『報復の面』『ノンフィクションW さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~』

先週土曜日、新宿で友人と焼肉とビール。
新宿と言っても職場が新宿なので別に珍しくはないのだが、新宿駅に行ったのは久しぶり。
やっぱりオイラのなかで新宿というとあの雑踏の駅前なんだなあ。
職場は新宿と言っても悪名高いw"DAIS(ダイス)"の近くの比較的静かなところなんだよね(笑)。
友人と肉を食べながら人の悪口を言い、給仕のおねえさんをセクハラしてダラダラと5時間も居座っていたw。
でもあっという間の5時間だったなw。
滅多に呑んだりしなくなったオイラだが、この手の呑みはメンツ次第で30分でも苦痛に長く感じる時があるわけなので、久々に楽しかったんだと思う。


ああ、なんということだ(笑)。
c0022635_14483938.jpg
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』の劇場上映がすでにされていたとは(笑)。
迂闊にも劇場公開って今月末からだと思い込んでいたのだ。
とりあえずBlu-rayを買う前にクォリティの確認をしたかったのだが......。
GW前の発売まで気長に待つことにする。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。


坊主、また壊れる(笑)。
昨年末に購入してひと月で右側が聴こえなくなって新品と交換されて戻って来た坊主であるがw、それを使用し始めて二週間ほどでまたも故障。
今度は左側が聴こえなくなる。
サービスセンターに電話するとまたも交換に応じてくれるという。
オイラとしてはこのヘッドフォンの根本的な問題があるように感じられて、交換より修理してほしい旨を伝えたが、バラして修理ができないとのことらしい。
.....。
また今週梱包して送るつもりだが、こういう事態でも笑っていられないと坊主は使えない(笑)。
なんともデリケートすぎる。
とりわけオイラが雑に扱っているとも思っていないのだがなあ。


『す子゛ろく 』
c0022635_15002927.jpg
AmazonでKindle版購入。
カラーで見ることができるのがうれしい。
きれいでかわいい。
しかし、それだけじゃないところが"ダーティ・ロリータ"の異名をとる大田垣晴子の作品に惹かれるところでもあるのだ(笑)。


『BLUE GIANT(4)』
c0022635_15145773.jpg
AmazonでKindle版購入。
すでに5巻が出ているのだが、やっと電書で出た4巻(笑)。
この巻は立ち読みできてなかったエピソードが多く、新鮮に物語の展開を楽しむことができた。
音の出ない漫画という媒体で如何にジャズを表現しえるのか。
c0022635_16575397.jpg
漫画から音は出ないが、音を表現することは可能だ。
c0022635_16575591.jpg
それは演奏を聴いているキャラクターの表情だったり、モノローグだったり。
c0022635_16575724.jpg
本作の演奏シーンはまさにアクション・シーンを見ているようなスリリングさと気持ち良さだ。
更に本巻、どんなに恵まれた環境でひたすら努力をしても越えられない一線というものがあるという残酷な現実をも描いている。
しかし、その一線を越えうる人間を肯定することで得られるものも提示していた。
『UC』的に言えば(笑)、"可能性の獣""希望を乗せたユニコーン"。
本作で主人公の師匠の気持ちと、心の大きさに感動した。


『報復の面』
c0022635_17160475.jpg
コミック乱 2015年4月号 [雑誌] [Kindle版]をAmazonでKindle版購入。
何故いきなり時代劇の劇画雑誌を購入したかといえば、
c0022635_17223126.jpg
宮川輝の新作が載ったからだよ(笑)。
『報復の面』。
『さるかに合戦』を物語の換骨奪胎して作り上げられた少女の復讐の物語。
c0022635_17273953.jpg
宮川のファンであったので、いつ作品が掲載されるのか?電書はでないのか?などなどをtwitterやらHPなどに探りをいれながら待ちに待っていたのである。
雑誌が発売されたら買おうかなと思ってたんだけど、時代劇雑誌のくせに(笑)電書が期間限定で出ているようだったので待っていたのだ。
c0022635_17341050.jpg
『018(ラブ・エイティーン)』や『APPLESEED XIII』などのSFを描いていただけに、時代劇とは意外な。
んが、しかし、ジャンルを超えて宮川の持つ画的な官能性はまったく削がれておらず、むしろ先鋭化すらしているんではなかろうか。
宮川自身は大友克洋のフォロワーを自認しているわけで、オイラもそう思っているんだが、大友の作劇にはついに出なかった柔らかさが備わっていると思う。
早い話が描かれた女の子が可愛いわけよ(笑)。
更に瞳の描きかたの緻密さも魅力的。
大友は読み手にキャラクターへの感情移入を意図的に制限して、むしろ物語であるとか世界観に誘導するような作風であった。
宮川は難解な世界観をキャラクターへの感情移入から誘導していこうという試みをしているように思った。
どちらが良いということではない。
が、漫画を描いていない大友の画は徐々に古びてきているように思えていた昨今。
画を描くということで得られる官能性を糧に描いている宮川の画は今後も描き続ける限り進化し続けそうだ。
とにかくもうゲキうまな作家だよな。
誰かにパクられる前に宮川をデザイナーとしてロボットのデザインを早々に作らせて映画にしたほうがいいかな。
今後足の部分が自動車の板バネというか、アスリート用の義足っぽいデザインがロボットに反映されてきたら、それは宮川からのパクリだと声高に言うつもりである。
しっかしなあ、これだけの作家で、オイラがこんなに好きなのに(笑)、『018(ラブ・エイティーン)』や『APPLESEED XIII』などは重版がかからずに絶版になっていきつつあるっていうのはどうなのよ。
画だってさあ、江口寿史などより上手くて魅力的だと思うんだがなあ。


『ノンフィクションW さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~』
c0022635_17124759.jpg
wowowで放映していたのを録画視聴。
まだ一般公開前の押井守の新作映画『GARM WARS The Last Druid』のメイキング・ドキュメンタリ。
映画公開前にこんなドキュメンタリを放映しちゃうってのは、実際に劇場公開の目処がたってないというか、怪しいのかしらん、と勘繰っちゃってるんですが(笑)実際どーなんでしょ。
これは押井が映画の絵コンテを描き始め、
c0022635_18142165.jpg
日本側の制作と愛憎むき出しなやりとりと、カナダでのプロデューサーにいいようにナメられw、
c0022635_18192326.jpg
予算問題でシーンのカットやコスチュームや美術の縮小し、製作中断になりそうな憂き目にもあい、なんとか完成にこぎつけた、らしいwところまでをドキュメンタリーとして作られていた。
実際にはカナダでのロケやスタジオでの撮影の部分が中心で、ポスト・プロダクション、CGなどとの合成部分のドキュメンターとして反映されていない。
なのでこのドキュメンタリーを観ても、押井の苦労はわかっても『GARM WARS The Last Druid』の全貌はまったくわからないという感じ。
そもそもこの『GARM(ガルム)』というプロジェクトをオイラが最初に知ったのだ16〜17年ぐらい前の雑誌の特集からだ。
c0022635_18281660.jpg
上の画像で一番左が大友克洋、マイク持ってるのが押井、押井の右となりが樋口真嗣。
バンダイが主導で大規模な映画制作をするという旨の発表があって、それが「デジタルエンジン」と「デジタルエンジン構想」だとか言われて大々的に打ち上げられた。
制作母体はデジタルエンジン研究所。
ネーミングがまったく映画製作会社らしくないところがまたいいなと当時オイラは思った(笑)。
で、そのデジタルエンジン構想で打ち上げられた作品が、『スチームボーイ』に『人狼』に『メトロポリス』。
それと当時『G.R.M. THE RECORD OF GARM WAR(ガルム戦記)』と呼ばれていた押井の作品。
今回の『GARM WARS The Last Druid』はこの当時のものが雛形になっていると考えられる。
c0022635_19455292.jpg
当時雑誌で公開された『ガルム』のヴィジュアルや物語のアウトラインにも圧倒されたが、このデモ映像を観て、とにかくスッゲエものができるという予感でワクワクした。
c0022635_19481087.jpg
制作費60億で2000年ぐらいに公開でジェームズ・キャメロンと組むなんて情報もあった。
......
で、いろいろあって、デジタルエンジンは崩壊した(笑)。
まあいろいろあったんでしょう(笑)。
押井の『ガルム』に関して言えば、映画の撮影の制作費に60億というのではなく、映画を達成するための開発費の費用なのだ。
これ、日本映画の制作から見れば分かりづらいんだけど、映画を撮影する前にその映画を作るための撮影方法やCGとの合成を検討して必要な機材を開発するというものなんだよね。
ジェームズ・キャメロンなんかの映画では『アバター』での革新的な3D撮影のシステムの構築も制作費にはいっているわけ。
日本の映画産業はその手の開発に金をかけなければならないという観点がない。
純粋にカメラを動かして映像を撮るための制作費で、そのカメラを一から作りましょうという部分は理解できないんだな。
押井は当時語られ始めた"デジタル"でのシステム構築で得られる映像を作るために、今までに映画制作にはなかった撮影システムを構築する目論見があったんだと思われる。
デジタルエンジン構想が外れつつも形になったのは『スチームボーイ』『人狼』『メトロポリス』のみ。
『ガルム』は機能限定版という触れ込みで『Avalon』になった。
オイラの感想としては制作費と製作期間を無駄にしつづけた『スチームボーイ』はアレだし(笑)、『メトロポリス』もりんたろうが監督の割には小ぢんまりとまとまりすぎ。
唯一『人狼』がすばらしかったのは収穫だったのではないかね。
その時点から15年ほど経った今。
デジタル技術は進歩して、費用は安くなった。
今なら15年前に潰えた夢が再び芽吹く可能性がでてきた。
そういうことでの『GARM WARS The Last Druid』なんだと思う。
で、この制作費が20億だっていうの。
日本映画で20億っていったら相当なもんだけど、世界で勝負しようという映像作品としてはどうなのよ(笑)。
ジェームズ・キャメロンが押井の企画を聞いて出した制作費が、少なくとも60億、ちゃんと作ろうとしたら100億だと言ったらしい。
それから様々なインフラが整ったとはいえ15年後の現在で押井のヴィジュアルを20億というのショボすぎるんでないの。
c0022635_20102456.jpg
どーゆう使われ方をするのか知らんが、予告編に出てくるこの飛行物体だってフォトリアルとは言い難いものだし。
これがフォトリアルに見えなくても作品の中での使われ方次第だとは思うんだが。
『ガルム』というのは押井の夢であったと同時に、その押井のお風呂敷にワクワクしたオイラを含めた"大きなお友だち"の夢でもあるのだ。
できれば現在のオイラの不安を覆すような映画であることを期待する。


今週末は歯のメンテナンス。


by 16mm | 2015-03-08 20:14 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://rts3.exblog.jp/tb/23645794
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by chata at 2015-03-08 22:02 x
キャスバル坊や冒頭7分先ほどみました。MS速すぎ!
山の話から全く別ジャンルのブルージャイアントも興味あります。
Commented by 16mm at 2015-03-08 22:08
■re:chataさん
予告編観てた時も気になってはいたんですが、あの速さだと重みが感じられんですよね。
なんか不安になってきましたw。
一応Blu-rayは買う予定ではありますが(笑)。

ブルージャイアント、いいっすよ。
またサイン会してくれないものかしらん。


<< 『機動戦士ガンダム THE O... 『アメリカン・スナイパー』 >>