『トータル・リコール (2012年)』『セーラー服と機関銃』

先週土曜日、心療内科。
これから花粉症の季節であるが痰の滞留感が解消されつつある旨を担当医に言う。
朝飲んでいた薬の一錠を減薬することに。
減薬は嬉しいはうれしいが、その所為でまたおかしくなるのは願い下げである。
取りあえず、慎重に減薬する方向にする。


先週土曜日、ヘアカット。
どうやらオイラの頭皮はとてつもなく分厚いか鈍感らしく、かなり容赦なくブリーチ剤を塗られても沁みないし痛まないし最高じゃないですかなようだ(笑)。
これまで一年以上脱色してきてオイラに対するデータの蓄積で、一度のブリーチでかなり白っぽい髪に仕上がる様になってきた。
これまではオレンジだったからね(笑)。
ただ、オイラの頭皮があまりにも鈍感なのでwこのデータを他人には応用できないらしい。
オイラと同じ事をしたら、だいたいの人は皮膚が火傷的になるか、痛くて途中で止めるかしてしまうという。
ところでお店の鏡に映った己の肉体。
目出たい鏡餅のような体型になっておった(笑)。


このところサウナもインラインスケートも出来ずにいる。
したら途端に肩こりがきたw。
なんとか時間を作ってサウナに行きストレッチを。
そうすると割と即座に肩こりが解消される。
体重は94kg〜96.5kgの間をいったりきたり。
今日は風が強いのを理由にインラインスケートお休みである(笑)。


<訃報>大島渚 1月15日(火)
高校一年の時に『戦場のメリークリスマス』が劇場公開された。
それ以前に大島渚と言えば長髪で和服でクイズ番組に出てる人だと言う認識しかオイラにはなかった。
当時お子様であったオイラはこの長髪で和服のおじさんが映画監督であるという事にピンとこなかった事を覚えている。
映画監督なのになんでクイズ番組に?
なのでそのおじさんが『戦場のメリークリスマス』なる映画を撮るという事が不思議だった。
後々の話だと、本業以外のTV出演は映画の制作費を稼ぐためだということを聞いた。
映画監督って自分のお金で映画を作っているのか。
...
そんな感じで、今でも『戦メリ』以前の大島作品は観ていない。
『戦メリ』以外だと『御法度』を観たぐらいか。
どちらかというと、「朝まで生テレビ」で怒鳴る人と言う印象が強いのかもしれない。
その「朝生」で大島が
「今、『AKIRA』という映画が当ってます」
と言った事があった。
大御所の映画監督がポッと出の漫画家監督の作品を知っていたというのも驚きだったが、「『AKIRA』という"アニメ"が当ってます」ではなく「映画」と言った事がすごく嬉しかった。
この人はすごく平等な人だ、と。
あまり良い観客ではなかったのは言うまでもないが、氏の冥福をお祈りいたします。
合掌。


『このショットを見よ ──映画監督が語る名シーンの誕生』
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Amazonで購入。
宇多丸がラジオで面白い本として挙げていたので購入。


illustration (イラストレーション) 2013年 03月号
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購入。
桂正和の特集あり。
皺の描き方にエロスがあるんだよね、桂正和は。
江口寿史のインタビューもあった。
江口の画がなんだか妙に古くさく感じる。
装画で見知っているスカイエマの画をじっくり見る。


『神戸在住』
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相変わらず繰り返し読んでる『神戸在住』(笑)。
お気に入りの隻腕の美女、愛ちゃんの台詞がカッコいい。
この手の台詞をメモりながら読んでいる。


しっかしKindleは漫画の単行本の新刊をいつ発売するかアナウンスしてもらいたいもんだ。
折角新刊が出ても本を買わずにKindle版を待っている身としてはね。


『限界集落(ギリギリ)温泉』
全四巻Kindleで購入読了。
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いや〜、面白かった。
タイトルがイマイチだなあということと、舞台が田舎らしいということで連載時にはまったく興味なくスルーしていたのだが、不見識であった。
特定の主役を設定せずに、一種の群像劇として成立させている。
ただゲームクリエイターの溝田とおるがトリックスターとして物語の推進力になっている。
都会で立ち行かなくなった才能と自信を、自分より優れた人間の居ない場所でもう一度取り戻そうとする男の話である。
そして、自分が都会で立ち行かなくなった原因にたどりつく。
才気走った人間にありがちな上から目線で他人を見下すことで、全てを自分だけでやっているという思い込み。
たしかにクリエイティブなことというのは万人にできるものではない。
"モノ作り"という呪いをかけられた少数の人間の病的な衝動でしかないのかもしれない。
ではそれ以外の多数派の万人はまったく見下すべき無能な集まりでしかないのか?
まずクリエイティブな人間というのは病人であると自覚することなのだと思う。
作られたモノが万人に届く為には、病人の特殊な考えだけではなく、健康な一般性のある考えで照らしてみる必要がある。
健康な一般性のある考えというのはモノを作り出す起爆力はなくても、大きな爆発に導くアシストはできるのだ。
このアシストが所謂"集合知"というものになる。
この"集合知"を使うには、なによりも勤勉さと謙虚さが必要になる。
本作は様々な枝葉がついて多岐な要素が織り込まれた情報量満載の作品であることには間違いないが、一人の男の再生を描いたおとぎ話という側面は確実にある。
相変わらず鈴木みその画は魅力的で上手い。
その上ストーリーテラーとしても相当に抜きん出ている。
次作はちゃんと掲載誌を立ち読みしよう(笑)。
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最近、鈴木みその前作『銭』を読み返して好きになった女の子の画。
ホント、丁寧で素敵な描線だな。


iPad Retinaディスプレイモデル64GBWi-Fi + Cellular
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の、SoftBankのブラックを購入。
年の初めから物欲が暴走ちゆう(笑)。
なぜいきなり買ってしまったかと言えば、やはり歯の先生の所為であると言える(笑)。
「やっぱり"mini"のつかないiPadの方がいいよね」
と、昨年末絶対にゆった(笑)。
それがなんとなく頭にあった。
通常本を読むならやはりEインクのKindleの方が読み易い。
けど『神戸在住』をカラーで見たかったし(笑)。
iPhoneでも見れるけど、画面小さい。
せーからiPod touchやiPhoneで書き散らしているメモを整理しておきたいという事もあった。
重いので通勤時に持ち歩く事は絶対にないと思う。
便利なメモアプリやらお絵描きアプリがあるのでそれを使いたい。
後は布団に入ってwebを見るという贅沢をしたかったということかな。
発売されてから時間がたってるので普通に買えると思ったら、64GBWi-Fi + Cellular版が店頭在庫なしが多かった。
特に近場の量販店はすべて全滅。
たまたまちょっと遠い量販店に電話したら、丁度入荷したところ。
速攻で店に行きましたよ(笑)。
明日にはレザーカバーも来る。
気合いと根性で使い倒すつもりである(笑)。


『トータル・リコール (2012年)』
Blu-ray購入。
劇場版よりも長いディレクターズ・カットなのだが、どの辺が長くなったのか比べてみないと分からん(笑)。
今回再見したわけだが、すっごく好きになったよ。
まず画面のルックが
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逆光や半逆光によるハレーションやレンズフレアの多用である。
まあ『ブレードランナー』っぽいとは言えるのだけど、なかなかここまでしつこく多用したのも珍しいのではないか。
それが未来世界の世界観にハマっていたというのこともある。
ガラスなどの透明素材に情報を映したりと、猥雑ななかに光(情報)が溢れた世界というのをそのレンズフレアなどの効果で表現している。
『ブレードランナー』はレンズフレア等の効果が映像的な官能性以上のものではなかったが、本作ではその効果がより有機的に物語に密接になっていると思われた。
それから掌に埋め込まれた端末のアイデア。
サイバーパンクに出てくる脊髄にプラグを突っ込んで情報をやり取りするという世界観から幾分かソフトな描写になりつつも、サイバーパンクの文脈からは離れてはいない秀逸なアイデアだと思う。
出てくるガジェットが本当に「らしく」出来ている。
フィリップ・K・ディックの描いたエンディングのない切れ味のある恐怖とも違う。
ポール・バーホーベン版のようなパワーで押し切る感じでもない。
アクションもスマートであり世界観も魅力的。
猥雑でスタイリッシュ。
その中にジャガイモのようなコリン・ファレルが演じるからリアリティーが出た。
これでマイケル・ファスベンダーのような硬質な「うほっ!いい男」が主役であったらまったく浮き世ばれれすぎてリアリティーが感じられなかったろうね。
本作においてポール・バーホーベン版よりもアイロニカルな部分が弱いとの指摘があったが、オイラは逆に本作の方が現実と虚構を最後の最後でボカした事でアイロニカルに感じたよ。
本作のラストはクエイドが本来のハウザーに戻るかもしれない余地をリコール社の看板を映す事で残した感じ。
いまさら階級闘争というネタはないじゃないかというツッコミどころはあるけど、まあその辺りは眼をつぶってもいい。
面白かった。


『セーラー服と機関銃』
wowowで録画視聴。
長澤まさみ版のそれではない。
『セーラー服と機関汁』......でもない(笑)。
薬師丸ひろ子の主演映画である。
実はこの映画、これまで最初の葬式のところとラストのスカートがまくれ上がる部分しか観ていない(笑)。
角川映画で薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子の、所謂三人娘の中では圧倒的に薬師丸ひろ子にシンパシーがあったのに(笑)。
いや、映画やってる当時はさほど薬師丸ひろ子に入れ込んでいたわけでもなかったのだが(笑)。
で、今回初めて始めから終わりまで観たわけだが、まあ一言で言えばヒドイ映画だ(笑)。
この映画も台詞や世界観が古けてしまったがために時代を越えられそうもないな。
とにかくツッコミどころが多すぎる。
いったこの映画をどの程度真剣に観ればいいかまったくわからん。
なんで地雷で死にそうになった後に、敵役と優雅にテーブルをかこめるのか。
噴飯モノは三国連太郎(笑)。
地雷で両脚を吹き飛ばされてそれが"快感"云々を滔々と語っておきながら、実は両脚があったというのはどういうことかw。
更にあの解剖室みたいなところでナニをしようとしていたのか?
まったく分からない(笑)。
この監督の相米慎二、ワンシーンワンカットの長まわしが有名だけど、本作においてはそれこそ最初と最後だけはその手法が緊張感を伴って良かったわけだが、中判は本当にタルい。
単にカット割れないからタラタラまわしてるだけだよな(笑)。
それから薬師丸ひろ子にまとわりつく男三人。
オイラがそうだからという意味では分かりすぎるほど分かり易いので存在が鬱陶しい(笑)。
思春期の性欲がモロだしみたいで非常に見ていてはずかしい(笑)。
と、まあ映画としては本当にボロクソなのだ。
が、この映画で唯一にして、それがもしかしたら時代を越えられる要素がひとつだけある。
これは宇多丸の言葉にならうとする。
その唯一の要素とは、薬師丸ひろ子、いや、あえて、ひろ子(by宇多丸)なのだ(笑)。
この映画、ひろ子のその当時にしかない魅力を余すところ無く捉えている。
ブリッジをするひろ子。
歌を歌うひろ子。
三人の男の同級生に「オタクたち」とか「ユーたち」とか言うひろ子。
子分を抱きしめるひろ子。
不器用に機関銃を一斉射したあとに呟く「かいかん」なひろ子。
渡瀬恒彦にチューをするひろ子。
ひろ子ひろ子ひろ子。
とにかくひろ子(笑)。
宇多丸によればラストのスカートの翻るシーンが終わった後にひろ子が泣いたとか。
単に性格の悪い映画監督に虐められただけのような気がするが、そんな被虐的な扱いが逆にひろ子の魅力を強く健気さとして映しとっている。
もうこれだけでオイラとしては10億点だ(笑)。
薬師丸ひろ子とはどういう人か。
本作を観ればそれが分かるし、すくなくとも観た人みんなひろ子が好きになる、気がする(笑)。
映画としては0点。
ひろ子の魅力を映しとった映像としては100億点、ということで(笑)。


今週末は母親の通院の送迎。
by 16mm | 2013-01-20 21:09 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2013-01-27 23:05 x
iPadいいですねぇ。あいほんより電池持ちよさそうだし、映画も観やすそうですね。
Appleはお次にナニを出してくるのでしょうか?

まだまだ引越しの片づけが終わりません。
箱に閉まってたネ申のマンガをみてストップするからですw
Commented by 16mm at 2013-01-28 01:41
■re:chataさん
>iPad
使い道がないなと思っていましたが、あると結構使います。
読んだ本のメモ書きなんかを主体にしてますけど。
次にAppleが何をだそうとも、手が出せませんw。
おそらく次は眼鏡を買う事になるからです(笑)。

>片付け
そんなもんですよね(笑)。
私も本箱の整理をすると同じ感じで作業が止まります(笑)。


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