『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

先週土曜日、午前中に耳鼻科。午後から車検。
耳鼻科はいつもの抗生物質と痰を切る薬とアレルギーの薬。
薬がやっと効いてきたのか、痰の滞留が多少緩和された感がある。
もう花粉も飛び始めているらしいので、鼻詰まりで息苦しさの発作が起きなければと切に願うばかり。
取りあえずヤク漬けになってれば発作も起こらないだろうという安心感はある。
走って息切れした時の息苦しさも無くなってきたかな。
風邪やインフルエンザが流行っているようだが、今年はオイラにその徴候がまったくないのがありがたい。

車検、2時間半ほどディーラーで待つ。
待ってる間、iPod touchで『チェイサー』を観たり、"ぴよ盛り"をやったりで時間を潰す。
14万チョイぐらいの車検費用。


本日日曜日、ジム。
ストレッチ、筋トレ、ランニングマシン、プール。
ランニングマシン、45分で3.84km、484cal。
プールで歩きを30分。
体重95.50kg。
ここらが増え止まりになりますように(笑)。


母親が『島耕作』を読んでいるのでなんとなく買っている週刊モーニング。
本谷有希子のエッセイも先週で終わったし、かなり読んでる掲載マンガが少なくなってきた。
取りあえず『島耕作』が載ってない時はモーニング誌を買わないことにする。
そのかわりイブニング誌を購読しようかと考える。
イブニング誌の方が読みたい漫画が多い。

で、先週イブニング誌を購入。
葛西りいちの『ヨメキン ヨメとド近眼』で鬼頭莫宏のサイン会のレポート。
ああ、サイン会行きたかったなあ。
サイン会映像
『のりりん』CM
毎度思うのだが、鬼頭莫宏。
こんなハゲちらかしたオッサンなのに(笑)。
くやしいなあw。
ああ、サイン会行きたかったなあ。


『映画篇 2』を購入。
金城一紀の小説のコミカライズ版の2巻目。
端正な遠藤 佳世 の作画は相変わらず良い。
内容的には『映画篇 1』の最初の話のインパクトが強すぎた所為か、『映画篇 2』が普通に思えてしまった。
つまらなくはないけどね。


『おかあさんの扉』
本屋をぶらついたら伊藤理佐の新刊を目にしてソッコーで購入。
ダンナの吉田戦車と同じく自分の娘をネタに作品化している。
そういう意味では親孝行な娘である。
本文の合間に吉田戦車のコラムが挿まれている。
夫婦揃ってギャグを生業とした漫画家として、昨年の震災に対する不安や憤りを作品に直接反映させる事を避けた旨がかかれていた。
彼等二人はこれまで自分自身の事を笑いに昇華させて上質な作品を作ってきたのにも関わらず、先の災厄についてはさすがにそれが出来なかった、と。
そういう意味ではあの災厄を天罰だ、などと公言するような阿呆は作家としてのデリケートさが無いのだなと思う。
作家だからどんな事を言っても許そうというのは読者を含めたその周りの人間だけで、作家本人がどんな事を言っても許されると思うのは無神経も甚だしい。


『3月のライオン』の掲載誌を立ち読み。
来月には新刊も出るらしい。
神との対決の始まり。
桐山の前に、翼のごとく裾を翻して、まさに降臨する宗谷。
物語としてこれがクライマックスとは思えないけど、ものすごくアガる感じである(笑)。


『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
ネタバレあります。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
最初にものすごいネタバレ(笑)。
タイトルの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。
英語タイトルは『Extremely Loud & Incredibly Close』。
だいたい邦訳と合ってると思う。
コレ、多分母親の事だと思うんだけど、どうなのかしらん(笑)。
多分、そうだよね(笑)。
だと思って、映画の後半まで観てやっとタイトルに合点がいったのだ。
本作の予告編を観て、少年の成長譚であり、ある種の冒険ものだと思っていた。
そんな予測をして、その予測がハズレた経験があり(笑)、それは『太陽の帝国』。
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』もオイラの勝手な妄想とは違う映画ではあった。
少年が一人で街をさすらい、様々な出会いと活劇的なアクションとサスペンスが盛り込まれた、大人の視点からは見逃してしまっている盲点を気がつかせてくれるようなカタルシスがある、そんなものを期待していたのだ。
ま、それはともかく。
観賞後の本作の印象としては、まあまあ普通に楽しめたという具合。
むしろ映画としては非常に良くできた作品であると思えた。
本作の監督はスティーブン・ダルドリー。
『リトル・ダンサー 』の監督である。
この監督の映像的な作劇には非常に感心していた。
本作でもそう。
特に空撮については気持ちのいい画が幾つもあった。
空撮と言ったが、多分多くはクレーンによる撮影なんだろうけど。
例えば10階建てぐらいのビルから下を見下ろして、道に主人公の少年がいてその上を鳥が群をなして飛んでいる情景。
アニメーションではたまにあったりするが実写ではあまりお目にかかってない。
あまりにも出来すぎているのでもしかしたらCGかもしれんが(笑)。
それから、家族を捨てて出て行った夫が家の前で妻を待っているシーン。
妻は夫の前を通り過ぎ、何も言わずに持っていた荷物を廊下において行ってしまう。
夫は嬉しげにその荷物を持って妻の後を追う。
この間、なんの台詞もないのだ。
シーンの構成のみで状況と登場人物の気持ちまでものの見事に見せ切ってしまう手腕は見事なものだった。
それからこの物語を映画として成立させた要因の最大は
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↑コイツ(笑)。
事実上の主演であるトーマス・ホーン。
トム・ハンクスとサンドラ・ブロックというベテラン俳優も出ているが、あくまでも映画を引っ張るのは少年役のトーマス・ホーン。
コイツが実に上手い。
理屈っぽくてあまり話さない演技と、感情を爆発させて早口でまくしたてる演技を巧みにこなしている。
それもあるけど、このガキの面構えが実にいいんですな。
特に横顔が物語るような雰囲気が最高にカッコいい。
映画の成功はこのガキのキャスティングだったと思う。
蛇足だけど、
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↑『リトル・ダンサー 』のジェイミー・ベルと同じような顔つきだと思う(笑)。
監督の好みなんだろうな(笑)。
恐怖で震える身体で手にしたタンバリンが音を奏でる度に、トーマス・ホーン演じる少年は勇気を鼓舞して世界に向かって歩を進めて行く。
父親が残した鍵が何の扉を開くのか?という"宝島"というか"青い鳥"という要素が物語の興味を持続させる。
が、その少年の成長譚としての冒険の帰結はあまりにもささやかなものでしかないと感じられた。
少年の行動が世界平和に繋がりましたとか、世紀の大解決を提示するようなカタルシスはなく、あまりにも個人的であり、少年の心の問題をすこしだけラクにさせるような解決だった。
現状、前述したような大解決のカタルシスが成立する筈もない事はなんとなく予感はしていたが。
ただ、本作の少年のもたらしたカタルシスが小さいと感じるのは、オイラがアメリカ人ではないから、ということもあるのかもしれない。
所謂"9.11" の傷の癒しをテーマにしている本作。
もしかしたらアメリカ人なら、本作を心底感情移入できたのかもしれない。
"9.11" をテーマにしながら当時の映像をほとんど流さない、というか、流せない、観る事ができないほどにアメリカ人の心の傷は深いのだと感じる。
その感情は我々日本人がいまだに震災の災厄についてデリケートな気分になっているのと同じだろう。
そういう意味ではオイラも本作の意図するところを汲み取ることは出来る。
ただ、ある一点がどうにも自分として納得できずに本作のテーマ自体に同意できないのである。
あの"9.11"の悲惨な事件に巻き込まれた人々は本当に不幸だと思う。
しかしアメリカは一方的な被害者意識だけを感じていていいのか?という事である。
本作中で少年がネットから拾ってきたというワールドトレードセンターから落ちてくる人々の画像。
理屈好きな少年がこんな画像をネットから拾ってくるぐらいなら、自国であるアメリカがどうしてこんな目にあったのか?そしてアメリカと中東の関係は?という事の概略も分かっている筈なのではないか。
アメリカが一方的な被害者として、そしてそのトラウマを軽くするための筋立て。
そう考えると本作の気になる一点が、他の全ての良い点を覆すものに感じられてしまう。
その一点を考えると『キングダム/見えざる敵』の方がテーマ的にも、その他においても良かったな。
なんか、残念な感想になってしまった(笑)。


今週末は心療内科と歯の治療の予定。
by 16mm | 2012-02-19 21:41 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2012-02-20 21:01 x
来月は零ちゃんのコミック出るんすね。情報ありがとうごぜーます。久々に立ち読みしたら、イジメが解決したあとになんか超展開になっててチビりました。ほんと飽きさせない。ウミノクマすごいヽ(;▽;)ノ
Commented by 16mm at 2012-02-20 21:57
■re:chataさん
『ライオン』もそうですが、『岳』16巻が今月29日です。
今日読んだオリジナル誌の『岳』。
三歩がむちゃくちゃ超人のよう(笑)。


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