『地獄でなぜ悪い』

先週土曜日、岩盤浴、サウナ、ストレッチ。
少々風邪気味だったので岩盤浴でじっくりあったまる。
具合が良ければ夜にでも『R100』を観に行こうと思っていたが、大事をとって止める。
自分の体調と引き換えにしても観たい映画ではないからね(笑)。


先週左の上の歯が取れる。
というか義歯が取れたんだが(笑)。
痛くないので次の歯のメンテまで放置することに。
しかし、残った歯の残骸の尖ったところで舌をチクチクと傷つけてようで少々難儀である(笑)。
まあ、たいした事はなかろう。


『失踪日記2 アル中病棟』
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Amazonで書籍購入。
本日到着。
8年かけて地道に描き続けたと思うと感慨深く、重さを感じる。
実際前作の『失踪日記』の1.5倍ぐらいの厚みなんでないか。
この本、先月の月末に予約をいれたというのに二刷目になっていた(笑)。
初版が手に入らなかったのは残念だが、この本が売れてくれているとしたら本当にうれしい。
厚いので冒頭部分しかよんでないが、頁に対する情報量の密度が高い。
まあ本年度のベスト・コミックには間違いない。
未読の人は前作とともに読んでもらいたいものだ。
アルコール依存症に対する世間の間違った、しかもそれが生死に関わるような意識に対する啓蒙書としての側面もあるが、やはり妄想と現実に対する創作物としても抜きん出ている。
天才の渾身の一冊であろう。


『宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズカット版』
先週水曜日深夜に放映。
一応録画したが、リアルタイムで冒頭の15分ぐらいを観ていた。
劇場版であった冒頭の<原案 石原慎太郎>のクレジットがない(笑)。
更に、爆風で森雪(古代雪)が吹き飛ばされずに服だけちぎれて真っ裸になるところがなくなりw普通に飛ばされる新作画になっておった(笑)。

雪が真っ裸になるのは7分ぐらいのところ(笑)。
なんで世紀の駄作をわざわざカネかけて作り直すかね(笑)。
これで本作はツッコミどころ満載のつまんない映画から、普通のつまらない映画になってしまった(笑)。
わざわざ作り直してその存在意義まで薄めてしまったわけやね(笑)。
一応録画したので最後まで観ようとは思いますけどw苦行だなあ(笑)。


『地獄でなぜ悪い』
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本日日曜日MOVIXさいたま。
園子温の新作。
小さな小屋であったが割と人が入ってた。
もしかしたら大作『R100』よりも入っていたのではないか(笑)。
園子温監督の初コメディ映画、なのかな?
なにしろ多作で走り続けなきゃ死んじゃうんじゃないかと思わせる園子温。
とにかく全力疾走で毎回映画を制作している。
本作もオイラとしてはこれほどまでにコメディになってるとは思ってなかったのよ(笑)。
実際劇場でも笑い声があったしね。
コメディといっても『愛のむきだし』ぐらいなリアルさがやや勝ってるようなものではない。
現状、園子温としてはかなり振り切れた無茶苦茶をやっている。
冒頭から

♪全力歯ぎしりレッツゴー ぎりぎり歯ぎしりレッツフラーイ 僕の気持ちは歯がゆいー 全力歯ぎしりレッツゴー 全力歯ぎしりレッツゴー ぎりぎり歯ぎしりレッツフラーイ 歯並びががが 歯ぎしりぎぎぎ みんなで歯を磨こー イェイ☆

こんな素っ頓狂な歌の映画内CMから始まり、一気にシュールな映像の血の池地獄を描写する。
映像のシュールさ、巧みさ、力強さはまぎれもなく園子温のものだ。
実は本作の予告編その他を観ていて、キーになるのは
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二階堂ふみ。
の、胸の谷間だと思ってたわけ(笑)。
『ヒミズ』で見事な演技をした二階堂ふみが一転して殺気を含んだ表情をして胸の谷間を強調すれば男ならその魅力に跪かねばなるまい(笑)。
オイラもその二階堂の胸の谷間にやられたクチである。
が、映画のなかの二階堂ふみ、予告編やチラシの画像ほどエロスを感じない。
それよりもどことなく幼い、殺気のある剽軽さというか、元気な女の子というか(笑)。
これだけ生と死のイメージを体現したヴィジュアルでありながらエロスが抜け落ちていたと感じたのは意外であった。
それよりも
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鈴木オート、もとい、堤真一がすごい。
改めて堤の役者としての引き出しの多さに感嘆。
普通のおとっあんから、SP、サイコキラー、etc....
髪型や体型をわざわざ変えることなく、その役に自分を当てはめ、観る者にもそれを納得させる演技力をもっている。
この人を見てると、メソッド演技法というものに囚われなくても強い演技はできるんじゃないかと思わせるね。
とにかく本作でのコメディとシリアスの切り替えの見事さは映画自体のデキにまで関与するほどのすばらしさだと思った。
映画を作るという衝動と熱量を形にした作品であるが、これはあくまでも園子温の映画作りを表現しているのであって、映画作り一般を表現したものではないね。
どう考えても劇中で行われているような映画製作が普通だとは思えない。
が、そこに一定のリアリティを感じられるのは、本作を制作している園子温自体が体現している熱量とスピード感を表現しているからなのだろう。
映画製作者、ヤクザ、警察。
この三極の構造は、映画製作における最後の敵は警察だということになるのかな。
実際最後の描き方ってそんな感じするしね。
園子温のリアルでシリアスなある戦いをコメディ仕立てにしたということなんだろう。


今週末は母親の病院の送迎。
by 16mm | 2013-10-06 21:26 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2013-10-27 14:33 x
『復活篇』キャラクターの昭和っぷりに圧倒されました。
ダンバインやザブングルより昭和さが増してるw
Commented by 16mm at 2013-10-27 23:32
◼re:chataさん
湖川テイストですな(笑)。


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