『ファーゴ』

先週月曜日、夜中。
下痢をしつつ吐くという、後ろから前から、というか(笑)、下から上への大騒ぎ状態(笑)。
取りあえず月曜日は会社を休み、水分だけとってあまり食わないで寝ていた。
食べると身になる前にでてしまうような感じであった。


先週火曜日。
前日がそんな有様でありながら会社の健康診断。
即日、血液検査で引っかかる。


先週水曜日。
前日の検査結果を受けての問診。
やはり尿酸値が高いとの事。
だが、昨年からビールなどのアルコールを断っている所為か、以前の数値から下がっている。
悪玉コレステロールも減っているとの事。
つまり、ムチャクチャ悪いから、ちょっと悪いになった感じであろう(笑)。
一応薬を出すかどうか微妙な数値らしいので、前日の体調不良による数値の悪化も考えられるので、今週の水曜日に血液の再検査とエコーをやるとのこと。


本日日曜日、ジムに。
痰がどうも喉でネバついて調子が悪い。
ストレッチを念入りにし、後は30分のプールでのウォーキングのみにする。
ランニング・マシンをしないとプールのウォーキングも楽である。
来週からまた通常メニューに戻すつもりである。
体重96.75kg。
こ、これは。ジムにいく前に食事したり、下痢が転じて便秘になっているから、と思いたい(笑)。


先週土曜日、歯の治療。
治療後、先生とカメラ駄話。
もはや放課後の部活のノリである(笑)。
自分の誕生年のライカ・レンズ購入の話。
話していてかなりその気になるが、中古のくせにそれらレンズがバカ高い(笑)。
しかし、真鍮製の重さのあるメタル感と多くの羽による円形絞りがすばらしく感じられた。
ライカにつくレンズの知識があるわけではないが、ないからこそ誕生年のレンズを選ぶ事によって愛着をもつようになるということだろう。


先週の日曜日に注文して先週の土曜日に届いたSony α NEX-7。
c0022635_19502338.jpg
手に馴染むよう触りまくりである(笑)。
画像はヤシカ・コンタックスのアダプターでプラナー50mmF1.4をつけたところ。


西原理恵子のブログ『銭の花はどこに咲く。さいばらりえこの太腕繁盛記 生(なま)』の本日のエントリー
以前、伊集院静の
「ようーサイバラ、人って死ぬよなー。」
という言葉に
「そーですねー伊集院さん、人って死にますよねー。」
と答えたサイバラ。
で、本日のエントリーの赤ちゃんを抱っこしてるのを見てサイバラ思う。
「でもまた生まれますね。」
今日は3月11日。
ものすごく印象的なエントリーで感動した。


サイバラが画力対決で安彦良和と対戦するらしい。
つーか対戦にならんだろう(笑)。
ヤダ興味ある〜(笑)。


いまさらであるが(笑)オイラの周辺で今、Hot Toysがアツい(笑)。
会社の同僚がジャック・スパロウを買ったらしい。
本当に生きてるみたいだよな。
これ、彫刻みたいに顔を作ったというよりも、3DCGのデータから作ったものではないだろうかね?
眼が尋常じゃなく生き生きしてるな。
まあ、欲しいなと思いつつも値段も良いから買えないし、飾る場所もないし(笑)。
...
でもオイラが今欲しいなと思ってるのはコッチ(笑)。


『僕と日本が震えた日』
c0022635_17334063.jpg
鈴木みその3.11とそこから派生した問題をドキュメント風に綴った良作。
震災について日本人が日本国内でメディアを通じて描写する事に対して、まだまだセンシティブにならざるを得ない。
それはいまだ被災地復興が十分になされていないことと、それなのに同じ日本人が震災で商売をする事に対しての反感である。
直接的な商売にはなってないだろうが、震災と原発問題を"天罰"と自らは安全圏にいた上で、上から目線でもはや文学的ですらないような物言いをするなど言語道断。
著者の鈴木みそもその辺りは重々承知した上で、マンガとして読める作品を仕上げた。
この本を読んで思った率直な感想であるが、もうオイラが生きているうちは安全であるとか安心であるとかを誰も保証してくれないばかりか、それらを自分以外の誰かに保証してもらおうという気持ちは押さえ込んだ方がいい、ということだ。
作中に出てくる学者諸氏は誠実故に第三者に話す時には相当に慎重になり、安直な希望を語る事を避けている。
というか、絶対に安全安心を言い切る事の責任の重さを認識しているという事に他ならない。
学者諸氏がそうなのであるから、そこから門外漢の国会議員やら官僚やらが安全を口にする事など出来ない。
ましてや、民間の商売人が安全を口にして商売をしているとしたら、とんだサギ師でしかない。
自分以外の高名な人間に安全と言ってもらえれば安心できるものだ。
この辺りの理屈は宗教と変らんだろう。
●●先生がおっしゃったから安全だ。安心できる。
宗教に力があるんなら、行ってたすけてやれよ宗教法人。
被災した人達が本当はどう思っていたかは計りかねるが、天皇皇后が被災地へのお見舞いに行って声をかけられた事がちょっとは安心に繋がったかもしれない。
こうなってくると安心と安全は増々神がかってきて、それらは科学ではないなあと思う(笑)。
安心と安全は得るものではなく、少なくとも自分の身近な者達に対して与えるものになるだろう。
自分は得る事は出来ないが、せめて身近な者達に与えよう。
小さい子供が不安そうにしていたら、せめて微笑んであげたい。
それはウソをつくということも含めて。
それがもしかしたら希望になるかもしれん。


蛇足であるが、がれきの受け入れ問題。
オイラの済んでいる埼玉県はがれき受け入れを表明している。
オイラの近所にはNHK菖蒲久喜ラジオ放送所なる田んぼを潰した割と広い面積の土地がある。
アンテナが立ってるだけでその周辺は割と大きく空いているわけなので、そこにじゃんじゃん受け入れてもいいのではないかな。
もちろん放射性物質がついているような瓦礫も例外なく受け入れる。
小さい子供を持つ親御さんはさぞかし不安になるであろう。
オイラは結婚も子供もいないから無責任に言っているのかもしれん。
ただ福島から来た児童というだけで受け入れを拒否するようなバカな学校があるわけで、そんな感情的にも科学的にも間違っている事をしているところがあるのだ。
被災地の人達の気持ちに寄り添ういたわりの気持ちがあるのなら、多少のリスクは承知の上で協力するべきだと思う。
世界唯一の原子爆弾による攻撃を受けた国で、オイラなんかもガキの頃から原爆の怖さや、『はだしのゲン』を読んで育ってきた。
なので原爆に対してあまりにも安直な考えに基づいた海外の映画や絵本等を鼻で嗤っていた。
いつのまにか日本は原子力について世界一詳しい国民のあつまりであるという幻想を抱いていた。
それが昨年からの日本の原発の対応等を見るにつけ、オイラ達が嗤っていた海外の国々以上に無知無能無策を晒してしまった。
アメリカの方が遥かに冷静な対応を考えていたのだ。
こんな恥ずかしい事はない。
これは恥ずべきことなのだ。
だからせめて、この事態の対処を民間レベル、個人レベルにまで落とし込み、協力して事に当たり世界の模範となる、世界に誇れる、自慢出来る日本になろう。


メビウス (Moebius)逝去。
c0022635_18472269.jpg
結構愕然としたニュースであった。
フランスを代表する漫画家であるのはもとより、全世界にその描線の魅力を見せ付けた天才芸術家である。
藤原カムイに影響を与え。
大友克洋に影響を与え。
宮崎駿とパリで共同展示会をし、メビウスは娘にナウシカという名前を付けた。
c0022635_19069.jpg
手塚治虫の事もメビウスは知っていたようだし、手塚に至ってもメビウスに注目していた。
c0022635_1915472.jpg
もうメビウスを知らずに、だけど画が好きだという人はネットでたくさん画が出てくるから見てほしい。
上記はメビウスが描いたナウシカなんだけど、これだけでも氏の神懸かり的な画力に圧倒されるだろう。
で、オイラもそうだったんだけど、自分でも描けそうな描線なんだよね。
それが世界中にメビウスのフォロワーやら模倣者を生み出したわけだ。
実際は真似し易そうというだけで、そのまま描いちゃったら単なるパクリになっちゃうんだけど(笑)。
大友克洋と寺田克也が対談でメビウスについて
「上手い奴はスクリーントーンなんか使わなくても上手い」
この言葉に尽きるよな。
単純な線でありながら、それが魔法のような魅力をもった描線になっていた。
だれもがメビウスの才能を欲しいと思い、誰もが真似していた。
オイラも学生の頃読めもしないのに高い洋書であるB.D.(ベデ)を買って、才能とか天才というものを恐ろしく感じつつも眼が離せないでいた。
衷心より哀悼の意を表します。
合掌。


『ファーゴ』
ネタバレあります。
iPod touchで視聴。
今更『ファーゴ』を観たというのはなかなか恥ずかしいものがある(笑)。
Siggraph 2007に行った時、アメリカの若造にカタコトで好きな映画は?と聴いて『ファーゴ』と答えたのが印象的だった。
それはCGをやる若造がスピルバーグやキャメロンの名よりもコーエン兄弟の映画を出してきた衝撃だった(笑)。
別段そんなに衝撃を受ける事はないんだけど、コイツらバカじゃないんだ、侮れねえ、と思ったよ(笑)。
そんなオイラはコーエン兄弟の映画は観ていても『ファーゴ』は観ていなかった。
この兄弟、ハッキリ言えば超がつくインテリなので理解できにくい映画も結構あって割と敬遠気味でもあったのだ。
予告編でちょっとでもアクションに偏った作品だと観る気になるんだけどね。
『ノーカントリー』とか『トゥルー・グリッド』だとか。
で、『ファーゴ』であるのだが、面白かったよ。
この作品、誰が主役なのかというのが難しいのだが、妊娠中の女性署長マージ・ガンダーソンがそうだとしたら、彼女は始まって出てくるのに30分かかっている(笑)。
コーエン兄弟のお得意なプロット。
小さな手違い、小さな間違いが転がって行くうちに大きな問題に発展するというもの。
家族に内緒で借金を抱える夫。
その夫を頼りないと思ってる義父。
女房を狂言誘拐して義父から身代金をせしめて借金の穴埋めに。
狂言誘拐犯が女房を連れ回してる最中に警官を殺し。
それを目撃した者も殺し。
夫の代わりに身代金を持ってきた義父も殺され。
当然女房を殺すつもりはなかったのに殺されてしまい。
狂言誘拐犯の二人組が仲間割れののち、片方を木材破砕機で粉微塵に。
この作品の面白さというのは、実は字幕では絶対わからないのだ。
町山智浩の『ファーゴ』の解説によると、この雪深い地ではどくとくの訛りで会話がされており、いうなれば東北弁で全員が喋ってると思ってみるぐらいがちょうどいいらしい。
なのでオイラは
「そうなんだべ〜」
「んだな〜」
「へば〜」
と、限りなくのんびりとしたイントネーションに字幕の台詞を脳内変換して観ていたのだ。
なんとものんびりとした空気のなかで起こるのがとてつもなく陰惨なことばかりというギャップが面白さの一つとなっているようなのである。
こう考えると、映画評論家って絶対その国の言葉がわからないと成立しないよな、と思う。
字幕観てただけじゃわからないもんな。
映画の最後のニュアンスが『ノーカントリー』に似てるなと思った。
でもニューヨークに住む都会人のコーエン兄弟がこんなにセンチメンタルな事を考えているとは思い難い。
実はこの兄弟、なんかむちゃくちゃ悪意があるんじゃないかな。
つまり"無知"という事に対して。
良い映画であったな。
コーエン兄弟の映画で好きな作品がまたひとつ増えた。


今週は耳鼻科に。
今週こそ調子が良くなりますように。
by 16mm | 2012-03-11 21:17 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2012-03-24 01:11 x
nexにバカでかくて長いレンズをつけてみたりしたのですが、ちゃんと撮れるんですよね。どっちが本体かわからなくなっちまいますがw 新作期待しとります!

どとはんも体調よろしくなかったのですね。確実にオレより悪いしw ご自愛メソッド発動してくださいまし!

初音ミクはよくわからんのですが、GoogleのCMの曲が良いとおもいました( ̄▽ ̄)
Commented by 16mm at 2012-03-24 11:33
■re:chataさん
nex、すごく良いです。持ち易いし使い易いしサイコーじゃないですか(笑)。
今は手に馴染むまで触りまくってます。

お互い身体は大事にしましょう。


<< 『悪人』 『ヒューゴの不思議な発明』 >>