『予告犯』

本日日曜日、ジェットバス、日光浴、赤外線サウナ、ストレッチ。
なんでも通っている銭湯にフィットネスなジムが併設されるとのこと。
う〜ん。
一般的なスポーツジムほど広いとは思えない場所でひと月7000円?とか。
う〜ん(笑)。


ふと思い出したことがある。
「あやまるよ」
とか
「あやまるから」
とかの言葉があるけど、これってこの言葉を発した時点では謝罪してはいないよな(笑)。
でもだいたいその言葉の後に
「ごめんなさい」
とか
「すまなんだ」
とかの本当の謝罪の言葉が発せられることは少ない、ような気がする。
オイラが会社を辞めかけてた時にその元凶となった奴も「あやまるから」と言ったっけ。
で、その言葉の後に続いたのはオイラへの説教だったりして(笑)。
まあこういうヤツは論外だけどね(笑)。


日曜日はほぼ必ず日刊スポーツを買うのだが、今日のはAKB48選抜総選挙でw五面から六面ぐらいがその記事で埋まってた。
これだけの記事にするぐらいにあの選挙は世間的な関心が高いのか?
いや、皮肉ではなく。
スポーツ新聞だって売れるために記事を書いているわけなので、AKB48選抜総選挙の記事を書くことで新聞の売り上げアップに繋がると踏んでいるのだろうけど。
あ、でも全く興味のないオイラも買っちゃったしな(笑)。
内容が分かってたら当然買わなかったけどね(笑)。


『蒼き炎』
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全12巻。
AmazonでKindle版購入。
『青き炎』とか『アオイホノオ』とか似たようなタイトルがあるわけだが、この<あお>とついた時のニュアンスはだいたいにおいて若くて未熟で無軌道で、という感じであろう。
本作も洋画家の黒田清輝などが出てくる明治時代に自由な絵を描こうと足掻く若造二人を描いたものだ。
以前たしか単行本4巻ぐらいまで読んでいたのだが、最後まで通読したのは初めてである。
読んでいる間は面白く読めていたのだが、結局最後まで二人の主人公に思い入れができなかった。
一人は地主の長男の川上龍太郎。
もう一人は小作人の長男の大山竹蔵。
絵を描くという情熱以外は正反対の性格の二人を配置することによって、当時絵画が抱えていた問題を浮き彫りにしつつ、その変わりつつある時代に無名のまま飲み込まれていった物語。
女性の裸を描く背徳感というものが世界的にもまだ蔓延していた時代に男が女性を意識して描くということはどうだったのか。
龍太郎は描くという行為においてモデルとの距離感を意識して、その詰められない距離を描くことで埋めようとする画風。
一方、竹蔵は早い話、気に入ったモデルと寝なければ描けない、という画風(笑)。
今の意識からすれば女性のヌードを描くということに対して過度に意識的になりすぎている二人の主人公には、オイラとしてはやっぱり感情移入はできない。
SEXをしなければ女性の本質に迫れないとか良い絵が描けない、などというのは論外。
では、その気になれば小学生だって女性のオール・ヌードが見れて、ショタコンな年上のおねえさまに筆を下ろしてもらえるような(犯罪である(笑))時代、芸術に対する理解というものが広く行き渡った上で、更に成熟した芸術というものが出現しているのか?
だれもが女性のヌードを見れて見すぎてインポになっちゃう時代。
こういう時代になればヌードを特別視せずに芸術のひとつの形態として意識せずに鑑賞できるようになる、と、明治時代の芸術家達は当時の弾圧のなかそう思ったかもしれない。
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『キャラリーフェイク』第1巻第1話からの引用。
結局時代を経ても芸術が広く大衆に受け止められるというのは幻想に過ぎないという結果が出ている。
オイラとしては<美を知る人間>だけではなく<知ろうとする意思のある人間>のものでもあると言いたいところだけど。
『蒼き炎』に登場した二人の主人公達は当時の多くの芸術家がそうであったように市井のなかの歴史のなかに埋もれていったわけであるが、その時代に足掻いた足跡は強く刻印されていたからこそ現在があるのだと思う。


『でぃす×こみ(1)』
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AmazonでKindle版購入。
待ちに待ったKindle版。
ゆうきまさみ の作品は電書化が多いので必ずKindle版で出ると思ってはいたが、紙の単行本が出てから半年近くかかっている。
兄妹の物語。
少年漫画家志望の妹の名をペンネームにした兄が描いたBL漫画が新人コミック大賞を受賞。
なんか文章にするとややこしい(笑)。
BLとは無縁な少年漫画家志望の妹というのは、そのまま本作の作者である ゆうきまさみ を彷彿とさせて、そのギャップと全くの門外漢であったジャンルに対してどうしたらいいのかの混乱ぶりが微笑ましく読める(笑)。
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本作で白眉なのは、本作の掲載時は必ず冒頭部分が作中BL作品のカラー頁になっており、そのカラーリングを灰原薬であるとかオノナツメであるとかが担当しているとのこと。
本編の ゆうきまさみ の絵柄との差別化を図るためとの担当編集者のアイデアらしい。
『富士山さんは思春期』の単行本の奥付のアイデアといい、世の中には優秀な編集者がゴロゴロいるもんだねえ。
『でぃす×こみ(1)』に関して言えば、カラーリングだけでなく絵柄も別の作者でやったほうがいいかな。
カラーリングだけだと ゆうきまさみ のタッチを薄めることは難しいからねえ。
ちょっとした実験とモデルケースとして冒頭部分(1ページでもいい)だけ ゆうきまさみ 以外の作家というのを希望したい(笑)。


『予告犯』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
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この時期、興味のある映画はいくつかあったんだけど、どれも今一歩食指が伸びない。
『トゥモローランド』は監督がブラッド・バードだから面白いとは思うんだが、ディズニーがらみの映画だと思うとなんとなく二の足踏むしw。
『ラン・オールナイト』も興味は惹かれるがこの手のリーアム・ニーソン主演の映画はハズレが多いし(『ダークマン』と『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』は例外で面白かった)。
本作『予告犯』については予備知識なし。
コミックが原作であるということすら知らなかった。
ネットのレビューがそこそこ良かったので観る気になったようなもの。
で、メイン・ヴィジュアルが新聞紙をマスクにしている奴という(笑)オイラからするとあからさまな地雷臭wのする感じ(笑)。
犯罪スリラーというかサスペンス的なものでは『模倣犯』とか『脳男』とかがあったけどロクなもんじゃなかった(笑)。
本作の主演女優が戸田恵梨香で「どうなの?」って感じだし。
更に『脳男』の生田斗真まで主演(笑)。
ものすっげえ地雷を踏みそう、と思ったですよ(笑)。
したらねえ、思いがけずに良い作品だったので拍子抜け(笑)。
まず映像表現がすばらしい。
構図、人物の配置、画面のなかに入っている要素。
ラストで空を舞う新聞紙とか。
映像を観るということの官能性に溢れている。
中盤で生田斗真を戸田恵梨香が追いかけるシーンがあるのだが、これがすごくいい。
構図やカメラの動きがものすごく丁寧に探り当てられた感じで進行。
長い距離と長い時間を必死に駆けて追いかける戸田恵梨香。
戸田恵梨香を撒いたかな、と思ったら、ゾンビ出現のごとく生田斗真を探し当てる(笑)。
場所はわからないけど、おそらく渋谷川じゃないかな?そこを使っての追跡劇はすばらしいの一言。
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ずぶ濡れた戸田恵梨香とキラキラと光る水面の美しさ。
気合と根性で生田斗真を追いかけてきたにもかかわらず、水が滝のように流れ出ている穴を登ることができずに諦めるというところに、気合と根性だけではどうにもならないという本作のテーマとも繋がっている感じで実にいい。
実のところ本作、サスペンスであるとかスリラーであるとかの要素は予告編などで受ける印象ほどはない。
信じられないだろうが、ラストは心がほっこりしちゃうような顛末(笑)。
着地の仕方が斬新だとも言えるが、土壇場で警察の能力を過少にしてしまったのは若干ご都合主義を感じたけど。
決して派手な映画ではないのだけど、心惹きつけられる映画だったなあ。
ちなみに本作の監督、中村義洋って『ゴールデンスランバー』の監督だとしってひっくり返った(笑)。
あれ、オイラにはつまんなかったんだが(笑)。
それはそれとして、本作Blu-ray、買う予定。
オススメである。

by 16mm | 2015-06-07 21:19 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
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Commented by chata at 2015-06-07 22:12 x
『蒼き炎』なつかしー。
最後まで見ていないので、戦場で命の洗濯うんぬんの記憶しかw
画はみやすくていいですね。
Commented by 16mm at 2015-06-08 05:54
■re:chataさん
オイラも戦争で行方不明のあたりまでしか読んでなかったですね。
龍太郎と竹蔵のエピソードが交互に描かれつつ、時に交錯したりして当時の有名人(ピカソとかヒットラー)とかが出てきました。
『ギャラリーフェイク』もそうですけど、絵についての話というのにはなんとなく惹かれてしまう。


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