『ドラゴン・タトゥーの女』

本日日曜日、ジムに。
サウナでストレッチをして汗をかいた後にシャワーを浴びてプールに入る。
1時間ほどプールでウォーキング。
可能な限り(プールのレーンで自分の前に人がいない限り)走るようにして負荷をかけた。
先週は3回銭湯の塩サウナで塩揉みした(笑)。
なんとなく、少なくとも94kgぐらいはいってるだろうと(笑)。
本日の体重測定、96.35kg。
横ばいである(笑)
先週は仕事で一日純肉体労働をしたので、作業中に意図的に、姑息にw、腰を捻ったりして労働を運動に転嫁するようにしていたのだがw。
やはりアレか、毎日眠気覚ましにしている午前の間食がまずいのか(笑)。
とにかく力強くせり出した己の腹が恨めしいのである(笑)。


先週土曜日、心療内科。
行ってみたらいきなり担当医が代わっていた。
なんでも前担当医は異動になったとか。
医者も会社員なんだな。
新しい担当医に簡単に自分の症状を伝える。
同時に以前に毎晩飲む薬を三日ほど飲まなかった時の目眩について聞いたら、やはり断薬による副作用だろうとのこと。
う〜む。
やはり結構な強い薬を飲み続けているんだなと実感。
息苦しさの発作まではいかないが、発作が出そうだなという感じになることがある。
実際には発作はでないけど。
先月薬を減薬したわけで、更に減らした薬で維持療法をしていくのだと思うが、ほぼ薬無しでは生きられないようなものだろうか。
オイラとしては、オイラと同じような境遇の人がいたら心療内科の受診をオススメしたい。
息苦しいから耳鼻科に行って、なんともないと言われたら、言われた本人は自分が大げさに騒ぎすぎてるんだと思うだろう。
でも実際は死にたくなるほどの発作は気のせいでもなんでもない。
日本ではいまだに精神科の受診に偏見があるところがあるが、勇気をだして一歩を踏み出してもらいたい。
大げさに騒ぎすぎ、だとか、歳相応の症状ですよ、とか簡単に済ませて言うような医者は相手にする事は無い。
偏差値の高い大学に行って多くの人が知らない医術を学んだ立場の人間の言う言葉だから始末に悪い。
そういう立場の人間の話って無条件に納得してしまいがちだろう。
しかし、医者だってほとんどは医者になってから更に勉強したり、多方面の情報に敏感になっているような事は無い。
ほとんどが不勉強だよ。
自分の具合が悪いのに、診た医者が「どこも悪くありません、気のせいですよ」などと医者に言われたら金輪際そんなトコにいく事はありません。
その医者には症状が見つけられなかったということでしかないから。


先週の週刊文春誌。
小沢一郎のスクープ。
離婚した妻の告発によるヘタレっぷりが明らかに(笑)。
うはははは。
最終的に小沢を信じて民主に票を入れたオイラはアホだなと(笑)。
これでいよいよ国会議員のだれも信用出来なくなったな。
国民が票を投じてるので、信用出来ないなんて言葉は天に唾するようなもんだが。
だからといって自民だったら良かったなんてコレっぽっちも思わんが。
いかんなあ。
これが高じるとアナーキストになりかねん(笑)。
リスベットも背広を着た人間や官憲をまったく信用しない。
そうしていられるのは彼女のあらゆる意味での強さによる裏打ちがあるからだからだけどね。


『ドラゴン・タトゥーの女』
ネタバレあります。
DVD購入。
iPod touchで視聴。
本年度オイラのベストであろうと思われる作品の待望のDVD。
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正規品なのにアメリカでは海賊版だと思われたレーベルのデザイン(笑)。
こういうデザインを含めてリスベットっぽいなと感心する。
ただデザインは良いとして、特典その他を考えたらBDが欲しいなと思う。
メイキングがてんこ盛りだそうなので気になるところだ。
いずれ買う事になるだろう。
ところで本作のDVDとBDは、劇場公開時に一部の劇場だけで上映された無修正版を取り入れたという触れ込み。
おそらくレイプ・シーンの後にリスベットを見送る下半身丸出しの後見人がモザイクで覆われていたところかな。
で、本作はモザイクは取れてたんだけど、問題部分がなんか黒く焼き込まれたような処理をされているような.....。
つまり、ポコチンもタマキンも見えねえんだよ(笑)。
いや、それらをどうしても見たいというのではなくw映されたものを常識的かつくだらない理由で誤摩化されるのがどうにもがまんならない(笑)。
特に本作はヴィジュアルによって語られる映画である以上、映されたモノに無駄があるわけは無く、ポコチンでもタマキンでもマンコでも重要なパーツに他ならない。
更に言えば映像派の監督の作品で監督のとは違った部分で、性器を隠すためだけに合成するなんていう事があっていいわけはない。
あからさまに、チンコ隠してますよ、なんていうカットをデビッド・フィンチャーが撮るわけはない。
是非とも完全な無修正版の発売を望む。
今年のはじめに本作に触れた後、スウェーデン版を観て、原作小説を読んでいるぐらいに、この物語に引き込まれた。
原作小説を完全にそのまま踏襲するというのはスウェーデン版も本作(以後"デビッド・フィンチャー版"とする)もやっていない。
原作モノを映画化する時はほぼ必ず脚色という段階を踏む。
それは長編小説の場合なら尺数の問題。
それと小説と映画という媒体の違いによるものだ。
原作のエッセンスを汲み取る。
それが脚色である。
脚色についてはスウェーデン版もデビッド・フィンチャー版も、それぞれに上手く出来ていた。
スウェーデン版はものすごく分かり易い。
人間関係や場所について初見でもかなり把握できるぐらいに作られており、またそれらの説明がさりげなく、説明の為の説明に感じられないような脚色の上手さがあった。
正直、デビッド・フィンチャー版よりもスウェーデン版を先に観ていた方がすんなり入り込めたと思う。
それに対してデビッド・フィンチャー版はというと、不親切とは言わないが、必要な要素を徹底的にヴィジュアルで語ろうという姿勢である。
スウェーデン版もデビッド・フィンチャー版も上映時間は150分チョイ。
(スウェーデン版は"完全版"というのがあり、そちらは180分。オイラが観たの完全版のみ)
上映時間が同じでも原作へのアプローチの違いでこんなにも変るのか、という良い見本。
ひとつの原作から派生した脚色された映画の違いについて考えるには最高のものではないかと思う。
特にデビッド・フィンチャー版なんてハリエット失踪事件の顛末の多くを変えちゃってるから。
原作小説やスウェーデン版でも描かれる、幼少時のミカエルがハリエットと知り合いであったという部分をデビッド・フィンチャー版はバッサリとカットしてる。
更にハリエットのその後の境遇すら変えている。
ハリエットの扱いについてはスウェーデン版もデビッド・フィンチャー版もほぼ同じような脚色がなされている。
原作小説では『ドラゴン・タトゥーの女』の続編である『火と戯れる女』においてもハリエットが出て来て、ミカエルの発行している"ミレニアム"誌の取締役になっており、さらにミカエルの愛人になっていたりする(笑)。
スウェーデン版にしてもデビッド・フィンチャー版にしてもハリエットは『ドラゴン・タトゥーの女』のなかだけに存在するようにしている。
原作小説のままにミカエルのヤリチンをやってしまうと、映画としての焦点が完全にボケてしまったろうね。
セックス・シーンというか、男と女が絡み合ってるwシーンの露骨さはスウェーデン版だろうね(笑)。
中年男と女の絡みというのを不思議と魅力的に描いていた。
中年の男女脱ぎまくりのスウェーデン版。
デビッド・フィンチャー版はスウェーデン版ほどセックスの描写を露骨に描いていない。
デビッド・フィンチャー版のエリカ・ベルジェ役はロビン・ライト。
ロビン・ライトはまったくおっぱいすら見せずw。
スウェーデン版はセックスを成熟したコミュニケーションの一種として親愛の関係を象徴的に描いているともいえる。
デビッド・フィンチャー版はセックスを未発達かつ開発途上にあるコミュニケーションと捉え、暴力的なものの象徴としていると考えられる。
スウェーデン版とデビッド・フィンチャー版の違いは、後者が徹底的に映像で物語ろうとしている姿勢だろう。
スウェーデン版が映像的にではないと言っているのではない。
デビッド・フィンチャー版が抜きん出て映像に特化して作品化したということだ。
オイラとしてはスウェーデン版の陰影のあるルックも大好きなんだけどね。
そういう意味ではスウェーデン版は物語を追う気が削がれるほどに映像を特化させていないので全体としてバランスがいい。
初見で全体を理解させようとする感じはある。
対してデビッド・フィンチャー版は初見で物語を完全に把握する事は難しいと思う。
ただ、彼の映像は何度も観てディティールを感じ取る事により理解を深めるものであり、何度も観て観たくなる中毒性みたいなものも備わっていると思う。
暖色、寒色を使い分けるその映像。
映像のディティールと記憶についてデビッド・フィンチャーがどこまで自覚的か知らぬが(自覚的でない筈は無いのだが)、ミカエルがヘンリック・ヴァンゲルの屋敷に向かうシーンなんてね、『ブレードランナー』みたいだと思ったよ。
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雪の降る一本道の脇を樹が並んでいて、その奥にヘンリック・ヴァンゲルの屋敷があり、そこに近づいて行く描写なんざ、『ブレードランナー』の冒頭でタイレル社のピラミッドに近づいて行くような描写だと思ったよw。
それから本作の悪役の一人マルティン・ヴァンゲルを原作やスウェーデン版以上にヴィジュアルで説得力を持たせていた。
センスのいい調度に囲まれ、知的であり教養を備えた悪意の塊であるマルティン・ヴァンゲル。
ミカエルを"処理"しようとしていた時に"オリノコ・フロウ"を流す。
『2001年宇宙の旅』で宇宙空間にクラッシック音楽が流れるような、ミスマッチな快感。
最低な事をする男が教養と知のパースペクティブを備えているというミスマッチにも通じる。
いや、これがミスマッチであると言えないのが現代なのかもいしれないが。
ところで、このDVDとBDには副音声にデビッド・フィンチャーの語りが入っているのだが、それがこの手のコメンタリーにしては久々に面白かった。
結構コメンタリーが好きなんだけど、今回のように監督一人が淡々とシーンを語る感じが新鮮であったというのと監督の考えというのも窺い知る事が出来た事が良かった。
コメンタリーを複数人でやるのが一般的であるのだろうけど、出来上がりが楽屋落ちな話に終始しやすいんだよね。
それも悪くないけど、デビッド・フィンチャーの考えや演出論だけを抽出した形で触れられた事がすごくいい。
フィンチャーはミカエルを代表とするような"文字"による世界認識も、リスベットを代表とする"画"による世界認識もどちらも肯定的に見ているところが好感がもてる。
"文字"も"画"も世界認識するためのツールでしかないということを十分分かっている。
それぞれ、誰がどう使うかが問題なのだ。
このコメンタリー、何度も見る、というか、読む事になりそう(笑)。
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本作話題のオープニングムービー。
この水の中にいるオッサンがなんかオモロイ(笑)。
このオープニングムービーは『ドラゴン・タトゥーの女』だけではなく、続編の『火と戯れる女』を思わせるイメージもあったりしてね。
ハリウッドはこの作品の続編を作る気はあるのかしらん。
できればフィンチャーの続投でやってもらいたいところだが。
オープニングムービーの歌、レッド・ツェッペリンによる『移民の歌』というものらしい。
洋楽をほとんど聴かないオイラはまったく知らなかったのでユーなんとかチューブwで検索してみた。

最初に聴いたのが本作オープニングのカレン・Oによるカバーだったせいもあるが......オリジナルに違和感あるなあw。
本作の最後はリスベットの悲恋で締めくくられる。
あの革ジャンの件はデビッド・フィンチャー版のオリジナル。
初見と変らずリスベット=草薙素子だな、オイラの印象は。
異形ともいうべきリスベットの格好。
この格好は自分にとっての味方とそうでないのを見分けるフィルターみたいなものなのだろう。
最初にこの格好に対し拒否反応を示す人物を追い払える。
そうでなかった人間を独自の主観で選別していく。
過酷な幼少からを歩んで来た彼女の鎧みたいなものなのだ。
とにかく、このリスベットが魅力的に見えたのが本当によかったよ。
by 16mm | 2012-06-17 20:57 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
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Commented by chata at 2012-06-17 23:34 x
おばんでございます(・∀・)

>精神科の受診に偏見
自分の相方も通ってるのですが、やはり偏見をもたれることを
すごく気にしますね。ワタシと付き合っててイヤじゃないの?
とまで聞かれる始末w

>屋敷に向かうシーン
これは印象的でしたね。なんとなく怖かったしw
スウェーデン版も楽しみです。

通勤時の快適アイテム、色々とありがとうございましたw
Commented by 16mm at 2012-06-17 23:48
■re:chataさん
>心療内科
まあオイラも領収書に精神科と書かれてますがw。
これでオイラが不祥事をおこし新聞沙汰になった時には、立派に「精神科への通院歴あり」と報道される事でしょう(笑)。
まあ笑い事にしてますが、オイラの住んでるトコでも一部でキチガイ病院扱いですからね(笑)。
会社では普通に「精神科に通ってますが」と言っても特に誰も気にも留めないというか、耳鼻科に行ってきました、と同じ感じでしょうか。
その場所その場所で無知から来る偏見から身を守る為に言い出せない、言って貰いたくないという事はあると思います。
都会に住んでいるほど気にしない人は多いと思います。
実のところ、みんななんとなく言わないだけで、精神科の受診率は高いという事をオイラは知っていますw。
その多くが気の持ち用などというものでなく、サイエンスで治療ができるということも。
オイラにしてみれば、なぜ心療内科が独立してあるのか不思議です。内科に組み込んだ方があらゆる意味でいいような気がします。

>屋敷に向かうシーン
ホラー映画っぽいですよね。
スウェーデン版はすごくおもしろいですよ。
現状でてる原作小説を全部映像化してますしね。


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