『750ライダー』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
砕けた歯の上に金属を被せてもらう。
かなり良好なデキ。
違和感がまったくない。
さすがである。
その後、美形の歯科衛生士さんに歯石をとってもらう。
治療後、先生とライカの悪口を言い合う(笑)。
「やっぱり希望はソニーだな」
という根拠の薄い希望に落ち着く(笑)。


本日日曜日、岩盤浴。
岩盤浴で眠れず、30分ぐらいで起きてしまいストレッチを始める。
岩盤浴でのストレッチもいいかもね。
その代わり、その後のサウナに入るのがシンドくなってやめる(笑)。


ドも微妙に合わなくなってきたので眼鏡を新調したいが、どうにもピンとくるものがない。
まったくイメチェンになってしまうようなものを選ぶつもりはないのだが、メタルフレームの楕円で探索中。
気に入ったものが見つからなければ、今掛けてるブランドで同じフレームを選ぶ事になりそうである。


まったくノーマークだったのだが、ビッグコミックオリジナル誌で
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石塚真一の新作が掲載されていた。
多分季刊での掲載になるのだと思うが、非常に期待を持たせる作品。
人間は一人では生きてはいけないという。
基本的に徒党を組まなければ非常に脆い動物だと思う。
が、意識的に一人で生きていこうとする人間にあっては、己が一人でも生きていけるということの強さの根拠が必要になる。
そういう時人間は自然を模倣しようとする。
自然に生きる強い動物、馬や蛇や熊。
或は狼を自分の神として生きる指針にするのかもしれない。
この作品は孤高になることを恐れる必要はないと強く静かに語りかけるようだ。
ところで、『そんでよし!』はもう描かないってことはねーよな、イシヅカ(笑)。


『ホットシューダイアリー―フォトジャーナリスト ジョー・マクナリーの軌跡 』
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Amazonで購入。
ストロボについてのHOW TO モノと思っていたら、そうではなく(笑)。
ライティングについての読み物という側面がつよい。
最初を読み始めたがなかなか面白いので満足である。
ただ紙が異様にペランペランで薄い(笑)。
¥ 3,465 もしたというのに紙がなんでこんなにペラペラだ(笑)。
まあ翻訳ものだから仕方ないのだろうけど(笑)。


先週は劇場に映画を観に行かなかった。
なんとなく気になる映画はあるわけだが、どうにも絶対に観たいという気にならんのだな。
『オブリビオン』とか『中学生円山』とか。
2〜3年前なら、取りあえず話題の映画はあまり躊躇なく観に行っていたわけで。
オイラも守りに入ったということか(笑)。
ただまったく映像に触れていないわけではなく、会社への通勤で『シンドラーのリスト』や『マリリン 7日間の恋』や『夢売るふたり』などをザッピングで観ている。
ザッピングなのでなかなか前に進まず、たまに見始めてそこまでの展開を忘れてたりするのでもう一度最初からなんてこともあったりして(笑)。
宇多丸の評論を聴いて『藁の楯』なんかも興味を多少は興味を持ったわけだが......。
宇多丸の評論は信頼している事に間違いはないのだが、やはり個々人の好みの相違というものはいかんともしがたい。
宇多丸が褒めていた『藁の楯』の原作者である、きうちかずひろ(漫画家で『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の作者)の映画作品はまったく評価に値しないとオイラは思ってるし。
なので、きうちかずひろの映画監督作などに期待もしていない。
井筒和幸の作品と井筒本人を宇多丸がどうしてリスペクトしているのか理解できないし。
こういう風に考えてると自分の考えの固さというか、意固地さをw意識するなあ(笑)。


『750ライダー』
『750ライダー』といっても
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映像作品の話ではない。
ちなみにオイラはこの映像作品は未見だけど(笑)。
あくまでも
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週刊少年チャンピオン誌に1975年から1985年まで連載されていた漫画の事についてである。
いったい、オイラにとって『750ライダー』とはなんだったのだろうか?
漫画家になりたいなとボンヤリと思っていた頃に、画に関しては一番最初に影響を受けたのが本作なのだ。
小学生の頃、 逓信総合博物館で漫画の原画展をやっていると、当時小学5年生頃だろうか、担任の先生に教えて貰って行った事があった。
数多くの漫画家の原画が展示してあり、そのなかでオイラの眼が完全に釘付けになったのが石井いさみの『750ライダー』の原画。
ケント紙に描かれたその画はオイラにとっては展示されている他の漫画家よりも抜きん出て魅力的だった。
下書きのアタリを青鉛筆で描いている。
ポスターカラーのホワイトの修正があちこちに施してあるのが、ブロの原稿に必須のような要素に感じたり(笑)。
今でも覚えているが、とにかく衝撃的だったのだ。
単行本はたしか中学一年生ぐらいまで買いそろえていただろうか。
巻数でいうと15〜16巻ぐらいだろうか。
その後中学生ぐらいになって画の興味は安彦良和にいったのだが、それはまた別の話。
この度ebookjapanで30年の時を越えてw『750ライダー』の全巻を読む事が出来た。
感無量である。
で、いったい、オイラにとって『750ライダー』とはなんだったのだろうか?
キャラクターは"時の子"だと誰かが言った...と宮崎駿がその著作で言った(笑)。
今からすると『750ライダー』もその時代の雰囲気を纏った"時の子"であったろう。
連載が始まった1975年、
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主人公の早川光(上)は非常に殺気だった鋭い感じで登場していた。
学生運動はこの頃下火になっていたらしいが、この3年前には連合赤軍による山岳ベース事件やあさま山荘事件などがあった。
『750ライダー』の連載当初の殺伐とした感じはその時代の名残りであろう。
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"狂走赤軍"なんて名前の暴走族が出てくるのも時代だろう。
その当時は"赤軍"という名称が恐怖の象徴のひとつであったということか。
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↑コイツら高校生なのに異様な暴力の雰囲気を身に纏ってる(笑)。
竜童学園という高校をし仕切る番長(死語w)と竜童組(笑)。
学園が不穏な状態になった時、彼等がその状態を平常に戻す。
学園の脅威のクソどもをオレ達が始末する(笑)。
まあ自警団気取りなわけだが、彼等自身の存在が学園を不穏にしているとは考えない(笑)。
教師も避けて通るヤツラなわけだけど、学園に暴走族がくると空手使いの番長があらわれて、ハッタリをきかせて族を退散させたりもする。
やってる事はヤクザというか、暴力団と変わりない(笑)。
更に
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主人公の早川光をこんな危ない罠にかけたりとかね(笑)。
こういう所がリアルに感じられた時代だったんだろうね(笑)。
本作の初期では、主人公の早川光は竜童組と抗争をし、やたらと暴走族と競り合い、ツッパった印象。
その早川光のバイク・テクは超絶そのもので
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上記の画像二つは最初期のものではなく、単行本の14巻。
コマの流れを追ってみても光がどんなテクニックを行ったかまったく分からずw、なんかすごいテクニックを使った事が車が壊れてく描写で分かる(笑)。
ちなみにこの画像がオイラが小学生の時に逓信総合博物館で見た原稿である。
なつかしい(笑)。
この頃オイラは本作の画にもときめいたが、この主人公の格好にも無条件に憧れた。
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学制服の下にツナギを着込むなんて、なんてカッコいいんだ、と(笑)。
これ読んだ時まだ小学生だから、学制服もツナギもよく分かってないわけ(笑)。
だけど漫画の主人公がしている格好だから間違いはないと思っていたわけよ。
で光が着ていたツナギって
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↑コレだよ。
最近のはもっと身体にフィットしたものになってるようだけど
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やっぱし学生服とは合わないよ(笑)。
これはカッコ悪いだろう(笑)。
せめてさあ、ライダーなんだから
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↑こんなだったら白でもカッコよかったのにTT
このツナギと学生服のコンビネーションのカッコいい問題は実際に高校に入るまで続いた(笑)。
高校に入って親戚の白いナッパ服のツナギを貰って、実際に着てみてそれまでの幻想が見事に瓦解したわけ(笑)。
ここまでで、『750ライダー』の初期に対する感想とオイラの持っていた幻想の崩壊をダラダラかいてきたわけだが、これ以降を書くのが更に時間がかかりそうなので、今回はここまで。
いづれ、だれも待っていなくてもこの続編はやるぞ(笑)。
自分の為に(笑)。
つづくw。
by 16mm | 2013-06-09 23:21 | | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2013-06-23 23:06 x
北狼おもしろかったですねぇ。

750すげぇw
無料の電子書籍で初めて俺の空をみたのですが、ちょい前は破天荒な作品がいっぱいで興味ありますw
Commented by 16mm at 2013-06-24 08:43
■re:chataさん
『北狼』よかったっす。
定期的に描いてもらいたいものです。

本宮ひろ志はいまだに破天荒キャラを描いていますw。
時代錯誤だとも思うけど、なんか読んでしまいますよねw。
いまの高校に番長って名称はあったりするのかしらん。
オイラの時にはすでになかったです。
さらに高校ではバイク禁止でした。


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