『ガッチャマン』『エリジウム』『許されざる者(2013)』

久しぶりに東北自動車道を使って、"ケン央道"の"ケン"が"県"ではなく"圏"であったと初めて知った自分のイタさよ(笑)。


iPadとiPhoneをiOS7.0にアップデート。
アイコンが平べったくなってしまったり、アプリの起動動作がちょっと大仰になった。
オイラのiPod touchはiOS5.1.1で止まっている(笑)。


本日日曜日、久々に遠出をしたのだが、その時にiPadをナビにして車を走らせたらなかなか調子がいい(笑)。
道案内だったら十分に機能する。
車につけるiPadのマウントを探してみようかしらん。


『あさって朝子さん』
c0022635_2195261.jpg
読了。
Kindle版をかったわけだが、本作はオールカラーなのでKindle Paperwhiteではその恩恵は受けられない(笑)。
iPadで読んだ。
非情に綺麗な色彩と柔らかなストーリー。
なによりも主人公の朝子さんが可愛いんだよね(笑)。
作者の伊藤理佐の旦那である吉田戦車の作風はものすごく"男の子"な臭いがするわけよ(笑)。
これはオイラの見立てであり貶しているつもりは毛頭ないのだが、"男の子"臭いというのは"精液"臭いと同義なんだよね(笑)。
オイラからするとあまりにも分かりすぎる臭いのために若干の敬遠がでてきちゃう。
で、その嫁の伊藤理佐は男のオイラからすると、女性の柔らかさとしたたかさの具合が非情に好ましく感じられ、なんつーか、女の人のいい香りがするような(笑)。
男と同じで、女の人もバカなんだなあwと、すごくホッとするような気分にさせてくれる。
オイラが伊藤理佐を好きなのはそういう柔らかい香りと感触を体験できるからなんだなあ。


先週の土曜日と本日日曜日で3本の映画を観た。
なので感想が雑になるので悪しからず(笑)。


『ガッチャマン』
先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
本作であるが、巷間の評判と予告編を観た印象で絶対に"ヤヴァい"映画だと確信していた(笑)。
この場合の"ヤヴァい"というのは
「すっげえ。ちょー最高ぉ。フォーーーーー」
ってな感じでは、勿論ない(笑)。
だがね、観たら絶対に時間とカネを無駄にするような大怪我をすると確信できる映画は、どれほど酷いものかというのを逆に観てみたくなるもんだ(笑)。
あ、世間ではわざわざ1800円出してダメな映画を観るぐらいなら、レンタルされた時に観るとか言うんでしょうね。
しかしですな。
そんな"ヤヴァい"映画、かえってレンタルなんかしませんよ(笑)。
いや、レンタルだと面白い映画であっても時間とタイミングが合わなければ観ない事だってあるでしょう。
映画を観るというのは日常から切り離された空間である劇場で、ある意味観る事を強制させられているようなものなのだ。
だからレンタルで10分つまらないと早送りしたり、観るのを止めちゃったりできるだろうけど、劇場ではそうはいかない。
我慢してジっと座っているしかない。
オイラなんかだと、本当に劇場で観てつまらないと途中退場しちゃうけど、これはまあ自分なりのダメージ・コントロールで、カネはもどってこないけど、今ここで退場すれば残りの一時間はムダにならない、という理屈(笑)。
そういう途中退場はそうそうないけど、それはともかくとして、そういう"ヤヴァい"映画を観るなら劇場で観るしかないと思うのですよ(笑)。
今に時期、結構面白い映画がやっていて、そんな"ヤヴァい"映画を観るぐらいなら『風立ちぬ』を再見するとかした方が一億倍有意義な気がする(笑)
オイラが本作を観た理由は他にもある。
宇多丸が観たということもあるが、一番の背中を押されたものはTwitterでの呟きである。

"やはり予想通りガッチャマンの評判は酷いものだ…見に行こう。これはこの業界で仕事をしてるものの宿命だ、定めだ、義務だ。仲間の苦労と煩悩、全てを見ておかないと行けないんだ。いつかは自分が審判される日がくるだろうから。同じ失敗をしないためにも…"

この呟きを読んでものすごーく謙虚な気分になったのだ(笑)。
オイラもCG制作の端の端の端くれぐらいの存在。
ならばこの試練を受けて立たねばならんだろう(笑)。
と、殊勝にも思った。
結果。
CGは予想以上に良かった。
というか大変良かった。
本作の問題の大部分はシナリオと演出と美術関係。
これが予想以上に酷かった(笑)。
そもそもこの『ガッチャマン』、いったいどういう作品にしようとしていたのだ。
本作の冒頭で、『おはよう忍者隊ガッチャマン』なる短編アニメが上映される。
タイトルからしてギャグ以外のなにものでもない。
シリアスでリアルな『ガッチャマン』を指向しているなら冒頭でわざわざまったくトーンが違うギャグ作品を普通は入れない。
しかし、本作の製作者達はそういう事にまったく頓着しない人達だったらしい。
とにかく色々酷いんだけど、最たるものがクライマックス。
後五分で東京が消滅する展開。
あと五分。
なのに延々と様々な場所と人間達がダラダラと安っぽい愁嘆場を演じている。
あの愁嘆場だけで少なくとも5分以上、10分ぐらいはたってるよ。
いくら時間を伸張できるメディアである映画とはいえこれはダメだろう。
更にガッチャマンが乗ってる飛行機のコックピット。
『エヴァ』のコックピットを数億倍安っぽくして、そこにアーロンチェア風の椅子とパソコンが置いてあるような美術設定。
言うまでもなく、CG制作チーム以外の製作者達はSFを『ガッチャマン』を完璧にナメ切っている。
こいつら完全にヤッツケで仕事してんだろ。
c0022635_22383555.png
岸谷五朗の配役はいいとしても、もうちょっとマトモなメイクはできなかったのか?
物語をまともに観せるような演出をまったくしていない。
『パシフィック・リム』や『マン・オブ・スティール』の製作者達が真剣にフィクションと対峙して本気で作ればどんな絵空事の物語でも力を持ちえるという事を立証したというのに、『ガッチャマン』の製作者達はガッチャマンのカッコ良さをまったく信じていなかった。
映画製作者だって仕事もおカネも欲しいだろうけど、向き不向きというものを見極める事をしてほしいもんだ。
『ガッチャマン』になんの官能性も感じない製作者に本作を作らせたのが決定的な敗因。
数年前にやったSMAPのメンバーがガッチャマンに扮したCFの方が百億倍カッコ良かった。
とにかくボンクラなメンツを集めて映画を作るとこうなるという見本。
『宇宙戦艦ヤマト 復活編』とドッコイのゴミだったということで。


『エリジウム』
先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
2D、iMAX。
ずっと楽しみにしていた映画である。
本作については語るべき事が多々ある。
難しい映画では決してないのだが、ニュアンスが複雑なのである。
オイラの理解力のなさもあるが、やはりこういう映画は複数回観るべきだ。
それこそ前述の『ガッチャマン』なんぞにカネを出すならこの手の映画を再見するべきだとも思う。
詳しい感想はBlu-ray購入時に再見した時に。
例えば、ジョディ・フォスターの役は一見悪役なんだけどある種の正論を言っていたのではないか、とか。
監督のニール・ブロムカンプは前作の『第9地区 』からの続くテーマである差別とか格差をモチーフにしているが、それ以上に人間が他の物質と融合(『第9地区 』では異星人。本作では人間の肉体の外側に取り付けられた外骨格)を外身でみせる事で何かを伝えようとしている。
本作の外骨格なんて身体の内部に入れ込んじゃえばSFでは見慣れたサイボーグ、『攻殻機動隊』の少佐と同じなわけだけど。
なぜメカを内在化した内骨格の少佐はすんなり受け入れ慣れるのに、人間の肉体の外側からボルトを打ち込んで外骨格を装着するのが残酷に見えるのだろうか。
異形というものに対する恐れなのだろうか。
ハリウッド・エンターティメントにありがちな男と女のロマンスも実に地味であっさりして、むしろあっさりして拍子抜けするかもしれんが、オイラは好み。
キスだのセックスだのを映像で出さなくても愛情の深さというものを的確に表現できている。
ハードボイルドだなあ。
そして最後の展開というのは果たして良い結果を生むのであろうか。
全ての人間が平等であるというのは理想であって、あの病気をなんでも一瞬でなおしちゃうベッドというのは絶対に奴隷がいてこそ存在する技術だと思うんだけど。
Blu-rayでの再見が楽しみである。


『許されざる者(2013)』
本日日曜日。
イオンシネマ越谷レイクタウン。
言わずとしれたクリント・イーストウッドの名作のリメイク。
イーストウッドの作品があるんだからリメイクする必要ないじゃん。
というか、なかったじゃん、というのが鑑賞後の感想。
本作を観てイーストウッド版がいかに乾いた作風だったかを認識できた。
本作は雪のある世界が舞台であるも同じような荒野を舞台にしているが、相当にウェットな作風になり、それが物語の甘さになっている。
イーストウッドが演じるウィリアム・ビル・マニーという人物は過去情け容赦ない冷血な悪党という設定であり、物語上それが崩される事はなかった。
そんな粗暴な男が一人の女性に出会う事によって、真人間に生まれ変わった。
なぜその女性がマニーを真人間にできたか。
彼女はマニーのなかに何を見て彼が更生できる根拠得たのか。
それらは一切劇中で語られる事はない。
それが端から見た男と女の間にだけあり得た秘められた愛情のようなロマンティックさというものなのかもしれない。
現在のマニーの暮らし振りが、質素で子供を必死で育てている様を見れば、彼の妻となった女性の目の確かさが浮き上がって来る。
その時に、マニーが真人間になる要素があることの理由や説明をするということは愚の骨頂であり、野暮でしかないのだ。
本作である『許されざる者(2013)』版とも言える作品。
既に名作としても、もしかしたらクラッシクとなりえるような偉大な作品のリメイクをするなら、当然オリジナルと比べられる事は覚悟の上だろう。
その上で言えば本作の演出も役者もオリジナルの足下にも及ばない。
誰一人オリジナルに拮抗したり、凌駕するような演技をしえた者もいない。
ひとつには渡辺謙がまったく過去にワルだったという雰囲気が出ていない。
イーストウッドの場合、彼のそれまでの役柄や私生活の状況までも役に投入しえたからこそ、役柄の昔ワルだったという説得力があったのだ。
イーストウッドのウィリアム・ビル・マニーは作中で、彼の悪行については全く容赦なく語っている。
一片たりとも情けという言葉がマニーにあったという表現はしていない。
だからこそ、彼を真人間にした妻の聡明さが浮き上がる。
『許されざる者(2013)』では渡辺謙演じる釜田十兵衛について
「女子供をも斬り殺した」
という表現をしていたのに、あとの台詞でわざわざ 十兵衛は実は女子供は斬っていないという事実が判明してしまう。
これで相当にヌルくなった。
最低な男を愛して信じた妻がいた男という設定が砕けてしまった。
なんだ、コイツ、ソコソコ良い奴なんじゃん(笑)。
1992年版という最高のお手本があるというのに、なぜそういうところを真似しない。
凡才が中途半端に独自性を出そうとするとこんな痛い結果になる。
それこそ完璧な脚本であったオリジナルを思いつきでいじって改変して辻褄をあわせることすらできなくなってしまっていた。
キャストも、もう10年歳をとったらもうちょっとマシだったかもしれんけど。
とにかく、オイラにとって『許されざる者』は1992年の作品。
渡辺謙もイーストウッドと懇意だからという事に甘えて無謀な事をしたもんだ。


今週は歯のメンテナンス。
by 16mm | 2013-09-23 00:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2013-09-24 07:41 x
立て続けの鑑賞お疲れ様でした。行っちゃいましたか、『ガッチャメェン』w
シンケンレッドの松坂桃李が出演してるので気になってはいます。
アニメの『ガッチャマン クラウズ』が割と評判良いので、いずれみたいと思ってます。舞台が立川ってのが謎ですが(。-_-。)
Commented by 16mm at 2013-09-24 13:23
◼re:chataさん
アニメに舞台。いろいろ多角的にやってるんですなあ。
『キャプテン・ハーロック』も大怪我する覚悟、というか、ぜったい大怪我するのが目見えているのですがwどっちにするかずっと迷ってましたw。
たぶん、もしかしたら、松本の映画も観にいっちゃうかもw。


<< 2013年第2回更新のお知らせ 『マン・オブ・スティール』 >>