『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還/スペシャル・エクステンデッド・エディション』

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還/スペシャル・エクステンデッド・エディション』をレンタルDVDで観た。
劇場公開版より50分長い250分という事でこのGWに断続的ながらも2度程観た。慎重にじっくり観るにはこのGWが良かろうと思っていたのだ。

この叙事詩とも言える作品を観ての感想は、「オレには向いてない」というものであった(笑)
必ずしも原作を読んでいないからという訳ではないが、それでも原作を読んでる人がかなり絶賛している所をみると、読んでないオレは映画を観ても意味合い的に取りこぼしている所があるんだろうなと感じた。
それがイマイチ楽しめなかった理由の一つのような気がする。あとは当然己の理解力のなさに原因があるのは明白である(笑)
偏見かもしれんが、『三国志』が好きな人は『ロード・オブ・ザ・リング』を難なく受け入れられるんじゃないかと思った。
オレのおツムでは聞き慣れない土地の名前と登場人物の名前を把握しきれなかったっす。彼らの旅がどういう経路で今どの辺りにいるのかというのが分からないのが辛かった。
なので語るべき事は皆無である上に語るべきではないともいえるのである。
が、それでも2度観たのは圧倒的な映像の力だと言ってもいいだろう。
ミナスティリスの城塞のロングショットを小さく馬に乗ったガンダルフが走るのが映像で確認できるのに感動したのだ。カメラがそれに合わせてミナスティリス上を旋回し景観を見せていく。絶対CGIなのは確かなのにこの実在するようなリアリティーに呆けて何度も観ていた。
たぶんCGの景観であっても人が動いてるという要素が加わると生活感というのが加わり、それがリアリティーを与えてるのだと思える。
『2001年宇宙の旅』の宇宙ステーションのドッキングベイの内側に小さく人影が動いてるだけで模型なのに模型に見えないというのと同じなのかもしれん。

後は リブ・タイラーの凶悪な美しさというのがオイラのハートを鷲掴みであった(笑)

ホビットのメリーとピピンが、ガンダルフの<誇り高き優秀で勇敢な民族>という台詞に相応しい働きをやっと最後に見せてくれた。この時の為だけに今までのダメさ加減があったと言っても過言ではないと思う。
冗談ではなく物語の最後に人が変わっていくというのがオレのツボらしい。

しかし、やっぱりアレなのは、フロド(笑)
この物語に思い入れ無かったオレが言う事ではないが、三作を通じてどう贔屓目に見ても、至上最弱の主人公(だよね?)という感想は変わらなかった。
従来の物語でいえば主人公の側にいて足を引っ張る役回りだよな、フロドは。
サムが主役で間抜けな従者がフロドという図式の方が収まりがいいような気がするが。
実はガンダルフにもアラゴルンにも思い入れは出来なかったオレが、唯一サムにだけは尊敬の念を禁じ得なかったのである。
フロドは最後の最後まで指輪の誘惑に負けたりするのにサムはがその影響を受けないのは如何なる意思の強さなのだろうか。
それからこのサムの役をやった俳優さん、上手いと思うぞ。

この映画の楽しみ方の半分以上を味わっていないとは思いつつ、その一部でも楽しめた事にホッとしたわけである。
by 16mm | 2005-05-08 22:26 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by あんり at 2005-05-09 15:21 x
最後はサムにも主役の座を奪われそうになって、フロドが哀れだった。
サム役の人はフロド役より10歳も年上だから、演技にも年期がはいってたのかも。
グーニーズにも出てたしねw

ちなみに映画版は、サルマンの死ぬシーンカット(いつの間にかいなくなってた)・海賊を倒すシーンカット(いきなり海賊船に乗ってミナスティリスにアラゴルン登場)とか荒技を使ってたw
Commented by 16mm at 2005-05-09 16:36
サルマンのトコはあんりさんに聞いて知ってたけど、そうするとメリーかピピンか知らんが、野生のカンを発揮して水の中からあのタマを拾い上げたのか...やっぱサルマンのシーンあった方が辻褄合いそうだねえw

良く分らんがサルマンの子分を弓で撃っちゃったのは誤射ではないのかなあw


<< ロビーの中心で 2度ある事は1... 尼崎脱線事故に思う >>