『ドリーマーズ』

昨年末、車の洗車とオイル交換に行ったらスタンドの店員さんに
「タイヤもすり減ってもうまずいですよ。前輪右側も亀裂が入ってるし」
とのことで、出費だなぁと思いつつもオートバックスにタイヤを買いに行く。
日本のメーカーで日本で作っているタイヤは10万円ぐらいから。
純韓国製だと6万円ぐらい。
で、オイラは日本のメーカーの中国で作ったタイヤを6万チョイで購入(笑)。
なんというか(笑)、妙な折衷さというかハイブリッドというか(笑)、自分の覚悟のなさというか(笑)。


昨年末までBOSE OE2 オンイヤー・オーディオヘッドホンを使い続けた。
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今までこの同じ機種を3台使い続けた。
Amazonのレビュでもあるのだが、このヘッドホン、使ってるうちに片側の音が聴こえなくなる。
このヘッドホンを3台同じ機種を買い続けたオイラなら多少は言う権利はあると思うがw、3台とも片側が聴こえなくなる症状がでた。
で、壊れるたびに同じのを買ってたわけ。
最後の3台目などは昨年の初めごろに買って、昨年の年末をまたずに聴こえなくなったよ(笑)。
なぜ同じ機種を買い続けたかと言えば、boseの製品の中では比較的安い方であり、なおかつヘッドホンの耳当ての部分が非常に柔らかくて長時間つけていても苦にならないという、オイラにしてみたらかなりの優れものだったわけよ。
以前購入した某社のヘッドホンは耳当ての締め付けがキツ過ぎたし。
また他の某社の製品は結構お高かったのに音割れがひどかった。
コストパフォーマンスが良くてつけ心地の良いBOSE OE2 オンイヤー・オーディオヘッドホンはオイラにとってみればベストなもので、ずっと使い続けたいと思っていたのだ(笑)。
が(笑)。
いい加減3台目ともなるとうんざりもしてきて、今度は別のを買ってみようという気にもなった。
他のメーカーも考えたのだが、やっぱりboseに(笑)。
しかも、
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ノイズキャンセリング付きのを買いましたわよ、奥さんw。
Bose QuietComfort25 ノイズキャンセリング・ヘッドホン。
ビッグカメラで3万円チョイの大枚を叩きましたわよ(笑)。
正直、店内のデモ機でノイズキャンセリングを使ってもイマイチよくわからなかったのよ。
店内の音を完全に聴こえなくするってのは無理なんだろうけどね。
で、ちょっと甘く見て、このヘッドホンをしたまま通勤の車を運転したのよ(笑)。
したら奥さん。
いつもヘッドホンをしても聴こえていた車のエンジン音やロードノイズが、ものすごーく広い部屋の奥の引き出しに押し込まれたような(笑)、この例えわかりにくいですかw、ものすごーく静かなこもった音だけの世界になっちゃった。
紙一重の無音感。
初めてCDの音を聴いた時のあのカセットテープのヒスノイズのない世界に似てただろうか(笑)。
んで、おぢさん、ちょっと気持ち悪くなりまして(笑)、途中で外しましたわよw。
つーか、車を運転するのにヘッドホンするなよ、ってことですが(笑)。
で、いま、ビクビクしながら電車の中だけで使ってるんですが、まあスゴイ(笑)。
電車の音が聞こえないというか、ヘッドホンに流れてくる音楽の音がものすごくクリアに聴こえてくる。
これはちょっとすごいやね。
耳栓の代わりになるということもわかるね。
現状、徐々に慣れていってく段階だけど、これを使いなれたら他は使えないかもねえ(笑)。


昨年の紅白は
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ただただ本当の唯一にして無二の歌姫をピンポイントで録画せん為に注力しておった(笑)。
録画できるものは全てスタンバイさせて臨み見事成功。
他、薬師丸ひろ子も録った。
その所為もあって年末の『ガキつか』は観なかった(笑)。


先週土曜日、心療内科。
新年一発目から減薬(笑)。
一応まるまるひと月分減薬前の薬を残しているので、まずかったらいつでも戻せるだろう。
とりあえず減薬分と減薬前を一日置きで交互に飲んでみようか。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
歯とは関係ないとは思いつつ、顎の蝶番のあたりが痛い旨を先生に伝えると、レーザー・ビーム(笑)で右頬をあっためてもらった(笑)。
なるほど多少痛みがやわらぐ。
痛み止めの薬を飲みつつ、温湿布で対処することに。


先週土曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
ストレッチの後、ふくらはぎツマミをする。
高血圧に効果があるらしいアレだ(笑)。
で、さらにジェットバスの噴流にふくらはぎを交互に当ててみる。
これも結構良いかもしれん。
さらに己の腹に噴流を当てて、もしかしたら腹筋がつくかもw、と甘い考えでやってみるw。


『まんがかぞく 一家4人全員漫画家』
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AmazonでKindle版購入。
全2巻。
オイラが小学生の時に夢中で読んでた『おやこ刑事』の作画をしていた大島やすいちの家族の話を長女の大島永遠が描いた作品。
家族4人全員漫画家だったとは。
作中でも触れられているが4人とも絵のタッチが違うんだな(笑)。
エピソード全体が微笑ましく面白く構成されていた。
漫画家として生きるという事に対する親子間の認識の違いというのも興味深く読めた。


『あどりぶシネ倶楽部』
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AmazonでKindle版購入。
でないかな。でないかな。
と心待ちしていたKindle版。
いまだに書籍の単行本は持っているんだけど、電書ならいつでも手軽に読める。
オイラが本作を読んだのは今から25年以上前の学生時代。
ずっと読み続けてきた本のひとつだ。
オイラが生きていく上で必要なすべてのことと、生きていく上で全く必要ではなかったwことも本作から学んだ(笑)。
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なんとなく持っていた自分の劣等感というものと対峙するべきだという勇気をもらえたというのが本作に対する変わらぬ印象なんだな。
劣等感というものの解消は多分多くの場合、自分より劣った人間を探し出して見下す方向になりがちだと思う。
本作で言われている"下衆"ってやつね。
そうではなく、他人に見下され劣等感を持たされている部分を肯定する勇気。
自分の持っているものを真剣に直視することで、実はそれが周りの人間が言うほど劣等なものではなく、むしろ周りの多くの人間が持っていない貴重で価値のあるものであることだってあるのだ。
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フットワークの悪さ、性格の暗さ、etc......。
大きなお世話だバカヤロー(笑)。
フランクで屈託なく明るいヤツらなどクソくらえ(笑)。


『あなたの奥さんもらいます』
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AmazonでKindle版購入。
所謂少女漫画的な画ではない作風で描いている女性の漫画家増えて久しい。
少女漫画に名作があるのは知っているが、やっぱり作風で敬遠しちゃう(笑)。
人生損しているなとは思う。
最近歳をとった所為か、エロ漫画をオナニーのネタにすることがなくなって久しい(笑)。
なのでエロ漫画をかなり冷静に読むようになった。
どういうわけか女性が描くエロ漫画が結構好きなのは、男の作家の描くエロの即物性ではない、エロを描くことへの理由づけのようなものが垣間見れるのが新鮮なのだと思う。
なぜ人妻が隣人の男とセックスをするのか?
なぜ親戚と、その幼児とセックスをするのか?
別に作品でその答えを出しているわけではないし、その手の問題を何度も繰り返して作品化されている。
幻想かもしれんが、男よりも根源というものに捕われ続けているのが女性なのかな。
本作の作者である黒澤Rは画がうまい。
非常に官能的な画と演出をする人だと思う。
羽海野チカのアシスタント経験者で
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似顔絵だと右のネズミのひとが黒澤R、らしい(笑)。
作家としては自分の作品で男がオナニーできないなんて感想は納得いかないのだろうかね(笑)。
いやいや、それでもちょっとは勃ちましたが(笑)。


『ドリーマーズ』
wowowで録画視聴。
内容がわからないのにずっと観たいと思っていた作品。
監督がベルナルド・ベルトルッチだから、ということではなく、
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チラシにもなっていたこのヴィジュアルにやられてしまった。
鏡を使った奥行きと実像と虚像。
この三人の関係なんかを想像してしまって、なんてカッコいいヴィジュアルなんだろう、と。
ヴィジュアルがコレでベルトルッチだからエロスはテーマとして入ってくるだろうなと予想していたら、これはまあ当たった。
が、このヴィジュアルを見て政治の話が結構な割合で入ってくるとは思わなんだ(笑)。
更に映画の要素が入ってきてる。
エロスと政治と映画。
1968年の物語。
オイラが1歳の頃ですよ(笑)。
で、本作、政治の話もそうだけど、映画の教養も試される。
いや、それが分からなくても楽しめる別の要素もあるんだけど、当時の政治状況と登場人物たちのセリフと引用される映画を知っていれば本作を理解しやすかったろうね。
たとえ本作が傑作なのか駄作だったのかは別にして。
オイラなどは一端の映画好きを気取ってはいても、ヌーヴェルバーグと言われる作品は実のところそんなに観ている方ではない。
ジャン・リュック・ゴダールって何者だ(笑)、ってな感じ。
フランスの映画監督といえばリュック・ベッソンかジャン・ピエール・ジュネぐらいしか即座に思いつかない程度の知識では本作を語るにはハードルが高すぎる。
なんとなく日本の学生運動なんかを思い起こしながら理解することは可能なんだろうけど......やっぱり微妙に違ったりするんだろうなとも思ってる。
じゃあ、本作をオイラが楽しめなかったかと言えばそんなことはなく、ヴィジュアルのカッコイイこと(笑)。
先に挙げたメインヴィジュアル的な鏡の画像同様
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本編でも鏡を巧妙に使った画作りをしている。
上の画像は合わせ鏡のあるバスルームのカット。
バスタブに3人入ってるんだけど、カメラをひいたり、広角にすることなく合わせ鏡に登場人物を写すことで最小限のカメラワークで三人同時にカットに収めている。
すぐ近くにいるのに、鏡を通して3人を見ると、三者ともに視線が絡んでこない。
喋ってる者同士の目線が合ってるように見えず、逆に喋ってない者が視線に絡んでいたりして。
ものすごく思わせぶりで効果的。
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更に、暗幕をバックに黒い手袋をしてミロのヴィーナスに見立てたり。
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こういうチンチン絡みのシーンもコミカルでありつつ映像的には美しいと思う。
しっかし、ベルナルド・ベルトルッチってチンチンが好きな(笑)。
本人は別段ホモではないんだろうけど、『1900年』ではロバート・デ=ニーロとジェラール・ドパルデューのチンチンを映してるもんな(笑)。
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チンチンへの偏愛というか(笑)。
師匠筋の映画監督がパゾリーニだからかしらん。
パゾリーニはホモだったわけだけど。
まあそれはそれとして本作の画作りはとにかく美しいんだけど
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いくらモロ出しでセックスシーンがあるとはいえ、こんな雑で大きな黒で画面を潰すことはないだろう。
画面の美しさが台無しである。
これってDVDならせめて小さいボカシで対処しているんだろうか?
本作の性器の露出ってエロスを表現しつつも、結構コミカルな扱いなんじゃないかね。
性器が露出しているからといって劣情をそそられるようなものになっているとは思えないんだがなあ。
まあ、そんなことは言っても詮無いこと。
Amazonで無修正の輸入版を買おうかとおもっていたけど、そうすると字幕がつかないんだよなあ。
本作の楽しみ方を限定してしまっているかもしれないけど、ヴィジュアルをみるだけでも価値はあると思ってる。


今週も観たい映画がないのでwowowの録画の消費かなあ。

by 16mm | 2015-01-12 20:19 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2015-01-19 19:53 x
BOSEの写真めちゃかっこええ!
まるでイケメンな園子温のようですw
Commented by 16mm at 2015-01-19 22:32
■re:chataさん
・・・。
残念な佐藤蛾次郎と言われるよりは褒め言葉ですよね(笑)。


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