『妖獣都市』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバル』『ゼロの未来』

昨年ぐらいから始めている<ナンチャッテ>糖質制限であるが、最近オイラの嗜好にビミョーな変化が(笑)。
普段炭水化物を取らないようにしていて、それは甘味についても同様。
甘いものは結構すきなので、ご飯は食べなくても饅頭食べちゃうとかがたまにあるにはあるのだ。
が、最近、甘味を食べた次の日の朝など口の中がなんともベタついた感じになっていることが多い。
糖質制限の本によると、人によっては見た目や匂いなんかで糖質の含みがわかるらしく、それで敬遠するようになることが多いらしい。
オイラはそこまでじゃないし、甘いものは今でも好きなのだが、この口の中のベタベタ感でなんとなく甘いものを遠ざける方向に行っている感じがする。


本日日曜日、ジェットバス、日光浴、赤外線サウナ、ストレッチ。
岩盤浴は外してもいいかなと思い始める。


とうとう
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自室にクーラーを入れてしまった。
トホホ(笑)。
以前のオイラなら夏の暑さ程度に弱音は吐かなかったのに(笑)。
恐怖のタコ足配線の為にタップを新たに購入したりといろいろ銭を使ってしまった。


先週のTBS系のドキュメンタリー番組『情熱大陸』は
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山口晃だった。
ので、録画しつつ視聴。
針の先のような鋭く尖った集中力というものがどういうものか。
おそらく山口は無音で真っ暗闇の中で作業したいのではないかな。
真っ暗闇だと絵が描けないから(笑)それをしないだけで。
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なんか車の往来が激しい道路沿いで、しかもガラス窓で仕切られただけのアトリエ(笑)。
このガラス扉のすぐ向こうが土足禁止のアトリエなのだ(笑)。
玄関もない(笑)。
ここで作業してるんだもん、車のクラクションで集中力が途切れちゃうことなど自明であろう(笑)。
西原理恵子が言っていたが、「日本で屈指の芸術家はビンビー」(笑)。
ビンボーとまでは言わんが、もうちょっと静かなところにアトリエが構えられたら良いのにと思う。


ここ最近、Macintoshの起動時にカラカラと音がする。
(笑)。
大丈夫か(笑)。
バックアップを取る。
あと5年は買い換えたくないので、天に召しますジョブズ様、よろしくお願い致します(笑)。


『少女ファイト(12)』
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こういう鏡を使った効果的かつ作画がめんどっちい画や
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こんなんとか
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こんなんとか。
画的な快感と官能性溢れる巻だったと思う。
しっかし太い描線に高密度な作画。
色々と蓄積するわあ(笑)。


『波よ聞いてくれ(1) 』
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『無限の住人』後の沙村広明の連載作品。
まだ全部読み切っていないが、沙村お得意のシリアスでリアルな絵柄で状況とセリフで笑わせるセンスは健在。
ギャグというにはギャグに振り切った作風ではなく、日常の中で起こりうる状況に対して、ちょっと斜めから対処した時におこる笑い。
画の上手い人間にだけ許された作風であると言える。


『世界の半分を怒らせる』
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まだ読了していない。
まあ、なんだ(笑)。
色々罵詈雑言を浴びせている押井守であるが、一応それでも買っているわけよ(笑)。
まあ、文句を言う資格ぐらいはオイラにはあるよな(笑)。
ちなみに本書のタイトルである『世界の半分を怒らせる』ってのは、押井の実写映画第一弾にして唯一の成功作品(笑)『紅い眼鏡』のコピーなんだよね。
<正義を行えば 世界の半分を怒らせる>
良いコピーだけど、これって漫画家のゆうきまさみが作ったもんだけど、ちゃんと了解得てるんかね。
押井って割と筋を通すということをしないよなあ(笑)。


『凸凹 DEKOBOKO(2)』
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まだ読了せず。
なんか本巻で終わりとのこと。
まだ最後まで読んでないんだけど、まさか中途で終わっているわけではあるまいな。
モトクロスでの臨場感のある作画と泥だらけになっていく様。
ものすごく力の入った作品だと思っていただけに、本巻でお終いというのが悲しすぎる。
でも きらたかしの次作は首を長くして待っているぞ。


『ママさんは萌え漫画家 1 』
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AmazonでKindle版購入。
妊娠するまでの不妊治療や妊娠中のあれこれが描かれている。
前シリーズの『ヨメさんは萌え漫画家』ではボケ役に徹していた旦那が非常に頼もしい存在でヨメを支えている様が描かれていた。
高齢での妊娠出産というリスクに対してダンナの冷静な判断が力強いね。
こういう旦那だとヨメは安心して出産に臨めるような気がするなあ。
この手の家族モノ、子育てものは玉石混淆で多数出ていて、オイラも結構読んでいるが、本作は傑作であると思える。


ユーなんとかチューブで
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久々に『マルサの女2』を途中まで観る。
この三國連太郎のシーンはライティングや演技が最高に良い。
というか、『マルサの女2』自体が面白かったと思う。
が、だいたいこれ以降の伊丹十三は役者の作り出した演技を撮影するというよりも、監督である伊丹自身が役者の演じる役全てに対してコントロールしようとしていたように思える。
基本セリフはシナリオ通りでアドリブは許さない。
伊丹自身も尊敬していたスタンリー・キューブリックに倣ったのだとも思うが、事はそんなに簡単ではないような気もする。
オイラからすると伊丹十三自身はそんなに飛び抜けて演技力と華のある役者ではなかった。
その分、妙に理屈はたっていたんだよね。
しかし、結局は天性の役者の一言のアドリブによって自分の監督作が役者のものになってしまうという事に我慢ならなかったのではないだろうか。
松田優作が伊丹を評して
「頭は良いけど勘が悪い」
と言っていたようだが、結局伊丹にとって役者としての勘が悪いということがコンプレックスだったのではないか。
だからこそ徹底的な理論武装をしていたんだろう。
『マルサの女2』以降だと思われるが、伊丹のコントロール・フリークは悪い方向に行ってしまってオイラは正直関心を失う。
伊丹自身のコントロールのおかげで、映画に出てくる登場人物は衣装やメイクによって悪は悪としてしか表現できない演出となり、まったく深みがなくなった。
知性がないのも困りものだが、知性だけに頼った、というか、自分の知性にまったく疑いを持たない人間というのもね、岸田秀のいうところの<全知全能は無智無能>だということだと思う。


ユーなんとかチューブで
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久々に『妖獣都市』を観た。
初見は大学生の時。
1987年ぐらい。
その頃はビデオ・レンタルの低価格化もされた頃でもあり、アニメで言えばオリジナル・ビデオ・アニメ(OVA)という、TVからでも映画からでもない、セル・ビデオというからレンタル・ビデオから発信されたアニメーションが多数作られた。
まあ、今でも鑑賞に耐えるような作品は思いつく限り皆無に等しいけど。
この『妖獣都市』にしても当時はリアルな絵柄でエロティックでという風には観れていたんだけど、今観るとまった大したことない。
キャラクターのデザインがというよりも背景の画が圧倒的に拙い。
背景ってキャラクターの添え物みたいに観る方も作る方も思ってたきらいがあるね。
オイラも含めて。
時代を経て眼が肥えたということももちろんあるんだけど、アニメーションの映像作品を複数回観るうちに視点がキャラクターから背景に移行するのではないかと思う。
その時にリアルな絵柄のキャラクターの後ろの背景が拙いものだと興ざめする。
そういう意味では宮崎駿、高畑勲、押井守、『王立宇宙軍』などは劇場公開当時の映像の緊張感を時代を経ても保っている。
アニメーションの監督というものは、いかに慣れ合わずにスタッフに全力の仕事を強いるかでその作品の寿命を長くさせるものだと思った。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバル』
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AmazonでBlu-ray購入。
劇場での鑑賞からの再見。
やっぱり面白いやね。
作画もかなり頑張っていて、お飾りだと思っていた安彦良和総監督もレイアウトや第一原画(たぶん結構ラフなものだと思うけど)を描いているということがBlu-rayのコメンタリーで明かされていた。
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このランバ・ラルとジンバ・ラルのやりとり。
ジンバ・ラルがショルダー・ホルスターに拳銃を何度も入れ損なう作画なんて良いよな。
この『青い瞳のキャスバル』では市民運動というか、革命の為の騒乱が描かれていて、まあ、ありていに言えば安彦良和の学生運動の時代を映像化したというのに近い。
興味深かったのはこのランバ・ラルとジンバ・ラルのシーン。
息子のランバ・ラルが父親のジンバ・ラルに対してそっけないというか、クールな感じというのが、その学生運動時の空気だったらしいということ。
当時の若者達の自分の親を含めた大人達に対する不信感であるとか軽蔑に近いような気持ちがそれらしい。
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母親に甘えたい年頃なのに、妹と二人で生きていかなければならない境遇に直面すれば、兄として、男として、そして、キャスバル・レム・ダイクンとして毅然としたところを見せ続けなければならない。
となりで遠慮なく母親に甘えるアルティシアに背を向けて母親に抱きつく事を我慢するキャスバル(笑)。
後年、シャアとなったキャスバルがマザコンをこじらせる理由も本作を観ればしょうがないと思うわな(笑)。


『ゼロの未来』
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先週土曜日、新宿武蔵野館。
人が多くて歩き辛い新宿に(笑)。
新宿武蔵野館のエレベーターを降りると、眼の前に本作のポスター。
監督のテリー・ギリアムのサイン入り。
観る人間を選ぶ映画であるにもかかわらず、結構観客が入ってたかな。
劇場が小さい所為もあるけど。
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凶相でガマガエルみたいな顔だとも思うが(笑)、オイラは立派な顔立ちだとも思っている。
『ブラザーズ・グリム』でオイラが好きだった『未来世紀ブラジル』や『バロン』や『12モンキーズ』を作った監督ではなくなってしまったとちょっぴしおセンチになったりもしたのだが(笑)。
本作、『ゼロの未来』の存在を初めて知ったのは一昨年ぐらいではなかったか。
最初は邦題がつかずに『The Zero Theorem』で『ザ・ゼロ・セオレム』とか言ってたっけ。
その後一時『ゼロの定理』とか言われていたあとに『ゼロの未来』という邦題に落ち着いた。
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最初に観た予告編でなんとなく心を持って行かれたのは事実で、この広告だらけのいかがわしさの世界観でギリアムがどんな物語を<我々>に観せてくれるのか。
と、思ったら(笑)。
この未来都市風の景観は冒頭のみで、後は延々と
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主にこの力の入りまくった朽ち果てた教会の中で物語が進行する。
この教会のセットは見事だったよ。
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主人公の天才プログラマーであるコーエン。
髪の毛どころか眉毛もない(笑)。
自分を指す一人称を<我々>とする変な奴。
会社の勤め人でありながら、自宅勤務をしたいと願う男。
彼は人生の目的を教えてくれる筈の電話を待ち続け、その電話を取り逃がすリスクを回避したいが為に会社の社長に自宅勤務を談判する。
この社長役というのが「最近コイツ、こんな感じでワンポイントで出ることに喜びを感じているみたいだ」
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的な某俳優(笑)。
で、社長の許しを得て自宅で仕事をするコーエン。
"人生の意味"なる実存主義的な命題を数式、プログラムとして解明しようとする試み。
......
で、アレだ(笑)。
オイラこの映画の中判あたりで一瞬気絶(笑)。
一瞬なので話は理解できている筈と思い気や、ちょっと本作の汲み取りが怪しくなってしまった(笑)。
これはもう、Blu-rayでの再見を待つしかない。
気絶した映画でありながら、本作に心を奪われたままというのは、やはりこの世界観に魅力を感じるからだ。
『未来世紀ブラジル』が管理社会という悪意の象徴に反抗し敗れ去って自閉することで楽園を勝ち得た男の話だったわけだが。
本作は管理社会を批判することもなく、そんな窮屈に見える社会でも人々はノホホンと生きている様を描いている。
ただ一人、コーエンだけはそんな外界から隔絶したくてしょうがない男で、だからこそ自宅勤務をしたい人間なんだろうね。
掛かってくる筈の電話は神の啓示を待つようなものであり、すべての事象は数式で表されるはずだと疑わない。
そう考えると結構宗教的な意味合いがある映画のような気がする。
この辺りがオイラの関心事なんだよね。
最近、初見で映画を理解できなくてもしょうがないと諦められるようになりました(笑)。
再見時にもうちょっとましな感想を書きます。

by 16mm | 2015-05-24 20:02 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2015-05-24 20:33 x
少女ファイト特装版買いました。おまけは使い勝手悪いラバー製のパスケースでした。
本編は登場人物が多すぎて、把握しきれなくなってしまいましたw

オリヂン昨日やっと観ました。予想以上に良かったです。このクオリテーで全編やるんですかねぇ?
Commented by 16mm at 2015-05-24 20:55
■re:chataさん
特装版という響きは魅力的なんですが、紙の本を買わなくなってからすっかりその手のものから遠ざかってます(笑)。
オイラも登場人物の多さに目眩がしましたが(笑)、それにしてもそれを描き分ける画力というのは賞賛に値しますな。
画的な魅力が巻を追うごとに増しると思います。

オリヂンは是非ともこのクオリティで早急に全てを完結させる方向を願いたい。
ヘタすると作品途中であの人やあの人やあの人なんかがどうにかなってしまうかもしれないではないですか(笑)。
これって、80歳の爺さんが30年ローンで家を買うようなものだよな(笑)。


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