出していたヘッドフォンが帰ってきた。
こちらから送ってほぼ一週間。
夏休み期間中だっただろうに迅速な対応である。
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こんな感じで戻ってきて
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こうなった。
こちらからの送料は別で10500円。
修理ではなく新品と交換のようだ。
実際の価格の半値以下ぐらいではないか。
すげえなBose。
ちなみに左側のケースは送った時のものがそのまま帰ってきた。
それは嬉しいところ。
ヘッドフォンについていた傷なんかは結構愛着としてあったんだけど。
企業としては新品をサービス価格で、ということなんだろうけど、長く使い込んだものを更にずっと使いたいと思ってるユーザーもいるんだよ〜(笑)。


『毎日かあさん8 いがいが反抗期編』
"母バースデー"という作品が良かった。
「子供の誕生日は あなたがお母さんになった誕生日」
なるほどなあ、と思う。
それはそうと、サイバラの漫画の例に漏れず、この漫画も男のバカさがけんを余すところ無く描いていて気持ちいい。
そう。男ってバカだよなあ、って(笑)。
しかし、男のバカさかげんにうんざりし、心底分かりあえない事に諦めつつも、世の中の多くの女性がそうであるように、サイバラも男を肯定し許し、そして愛してくれる。
同じ人類である筈なのに、男の完成度の低さはどうしたものなのか(笑)。
女の人がいるから、男は生きて行けるんだろうな。


『大東京トイボックス第7巻』
"熱血"であるとか"燃え"であるとか。
今これらを大上段に構えて作品のテーマにすることは世間の半笑いか失笑のたぐい。
島本和彦はそのテーマを笑いに転じることで血肉化し、結果的に"熱血"や"燃え"肯定的に表現している。
では"熱血"や"燃え"と同等、いやそれ以上に口に出して恥ずかしい言葉とはなにか?
"魂"だと思う。
『大東京トイボックス』は言語化できない、そして譲れない思いを"魂"と規定している。
"魂"を信じる者達の純粋さ、滑稽さ。そして美しさがこの第7巻で描かれている。
チームが一丸となって突き進む様の心地よい事よ。
"魂"を信じて仕事をする、なんてことを諦めたオイラはなんて薄汚れたんだろうと思う。
作品的には途中退場したと思ってたキャラクターが復活したところがこの巻クライマックス。
掲載誌を読んでいないのでまた一年御預けを食う事になるが、がんばって次も読めるように生き抜こう(笑)。


『SP 革命前日』『SP 革命篇』
ネタバレあります。
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上記ヴィジュアルの鈴木オートの顔が濃すぎる(笑)と思うが(笑)。
閑話休題。
この『SP』についてはまだコミック版が進行しているので、それに期待をしていることもあるので完全に総括しようとは思わない。
ただ『SP 革命前日』『SP 革命篇』をDVDで購入し再見したので映像作品としての総括をしてみたいと思う。
映画、映像作品としては面白かった。
特にアクションシーンは岡田准一の体術のすばらしさもあって見応えがあり。
演技的にも主要キャストの演技は重さと悲壮感を漂わせていた。
地下回廊での井上と尾形の文字通りのアクションによる対話は名シーンだと思う。
役者の演技にくらべ背景の国会議事堂のCG感であるとか、車内撮影での窓外の合成感はやはり日本はまだまだだなあと思ったりもしたが、映画全体の質をそれらで下げてるという程ではなかった。

映画だけを取り出してみたとき、『SP 野望篇』『SP 革命前日』『SP 革命篇』は物語としては筋が通った話であるとは感じた。
多少分かり難いところはあったとしも。
しかし、オイラはTVシリーズからの『SP』のファンである。
「大義の為だ」
とTVシリーズのラストに投げかけた尾形の言葉にどれほどの驚きと期待をしたか。
骨太の骨格をもった物語がTV版から映画版に地続きで展開することを夢見ていたのだ。

TVシリーズを観ないで、映画だけを観た人ならこの物語を素直に楽しめたであろう。
だが、映画版の『SP』はTVシリーズからの地続き感はなく、TVと映画で描かれる筈であった一つの大きな流れとしての物語は破綻していた。

そもそも映画が二部構成というのは許せるにしてもTVで『SP 革命前日』なんてのを放送し、それを別パッケージでDVDを売る根性が気に入らない。
オイラ買っちゃったけど(笑)。
『SP 革命前日』なんて重要なのは尾形が実は別人が成り代わって経歴を詐称して出来た存在であるというその情報だけだ。
それも『SP 革命前日』では詳しくは語られない。
後は他のSPの日常とテロリスト達の準備作業。
こんなのは別にわざわざ描くべきものではないだろう。
シナリオの段階なのか、それとも映画化した時の過程でかは分からぬが、構成をミスっているとしか思えない。
映画を理解するのにTVを観なくてはならないような事ってどーなのよ。
『SP 革命前日』なんて『SP 革命篇』と同じパッケージに組み込んで出すべきものではないのか。

TVシリーズを忘れて、映画だけだと思って観てれば楽しめるところも多数ある事は事実である。
何度も言うが、オイラが期待したのはTVから映画への地続き感だ。
尾形の父親が議員で謀殺された為、井上の両親が殺された時に、そこにいた尾形もナイフをもって麻田議員を殺そうとしていたなんてTVシリーズには微塵もなかったことだ。
この辺りはシナリオにもかいてある。
尾形の家族で父親の誕生日を祝おうとした時に、父親の死を目撃した尾形。
そこに誕生日ケーキをもって現れた男。
これが伊達國雄だということは劇場公開時には分かったが、実はこの伊達と尾形が兄弟だと言う事はコミック版を読んで分かって仰天したのだ(笑)。
尾形と仲のいい友人の伊達がケーキを持ってきた、ということだと思っていたのだ(笑)。
たしかに家族で祝うという時に友達が来る事は不自然だけど、それ以上に伊達と尾形が不自然なほど兄弟っぽくみえない(笑)。
劇中「兄さん」とか「弟よ」とか言う台詞は勿論ないんだけど、それはなくても良いんだけど(笑)。
早い話、堤真一と香川照之、兄弟に見えるかあ(笑)。
それと若手の与党の議員役がその香川照之だけど、これ絶対にミスキャストだと思う。
尾形にあまりにも似てないということもあるけど、カリスマ性のある男という感じにはどう考えても香川照之は見えないよ。
別に香川の所為ではないけど、小心で小胆な小物にしか見えない。
堤真一が二役やった方がまだ説得力があったろう。

TVシリーズで尾形が不敵に言い放った
「大義のためだ」
が、実は父親の復讐心という部分に矮小化された。
警察内部や日本という国の暗部に立ち入って、それらを浮き彫りにするのだろうと期待していたら、その尾形自身が暗部によって作られた存在であったという皮肉。
そしてその暗部がなんなのか(なんとなくは分かるけど)を明示せずに物語は終わる。
政治家を吊るし上げ笑い者にし、上から目線のいけ好かない若手官僚を抹殺して終わり。
なんか悪いヤツをやっつけたような気になるけど、それらに手を下した人間は善良なヤツなのか?
TVシリーズのラストと同じく、いくつかの疑問を観るものに投げかける形で映画は終了する。
オイラからすれば思わせぶりに無責任な終わらせ方をしただけにし思えない。

少年尾形が団地の廊下みたいなところを歩いている。
マンションではなくて団地。
その団地の感じと家の中の感じがまったくちぐはぐ(笑)。
あんな一軒家みたいなドアはないだろう(笑)。
そもそも議員をやってるような人物は団地には住むまいよ(笑)。
一事が万事作りが甘い。

TV版のPodcastではあった脚本の金城一紀の語りが映画公開についてはまったくない。
DVDのコメンタリーにもついてない。
TV版のプロデューサーは関わってないし、総監督だった 本広克行の名もない。
彼等が関わらなかったからこうなった、とは思わないが、こうなった原因がそれかもしれないと思うこともある。

映画としては観て損は無い事はたしか。
つっこみどころはあるにしても楽しめたからね。
オイラの『SP』はTVシリーズでおしまい。
後はコミック版に期待を繋げる事にする。
by 16mm | 2011-08-28 21:17 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
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Commented by chata at 2011-08-29 07:16 x
濃過ぎる鈴木オート爆笑w
岡田を目立たせる為のジャニーズの陰謀に違いないw

どとはんの総括読むと、映画版は結構な穴だらけですね。強い神尾さんが観れたのは良かったけどw
あの続編作れますよ的な締め方もな〜。テレビ版で復活なら観たいですね。『海猿』みたいにテレビと映画を行ったり来たりな実績もあるし。
Commented by 16mm at 2011-08-29 08:35
■re:chataさん
今回のあのSP4人組のアクションはみんな良かったですね。神尾さんも松尾さんもアクションで動くうごく。
神尾さんのナンバー2的な統率力を発揮するところもよかったし。

複雑な感想ですが、映画は面白かったと思います。マジに。
ただ、TVシリーズからの帰結をかなり大きく期待しすぎてしまったのかもしれません。
もう、続編はつくらんでええぞw


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