『花とアリス殺人事件』

先週土曜日、心療内科。
行くたびに減薬されてうれしいやら不安になるやら(笑)。
調子の良い悪いって数値としてでるわけではなく、担当医とオイラとの問診で判断されている感じ。
なので担当医との信頼関係というものが必要なのだと思う。
一応薬は減薬前のが結構残っているのでヤバかったら元に戻せるようにはなっている。


先週土曜日、岩盤浴、ジェットバス、ストレッチ。
一時間キッチリ岩盤浴で爆睡(笑)。
結構すっきりした。


先週土曜日、ヘアカット。
ヘアカットを担当してくれてる店長との雑談が勉強になる。
ヘアカラー担当の女の子にセクハラしながらお話するのが非常に楽しい(笑)。
考えてみれば20代の女の子と話す機会なんてヘアカットに行った時ぐらいだよな(笑)。


なんか微妙に喉が痛いような気がするw。
花粉症の前兆か風邪か(笑)。
どっちかわからないけど、両方の薬を飲む愚は避けたいw。


『中学なんていらない。 不登校の娘が高校に合格するまで [Kindle版]』
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紙の本が出てからずっと読みたかった本。
中学校をいじめで不登校になった娘がどうやって高校に、しかも公立に進学できたか。
一つの回答として塾に通って学力を確保しつつ、オープン入試という制度で内申書なしで受験ができる。
内申書が無くても高校受験できるんだというのが割と驚き。
中学では「内申書に響く」みたいな言われかたをして、これが受験を大きく左右するものとして学生や親に緊張感を与えていたから。
しかし、本書では完全に内申書を蔑ろにするススメをしているわけではない。
あるにこしたことはないし、悪いより良い方がいいわけだが、例えば帰国子女が日本の高校を受験するにあたっては内申書などないわけで。
そう考えると内申書を軸にして高校受験を諦めたりすることなく、選択肢が他にもあるという事実が分かることは大きいし、ある種の希望にもつながる。


先週の日曜日に故障したBose QuietComfort25 ノイズキャンセリング・ヘッドホンをBoseに送ったら、木曜日には戻って来た。
新品になって(笑)。
いや、一月ちょいで故障したわけなので新品になってくるというのはある意味当然のような気もするのだが、今までも散々故障に悩まされたデリケートすぎるヘッドホン。
今後のこともあるので原因究明して修理してもらいたかったというのが本音である。
新品であってもいつ故障が出るかわからんわけで、根本的な解決になってない(笑)。
好きなメーカーなので頑張ってもらいたいものである。
ちなみにオイラ、
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BOSEのこのスピーカーを3年ぐらいつかってると思うのだが、特に問題なくいい音を聴かせてくれてる(笑)。


『大黒柱マザー [Kindle版]』
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待ち焦がれたKindle版。
まだ読み切っていない。


『壇蜜日記 0(ゼロ)【文春e-Books】 [Kindle版]』
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読み始めたばかり。
作者の日記のような体。
リリカルな文体の孤独感というか、それが心地いい。


『花とアリス殺人事件』
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先週金曜日、池袋HUMAXシネマ。
近場で上映しているわけではないの(同じ県内で上映している場所があるのだが車で30分w、行くの面倒くさいw)、会社帰りで、しかも休み前を狙って劇場に駆け込み(笑)。
初日に観ることができた。
本作の前作であるところの
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『花とアリス』を劇場で観た時の衝撃は今だに色あせていない。
『花とアリス』は2004年公開だったんだな。
現状、岩井俊二の最高傑作だとオイラは思っている。
というのも2004年以降の岩井の作品はどれもイマひとつオイラはノることができなかった。
まあ、それなら『花とアリス』を繰り返し観てればいいやと思っていた。
オイラが岩井にノレなくなった一つの原因に
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岩井の映画のヴィジュアルを支えてきた篠田昇が亡くなった事が大きい。
撮影監督であった篠田の不在は岩井にとっても己の半身をいきなり捥がれた気分だったのだろう。
『花とアリス』からの10年、岩井の自分のヴィジュアルを構築するための試行錯誤と迷走をし続けた期間であると思っている。
それだけ篠田の存在は大きかったし、二人によって作られた映像はなににもまして美しかった。
で、今回、2004年の『花とアリス』の続編というか、流行りの"プリクエル(前日譚)"モノとして『花とアリス殺人事件』が作られた。
『花とアリス』の二人の主人公である荒井 花(あらい はな) / 花と有栖川 徹子(ありすがわ てつこ) / アリスの二人が出会った時の話。
前作の一年前という設定だと思う。
とりあえず、前作を知っていて尚且つ前作が大好きなオイラからすると、"花とアリス"と"殺人事件"がくっついたタイトルがまったくピンとこない(笑)。
"殺人事件"という殺伐としたリアリティから遠い映画だと思っていたし、それ故、本作で本当に殺人事件が起こるなどとはハナから思っていなかった(笑)。
本作、岩井俊二の迷走の一つであるとオイラは捉えている。
岩井が今後もアニメーションを続けていき、それを作風にするとは思えない。
しかし、本作で言えば岩井のヴィジュアルとの親和性と『花とアリス』の続編ということで言えば、これ以上ないぐらいの完璧なマッチングだったと言える。
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まず続編を作るにあたって岩井俊二は蒼井優と鈴木杏が続投することを前提にしていたという。
が、二人ともアラサーの年齢になってしまい(笑)、さすがにセーラー服を着させるわけにはいかない、という失礼極まりない発言をしていた岩井監督(笑)。
しかし、アニメーションでキャラクターをつくり、声を彼女らにやってもらえれば違和感がないだろうというのが本作の発想だったという。
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で、本作のルックを観たときに、
「Production I.Gっぽくねえか?」と思ったら、直接関わりはないかもしれんが(エンドクレジットにはProduction I.Gは載ってるけど)、制作にSTEVE N' STEVENの名前とプロデュースに石井朋彦の名前。
石井といえば神山健治と一緒に『09 RE:CYBORG 』をつくり、その監督をするはずだった押井守を馘にした剛力の者(笑)。
アニメーション初監督の岩井俊二をサポートするにはこれ以上ない布陣だったわけだ。
ところで、本作、アニメーション作品となっているが、実はロトスコープを使ったものだ。
ロトスコープとは何かというと、実写で撮影した素材に色を塗ってセル画的なルックにする方法。
方法としては昔からある。
モーション・キャプチャーで撮影したデータに3Dキャラクターを当てはめるのに似てるけど、それよりアナクロで手間がかかってる筈。
この手法は素材が実写なので人間の何気ない動きを生かせる点。
手書きや3Dアニメなどは人間の何気ない動きもアニメーターによって意図的に作られなければならない。
これは良い点でもあるし弱点でもあるのだが、それは後述する。
本作はプレスコといって声を先に録音してその声をベースにアニメーションを作っている。
なので声と動きのマッチングが驚くほど自然。
といっても、オイラいままでアフレコ(アニメーションを作った後に声を録音する日本では一般的な方法)で作られた映画を観ても全く違和感を感じずにいたのだが、本作を観て画とセリフが完璧にマッチングすることで得られる快感というものを初めて体験した。
蒼井優と鈴木杏がいくら上手くセリフを言おうともアフレコでやったら、果たしてこれほどのマッチングは得られたであろうか?
花とアリスの思わず顔がほころぶセリフの応酬が実に良い。
女の子同士ってこんな感じでしゃべるのかな、という新鮮さ。
本当に女性が本作を観たらまた違った感想になるのかもしれんが、男のオイラでは発想できないセリフ。
いくら美形とはいえw50過ぎのオッさんであるところの岩井俊二がこのセリフを書けるとはw。
恐ろしい(笑)。
更に言えば岩井映画で多用されるスローモーションも本作で使われている。
手書きのアニメーションでスローモーションを表現するのは無茶苦茶むずかしい。
たとえば空中で宙返りをするアニメーションを作るとする。
現実には一秒に満たないわけなので一連の動きを間引いても成立する。
が、それがスローモーションで5秒で動きを作ったとしたら。
体が回るというアクションをじっくり見せなくてはならないので、作画で誤魔化しが効かない。
更に言えば一秒未満の瞬間的なアクションなど肉眼での観察では不可能なのだから(笑)。
それがロトスコープで表現することによって可能になる。
実写素材をスローモーションで撮影して、それをトレースすればいいのだから。
更に更に、実写で実際の俳優がやる難しいアクションをワンカットの長回しで収めることができる。
これらの利点って実写にもアニメにもない。
ロトスコープ唯一の利点ではないのかな。
劇中でもアリスが教室で男子に掴みかかられて、教室後ろのロッカーの上に飛び乗りつつ男子学生を足で踏んづけるwというアクションがあるんだけど、これ実際に蒼井優がにやらせたら、できないか、スタンドインを入れてカットを割るぐらいの方法でしか対処できないはず。
ちょっと泣きそうになったのは、映画の終盤、駐車場で夜の空をバックに標準レンズっぽい画角でありながら広範囲を収めたアングルで、それを中心に花とアリスがグルグルと回っているスローモーション。
カメラ機材、撮影などを考えたら全てCGでないと実写では不可能な映像。
これ、本当に泣きそうだった。
涙でなかったけど(笑)。
というわけで、本作、オイラの今年ベスト(暫定w)と言っても過言ではない(笑)。
背景の淡くて綺麗なタッチは岩井映画のテイストにマッチングしていたしね。
ただ、この映像に弱点がないわけではない。
ロトスコープによって微細な動きを取り入れることができる反面、それが余分な情報となるような瞬間がある。
従来のロトスコープを使った映画に比べれば、動きの制御という意味ではかなり上手いと思うのだが、動きにメリハリが付きにくい。
日本の貧乏アニメーションが作り出した"止め画"という、止まった時の印象的な画というものが出てこないというのも、まあ物足りない。
あと、まあしょうがないけど、アリスのお父さんの声がね(笑)、まあオリジナルキャストだからしょうがないけど、画と比べて声が老けてたなあ(笑)。
まあとにかく面白かったよ。
同じ回で観ていたカップルが彼氏に前作の話を一生懸命していたのが印象的。
前作観てると余計に楽しめる感じ。
前作は花がアリスに振り回されてたけど、本作は逆だからね(笑)。
オススメである。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2015-02-22 22:12 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2015-02-22 23:19 x
ヘッドフォンがすぐ戻ってきたようで良かったです。
ほんと原因なんなんでしょうね。気になります。
量販店でいろいろ視聴しとりますが、今はソニー製品に慣れてしまって、
昔気に入ってたオーテク等がちゃちく聴こえます。不思議だw
どとはんのBOSEのヤツも音が良かったですねぇ~不具合が気になりますがw
各社推してるハイレゾ対応の文字は基本無視。
可聴域が限られてる初老の私には関係無いと開き直りww
Commented by 16mm at 2015-02-23 05:57
■re:chataさん
ハイレゾ対応のソニーのヘッドフォンは試聴して購入の候補にしていたのですが、最終的BOSEにしちゃったのはやはりそのメーカーを長く使ってきて愛着があったというのが大きいっす。
気にはなっていましたが、ハイレゾというのがイマイチわからなくて(笑)。
そうか無視というのもアリなのねん。

さて戻ってきたBOSEはどのくらいモツのだろうか(笑)。


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