『SP 革命篇』『エンジェル ウォーズ』

先週金曜日、会社休んで耳鼻科に。
治療の方針は変らず、抗生物質の長期服用とのこと。
痰については母親の家系ゆずりとのこと(笑)。
母親も祖父も痰がらみだった。
まあオイラとしては例の発作が起こらなければよい。


先週土曜日、心療内科に。
AM9:00に行って、診察はPM12:00すぎ(笑)。
次回は予約したので待ちぼうけはないだろう。
パニック障害の薬が効いているようだとのこと。
もうすこし時間をおいたら、次の段階を考えるとのこと。
心の持ち用だとおもっていたものが、ケミカルな薬の服用で制御できるとはねえ。
精神だとか心の持ち方ってオカルトではなくサイエンスなんだなあと妙に納得。


本日日曜日、ジムに。
ストレッチ、筋トレ、ランニング・マシン。
八ヶ月振りに体組成分析カルテの測定をしてもらう。
食事に気をつけていた所為もあってか、体脂肪率が1%、体脂肪量が1kg落ちていた(笑)。
んで筋肉が増えた分体重が増量していた(笑)。
測定してくれたインストラクターのおねえちゃん(美形)によると、脂肪はバターみたいなものであると。
バターは冷たいと硬くなっているが、熱を加えて行くとどんどん溶けていく。
脂肪も同じで、長時間の運動によって脂肪が燃焼して溶けていくのだという。
例えが非情に分かり易くてなるほどなと思う。
ランニング・マシンの負荷をあげるよりも、例えばランニング30分、後はプールで30分というのはどうかと提案された。
ので、来週可能ならプールを取り入れたいと思う。
ちなみに本日のランニングは65分で5.58km。
体重91.65kg。
いや、だから筋肉が増えたから体重が増えたんだって(笑)。


もう8月も終わっちゃったが、今年は6月ぐらいから一滴もビール飲んどらん(笑)。
全体的に間食も減ったな。
別にビールを飲まないから発作が治まったわけではないが、すこし節制しよう。
別に長生きしたいということではないけどね(笑)。
発作の苦しさがいやだからさ。


暇さえあると病んだようにunityのデモゲームに熱中している(笑)。
単純なゲームなんだけど割と面白くて繰り返しているな(笑)。


Podcastの『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』で珍しく宮崎駿が出てるなと思ったら原発問題について衆議院議員の河野太郎と話してた。
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なんかねイヤ〜ンな感じ(笑)。
宮崎駿と対話する政治家、という図式だけでオイラを含めたパヤオシンパは河野太郎を応援したくなっちゃうじゃないか(笑)。
あのパヤオが話している政治家だから信頼出来る、と思っちゃうじゃないか(笑)。
河野太郎、自由民主党の政治家だぞ(笑)。
ちょっとね、Podcastの内容はよかったけど、このセッティングは迂闊すぎやしないか。
宮崎駿が政治的に中立だとは思ってないけど、あのミヤザキが話をした政治家という事で、それこそ政治に利用されかねないと思うのだが。
ただでさえジブリの社長は某宗教団体の人だし。
周辺が常にキナ臭いのに。
このセッティング、鈴木敏夫だろうな。
オイラもミヤザキと話している河野太郎に好感をもっちゃったけど、ヤツはオイラの好きな、マンナンライフを厳しく糾弾し、ゼリー規制新法の成立に貢献した、らしい(笑)。
だったらモチ規制法も作れや(笑)。


『監督失格』多少興味はあるけど観ないだろうな(笑)。
矢野顕子"しあわせなバカタレ"はiTunesからダウンロードして聴いている。


『SP 革命篇』
ネタバレあります。
iPod touchで視聴。
尾形が麻田総理を糾弾している最中、当時を思い出して涙する伊達。
これ香川照之の顔で泣き顔ってのは本当に役にそぐわない。
父親の死を思い出しても毅然とした表情で涙が流れるならいいんだけど。
根本的に香川照之はミスキャストだと思わざるをえん。
その直後に尾形の頬にも涙が伝うんだけど、さすがにカッコよくて画になる。
井上達が議場に殺到してくるスローモーション。
ケレンすぎるという感じもするけど、やはりカッコいいね。
薬莢が飛ぶなんてところにフェチを感じて萌えました(笑)。
映画としては面白いとは思うんだけど......本年度のベストにはしたくないなあ(笑)。


『エンジェル ウォーズ』
ネタバレあります。
DVDを購入。
iPod touchとDVDプレーヤーで視聴。
圧倒的なヴィジュアルの構築。
セーラー服の女の子が日本刀と銃で走り回るという、好事家にはたまらない設定(笑)。
そんな分かり易いヴィジュアルを装いつつ、夢と現実についてのハードな物語を構築していた。
この分かり易さで客が入ると思いきや、早々に劇場公開は敗退してしまったらしい。
オイラとしては精神病棟モノ、というか、夢と現実的な内容が理由抜きで好きなので本作に関してはものすごくハマった。
特にベイビードールの妄想の中での戦闘シーンで、敵を蒸気とゼンマイで動く死体だという事にし、殺戮を必要以上に陰惨にしない配慮がなされているのが好感がもてる。
観る方もこの設定によってバイオレンスシーンのカタルシスを安心して楽しむ事ができるのだ。
監督のザック・スナイダーはかなり丁寧に物語を構築している。
女だけのなかにスコット・グレン扮する"賢者"の存在というのが作品全体の程よい重しになって機能している。
夢と現実をかなり複雑に行き来しているので、実は正直、いまだにこの物語の構成が把握出来ない(笑)。
最期のスイートピーがバスに乗るところって、ロボトミー化されたベイビードールの夢なのかな?とも思う。
スイートピーが乗ったバスの運転手がベイビードールの妄想に出てきた賢者であるから、あのシーンは彼女の願いを込めた妄想だったのかな、と。
実際のスイートピーが無事に自由を得たのか、それともベイビードールの実際の騒動の過程で死んだのかは分からない。
が、幸せな夢の帰結としてベイビードールはスイートピーの自由への脱出という物語の中に永遠に逃げ込めた、のではないかと思っている。
この映画、鏡を使った撮影が実に巧妙で関心した。
特にメイク・ルームの鏡のシーンはすばらしかった。
撮影方法はものすごく原始的だけどね(笑)。
『ブラック・スワン』でもそうだったけど鏡というアイテムは夢と現実、或は虚像であるとか虚構を表現するのに最適だね。
ここ数年はCGの技術の向上で鏡を使った撮影自体がさほど難しいものではなくなってきてるようだし。
手間はかかるだろうけど。
『エンジェル ウォーズ』に関しては内容であるとか、ヴィジュアルの一部からどうしてもテリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』を思い起こしてしまう。
夢と現実というテーマの両作であるが、決定的に違うところがある。
現実の邪悪さというものの扱いだ。
『エンジェル ウォーズ』現実は堪え難いこと、そして邪悪な存在が確固としているものとしてある。
継父の存在が『エンジェル ウォーズ』における邪悪さの象徴だ。
しかし、『未来世紀ブラジル』には現実には邪悪さをまとった敵というものがいるのか?という問いかけをしている。
『未来世紀ブラジル』出てくる暴力装置の象徴である警察官でさえ、マスクを脱ぐと人の良いハゲあがったおっさんだったりする。
アクションシーンを安心してみれるようにという配慮で、"敵を蒸気とゼンマイで動く死体"という風にはせず、あくまでも敵とされるのはどこにでもいる、ある瞬間は善良とされる人間だとしたのだ。
『未来世紀ブラジル』では現実に存在するとされる邪悪な人間というものに対してから疑っているのだ。
では人間が人間に対する邪悪さというものはなんなのか?
『エンジェル ウォーズ』がそれを扱ってないから不備な映画だとはまったく思わない。
が、なまじ『未来世紀ブラジル』っぽい要素を感じてしまうことで比べてしまうのだ。
それはそれとして、『エンジェル ウォーズ』は本年度としてはかなりの良作な映画だったと思う。
by 16mm | 2011-09-04 21:59 | 映画・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2011-09-05 15:16 x
『エンジェル〜』とりあえず邦題の件は置いといて、良かったですねぇ。あのエンディングも含めてw

パヤオ、小金井のその辺を歩いても、そりゃ誰にも会いませんてw
Commented by 16mm at 2011-09-05 20:22
■re:chataさん
>エンジェル
アメリカでは大惨敗だったらしいっす。否が75%だとか(笑)。
日本はどうなのかわからんですが、この映画を肯定してる我々って実は少数派かもしれんですね(笑)。
オイラとしては世界観からストーリーから全てハマりこみましたから。
当初本作を半笑いでスルーしようとしてたのをchataさん推薦で観て大正解でございました。

>パヤオ
むちゃくしゃ草の根のデモ行進ですな(笑)。


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