『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』

『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』
Blu-ray購入。
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何度も言うが、何度でも言うが(笑)。
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西田尚美、エエなあ(笑)。
矢口史靖監督、また西田尚美主演でコメディ作ってくれないかなあ(笑)。
それはさておき、購入したBlu-rayは特典が山盛り。
オイラはコメンタリーや映画のメイキングが大好きなので、矢口監督の映画のソフト化に際してそれらが見れるということにお得な感じを持っているのだが、世間的には映画のメイキングへの興味ってどんなもんなんだろうか?
逆にNG集的なものは入ってないんだよね。
役者やスタッフの失敗をメイキングとして晒すのがウケを狙うだけならいいのかもしれんけど、それは観る側に笑われてるだけだもんね、考えてみれば。
そうではなく映画の舞台裏ではこんなにしょうもないことを真剣にやっているんだ、ということを示すことで観る側を楽しませるのと同時に、映画作りというものへの共感と興味を持ってもらおうという趣旨もあるのではないだろうか。
たとえば
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"男祭り"wのシーンで体から白い湯気が立ち上ってるカット。
これってメイキングで映ってたけど、体に小型の美顔器をつけて撮影してるんだよね。
わずか数秒のシーンだけど、こういう地道な工夫と努力の積み重ねで映像がリッチになっていくという好例。
メイキングを見せる事によって映画のマジックが損なわれるという意見もあるし、そもそもメイキングに興味もないという人もいる。
しかしね、こういう発想や自分の映像を得るために妥協なくやっている人間がいるということを知ることで映画というか矢口監督の映画に興味を持つ人が少なからずいると思うのだ。
要するにスタッフの労働対価以上のものが見れると分かれば、興味を持つんじゃないかね。
いやしい考えともいえるけど(笑)。
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この
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冒頭と最後の方で観ることができる映像。
主人公の染谷将太の真正面を常に追従して捉える不思議な映像。
これは
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スティディカムのハーネスを身体に巻いて、そこにステーを取り付け
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CanonEOSをムービーカメラにして取り付け
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撮っている。
客観的に見たらカッチョ悪い格好この上ないけど、オイラは笑えない。
本当に些細な努力の積み重なりによって映画の価値が上がっていくということだ。
矢口監督って自分もメイキングを観るのが好きな人なんだろうね。
で、映画制作の全てが人を楽しませる要素であると信じているのかもしれない。
マニアックなディティールの人というだけでは括り切れないと思う。
ところで、本作のBlu-rayは宇多丸のコメンタリーも入っていて、それをガイドとして本編を再見したら劇場で観た時の印象とまた違って観ることができた。
Blu-rayでじっくりとリラックスして観た所為だろうか、長澤まさみがものすごく色っぽく感じたよ。
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長澤まさみ、エエわあ(笑)。
最初と最後で顔つきが見事に違う。
冒頭なんて
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こんなだよ(笑)。
スッピンで本当にイヤ〜ンな女なんだけど、それが映画が進むにつれて柔らかい顔に変化していく。
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成長とは違う。
人間は変わる、変わっていけるということを肯定的に真面目に丁寧に描いていると思うのだ。
それは長澤まさみの演技力に負うところもあったろう。
さらに言えば
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ガキ共が長澤まさみのスカートを広げて祭りの餅を拾ってるカット(笑)。
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宇多丸もコメンタリーで言ってたけど、これって長澤まさみに内緒で子役に矢口監督が
「めくったらんかい」
と(笑)、命じていたにちがいない(笑)。
またこういう子役を使った演出が上手いんだよね矢口監督は。
矢口作品における子供のポジションって、なんつーか微笑ましいクソガキ感というか(笑)。
傍から見たら微笑ましい元気のいい子供に見えなくもないがw、当事者として絡んだら
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西田尚美だって頭をドつくクソガキ(笑)。
子供に確実にあるこの側面を映画に定着させたところにフレッシュさがある。
無垢で素直で可愛いのが子供、という世間的な常識に流されることなく、あくまでも監督の思うところの子供を見事に表現している。
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子供をどう表現するかというところに監督の思い入れが感じられるね。
それと大きな子供代表w
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みんな大好き伊藤英明(笑)。
ヒデアキですな。
オイラ、このヒデアキが大嫌いだったのよ(笑)。
理由は色々あるけど、ヒデアキが出るというだけでその映画を観にいかないくらい大嫌い(笑)。
で、本作もヒデアキが出るということで矢口監督作であるが、少々渋々観に行ったわけでもある。
が、本作、サイコーのヒデアキが観れます(笑)。
ヒデアキ、カッチョええわあ。
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右の赤いのがヒデアキ(笑)。
スタントなしで30mの木の上らしい。
クレーンの平行移動で木の高さが出ている。
ヒデアキの立ってる枝って結構細いぞ(笑)。
林業家としてのプロの顔と稚気溢れる野生児さと繊細な男気を感じさせる。
本作でマジにヒデアキを見直したと言っても過言ではない(笑)。
こいつ結構真面目なんだな、と(笑)。
見所の多い本作。
今年の大傑作間違いなくて、本作に通底するテーマがあるとしたら"生命"というところだろうか。
宇多丸はもっとストレートに"性"がテーマだと言っていたが、オイラはそれをもっと広げた意味で生きるということの力強さが本作にはあると思っている。
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おとこ、男、漢(おとこ)w。
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祭り、祭り、祭りw。
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ワッショイ、ワッショイ、ワッショイ(笑)。
このクライマックスのご神木のシーン。
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静止画で見るとあまりわかんないかもしんないけど、
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結構な雑に見えるミニチュアなんだよね(笑)。
雑と言いつつ、それがまったく手抜きだとかに見えない不思議さ(笑)。
上の画像なんて、明らかに首の骨がイっちゃってるはずなんだけど(笑)。
矢口監督は割と自分の作品にこのようなチープさと紙一重(やってることはチープでもなんでもなく、ミニチュアも撮影方法もかなり高度にやっているのがメイキングでわかる)のものを入れてくるんだよね。
なんでこれがチープに見えず、作品を損なわないのか全くわからない(笑)。
作風と撮影方法が合っている。
ミニチュアと人物のアップだとかを交互に入れる。
etc......。
これも矢口監督のテクニックなのかなあ。
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今年もボチボチ終わり。
本年度ベストかな本作は。
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とにかく自信をもってオススメの一本である。

by 16mm | 2014-12-23 14:47 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(3)
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Commented by 日本インターネット運営委員会 at 2014-12-25 23:19 x
昨年度日本インターネット映画大賞に投票頂きましてありがとうございます。20日より投票を開始しました。一部改正しましたので概要(http://bit.ly/1x6OlzL)を読んで頂きまして締切の1月22日までに投票のほどよろしくお願い致します。
Commented by chata at 2015-01-19 19:33 x
観なくてはならんストックが溜まりまくっておりますが
まずわウッジョブからみます。
Commented by 16mm at 2015-01-19 22:22
■re:chataさん
オススメです(笑)。


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