『みたむらくん』『裸足のピクニック』

先週土曜日、心療内科。
オイラの問題は体調不良がなぜか窒息する恐怖に直結しているのだ。
担当医によると、そのようなパニック障害の原因を改善するために体内物質のセロトニンを強化する薬を処方しているとのこと。
最近では花粉症の影響か、若干な発作が起こりはしたもののまあ安定していると言える。
なんかこの薬とずっと付き合わざるを得ないような気がする(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
ついでに沁み止めの薬もコーティングしてもらう。
先日行ったパンケーキのお店、さいたま新都心の"Eggs 'n Things"のお話。
オイラは、美味かったが山盛りのホイップクリームがもう少し少なかったら、という旨の話を女史にしたら
「いや、あの山盛りのゴージャスさは賞賛に価する。あの山を征服した時の喜びというものを感じないのか」
と、おっきな瞳を鋭くしてw無茶苦茶な屈折をした感想を言ってきた(笑)。
さすがドS女史(笑)。
漢(オトコ)らしいぜ
治療後、先生と雑談。
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オイラ「実は●●●の●.●●がお求め易い感じになっているのですが」
先生「カネあんの?」
オイラ「シヌほどのローンで」
先生「シね」
と、心温まるお言葉で背中を押していただく(笑)。
果たしてオイラはどーするべきか(笑)。


本日日曜日、ジェットバス、日光浴、ストレッチ。
しばらく岩盤浴を一週おきにしてみようかと思う。
しっかし、このプログラムから岩盤浴を抜いたら途端にストレッチをするのを忘れかけた(笑)。


坊主が戻ってきた(笑)。
これで4度目だろうか。
坊主のサービスセンターに連絡するたびにオイラのような故障の症状は出ていないのかと聞くも
「あまり聞いてません」
との回答。
つーことは故障のクレームをつけて何度も新品に取り替えさせているオイラは坊主のブラック・リストに載っている可能性があるんジャマイカ(笑)。
このままいくとオイラは坊主のクレーマーから坊主の総会屋に格上げされそうである(笑)。


今年、近いうちに自室にクーラーを設置する予定。
ちょっと前までは部屋が暑くても弱音を吐かなかったオイラだが(笑)。
というか夏の間は家を飛び出して、近くの蔦屋のTULLY'S COFFEEで涼んでいいただけだが(笑)。
これで胸をはって原発反対と言えない。
オイラの純潔の終わりだ(笑)。


『ゼロの未来』
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やっと細々と日本での公開にこぎつけた。
先週は観る機会を逸してしまったが、絶対に劇場で観るつもりである。


『オールドレンズ・ライフ Vol.2 』
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AmazonでKindle版購入。
Vol.1がまだKindleででていない。
紙の書籍としての既刊はVol.1〜Vol.4の4冊だ。
Vol.4以降も出してくれないものかなあ。
つーか、この本って存命だったらサンダー平山が編集するのが適任じゃないのかね(笑)。
そううすと作例がオネエちゃんばっかになると思うが、それもまたよし(笑)。


宮崎駿が沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する<辺野古基金>の共同代表になった。
色々言われるのを覚悟の上で宮崎は矢面にたったのだな。
色々言うのは自由だ。
それをとやかくいうつもりはない。
オイラがちょっとカチンとしたのはコイツ
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次世代の党の中山成彬(71)w。
東大出身で大蔵官僚、文部科学大臣、国土交通大臣、衆議院議員をやった札付きのバカ(笑)。
この中山って自民党から除名されてあちこち渡り歩いてる嫌われモン(笑)。
コイツがさあ宮崎駿の件を巡って
「文化人が政治や外交、軍事に精通しているわけでは必ずしもない」
とかなんとか言ってるわけ。
ほほう。
じゃあ国会議員の諸君は文部科学大臣なれる人間は教育に精通していて、防衛省の大臣に就任するような人間は軍事に精通していると?
国会議員からそんな人間が大臣になった試しがないから色々苦労や問題があるんでないの。
今や大臣の椅子なんて議員を長くやった人間に対する功労でしかないということは国民誰でも知っているぞ。
それで中山って東大出身者は学習院大学出身の筋金入りの軍事オタクの宮崎駿に防衛に関する知見でタメをはれると本気で思っているのかね。
いわゆる東大出身者の思い上がりか(笑)。
東大にあらずば人にあらず、みたいな。
次世代の党ってこういう党だということは分かってはいたけどね(笑)。
それでもこんな札付きのバカが党員ということに関しては気の毒に思ってもいいかな(笑)。


『みたむらくん 全7巻』
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AmazonでKindle版全巻購入。
『描かないマンガ家』を描いた作家、えりちん のもう一つの代表作と言える。
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これが本作の主人公である"みたむらくん"。
32歳にして大学の夜間に通い、雑誌編集のアルバイトをしている......と書くとなんか朴訥とした真面目な青年に見えなくもないが(笑)。
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貧乏、うそつき、自意識過剰、被害妄想、バっくれ、無責任、根性なし、セクハラ、可愛い女の子はすべて自分を好きになるにちがいないという強烈な妄想、どんなに大怪我をしていてもオナニーは欠かさないオナニストにして素人童貞(笑)。
まあアレだw、普通の女性なら100mぐらいは避けて通るであろう男の見本なわけよ(笑)。
絶対に女性にモテないはずなんだけど、自分では絶対にそれを認めない。
なぜこれが面白いかというと、極端ではあるが男の持っている要素の負の部分をおもしろおかしく拡大しているので(笑)、男にとって身につまされるような笑があるのだと思う。
負の部分と書いたけど、本作の作者である えりちんはこのどうしようもない"みたむらくん"という男を少なからず肯定的に描いてもいる。
女性作家である えりちんは男を対象として客観的に観察できる人なんだろうな。
で、本作が実に秀逸で感動的であるのは"白馬に乗った王子様"という夢と妄想の部分ではない要素で<純愛>を描いているのだ。
そういう意味では男のどうしようもない部分を愛してくれる女性はこの世に必ず一人はいるかもしれない、かもしれない(笑)、という男にとっての切実な希望と福音を描きつつ(笑)、そして最低最悪を絵に描いたような男が自分を本当に愛してくれる人間を見極められるよう成長したという物語だ。
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この杉浦さんという美形で可愛くてちょっぴり粗暴な空手黒帯有段者の女性。
この杉浦さんがなにを間違えたか
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こんな"みたむらくん"を好きになる。
それはそれは一途な。
相手は"みたむらくん"なので何度となく裏切られ、泣かされ、辛酸をなめ、怒りに打ち震え。
それでも杉浦さんは"みたむらくん"を愛しているわけ。
で、肝心の"みたむらくん"はどうかというと、粗暴でおっかない杉浦さんをとにかくないがしろにし続けて、他の無理目な女性をなんとかしようとしてばかりいる。
少なくとも杉浦さんの前で"みたむらくん"はカッコよくしようとか好かれようという態度がゼロ(笑)。
それでも杉浦さんは一途なのだ。
杉浦さんがなぜ恋愛の対象を自分よりいくつも歳上で更にダメ男になってしまうかということについての理由はなんとなく語られてはいるのだが、オイラからするとそれでもなぜ"みたむらくん"なんだ?という感じは否めないんだけどね(笑)。
『描かないマンガ家』もそうだけど、最終回の後ろから2話分ぐらいまで主人公は最低のまんまなんだけど、そのラストのほんの一瞬で大逆転をさせるんだよね。
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"みたむらくん"も真顔でドキっとした杉浦さんのなんとも言えない素敵な表情。
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大団円を画にしたようなクライマックス(実はこの後にもう一つエピソードがあるんだけど)。
しょうもないことではあるが、杉浦さんで本心から勃起できた"みたむらくん"が成長したんだなと思えて泣けてきたわけよ。
涙出なかったけど(笑)。
この切れ味のあるクライマックス、すばらしいね。
ほんとうに作者の次作を期待している。
最後に
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本作では若杉公徳が出てる回もあった(笑)。
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うはははは(笑)。


『裸足のピクニック』
wowowで録画視聴。
途中で視聴中止。
Amazonを開いてBlu-rayを探すも、DVDしかないようなのでそれをポチる。
『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』などの矢口史靖監督の劇場デビュー作。
とにかく冒頭のプールに舞う桜の花びらのシーンで気持ちを持って行かれた。
桜の舞い方なんてまだ効果としては小慣れてないよ。
だけど、このシーンには必ず花びらが必要であるという信念が画面を通して伝わって来る。
この花びらを舞わせるのがどんなに大変か。
画面の緊張感がパねえっす。
それでいて本作はブラック・コメディらしい。
DVD視聴後に改めて感想をエントリします。

by 16mm | 2015-05-17 21:48 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2015-05-17 22:06 x
セロトニンを生成させるために、天気がよい日は無理やりにでも太陽にあたるようにしてます。
みたむらくん無料で何話かみたので序盤の知識のみですが、ハッピーエンド許せんw
Commented by 16mm at 2015-05-17 22:41
■re:chataさん
日光浴ってそういう効果があるんですか。
露天風呂に行った時にはなるべく陽に当たることにします。
ちなみに今日の日光浴で結構かっちょ悪い土方焼けになってしまいました(笑)。
裸を見せられない(笑)。

みたむらくんは序盤というか最後までハッピーエンドは許せないとオイラも思うのですが、ヒロインというかもう一人の主人公であるところの杉浦さんの一途さによって救われたようなエンディングだったと思います。


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