『アップルシード アルファ』

先週水曜日、またも母親入院(笑)。
先々週の入院を受けての経過診察で急性腎不全とのこと。
先週土曜日に病院に行ったら特に痛いところもないらしく、呑気にiPadで『風立ちぬ』を観ていた(笑)。
退院予定は今週月曜日か火曜日らしい。


つくづく母親がいないと家が荒んでいくなという感じ(笑)。
結構な母親力の庇護にオイラも父親もいたんだと思った次第(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
風呂屋のデッキチェアでウトウトする。
更に風呂屋の駐車場の車の中で一時間ほど寝てしまう。
春眠というやつだらうか(笑)。


先週千切れかけたベルトの後継をAmazonで購入したら月曜日には届いていた。
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【Dady】オイルビンテージレザーリングバックルベルト【日本製】 ブラウンLサイズ。
¥ 9,508 。
先週のエントリーには「急遽、あまり考えずに代替をAmazonで購入」などと書いていたが、なかなかどうして結構なお値段。
で、あまり考えなかった結果(笑)。
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ごんぶと←死語(笑)。
千切れた黒ベルトと長さは同じなんだが幅が1.5倍ぐらいあって、なおかつ
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厚みは2倍ぐらいあるのではないか。
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全体的にゴツくてオイラ好みなんだが、幅が広くてベルト通しがギリギリ入るぐらい(笑)。
しかも牛革をこんなに分厚く使ってるので重い(笑)。
ズボンが下がらないようにするのがベルトの役割なのに、そのベルトの自重でズボンもずり下がるという本末転倒な塩梅(笑)。
まあ、そのあたりは使い続けるうちに対処できるであろう。
ああ、それにしてもこの硬さと重さと幅広さをもったベルトでスパンキングされたら、どれほどうれしい痛いものなのか(笑)。
ウットリですよ(笑)。
なかなかのものである。



『ヒックとドラゴン2 』
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『ヒックとドラゴン2 』がDVDスルーと相成った。
結局日本では劇場公開ならず。
第1作の日本での興行的不振が原因だったらしいがもったいな。
その第1作が傑作だったんだけどなぁ。
去年公開されたジブリ映画の5億倍は傑作だったんだけど。
宇多丸が『ヒックとドラゴン2 』についてデキが良いみたいなことを言っていたのでBlu-rayは当然発売時に購入するつもりである。


『同棲終了日記~10年同棲した初彼に34歳でフラれました~』
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Kindle版が199円だったので買ってみたら意外や面白かった。
いわゆる作者のエッセイ漫画。
画も上手い。
同棲していた彼氏の心が自分から離れた瞬間から彼氏の画がゾンザイになるというのがいい(笑)。
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いつものように無断掲載してしまうが、↑がなかなかツボであった(笑)。


『新ナニワ金融道 青木雄二物語 第3巻 』
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AmazonでKindle版購入。
やっと出た最終巻。
マルクス主義であるとか共産主義が血で血を洗うような歴史を作っていたという事実もあるのだが、青木雄二の作品を読むとそれらがそんな殺伐としたイデオロギーに思えなくなる。
それらをもっと楽観的に、人が幸せに暮らすための希望という観点でみることが必要だったのかもしれん。
改めて青木雄二も青木の作品も好きだなあと思った。


『アップルシード アルファ』
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レンタルDVDで鑑賞。
日本語吹き替え版と英語版の両方観た。
見ようと思った切っ掛けは、本作が士郎正宗の『アップルシード』の原作の前日譚的な扱いであるという点。
士郎の作り出した面倒くさくも未完になっている世界観を一旦脇に置いておいて、言ってみれば『マッドマックス』のような力が支配する世界でのバディものというシンプルな構成になっている点に興味を惹かれた。
デュナンとブリアレオスのキャラクターにフォーカスして楽しみやすいのではないだろうかという思いもあった。
実際には原作の前日譚というよりも(原作の後半に出てくる双角が本作には出ている)デュナンとブリアレオスのキャラクターだけを抽出した作品と言ってもいいかもしれん。
で、本作に対するオイラの感想であるが
「オモシロさがビミョー」
というかw
「ビミョーなオモシロさ」
とも言うべきか。
観終わった後に総論として面白い映画だと思ったことは確かなのだが、なんとも歯にものがはさまったようなモノ言いになってしまう(笑)。
惜しいというか、ツメが甘いんじゃね、とか(笑)。
それはヴィジュアル面にもストーリー面にも言える。
例えば
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冒頭の地下鉄のシーン。
地下鉄の車両の内部は当然打ち捨てられた感じの薄汚さが出てるんだが、したら手すりのクロームはこんなにテカテカせんだろう(笑)。
これじゃ手すりだけ新しいように見えるぞ。
これに限らず砂埃とかの些細な、しかしリアリティが絶対必要な自然描写の類は結構ザツw。
作り手は戦車や銃撃に興味はあっても自然描写に凝るということはないらしい(笑)。
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分かりにくいけど、ドローンに攻撃されてクラッシュするジープのひっくり返り加減の重量感のなさ。
CGの業務の末端であるオイラが客などによく言われる嫌な言葉(笑)
「CGっぽいよねw」
こういうのを観ると、本作とは予算も制作期間も違うとはいえ、アメリカのフルCGの動画は最近よくできてるんだなと感じた。
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上図、結構な高度から墜落死したサイボーグにしては原形をとどめすぎてはいないか。
その直前のこのサイボーグ銃撃されてるんだよね。
墜落死してもバラバラのグチョグチョのデロデロの状態になっていないサイボーグなら銃弾ぐらい弾き返すんじゃないの。
そもそも
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双角なんて敵味方?wに何度も爆殺されてるのに普通に生きてる(笑)。
あ、だからサイボーグの内部はともかく(内部は人間の普通の臓器もあったりするから)、外側はむちゃくちゃ理屈抜きに頑丈ってこと?(笑)。
デュナンとブリアレオスにもヒトコト(笑)。
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なにこの無駄にエロい胸の谷間w。
それでいて顔立ちに萌えがないw。
まずデュナンの造形思想ともいうべき部分が中途半端。
しかもこの造形では士郎正宗のロリエロ的な萌えがない。
なのに胸元とヘソを出しているコスチューム・デザインってなんなのよ(笑)。
原作の士郎正宗は
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あからさまにこんなエロい描画をしたって(笑)、戦闘を旨とするキャラクター上肌の露出は顔の部分の必要最低限だ。
作戦中に破片や跳弾などから身を守るための最低限の設定。
その代わり上図のような体のラインがピッタリとわかるような服を着させてわざわざ萌えの要素を入れているわけだが(笑)。
原作を読んでいればこの映画のデュナンのナリが半笑いの対象になるんでないの(笑)。
こんな見かけ上の安っぽいエロは『アップルシード』の世界観(最近の無闇矢鱈なエロの士郎正宗の作品ではなくw)にはそぐわない。
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クライマックスの戦闘シーンで上図の爆撃機?にブリアレオスが乗っているんだど、このシーンは絶好のヘカトンケイルシステムの見せ場だったんじゃないのか。
脳みそを増量しているブリアレオスって戦艦を一人で掌握して動かせるシステムを持っているほぼ唯一のサイボーグってことになってるわけじゃん。
同時にいくつもの作業ができる、簡単に言えばそれがヘカトンケイルというシステム。
このブリアレオスが乗っている爆撃機には操縦しているパイロットがいるのかどうかボヤかされてるけど、「ミサイルを全弾ぶちこめ」なんてセリフがあるのでガンナーがいるんだろうか。
コックピットにパイロットがいないのにレバー類が勝手に動いて飛んでいて、誰もいないのにミサイルの発射ボタンが押される、なんてカットがあれば、ブリアレオスがヘカトンケイルシステムの驚異的な力をヴィジュアル化できたろうに、そういう描写になっていない。
そしてラストシーン。
デュナンとブリアレオスが去っていくにあたっての贈り物がランドメイドだってわかってるのに、もったいつけて見せない演出のトンチンカンさ(笑)。
このように一事が万事、全てが制作側の好みであるとか都合であるとか、更に言えばリアリティとして検証をするの時間がないとか興味がないとか面倒くさいとかエトセトラ(笑)によって適当につくられているようにしか見えん(笑)。。
......
まだまだあるけどこれぐらいにする(笑)。
本作は欧米で最初にDVDスルーとして販売された経緯があるわけで、すべての人間が『アップルシード』の世界観を理解しているわけではないだろうという配慮からの部分もあるんだろうけど、なんとも歯がゆい(笑)。
少なくとも最初に言った地下鉄の手すりの質感などは監督のヴィジュアルに対する、リアリティに対する認識の甘さみたいなもんだと思うのだが。
いろいろクサしたけど、本作が面白いと感じたのは原作の持つ硬質なSF設定を除外して二人の男女のバディ・ムービーに特化してみせたところ。
もっとも原作の持っている設定を出さないで『アップルシード』になるのか?という部分はあるにはある。
が、異形のパートナーと恋愛感情をベースにしたバディが成立するか?という部分での試みは半分ぐらい成功していると思える。
異形のパートナーというのはデュナンに対する
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ブリアレオスのことなのだが。
いわゆる一般的なロボットにしか見えないが、サイボーグである。
この人間の見た目とは違いやわらなか皮膚も感じさせないような外見の人間と絆は結べるであろうか。
この辺りは原作を読んでいても「どうなんだろう?」と思ってしまう部分であるが、冒頭、ブリアレオスが冷却剤の節約のために冷却機能の制限をし始めるシーン。
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次々と機能制限をしていくなかで、"表面体温機能"だけは制限しないことを選択している。
それはその後のカットの切り替わりで恋人であるデュナンのためであることがわかる。
この機微って原作を読んでないとわからない部分かもしれんが、オイラとしてはものすごく繊細に映像化できてると感じた。
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後半のクライマックスである多脚砲台との交戦はアクションとしても見応えがあって、間違いなく本作の見せ場だ。
このシーンは全体のなかでは文句のないシーンであったと思う。
というわけで、いくらかというか、結構ザツな部分が散見するも面白く感じられた珍しい作品だと思える(笑)。
今までCGでつくられた『アップルシード』のなかではヴィジュアルも物語も一番すきかなあ。
ただ監督のチョイスする音楽のテイストには最後まで馴染めなんだ(笑)。

by 16mm | 2015-03-22 21:01 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2015-03-29 22:55 x
ヒック2は気になりますねぇ。
アップルシードは双角最強でした。はい。
Commented by 16mm at 2015-03-30 05:53
■re:chataさん
『ヒック2』が劇場公開なしというのは前作を劇場で観た身としては非常に残念です。
すくなくとも『ルパン三世』の実写版を公開するくらいなら『ヒック2』を公開すべきだったと思いますけどねえ(笑)。


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