『宇宙戦艦ヤマト2199 第2巻』『桐島、部活やめるってよ』

先週土曜日、歯の治療。
いつものように歯科衛生士さんに歯石をガリガリと取っていただく。
いつものことながら歯石をガッツリ取ってもらうと、後の歯のスベスベ感がちがうねw。
治療後先生と雑談。


先週木曜日の会社帰りに駅で久しぶりにコケる(笑)。
直後に膝小僧を見てみたが血も出ず、擦り傷もなかったので気にも留めなかった。
が、電車に乗って自分の最寄りの駅に近づいた時にふと膝小僧をさわってみたら
「ぶにゅ」
とした感触(笑)。
膝小僧が大きく腫れとるがな(笑)。
膝が曲げられないほどの痛みというわけではないが、本日日曜日に至っても若干の痛みと若干の腫れ。
青タンになってる(笑)。
夜はアイスノンで冷やしてるが(笑)。


本日日曜日、ジムに。
連続使用はお控えください、と但し書きが貼ってあるマッサージ・チェアだが、あまり人がいないのをいい事に1時間30分ほどうたた寝w。
脚が腫れてるのでサウナはよそうかとも思ったが、やっぱり入ってストレッチをする。
プールでのウォーキング1時間+25m×2本のクロール。
体重95.04kg。


本日日曜日、カメラのレンズが届く。
撮影を本格始動を始めよう。


『岳 18』
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掲載誌で読んではいても待望の最終巻。
前巻の17巻とカバーイラストを繋げると上のようになる。
やはり18巻を読んでいても三歩が死ぬ為に行動していたとは思えなかった。
それとも登山に精通している人が読んだなら、三歩の最終巻での行動は自殺行為と見えるのかもしれないが。
とはいえ登山家でもある作者が自ら作り出した登場人物を自殺に追い込むような展開を作ったとも思えない。
ただ三歩の行動を理解する手がかりが本巻にあった。
「もう一人いるんだよね。 たぶんオレだと思うんだけど......誰が見たって絶対登れないって分かる、スゲエ山があって、その山の前に登る気満々で一人で立ってんの。登れるって思って立ってんだ。」
この三歩の台詞がそのまま17と18巻の表紙画のイメージに繋がる。
山岳救助に精通し、本巻でも救助の手伝いをした人間に自分の身がキツくなったら要救助者を途中で放棄してもいいとまで言った三歩である。
山で生き残る為の冷酷なまでの心情とは別の、上記の三歩の台詞にあるような衝動に突き動かされていたのだろう。
そう考えてやっと三歩の死が理解できた。
三歩のなかのもう一人の自分に、
「おまえは山でしか生きられない」
と言われ続けてきたのではないだろうか。
日本においては山岳救助のエキスパートで周りの者達から尊敬と畏怖を集めていた三歩であるが、その実体は山に住み着く住所不定のホームレスのような者だった。
オイラがそうであるように、三歩が山を降りて下界で家庭を築いて、なんていう生活を想像できなかった筈だ。
ある意味三歩の生きて行く為の生来といものは現実的には暗く絶望的なものしかない。
身体が動かなくなり山で走り回れない三歩を誰がみたいだろうか。
一般的な社会生活を得る事と引き換えに、山で生き抜くという特殊能力を与えたのは他ならぬ三歩のなかのもう一人の自分だった。
自分のなかにいるもう一人の自分。
いる筈もない幻影。
その影は三歩に山で生きる為の精神力を与えた神なのか?
それとも...。
本巻の最終話が清々しいのは三歩が死んでから5年後を描いている為だ。
三歩の死の直後の皆の悲しみを描けば、それはやはり否定的な死のイメージしか読み取れない。
5年という歳月は死を不在という言葉、或は台詞にあるように「三歩さんが北アルプスから去って5年」という風に捉えられる。
その間、皆、泣き笑い、家庭を持ち、子を作り、そして成長した。
三歩の死ではなく、三歩がかつて居たという事を肯定的に感じ取れる年月だ。
年月とともに三歩の死を悲しむ人はいなくなり、かわりに三歩がいたことを懐かしむようになる。
その為の年月だ。
だれも哀しそうな顔をしていない、明るく清々しい表情。
山をいまひとつ好きになれなかった久美が、三歩のようになった。
ナオタも成長し、三歩の背中を追うように山を目指して行く。
三歩が自分の影に連れて行かれたのに対し、彼等のなかの三歩は影ではなく実体を伴った明るい光であるのだろう。
三歩の最後の台詞
「...さ...帰るか......」
三歩は三歩を知る者のなかに見事に帰還した。
本巻の最終頁がちゃんとカラーで掲載されていたのは嬉しい限りである。
自分の知らない山岳の世界をこれほどまでに魅力的に描いた作品は初めてだった。
最終巻、作者の後書きなんかを期待したが、それはなかった。
いや、ない方が作品自体の余韻に浸れるからいいかもしれんが。
石塚真一の次回作に期待する。


『宇宙戦艦ヤマト2199 第2巻』
レンタルDVDで視聴。
第1巻は購入したが、本巻からはレンタルにした。
......
まあ、そんな気分の作品だということだ(笑)。
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冒頭の地球から離脱するヤマトの描写。
これまでだと地球はヤマトの背後か下の方に描かれてきた。
地球を上に描くというのは結構新しいのではないか。
こういう描写はスペース・シャトルなどの映像で見知っている部分であるが、実際に描くというのは今までの宇宙空間を描いてきた常識に縛られていると発想できないもんだろうね。
なかなかナイスな画面構成ではないか。
『宇宙戦艦ヤマト2199』は全体として旧作を今の眼で見て破綻している設定を直している。
物語的には面白くなっているわけだが、やはりヤマトを使っている以上直しきれないという部分に眼が行ってしまう。
例えばワープ描写。
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ワープ中、ヤマトの船体も透けて見えるなんていう描写をしておいて
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それを口実に旧作でもあった森雪の真っ裸のカットを作ってるがな(笑)。
ビーチクもジャーブラ、もとい、ブラジャーも描いているがな(笑)。
コマ送りまでしてスクリーンショットを撮ったオイラが言えることではないが、いい加減こんな描写止めてくんないかな。
こんなサービスショットいらないよ。わざわざ作らんでいい。
町山智浩も言っていたが、こんなことやるなら佐渡先生や徳川機関長の褌姿もだしてフケ専にもサービスしろよ(笑)。
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こんな「ウットリですよ(by町山智浩)」な二人の全裸だって需要はあるぞ(笑)。
こんなしょーもない描写でどんどん作品がペラくなるぞ。
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それから第三艦橋問題。
木星の浮遊大陸に軟着陸するヤマト。
カット割りで誤摩化してるつもりだろうが、誤摩化しきれるもんじゃない(笑)。
誰もがヤマトの船底に突き出している第三艦橋の事は忘れてないんだから(笑)。
完全に第三艦橋を下敷きににして軟着陸してるわけだが、当然第三艦橋は無傷(笑)。
これは一体どういうことか説明してほしいよ(笑)。
重力下でヤマトの船体質量を支えるほど頑丈な作りなのか、第三艦橋は(笑)。
それから重力制御の問題。
冥王星の海に横倒しになり、その後直立したまま沈むヤマト。
一応台詞やディスプレイの表示で内部構造がジャイロで平衡を保ような仕組みになっているようだということは分かるが、それはそれとして実際の内部の描写を映像化しないとは片手落ちだろう。
なんつーか、一事が万事、解決できない部分は解決せずに眼をつぶっているようで製作者の怠惰だと思ってしまう。
この辺りを解決しなくてリメイクする価値があるのか?
この辺りを解決してなおかつワープの全裸描写をするなら分かるが、ものすごく安直な感じに流れているとしか思えない。
キャラクターは各々が旧作より性格づけがされキャラがたっている。
それだけにいい加減な事はやめてもらいたいもんだ。
それから2巻からビミョ〜に作画が荒れてきたような気がする。
今後、湖川 友謙なんかも作画に参加するらしいので、作画面ではかなりガッカリな感じになるような予感がする。
今後もとりあえずレンタルで視聴するつもり。


『桐島、部活やめるってよ』
ネタバレあります。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
まったく観るつもりがなかった映画であるが、宇多丸が「オススメです」というので、たまたま観る映画もなかったので観に行った。
良くできた映画である。
シナリオが上手いのかな。
物語は田舎の高校での日常を描いた青春モノというジャンルになる。
が、その構造はひとつのエピソードを複数の登場人物ごとの視点で異なる解釈で描いて行くというもの。
黒澤明の『羅生門』やスタンリー・キューブリックの『現金(げんなま)に体を張れ』がそのような構造を持った映画であるが、オイラはどちらかというとガス・ヴァン・サント監督の『エレファント』に近い感覚をうけた。
『エレファント』ほどの一人称視点(浅い被写界深度で一人称の対象になってる人物にしかピントを合わせない移動撮影)の徹底はなされていないが、高校が舞台という事もあって観た直後からそういう印象を受けた。
本作は小説の原作があるようだが、オイラは未読。
本作のタイトルである"桐島"という人物は画面上一切出てこない。
部活の部員や他のクラスメイト、恋人の話しから"桐島"という人物像は浮かび上がってくるが本人は画面に出てこない。
"桐島"というのはマクガフィンなのだ。
本作はこの"桐島"という人物の謎に迫るものではない。
話題の中心にいる"桐島"を語る者達自身が相互に相手を理解していないという現実を描いている。
特に女の子4人組にその傾向が顕著で、一緒にツルんでいるから仲が良いと思ったら大間違い。
4人それぞれが、それぞれの思惑を隠してツルんでいるにすぎないということが分かる。
自分の心情を隠しても仲間を作りたいということなのだろうかね。
孤独に生きるという事に耐えられないということか。
それぞれが、それぞれに誤解と一方的な裏切られた意識のなか、クライマックスで登場人物のすべてが屋上に集まる。
この盛り上げ方が実に巧みなのだ。
そもそも本作の冒頭で"桐島"の彼女の登場シーンでのザラついた感じに襟をただしたからね。
なにかある映画だなという予感。
たぶん再見するつもりではあるが、あの屋上から飛び降りた描写はなんだったのだろうか。
その説明はなされていないのだが、それがマイナスなのではない。
映画の感想として地面から足が浮いたような気持ちにさせられた。
これは説明しちゃったらブチこわしなのかもしれん。
本作、103分なのであるが、削る場所があるかどうかは別にして、あと10分短くしてコンパクトに感じられたら、オイラとしては傑作だなと思ったと思う。
どちらにしてもソフト化したら再見である。


今週末は心療内科と車の点検。
by 16mm | 2012-09-02 20:45 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
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Commented by chata at 2012-09-04 08:02 x
岳の分析になるほど納得れす。どとはんこれ石塚さんに言ったらまた喜ばれそうw

ヤマト2巻観ました。ツッコミ待ちポジションな第三艦橋、あれ絶対ぶっ壊れてると思いましたよ。止まったーと思ったら、しれっと着水してたけどw
ゆきかぜも粉々になったと思ってたのにまるっと残ってたのがw あの歌がまた歌われたし、もしや…?と思ったらガチでニーサンのゆきかぜw
でも森雪はじめ女性陣のケツはイイ曲線してますね。湖川は必要ナシですね( ̄▽ ̄)
Commented by 16mm at 2012-09-04 22:22
■re:chataさん
>岳
18巻で我々の『岳』に対する熱狂も終わったわけですが、石塚さんの次回作に期待しましょう。ジャンプみたいにダラダラ続かずに、しかるべき時期に終われたことが本当によかったです。

>ヤマト
あの碇だってねw、あの質量とスピードをあの鎖一本で支えるというのはいかがなものか(笑)。
メカに関しては本当にツッコミどころが満載で(笑)。
それはともかくキャラクターは結構いいですな。
南部が反抗的なんていうのもナカナカw。
女性キャラのケツに関してはまったくそのとおりでw、たまに『ギアス』のような極端なアップなんかしれくれないかしらと思ったりしてw。
湖川、でてくんなw。

ところで"ハヤブサ"がヤマトから出てくるときの音楽について。
オリジナルの曲の背後に小さく
♪ワンダバダバダ
なんていう『帰ってきたウルトラマン』敵なコーラスが入っていた事に今日気がつきましたw。


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