『ACACIA』『宮崎駿スペシャル 「風立ちぬ」1000日の記録』

先週土曜日、ヘアカット。
今回は白髪染めの黒をベースにして(正確にはグレイとベージュをベースにした色らしい)色を作ってもらった。
今までよりも彩度の落ちたアッシュな金髪になるとのことで楽しみである。


本日日曜日、二週間ぶりの岩盤浴。
ストレッチを念入りにして薬湯に入る。
ただいま体重が93kg。
去年の1月ぐらいには穿けていたGパンがはける様になった(笑)。
これも岩盤浴の賜物かw。
周りから「乙女かお前は」との罵りをうけながらも、オイラは続けるよ(笑)。
岩盤浴で健康を取り戻す(笑)。


本日日曜日。
風呂の帰りの昼過ぎ。
家に帰ったも暑いので漫喫で涼む。
15時すぎ?ぐらいから突然の大雨。
雷までなって結構な騒ぎであった。


46年生きて初めて分かったことがある。
先週、帰宅中の電車にて。
若奥様とそのお子が電車内の椅子に座ってお話したりつついたりしていた。
周りの迷惑にならぬ様に非常に控えめに遊んでいるようで好感がもてた。
その若奥様結構ルーズに襟ぐりのあいたTシャツをお召しになっていて、お子のところに屈むたびに
その胸元がオイラの横目に広がってw釘付けである(笑)。
鎖骨からなだらかに胸元に流れるラインは、その薄い胸を覆うブラの内側に流れて行く。
まさにガン見である(笑)。
で、46年生きて初めて分かったことがある。
どんなに襟ぐりがルーズで胸からブラが外れそうになっていても、乳首は絶対に見れないような魔法を女性はかけているんだな、と(笑)。


『さよならタマちゃん』
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イブニング誌で連載されている時から読んでいた。
書店で書籍購入。
武田一義は『GANTZ』の奥浩哉のアシスタントであったことが判明。
これ読んだら奥浩哉って良い人なんだなと思えた。
それはそれとしてこの漫画の優れているところは、死を意識せざるをえない病と場所における考現学として成立させている点であると思われる。
この可愛らしくも端正な描線で描かれた人間達の焦燥が非常にリアルに伝わって来る。
死んだ方がマシだと思えるような過酷な抗がん剤の後遺症。
そして死に直面することで人との関わり、家族との関係がそれまでと違ったものになる。
普通に成長した娘が、普通に父親と疎遠になっていく。
その父親がガンに侵されてる事をしり頻繁に見舞いに来る娘。
今まで考えられないほど娘と濃密な時間をすごせた父親はそのうれしさを
「病気も贈り物だよな」
と吐露する。
ああ。
こういう考え方もあるんだな。
非常に魅力的な画。
作者の次作にも期待したい。


宇多丸の評論が最近どうもイマイチ。
いや、評論そのものというよりもラジオ番組の時間短縮によっておこった時間配分が上手くいってないような感じ。
どうも歯切れが悪いというか、結論までを話し切れていないというか。
宇多丸の評論が長くて困るという事はないので、できれば前のように評論部分だけで40分近くを聴きたいなと思う。


Kindleで吉田秋生の『BANANA FISH』を買い始める。


『ACACIA』
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iTunesでレンタル視聴。
オイラがはじめて宇多丸の評論を聴いたのが本作。
それから3年越しでやっと観れた本作。
いや〜w
勇気を貰えたね(笑)。
キューブリックだとか武だとかパヤオだとかの映画を観て、間違っても自分でも映画を作れそうだなどと思えないが、本作は可能性として、こんなだったらオイラが作った方がなんぼかマシじゃんと思わせる勇気がでたよ(笑)。
本作で良いのは撮影とアントニオ猪木だけ。
それ以外のストーリーライン、シナリオ、演出、すべてクズw。
辻仁成に興味がないということは置いておいても、まあどうしようもない映画。
台詞もそうなんだけど物語の構築が雑すぎる。
前の彼女に生ませた子供がほとんど町内にいるようなものなのに、それを知らないような北村一輝扮する父親ってどうなのよ(笑)。
完全に見ず知らずの老人であるアントニオ猪木に自分の子供を押し付けて彼氏の元に走る母親って
(笑)。
親子三人の写真で、子供が覆面を被ったままってのは(笑)。
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北村一輝がもってる腹話術の人形のなんともいえない不気味さ。
この腹話術の人形が後々北村一輝によって首チョンパされるという猟奇的なシーンがあったり。
いったいこの映画、サイコなのを狙っているのか、シュールさを狙っているのか?
リアルなのではないが、妙にリアル"気"な描写にしてみたりと。
親子三人で子供だけ覆面を被ってるというのもシュールなギャグ路線として、いやシュールな映画として全体を統一していれば成立していただろうけど、死んだ子供との親子写真がそれしかないという作りにはまったくリアルさを感じられない。
大きくなったらテロリストになるんだ、などと殺伐としたバカな事を子供が言っても大人は嗜めない。
それでいてそのガキは死んだら星になるという話を真に受けたりして。
どういう分裂の仕方をしてるんだこのガキャ(笑)。
物語としてもキャラクター造形にしてもまったく破綻してるのに映画を作りながらそれをまったく頓着しなかった監督の能力を疑うよ。
それからこの監督のプロレスへのリテラシーのなさ。
アントニオ猪木を往年の悪役覆面レスラーとしたのはいい。
だけど"大魔神"なんていうリングネームはないだろう(笑)。
これはせいぜい渾名だよな。
その大魔神が反則をしてたから子供が虐められて、とか。
なに、辻仁成。
おまえ、プロレス・ガチ派なの(笑)。
今時悪役をそんな目で見ているヤツがいるとは(笑)。
所詮アントニオ猪木を客寄せにしか思ってないヤツがいい加減な映画を作ったという。
プロレス・ファンは激怒しないのか、この映画に対して(笑)。
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この映画が辛うじて成立しているのはアントニオ猪木が出ているという事実のみ。
あの猪木が一般映画に出ているという事実だけが貴重だね。
おそらく今後猪木が一般映画に主演する機会なんてないだろうから、そういう意味では貴重な映像になった。
そもそも普通の感覚の製作者なら猪木をキャスティングしようとは思わないよ。
猪木が演技できないということもあるけど、猪木を出したらもうそれは猪木以外には見えないからさ、映画という絵空事に中途半端な現実感が出ちゃうわけ。
実写映画にアニメのポパイがでちゃったような違和感。
結局辻仁成は自分のしょうもない映画を成立させるためだけに猪木を起用したというのは炯眼だったわけだな。
そうじゃなかったら上映自体も怪しかったんじゃないかな。
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猪木の出演とともに、撮影がなかなかカッコよかった。
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中村夏葉という人が撮影をやったようだが、構図といい、ややグリーンがかった色調といい、非常におだやかに見えるトーンで映像を作っている。
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ただ映像の構成が一枚絵として成立するような画の繋がりになっているので、ひと繋がりの映像というよりも、断続的に画が切り替わっている印象が強くなって散漫に感じた。
とりあえず、ハナからダメ映画として観ていたので、改めて時間を無駄にしたという事はいわないが、他人に勧めたら、勧めたオイラに石が飛んできそうなモンだな(笑)。


『宮崎駿スペシャル 「風立ちぬ」1000日の記録』
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録画視聴。
NHK ドキュメンタリー『プロフェッショナル仕事の流儀』。
『風立ちぬ』に関する事は記事でも映像でも触れておきたい気持ちがあり、作品のメイキング映像としては初めて観たものかな。
日テレではそういうのをやってたのかもしれんが。
岡田斗司夫の『「風立ちぬ」を語る。電子版 [Kindle版]』での解説はかなり良いもので、岡田の分析力をまざまざと見せ付けられた。
ただ、オイラとしては岡田の解説でも触れ、TVで宮崎と鈴木敏夫がそろって合意した主役の声である庵野秀明についてはついぞ納得できなかった(笑)。
素人っぽい声と、素人の声は違うと思うのだが。
ようするに上記の3人の共通イメージのみでのキャスティングでしかないんじゃないかね。
作った人間がこれが正解というのなら従わざるをえないのだけど、たぶんオイラにはまったく分からないキャスティングだな。
まあそれはそれとして、番組のなかで宮崎は歯を描くということで攻撃性を出せる、という事を言っていた。
これはなるほどなロジック。
歯を描くという事の意味のひとつを知った思いである。
これだけでもこの番組を観た甲斐があったというもの。
「大事なものは、たいてい面倒くさい」
この言葉も身にしみたね。
今後ジブリの制作中を追った映画も公開されるようなのでそれも楽しみである。
いま、宮崎駿の長編映画引退の発表。
どこまで本当か分からぬが取りあえずいい花道になった。
たしかに長編はあらゆる意味で作らない方がいい。
観る側も『風立ちぬ』を最後の最良の贈り物として受け取った方がいいかもね。

ところで、この映画の主役である堀越次郎について。
この人については宮崎がインタビューや対談で語っていること以上の事はわからない。
映画に乗じて堀越関連の本が沢山でてるが、オイラはどうも食指が伸びない。
オイラにとっては結局悪魔の発明を無邪気にしたエンジニアという以上の印象は受けないので、どうにも興味がわかないんだな。


今週は歯のメンテナンス。
by 16mm | 2013-09-01 22:14 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2013-09-01 23:20 x
たまちゃんは連載をたまにみてました。ガンツのとこでやってたんすね。

イノキムービー気になります。シベ超とどっちが酷いのかw

パヤオ番組は日テレのやつと被ってたとこもありましたが、このへん映像特典になるのならBlu-ray欲しいとこです。
Commented by 16mm at 2013-09-02 06:01
■re:chataさん
>タマ
内容もよかったけど、アスタント先の奥浩哉ってほんとに良い人だなと思いました。
でも『ガンツ』は読まないけどw。

>辻
『シベ超』は破綻してようが水野先生が自腹でやってた、映画がすきでしょうがない気持ちが先走ってました。
だからオイラは最終的には面白かった印象があった。
辻の映画はプロレスにも猪木にも、映画にすら真摯に向かってるとは思えない。しかもこの映画、文化庁が支援してやんの(笑)。オイラの税金の一部をこんなアホな監督のために使うな(笑)。

>パヤオ
もっと長いバージョンが観たいですね。


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