『宇宙人ポール』『ヒミズ』

世の中節電。
節電だからというわけではないが、クーラーのない自室が熱い(笑)。
Macは暖房器具のように発熱し、現在53℃(笑)。
マシンが壊れる(笑)。
だが、オイラのマシンはそんな弱い子に育てた覚えはない(笑)。
扇風機で部屋の空気をかき回しているが、まさに焼け石に水である(笑)。


先週土曜日、心療内科と耳鼻科に。
心療内科の診察が割と早く終わったので、ついでに耳鼻科に。
先週は喉の調子と痰の滞留で難儀した。
窒息感の発作が起こる事はなかったのだが、本当に薬の量は現状が最低ラインのような気がする。
減らすとエライことになりそうだ。
耳鼻科に行って、自分が心療内科に通い、痰の滞留で窒息感がでる旨を伝える。
今回行ったら以前の爺様先生ではなく、30代半ばぐらいの医師に代わっていたので説明したのだが、やっぱり、
「あまり気にしすぎないように」
と言われてガックりとくる(笑)。
本人の気合いでなんとかしろと言われているようなもんだが、痰の滞留自体は慢性化しているも、手術をするほどではないと言われてしまう。
手術はイヤだが、現状も我慢できないわけだし。
心療内科の薬でなんとか正気を保っているようなもんだからねえ。
心療内科の薬を飲み続ける事を前提としつつも、原因の一端になっている痰に関しては潰せるものなら潰したいと思うのだがね。


先週の銭湯のサウナは3回。
風邪の初期症状のような状態だったので、なんとか身体をあっためればなんとかなくかなと思ったのだ。
サウナでのストレッチは相変わらず続けている。


先週土曜日、ジムに。
時間に余裕があったのでジムのマッサージ・チェアでマッサーされながらうたた寝(笑)。
その後サウナに入ってストレッチ。
ジムのサウナはどんなに暑苦しくなるまで入っていても、出た直後に座り込みたくなるような感じにはならない(笑)。
暖まり方はやはり銭湯のサウナの方がいいね。
プールで1時間ウォーキング。
最初はウォーキングしながら
「イッチ、ニ、サン、シ」
とブツブツつぶやきながら歩いていたのが、途中から
「オレにはワカル オレにもワカル」
などと『ヒミズ』な呟きになっていた(笑)。
体重95.45kg。
もっと減ってるかと思うのは毎度の事だが、高値安定だなあ。
サウナで痩せようと言うのはむずかしいか(笑)。


『現代思想の遭難者たち』
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先週もハマっていたいしいひさいち(笑)。
思想や哲学なんかに若干ハマっていた身としては非常に魅力的な本に思えた。
現代思想についての初歩の読み物と思ったら大間違い。
出てくる思想家達の事について多少ナリとも知ってないと、分からない、笑えない、どうしようもない(笑)。
かくいうオイラもフロイドとかユングとかフーコーあたりはなんとなく笑えたのだが、その他、不覚にも名前も知らない思想家も多い(笑)。
読む人間の教養が試されるね。
学生の時にこの本を読めていたらなと思わなくはない。
相変わらず悪意の塊のような容赦のない似顔に内容以上に満足できた。


漫画雑誌で買いたいものがなくなったと思ったら、イブニング誌を買い始めた。
鬼頭莫宏の『のりりん』目当てだが、その他にも結構好きな漫画が多い。
で、15号で新連載された
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武田一義の『さよならタマ ちゃん』。
これが面白い。
アシスタント生活からの初めての連載なのかな。
画も可愛いし、しかし、内容は死の手触りを感じさせる。
画、上手いよな。
うん。
このマンガを読むだけでも雑誌を買おう。
コミックスになったらそれも買おう。


コンビニで買った廉価版の『じゃじゃ馬グルーミン★UP! 冬の恋歌』。
駿平の母親の焦燥とストライクイーグルの心持ちを上手くシンクロさせて繋いだ描写があるのだが、そこが秀逸。
やっぱり良い作品だわい。


日曜日、会社に行く。
いや、仕事ではなく、私用でマシンを使用する為である。
が、イマイチ作業が上手く行かず午後三時過ぎに退散。
そこから東急ハンズに行って、先々週購入したタッチペンを入れとくためにペンケースを物色しにいった。
したら、
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こんなんがあって狂喜したよ(笑)。
"泥棒日記"というところで作った丸形の扇子(笑)。
いや団扇か(笑)。
“七宝BRW”Hi!!扇子というものらしい。
ソッコーでコーニューした。
というのも、このところ会社に着くと汗が吹き出す事が多かった。
なんか代謝の不調かしらん?と思っていたら他の人も皆汗だくでやってくる(笑)。
外より社内の方が暑苦しい(笑)。
更にPCが汗ばんだデブのごとく発熱するのでそれに拍車がかかる。
品行方正な会社なので机の上には余計なものは置くなと、USBの小さな扇風機も許さないらしい(笑)。
なので団扇が欲しかった。
扇子の方がコンパクトなんだけど、あの扇形がなんとも洋装にマッチしないよなという我ながらツマラナイポリシーが邪魔して買えなかったのだ(笑)。
で、今回の団扇、というか扇子(笑)。
どっちでもいい(笑)。
二つの良いとこ取りのようなまさにオイラが欲しかったアイテム(笑)。
これで明日の朝はしのげそうである。
いつもは重たい参考書をパタンパタンと手首を痛めるぐらいにして扇いでいたから(笑)。

で、本来の目的であったペンケースはコレ
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ペン一本しか入ってないのでw、耳かきでもいれておこうかな(笑)。


Macintoshの内蔵ハードディスクのデータの整理をする。
タイムマシン用のHDを2Tの外付けに代えたので、それまで使っていた1TのHDに内蔵HDの中に入っているもので整理できるデータをまとめてつっこんでおいた。
残り100GぐらいだったHDが400Gまで空けられた。
都合バックアップを二つ取っている事になるので、今後はかなり安心である(笑)。


文明開化(笑)。
ついにオイラのトコにもBlu-ray導入(笑)。

まずMacintoshはBlu-rayを公式には排除している。
ので、純正ではないアプリを使ってブルーレイを読めるようにしなくてはいけないのだが、それが" Mac Blu-ray Player"というそのまんまなネーミングなソフト(笑)。
ただ購入がドルになっていたのでちょっとビビっていたのだが、e-frontierでも同じものを販売していて、これが3480円と表示されていたので、イーフロから購入した。

それから"バックアップ"の為に(笑)リッピングするためのソフトを購入。
それがDVDfabDVDFab Blu-ray リッピング for Mac
一応立派なHPがあってそこからクレジットカードで購入したのだが、かいてある日本語の文言が微妙に怪しかったりして(笑)、少々ビビる(笑)。
そのソフトを使ってレンタルしてきた『インセプション』をリッピングしているのだが、いまメインで観ているiPod touchは解像度の制限とデータ容量の制限があるせいで、データ化しても取り込めないということが起きていて、何度もトライ&エラーを繰り返している(笑)。

で、購入したドライブが
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I・O DATAのポータブルなドライブの赤。
9800円也。

一応これらを使ってiMacでBlu-rayを観れるようになったわけだが、基本的にMacintoshで何が何でも観たいという要望に最低限応えているという感じで、メニュー画面などは最小限の体裁しか表示されず、更に環境設定をいじらなければ日本語字幕も出なかった(笑)。
インターフェイスに関してはかなり妥協しなければならない。

が、やはりBlu-ray。
すっげえw。
なにが、すっげえかというと、ピンボケが見ててウザいほどに分かる(笑)。
映画の世界でもピントに関してはやはり今後の課題になるのかもしれないな。
職人の感でピントを送ってフォーカスを合わせる、なんてのはフルハイヴィジィンの映像の曖昧さのない画質の前ではピンボケの量産にしかならんだろう。
ピントが合ってなくても良い映像はある、というのは一面の真理である。
しかし、オイラの好みでいえば、1%のピンボケが映えるのは、99%のジャストフォーカスの中にあるからだと思っている。
意図するべきところへのピントがカミソリのようにシャープさで切れ込んでいる画を撮るというのは必須だとおもっている。

一応Blu-rayが観れると分かった時点で、ソフトを購入w。
『アバター ブルーレイ版エクステンデッド・エディション(本編3種収録)(初回生産限定3枚組) [Blu-ray]』。
これ2600円ぐらいで買えたよ(笑)。
それから『キングダム/見えざる敵』と『ドラゴン・タトゥーの女』。
『キングダム/見えざる敵』は自分の中では傑作の部類に入るので。
『ドラゴン・タトゥーの女』はDVD版を買ったばかりであるがw作品の好きさ加減と特典ほしさに購入である(笑)。
『キングダム/見えざる敵』や『ドラゴン・タトゥーの女』のように代え難い傑作はBlu-rayを買って行く事にし、そうでもないものは、今あるデータで十分かもね。
DVDは今後じゃんじゃん整理していくつもりである。
ただ『ドラゴン・タトゥーの女』はDVD版もなかなかユニークなのでおいておくつもりであるw。


7月8日、TBSの情熱大陸。
ヤマザキマリの特集。
カッコイイ姐さんという感じ。
サイバラの画力対決の様子は出なかったが、名編集者にして名物編集の奥村勝彦氏のヤクザ顔をぼんやりと観れて嬉しかった(笑)。


『宇宙人ポール』
ネタバレあります。
iPod touchで視聴。
昨年末に劇場公開されていた作品で、公開規模も少なかった事もあり観逃してしまった。
傑作。
今後Blu-ray買ってもいいかな。
コメディー・タッチでありながら、その実かなり上手く物語を作っている。
パロディーというジャンルを徹底的に先鋭化した作品というべきか。
初期スティーヴン・スピルバーグの映画に対するオマージュが徹底している上に真面目だ。
製作者達は現代において『未知との遭遇』や『E.T.』に類いするような作品を作ろうとしていたに違いない。
ただ、その二作品が成立しえた時代と今現在が違うという事を冷静に判断したのだ。
スピルバーグの作品を踏襲しつつも、異星人との遭遇というテーマについて真面目に語ろうという意思があったからこそ、スピルバーグ本人が声の出演までしてるんだと思う。
やってることの多くはスピルバーグのパロディー。
撮影の仕方もそうだし、宇宙船が来る場所がワイオミング州のデビルスタワーというあの『未知との遭遇』のところとかね。
『未知との遭遇』は1977年。
35年前かあ。
ボチボチ初期スピルバーグを知らない世代も増えて来てるから、今後この手のパロディーが成立するのか難しいところだ。
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上記画像だとかね(笑)。
こういう画像でニヤリとできなければ本作の力が発揮されない。
しかし、幾千とある映画作品で、世代を超えて生き延びて行く可能性を秘めているのがスピルバーグ作品だとも言える。
だからパロディーとしてスピルバーグ作品を選ぶのはかなりカタイ選択でもあるのかもしれない。
神への信仰と科学。
好きなものへの集中力とオタク気質。
これらを徹底的に相対化しているところが物語として非常に気に入っているのである。
それからポールのヴュジュアル。
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静止画だとイマイチわかりづらいけど、この造形が周りに人間がいる中で動いてリアルに見えるというのが衝撃的だった。
CGで色んなもの見せられてきたけど、表情、動き、声、にことごとく感情移入ができた。
このメイキング、どっかにないかな。
30年前に観た『E.T.』の動きが当時衝撃的だったように。
作り手はE.T.の動きによって感情が揺さぶられた事があの作品のキモであったことをちゃんと理解していた。
だからこそポールの造形や動きにも妥協しなかったのだと思う。


この作品の意義を認めたのはスピルバーグだけではなく、SF映画初とも言うべきセックス・シンボル(笑)(SF映画初のセックス・シンボルは『スターウォーズ』のレイア姫だと思っていたのは中学生まででしたw)ビッグ・ガイことシガーニー・ウィーバー女史(笑)。
ここらへんもうれしくなるくらい製作者はわかってる人間揃いだな(笑)。
ウィーバー女史、本作で殴られるは殴るは。汚い言葉は使うは。
乱闘で「ヨイショ」とドレスの胸元を持ち上げるわ(笑)。
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で、その乱闘の最中、ものすごくピッタリなタイミングで有名な台詞を上のおばちゃんがリプリー、もとい、ビッグ・ガイことシガーニー・ウィーバー女史に吐く(笑)。
「Get Away From Her You Bitch!」
ご一緒にw
「げらうぇいふろむはぁ、ゆーびっち」
(笑)。
これはもちろん『エイリアン2』で、パワーローダーに乗ったリプリーが、ニュートを襲おうとしているエイリアン・クィーンに対して言った台詞(笑)、
更に彼女は結構なガン・コントローラー(銃規制論者)なのにバンバカ撃ちまくるし(笑)。
エエもん観れたわぁ(笑)。
とにかくもう非の打ち所がないぐらいハートを鷲掴みされた作品だったよ。
ただ一点。
一点だけ「むむっ」となってしまったのは
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このオトボケ二人組は殺す事なかったんじゃないかな。
ちょっとブラックすぎたな。
この二人はマヌケなだけだからなあ。
死ぬのはビッグ・ガイだけにしておいてほしかった。
まあ、そんなところである。
概ねオススメの傑作である。
しっかし、生きながらにしてオマージュされるスピルバーグも、本当に生きる伝説であるな(笑)。


『ヒミズ』
ネタバレあります。
iPod touchで視聴。
『ヒミズ』を観てしまうと、これが園子温の現状での最高傑作に観えてしまった。
傑作である。
染谷将太と二階堂ふみ。
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この二人の役者の面構えとセリフ回し。
第68回ヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞したのは伊達じゃないね。
役者の才能と監督の才能の相乗効果の結果。
今後この二人の役者の演技が本作を越えられなければ監督の演出の賜物という事になるのだろうが。
それぐらいこの二人はすばらしかった。
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メイキングから主演二人の画像をピックアップしたのだが、髪型が違うせいもあるがどれもみんな別人みたいに見えたよ(笑)。
コイツら本当にすごいのかもしれん。
ところで、初見劇場で観た時の感想でもあった3.11による被災地での撮影の件。
このDVDのメイキング(メイキングもかなり面白かった)やコメンタリーで監督が被災地で撮影する上での覚悟や意味について語っていたので、この映画に関しては被災地で撮影した事に対する不快感はない。
それはこの映画が3.11以降に作られた作品であり、安直な絶望を語る方が安易に流れると判断した上でのラストの原作の改変(オイラは原作読んでませんが)。
「世界にひとつだけの花」
「がんばれ」
前半の台詞にある楽観的で安直な希望の言葉。
この半嗤いになるような言葉に、監督の園子音は再び力をもたせようとしたのだ。
それがものの見事に成功している。
「スミダ ガンバレ」
「ガンバレ スミダ」
絶望の象徴としての被災地の描写。
それはメタファーとして池に埋没している掘建て小屋でもあらわしていたが。
その絶望の対比があるからこそ、若い少年少女に未来を託し、大人が真摯な言葉で若者達を絶望から解き放とうとする。
大人が真剣に悩み発した言葉に対する、希望をあの住田と茶沢が担わせたのだ。
若者が絶望するのは早い。
未来に一縷の希望はある。
実はこれらの台詞、すごくアイロニックに作りました、といったらそれこそ絶望的だし、監督許すまじになるのだが、そんなことはあるまい。
若者に対し希望を語った作品である、筈だった。
本作を観る観ないという事はあるが、もしこの映画に若者を力づける、いや、絶望の状況にある若者に力を与える事ができたなら、最近の大津でのいじめによる自殺は起こらなかったのではないか、というのは極論だろうか。
生きている事が死ぬ事よりも辛いと思ってる人間は多数いるはずだ。
生きる、死ぬという言葉ではない。
絶望か希望か、だ。
生きる事に絶望し、死に希望を見いだす人間を心の弱い人間だのヒトコトで片付けていいものなのか。
映画では、住田は死なず、茶沢は彼が出所するまで待ち、それから結婚し、子供をつくり、幸せな家庭を築くという希望を語っている。
が、実際は、茶沢が待っていると信じて出所した住田の前に、他の男と結ばれた彼女が立っていたら。
住田にとってこれほどの絶望はあるまい。
絶望は人を裏切らないが、ある意味希望は容易に人を裏切る。
希望を持った上に絶望を感じるよりは、絶望のどん底で死んだ方がマシだと思える事だってあるのではないか。
本作に限らず、羽海野チカの作品でも生きる力を呼び起こす事が描かれている。
が、『恋の罪』での台詞のように
「闇は影よりも濃い」
どんなちからでも取り払えない闇に立ち向かう芸術というものを期待したい。


今週末はヘアカット。
by 16mm | 2012-07-16 22:32 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2012-07-16 23:54 x
Blu-ray導入おめてたうございます(・∀・)
いやー、『アバター』値下がりすぎですなぁw

『ヒミズ』もすごく良かったですね。
オレが立ち読みした原作はバスの中で包丁振り回すとこだけでしたが
ちゃんと映画にもあったんだぁーと思いましたw

久々に行った近所のツタヤ、一面『ポール』推しでしたw
温かくて笑えて下衆で最後までダレることなく超おもしろかったッス。

よい作品をご紹介いただきありがとうございまひた!
Commented by 16mm at 2012-07-17 05:59
■re:chataさん
>あばた
発売から日が経つとかなり安くなるもんなんですねw。
エクステンデットはBlu-rayでしか観れないので楽しみです。
ただ現状、リッピングがどうにも上手くいかないので難儀してますが(笑)。
iPhoneでは観れるのに、iPod touchでは観れないというね(笑)。
解像度や容量以外にも保存形式で引っかかってるなあ、きっと(笑)。
三連休はずっと『インセプション』でしたw。

>ヒミズ
あの包丁のシーンは原作にもあったんですね。
原作者も喜んでいたようなので、園監督が絶対的に原作の持ち味を殺さないようにしてたんでしょうね。

>ポール
ホント、良かった。
ポールもいずれBlu-rayで観ようと思ってます。

chataさんの暇つぶしに貢献出来てなによりです(笑)。
さて今週は細田監督ですよ(笑)。


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