『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』

このような
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ウェポンを近所の蔦屋で購入した(笑)。
先週のエントリに引き続き似たようなものを購入。
以前からずっと右側に置いてあるVAIOの設置場所が狭くて取り回ししにくかったのをなんとかできればと思っていたのだ。
VAIOを上の机上台にのっけて設置してみたら
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なかなかいい具合に(笑)。
目線がちょっと高くなったけど気にしない。
Blu-rayのトレーの出し入れとリモコンの使い具合が良くなった。
左側にはお絵描き用にLEDのスタンドを購入した。
4000円ぐらい。
本格的にお絵描きしようとするとこの机の状態では小さいが、当分はいいだろうな。


お絵描きにケント紙と墨汁を使っている。
墨汁、いいなあ。
黒化濃度も高いし、消しゴムで消してもインクみたいに薄くなったりしないし。
そのお絵描きであるが、現在ゼブラの丸ペンを使っているのだが、ペン軸がイマイチ定まらない。
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ゼブラのペンにはゼブラのペン軸という感じだろうが、握った感じとか見た目の黒いマットさだとかでいうとニッコーのペン軸がお気に入りなのである。
が、ニッコーのペン軸はペンのホールドがイマイチ弱い。
描いているうちにペンが取れちゃうわけではないが、ペン先についた墨汁をティッシュで拭いてるとスルッと軸からぬけるのである。
些細なことかもしれんがこれがイマイチなんだよな。
ニッコーのペン先をニッコーのペン軸につければ問題解決かもしれんが、ニッコーのペン先がオイラには合わない事がわかっているので。
それでも握った感じが良いのでニッコーのペン軸にゼブラのペン先をつけてのお絵描きをしている。


先週土曜日、心療内科。
結局昨日までは処方された薬を飲まずにすんだ旨を担当医に報告。
次回から減薬を考えましょうとのこと。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
ほぼ一ヶ月ぶり。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらっていると、その過程で奥歯の虫歯を発見される。
サディスティックにケラケラ笑って先生に報告する女史w。
まあ早期発見で後々エライことにならずに良かった。
早期発見なら歯を削られても痛くないしね。
治療後先生と雑談。
ニコンDfを触らせてもらう。


本日日曜日、岩盤浴、塩サウナ、ストレッチ。


『監督のリーダーシップ術 5つのミステイクと5つの戦略』
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Amazonで書籍購入。
宇多丸がラジオでこの本を推薦していたので購入。
帯の推薦文も宇多丸がかいてるんだよね。
以前に同じ著者で
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『監督と俳優のコミュニケーション術 なぜあの俳優は言うことを聞いてくれないのか』も読んでいて面白かったしね。
著者のジョン・バダムは『サタデー・ナイト・フィーバー』とか『アサシン』とか有名どころの映画を割と多数監督しているが、どちらかというと万能選手的な職人監督の部類に入るだろう。
観ている方としては、スピルバーグとかキューブリックとかギリアムのような個性が見出せないので、積極的に監督チョイスで作品を見たいと思うタイプではない。
が、ジョン・バダムはハリウッドで映画をコンスタントに制作できる人間という部分においては常勝者といえる。
個性を前面に出して映画を制作し、スタジオに大損害を与えて以後干されてしまう映画監督がいる一方で、彼の様な職人が映画界で続けていけるということを考えると、少なくともアメリカでは映画というものが一種の工業製品のように大多数の観客にウケる映画を作る監督も必要としているというのが分かる。
映画をつつがなく制作する方法論は俳優とどう付き合い演出していくか。
上から目線で俳優に指示を出すのは論外。
物わかりが良すぎる監督というのもスタッフやキャストから舐められる。
目障りにウルサくならない程度に相手を見なければならない。
監督が俳優に対する距離感というものの具体例が数多くの証言とそれに対する平易な解説と事例書かれている。
これを読んで実際の映画製作に役立つかどうかは別にして、普段知る事のない映画製作の感情的な部分が知れて興味深い本であった。


『虚数霊』
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AmazonでKindle版購入。
『宇宙戦艦ヤマト2199』のコミックを描いている、むらかわみちおにヤられてしまい(笑)、他の著作を物色していたら当作を見つけた。
取りあえず慎重に立ち読み版をパラパラめくった上で全巻購入。
全巻とかいたが本作、物語の途中で中断されている。
現状『宇宙戦艦ヤマト2199』を描いていることを考えると、後数年は本作の続きは描かんのだろうな。
ものすごく残念なことだ。
画がものすごく好みである上に艶がある。
とにかく上手い人だなと思う。
どことなくテイストが士郎正宗の画に似ているだろうか。
高校で数学で習うかどうかすら分からないが"虚数"という定義がある。
wikiで調べたがもうなんのことやら分からん(笑)。
本作での解説によると、二乗にしてマイナスになるもの、ということらしい。
銀行での金勘定にでてくる1円50銭だとかの計算上の理屈で出てくる定義のようなものか。
本作では物に宿る霊的な値をさす。
持ち主が慈しんだ愛着のある物なら霊的に祝福されたものであり、逆に持ち主の負の感情を写し込んだ物は所謂呪われたものとなる。
そのような霊的なエネルギーを数値として捉える事ができるような技術が生まれた世界の物語であり、その技術により"骨董"というものの価値が鑑定書のようなもの以外にその骨董を持つ事によって幸せな気分を保てるというような尺度でも計られるようになった。
日本的な"八百万の神"であるとか"アニミズム"が科学的な根拠になったような。
このように様々な物に魂が宿るという思想もオイラのツボ。
大量消費で古いモノはどんどん新しいものに代えていくという思想ではない、物に対する愛着を肯定 する。
鬼頭莫宏の『終わりと始まりのマイルス』も似たようなもっと霊的な部分を押し出した世界を物語っている。
が『虚数霊』の方がその世界を分かりやすく提示して、なおかつ鬼頭莫宏の作品よりも前に作品化している。
『虚数霊』が全三巻で終わりなのかどうなのか。
取りあえず謙虚な読者wとしては待つしかない(笑)。
本作、オススメであります。


『俺とねこにゃん ダンボールの章』
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AmazonでKindle版購入。
唐沢なをきの『俺とねこにゃん』のシリーズはKindle版ではこれ一冊しか出ていない。
出せw。
出してくれ(笑)。
面白くてかあいいよ(笑)。


『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
オイラにとっての矢口史靖という名前はそれだけで期待値は上がり、映画が公開されていない時はその動向が常に気になるという数少ない映画監督のひとりだ。
毎回そうなのだが、矢口監督の映画は第一印象で非情に戸惑う。
男子のシンクロナイズドスイミング。
高校生のジャズ。
旅客機を運用する人達の話。
etc......
「え?」
「ええっ?」
ってな感じの印象だ。
なぜ戸惑うのか。
それは提示されたテーマがこれまでの映画では扱って来なかったものばかりであるためにどんな作品なのかを予測できないからだ。
オイラを含めて予測できないものというのは敬遠しがちである。
新しいものに保守的であるとも言えるだろう。
矢口監督はそういった観客(映画製作にあたる制作委員会の人達も含めて)に対して常に戦いを挑み、常勝し続けてきた希有な存在だ。
今気がついたが極めて作家性が強い映画監督だよな。
バイオレンスなし、ヌレ場なし、ガンアクションもなし、カー・チェイスもなし......。
それら通俗的な要素なし、アート的な分かりにくさもない。
しかし、テーマの選定などは独自的であり続けている。
そう。
一度でも矢口監督の作品に触れればいいのだ。
そうすればどんなに第一印象に戸惑いがあっても必ず映画館に足を運ぶか、DVDやBlu-rayで作品に触れ続けるだろう。
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こ〜んな童顔な兄ちゃん顔でオイラと同い年(笑)。
でもって、その作品は観客の胸ぐらをつかまれるようにグイグイと引き込む強力な腕力の持ち主でもある。
というわけで本作でに矢口監督の常勝は止まらず(笑)。
10割打者の映画監督であるということをオイラが保証する(笑)。
オイラの保証にはなんの力もない事は分かるが、ちょっとでも気になったら観るといい。
とにかく驚きの連続であったよ本作は。
根本的な問題で本作のテーマである林業がエンターテインメントとして成立するのか?
オイラの大嫌いな伊藤英明が出ているぞ(笑)。
結果としてはもう笑いがもれるエンターテインメント作品であり、一億歩譲って本作の伊藤英明は好感がもてて好きになれたよ(笑)。
『海猿』での成果か伊藤英明の説得力のある筋肉が林業を営む人間としての一種のカッコよさを表現していた。
劇中で批判のネタになったのであんまり言いたくないのだが、あえて言う。
「林業、カッコええ〜」
伊藤英明はともかく、その他のキャストはオイラ好みの人ばかり。
染谷将太、光石研、柄本明。
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彼等が後半のクライマックスで褌ですよ(笑)。
もうウットリですよ(笑)。
で、オイラ大好きな
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西田尚美が出てて。
この人、矢口作品の常連なんだけどここ最近はずっとチョイ役的な出演だったんだけど、本作では結構な役所で出ずっぱりでオイラ満足(笑)。
んで、おどろいちゃったのが
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優香。
ちゃんと演技できるんじゃん。
すげえ。
みなおしちゃったよ。
ほいでもって最後は
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長澤まさみ。
この女優、ものすごく華があって良いと思うんだけど、映画で言えばメインとなるキャストで上手くハマってるなというのオイラからみてまだないんだよね。
『岳』の時の体型的な役作りなんかもやるぐらいだから真面目な人なんだと思うんだけど。
本作もねものすごく好演していたと思う。
ただこのテーマ自体を背負うまでにはいってないのが惜しい。
西田尚美や優香の方がこの作品のテーマにハマって見えるのが、子供がいる役だったり、妊活している役立ったりとストレートに母性を表現しているから。
でも彼女らは本作のメインのヒロインではないのでいい感じの力の抜き具合で演じていたのが逆に表現として良かったとも言える。
長澤まさみの役は離婚経験者という部分を一種の担保にしている。
まあいやな言い方だが処女ではないよということ。
これが処女と童貞の恋愛物語ではないというのが明白なわけだ。
本作の賢い女性の礼賛部分は女性の母性に対して重きを置いている。
その重さを長澤まさみが完璧に表現できたかというと若干力及ばずだったかなあという感じ。
これは演出の力が及ばなかった部分もあるだろうし、演じ手のスキルの問題もあろう。
もしかしたら長澤まさみの役に子供がいるという設定であったら、その重さを体現できたのかもしれないが、物語が脇道にそれすぎるかもしれないし難しいところだろう。
本作は声高ではないが、実にクールに未来への希望というものを語っている。
林業というものの性質上、今苗を植えた木が伐採できるまでに成長するのは2世代後であり、いま伐採できる木があるのは二世代前の祖先が植えたものがあるから。
未来に対して渡すバトンが肯定的であるためには今努力しなければならない。
今良い暮らしをしたいからと言って木を伐採し尽くせば未来に対するバトンがなくなるので我慢しなければならない。
これらをクドく映画では言ってないよ。
そもそも本作のタイトルである「なあなあ」っていうのがどういう意味かというのも具体的に語られていない。
いないけど、台詞で「なあなあ」という言葉が何度か出てくるので観る側はそれでニュアンスを掴めば良い。
それぐらいは感覚を鍛えなさいと矢口監督に言われているようなもんでね(笑)。
とにかく本作では必要な語るべきテーマはニュアンスとして表現されているのだ。
クドい台詞で押し付けがましくテーマを語るでなく、実にクールな監督のまなざしが作品に溢れている。
本作、オススメでーす。
最後に、本作、TV放映できないかもよ(笑)。
ラストのクライマックスでトンでもない表現があって場内爆笑してましたから(笑)。
これぞ母性という感じのものが表現されてましたよ(笑)。

by 16mm | 2014-05-11 22:56 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2014-05-18 14:03 x
ウッジョブ観てウットリしたいっすw
おりぢんの総監督:安彦良和の文字が!
なんと板野もクレジットされてるという。どうなるやらw
Commented by 16mm at 2014-05-18 15:41
◼re:chataさん
>ウットリ
すんごく良い映画でした。矢口監督の新機軸ではないですかね。今までの作品での登場人物の名前の統一であるとか、本作が原作モノであるとか。更に壮大な下ネタが仕掛けられているとかね(笑)。

>ネ申
なんとw。
情報どうもです。
個人的にはネ申はお飾りとして演出に加えない方がいいのではないかとw今までの監督作を観て思っておるのですが。
監督にはゴロー・タニグチでいって貰いたかったですけど、しょうがないですね。
『ヤマト』や『ユニコーン』と同OVAからの展開。
できれば原作の矛盾も解消しつつ制作される事を期待します。


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