『オールド・ボーイ』『HK 変態仮面』

先週月曜日はやり慣れない仕事をやりに某所に。
前の晩に飲む心療内科の薬は、翌日若干の眠気を残すのだが、仕事が仕事だけに眠りこけるとオイラが物理的に言葉通りの命取りになりかねないのでw不安ながら飲まないでいた。
月曜の仕事の帰り、若干頭がユレる感じがしたのは薬を飲まなかった影響かもしれん。
やはりまだ薬断ちは無理だなあ。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
奥歯の虫歯の治療を先生にしてもらう。
そののち美形の歯科衛生士さんに歯の掃除をしてもらう。
しょっちゅう歯のメンテをしているオイラだが、決して歯がきれいというわけではない。
が、他人の歯の綺麗キタナいに結構敏感になったかなあ(笑)。
たぶん自分で歯を磨いて綺麗にみせる限界があるんだなと感じる。
今週の日曜日と本日祝日の月曜日、岩盤浴と薬湯とサウナとストレッチ。
暑くてダルくてカッタるいので本日月曜日は岩盤浴と薬湯のみでストレッチはサボり(笑)。


本革メガネホルダー・メガネチェーン(本革・ベージュ色 ラバー・黒色 金具・アンティーク色)
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↑のようなウェポンをAmazonで購入。
最近眼鏡を買ったのだが、度数の関係で近場は眼鏡をとらないとピントが合わない。
その時眼鏡をどうするか。
眼鏡を取るような時は現状、通勤時にiPod touchで映画を観る時。
夏になるとシャツ一枚なのでそのポケットは定期券とBluetoothが入ってて眼鏡など入れられない。
鞄に入れるのも満員電車では困難。
眼鏡をデコにズラすというのも、立ったまま寝るオイラなら落としてしまっても気がつかんだろうw。
というわけで、眼鏡チェーンを買う事で解決することにした。
チェーンなので最初は金属製のものを考えていたが、革製でなかなか凝ったものがあった。
それが"にくきゅん倶楽部 R "さんトコの品。
革を縒ったような作りの細かさがツボであった。
それを見た母親が
「オレも欲しい」
と言ったので追加注文w。
対応もすごく丁寧で、気分的に久々に清々しくなったよ、おぢさんは(笑)。


週刊少年ジャンプ33号 デジタル版【45周年記念号】
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ebookjapanで購入。
した後にKindle版も出ていたと知り、しくじったと思う(笑)。
鳥山明の新連載。
作品は10週で完結すると最初から決めての連載。
長期連載をする気もなく、また、週刊少年ジャンプで作家の好きな時にやめられる権利をもっているのは鳥山ぐらいなもんだろうな。
雑誌としては絶対に売り上げに貢献する作家はずっと連載していてもらいたいところ。
鳥山にしても集英社以外に作品を掲載した事は無いはずなので、作品を描いていなくても出版社からなんらかの専属料なり拘束料なりを払っていたのかもしれん。
鳥山明に対する集英社の完全なる囲い込み、エンクロージャーってやつ(笑)。
ところで鳥山明は普通の人間が主役の漫画って描かないのかな?
悪魔とか宇宙人とかでなく普通の人間。
初期の短編の『ポラ&ロイド』が好きだったから、あんな感じの冒険ものが見たいなあ。


『半沢直樹』
会社の同僚に言われて観る事に。
再放送を録画し、第二話から観る。
「倍返しだ」
という台詞が魅力的だなとは思ったけど、堺雅人含めて全員がやたらと"でっかい"芝居が鼻につく(笑)。
TVでの演技ってのはこうしなくてはウケないのかねえ。
金融モノならやはり『ハゲタカ』の方が緊迫感あるとおもうんだけどねえ。
一応、予約録画を設定したので今後も観ると思うけど。


『文・堺雅人2 すこやかな日々』
書店で書籍購入。
購入してから気がついたw。
オイラが買ったのは2巻目だったのだ(笑)。
まあそのうち1巻も買うだろう。
堺雅人って現代を代表する役者だと思う。
映画にはいつも出ているようで、それと同じぐらいTVドラマにも出ている。
線の細い優男のようで
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こんな顔もできる。


『ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざまで』
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Amazonで書籍購入。
『危険なメソッド』で宇多丸が評論した時のテキストにあげていた本。
まだ読み始めたばかりだが、やはりC・G・ユングってひでえ奴だったんだな(笑)。
いままで読んできた本で奴の事は少なからず知ってはいたけど(笑)。


今週公開の宮崎駿の映画。
クレジットに鈴木敏夫の名前が小さなチラシなどの類いだと抜けてるような気がする。


『オールド・ボーイ』
レンタルDVDで視聴。
再見である。
初見の時の感想を読み直してみたら、「もう三度目は観ないだろう」みたいなことが書かれていたw。
初見は2005年ですよ、chataさん(笑)。
8年の時を越えて再見。
初見観た直後の印象とは裏腹に本作の残滓を自分のなかに意識せざるをえなかった8年でもある。
で、本作を観た印象で言えば、暴力描写のエグさという印象はかなり薄い。
これは年月を経て映像的なリアリティの劣化だけではなく、本作の映画自体の印象も変った。
単にオイラが歳をとった所為かもしれんが。
リアル・ヴァイオレンスの印象よりも所謂ユーモアな印象が強い。
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可愛いヒロインがポカーンと口開けて寝てたりw。
オ・デスに拷問されて抜き取られた歯が金属になっていて、それを見せるとか。
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ガスで眠らされてる二人の横にガスマスクをつけて添い寝して、ヒロインの肌に指を這わせるとか(笑)。
ヒロインのカン・ヘジョンはヌードになることよりも、あの指に身じろぎもしないでいられた事がエライ(笑)。
オイラなら間違いなくウヒヒウヒヒとなる筈だ(笑)。
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オ・デスのこのトボけた格好(笑)。
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いや、ヨガのポーズをやってるのは分かるがw。
今観るとなんか笑ってしまう。
凶悪なヴァイオレンスも近親相姦のタブーも。
初見ではその重さに引きずられて陰惨な気持ちになっていたからこそ、もう観たくないなと思ったわけだ。
が、すくなくともオイラの無意識はその陰惨なだけでない要素を覚えていたのかもしれない。
このユーモアが全体の重さを中和するだけでなく、人間の生き方だっていつもピリピリしてるわけではないということの表現だろうか。
どんなハードで陰惨な事があるなかでさえ、バナナの皮で蹴躓いたり、豆腐の角に頭をぶつけたり.....<ユーモアの例えとしては古くさいがw>そんなバカバカしくも笑える瞬間もあるのが人間の生なんだろうね。


『HK 変態仮面』
レンタルDVDで視聴。
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画らしいが、まったく予備知識なし。
宇多丸の評論で興味をもったというところ。
それと、
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このヴィジュアルからTVコードでは作れない見せ物感が興味をそそった感じ(笑)。
宇多丸が真面目に評論し評価していたわけなので半笑いで(藁)wみたいな気持ちで観始めたわけではないが、意外や意外、かなり真面目に作られている映画だ。
モロに『スパイダーマン』のオープニングのパロディから始まり、全体に『スパイダーマン』の要素を投影している。
もはや衆目の一致であろうが、本作で観る者の襟を正させる要素は
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鈴木亮平だ。
本作の変態仮面を演じるにあたり、1年かけて体重を増量し、筋肉をつけ、役柄での栄えるポーズを研究して作り出したヒーロー像。
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脇毛なしがポイントだね(笑)。
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「それはわたしのおいなりさんだ」
の"おいなりさん"もこんもりとした球形でイヤらしさがあまりない、と思う(笑)。
これも研究の成果だろう。
もろに棒の形になってたらアレなわけだけど(笑)。
もうコレが変態だけど美しいわけよ(笑)。
鈴木亮平が誠実なまでに作った身体を映像で観れただけでも成功といっていいんではないだろうか。
変態仮面としてのリアリズムを徹底的に体現してる。
その対局に安田顕演じるニセ変態仮面の
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別の意味でのwリアルな身体がいいね(笑)。
この安田顕の怪演がまたすばらしくて(笑)。
この後にくる放置プレイの演技はアドリブだという(笑)。
それから本作のヒロイン
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清水富美加が結構才能のあるコメディエンヌの可能性を秘めてるというかね。
上の画像の後、本当に白目を向いて倒れるのがすごい(笑)。
と、まあ役者陣のがんばりでこの映画は成立しているようなもの。
映画全体を観れば<まあ、本作はDVD発売をメインに考えたもので制作費や時間もかなり厳しかったらしい>、テンポは悪い。
カメラ・アングルがやっつけのような平板さ。
一番許せないのは、クライマックスでヒロインの愛子ちゃんが自分のはいているパンティを脱ぐシーン。
どうみても膝のところにおろしてあったパンティを脱いだ様にしか見えん。
このクライマックスって本作の肝だと思える程重要なんではないか?
もっとネチっこく、いやらしく、恥じらいをみせつつな感情を込めたカットにしないと意味がないとおもう。
制作時間が2週間しかないなかでの撮影で大変なのは分かるがもうちょっと演出にはもうちょっと粘ってもらいたかった。
そうはいいつつも、本作、かなり評判がよかったらしい。
小栗旬が本作の制作にかなり熱心で、実際監督をしたいと思っていたとか。
だとしたら、次作があるとしたら今回よりも良い条件で制作できるだろう。
今回演出の不備を解消しつつ、なぜ人間は、男は、パンティに興奮するのか?という命題込みで制作したら、ある意味日本の『ウォッチメン』ぐらいのカルトなヒーロー映画ができるかもしれん。
本作の要件は少年誌に連載していたという縛りでどんなエロを表現してもセックスまでに到達しないというところだ。
セックスと切り離した性欲という部分を体現できる作品になりえるんじゃないかと思うのだが。
とにかく面白く観れた作品であった。


今週は心療内科。

by 16mm | 2013-07-15 23:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(0)


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