『絵を描いて生きていく方法? 』『ど根性ガエルの娘』『アニメがお仕事!』『りこん猫 』『アニメもんエッセイ~お江戸直球通信~ ノーラコミックスSP』

Tokyo Gate Bridge
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α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2


先週末から身体がなんとなくダルい。


先週土曜日、心療内科。
ここ一ヶ月ほど、ちょっと具合が悪くなるとパニックディスオーダーの発作が起こりかける旨を担当医に報告。
オイラとしては薬の増量もやむなし、と考えていたが、担当医はオイラに自分の発作が起こる時と起こらない時について意識的になるようにとのアドバイスを受ける。
どのあたりを意識すべきかは担当医もオイラも明確にできなかったが、この意識的なる作業というものはなんとなく理解できそうだと思った。
意識的というものは必ず具体的な対象がないと成立しないものであるが、おそらくヤク抜きで症状を抑える訓練としてメソッドを確立しておくべきだと理解した。
世間的に見れば症状としてはかなり軽い部類にはいるからこその治療法だと思う。
なんとなく長期間のヤク漬けになることを受け入れていたのだが、そうではない方向もあるんだとわかった。


先週土曜日、ジェットバス、ストレッチ、赤外線サウナ。


野坂昭如 死去
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高畑勲の『火垂るの墓』製作時に確か本編の映像を短くつかったプロモーションビデオみたいなものがあったと記憶する。
その中で原作者である野坂昭如が
「アニメ、おそるべし」
なんて言葉を吹いていたっけ。
まあ当時アニメなんて観ない文化人がとりあえず褒めとこうという感じの言葉だったかな。
それはしょうがないやね(笑)。
いま思うことは野坂昭如という人はオイラにとって昭和の人であり20世紀の重しのような人物であった。
今はもう観る気もしない『朝まで生テレビ』に野坂はほぼレギュラーのような感じで出演していた。
野坂昭如の"硬"の部分と"軟"な部分を使い分けを見て
「こういう人がトリックスターっていうのかもね」
と思ったりしたな。
文章と映像でのメディアの違いを的確に把握して、それぞれのメディアで最適なものを発信する能力に長けていたというべきか。
♪ソ.ソ.ソックラテスかプラトンかぁ〜
♪おもちゃのチャチャチャ
♪キュッ キュッキュッ キューアール ランランラジオはQR
今でも多くの人間の頭に刻み込まれているこれらのフレーズを三つも作り上げたというのは驚異的というほかない。
それだけでも尊敬に値する人物だった。
野坂の本を数冊であるが読んでいたのはオイラが学生の頃。
病気のこともあるが21世紀のネット時代に野坂の発言は無いにひとしい。
そういう意味でも野坂が昭和と20世紀の重しであったと思うのだ。
野坂の訃報を聞き、オイラの中にあった昭和とか20世紀への思いが静かに消えたような気がした。
本当にそんな気がした。
ご冥福を心からお祈りします。


矢作・佐倉のちょっとお時間よろしいですか

略して『ちょろい』(笑)。
番組は終わってしまったようだがYouTubeで観てハマってしまった(笑)。



『Brutus No. 814』
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紙の本購入。
この手の本は買っちゃうねえ(笑)。
宇多丸も載っていた。


『絵を描いて生きていく方法? 』
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Amazonで紙の本購入。
先週読了。
読了して更に最初から再読している。
"質問されたら答えられるっていうのは、ハッタリも含めてなんですけど、普段から自分のモノの見方を割と自覚的に行うように心がけているからです"
"デッサンが狂うっていうのは、座標の位置取りに失敗してるんですよ"
絵の教育を受けた人なら常識でしかないのかもしれんが<絵を描くということを感覚という部分をひとまず置いておいて>、描くということを徹底的に理詰めで解説してるんだよね。
自分の描いた絵でどうやって人を納得させるか。
寺田克也ほどの絵描きでも自分で描いた作品を理屈で説明することの大切さを説いている。
「自分の描いた絵がわからないのはセンスがねえんだ」
という言葉もひとまず置いておいて、仕事としてどうやって穏便に短時間で相手を納得させるかというプレゼンの必要性。
とにかく読んでいる間、目から鱗がボロボロ落ちたよ(笑)。
今後何度も読み返す座右の書だね。
インタビュー形式ですすめられるんだけど、合いの手を入れる編集者もユーモアがあって心地よいペースで読めた。
すげえ良書。


『ど根性ガエルの娘』
単行本未収録分が定期的にネットで公開されているのを楽しみに読んでいる。
いや〜、正直今回のはイタかったは。
いや、母親の気持ちもわからんでは無いよ。
なんとか家族という体裁を守ろう、死守しようという気持ちが本末転倒になってというか、目的を見失いつつ手段も雑になってしまったというか。
しかしね、そんなこと、自分の今を生きていた娘が理解出来るわけないよね。
そういう意味では母親もそうとう酷いと思う。
最悪なのは父親であるのは言うまでもないんだけど。
娘である本作の作者、よくグレなかったなあ。


佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
よくわからんが"ask"というQ&Aのサイトがあって不特定多数の人間の玉石混淆な質問に答えていくというものらしい。
そのなかで佐倉 大 (北久保弘之) というか、オイラにとっては北久保弘之のQ&Aを興味深く読んだ。
宮崎駿のこと。
鈴木敏夫のこと。
富野由悠季のこと。
惜しい守のこと。
アニメ界全般。
絵の上手くなる方法。
ジブリでなぜ後進が育たなかったのかというシンプルな理由。
etc......。
まったく読んでて飽きない(笑)。
読み応えの厚みがすごい。
北久保弘之って言っても知らない人は知らないし、知ってる人もそう多く無い、と思う。
が、オイラにとっては激ウマのアニメーターであり、エンタテインメントのすばらしい演出家であり監督だ。
谷口悟朗もそうだが北久保ほどの人間でもなかなか企画が通らないもんだと聞き暗澹たる気分になるね。


『アトム ザ・ビギニング2』
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AmazonでKindle版購入。
なんとなく一巻のつづきでつい惰性で買ってしまった感じ。
読んでいてかったるくなる。
次巻はもういいかなあ。


『アニメがお仕事!』1〜5
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AmazonでKindle版購入。
予備知識なし。
前述した北久保弘之のaskで名前が出てきたので購入。
すっげえ面白い。
すくなくともアニメーション、ではなく、アニメーション制作に興味のある人には興味深く読めるだろう。
"クール・ジャパン"とか"ジャパニメーション"とかと持ちあげられれ、アニメに携わることが夢を創出するクリエイターの集まりである、という呑気な誤解に冷水をかける内容。
かといって薄給で喘いで先の保証もない、という世間的な思い込みというか偏見も冷静に否定する。
実際数は少なくとも年収数千万のアニメーターだっているからね。
では、志望者の数が以前より減ったとはいえ、なぜアニメを仕事にするのか?
本書ではリリカルな言葉でありながら強い意志の言葉としてその理由が語られることになる。
アニメーションの制作会社でも普通の会社と同じように意味のわからない序列が存在し、無神経な人間が闊歩し、妬みや嫉みが横行する俗な世界なのだよ(笑)。
一応特定な主人公はいるのだが群像劇としても見ることができる。
北久保に言わせると結構実話に近いリアルな物語、というか、モロ実話もあるらしいので、この手のゴシップ好きにもたまらないかもね(笑)。
また作者の石田敦子の描く女の子が
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背中から腰にかけるくびれた感じが色っぽいんだよね。
石田敦子も安彦チルドレンみたいなものらしいので(笑)、いい感じに独特な雰囲気をだしている。
すごく上手いよね。
ところで、タイトルの『アニメがお仕事!』って、『アニメはお仕事!』でも『アニメのお仕事!』でもない。
文法的な意味は厳密にわからんけど『『アニメが』としたところで、仕事として唯一無二なものという印象になるのかな。
そういう印象が持てる作品であることには間違いない。
本書って全7巻なんだよね。
だけどkindle版は5巻までしか出てないし、紙の本は絶版になってるような。
ぜひとも電書で出してほしい。
続きがすごく読みたいぞ。


『りこん猫 』
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AmazonでKindle版購入。
『アニメがお仕事!』の石田敦子の作品。
石田自らの結婚と離婚と再婚を描き、一緒に生活していた猫の死を看取るたびに最初の結婚の記憶や思い出がなくなっていく、という視点の物悲しさく。
オイラは結婚できてないボンクラなので(笑)、石田の最初の離婚のように、仲が良すぎて離婚するというのがイマイチ理解できないでいる。
もしかしたら本当は別の理由を隠しているのかもしれんが、オイラには多分一生理解できないような気がする。
ちなみに石田敦子の元夫というのが

『機甲戦記ドラグナー』のOPをやった大張正己。
このオープニング、むちゃくちゃカッチョいいんだが、まあなんつーか雰囲気が『トップガン』みたいで(笑)、楽観的なこの世界観に拒否反応を示して本編は観てないんだよね。
本編は観てなくてもこのOPはYouTubeで何度となく観ていたりする(笑)。


『アニメもんエッセイ~お江戸直球通信~ ノーラコミックスSP』
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AmazonでKindle版購入。
またも石田敦子(笑)。
石田敦子三連発(笑)。
これ月刊のアニメ誌に10年連載されたものをまとめたもんだけど、月一ページの連載ながら細かくコマを割って描かれるエッセイ漫画の情報量の多さに結構眩む思いで読みきったよ(笑)。
一人の女性の10年の思うところをかなり率直に描いている。
子供の頃のこと。親の事。自分の子供のこと。祖母のこと。友人のこと。親戚のこと。自分がやってるアニメについてのこと。
月一で読めばそこそこの読み応えですんだんだろうけど、これを一気に読むと結構疲れます(笑)。
褒め言葉です(笑)。
読み応えは本当にあった。
石田敦子っていい人だな、と思いもしたね。
石田のアニメを仕事にする上での矜恃というものが本当にストレートに伝わって来る。
不屈という言葉で置き換えられるかもしれん。
自分以外の人間を貶めることで勝った気になっている者に対する健全な怒りをもっている誠実な人だな。
......
と、ここまで書いて思い出した(笑)。
石田敦子ってさ
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オイラが学生の時にTVでやってた『勇者特急マイトガイン』のキャラデをやったんだ。
これオイラ観てないんだよね。
なぜかというと、その当時買ってたアニメージュとニュータイプの二つのアニメ誌でキャラクターを見たんだけど、上の画像のように男のかがストッキングみたいなのを履いてガーターベルトみたいにしてるのが絵的に我慢ならなかったのよ(笑)。
「うわ、やなデザインw」
って、このデザイン今見てもイマイチ気に入らんのですが(笑)。
まあそれはそれとして、石田敦子は上手いという事は間違いないと思う。


さあ、今週金曜日から祭りである(笑)。
初日に参加はできないが、土曜日には参加するつもり(笑)。
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by 16mm | 2015-12-13 22:19 | | Comments(2)
Commented by chata at 2015-12-13 22:53 x
バニハ~♪ドラグナーOPは傑作ですね。
鮎川麻弥サマは今でもたまにYOUTUBEで観ます。素敵過ぎる。
「バリ」ったドラグナーもイカしますわ~フィギャーかったしw
まぁ本編は全然覚えておらんのですけどね!
Commented by 16mm at 2015-12-13 23:12
■re:chataさん
悔しいがあの手が込んだ作画は今見てもすげえなと思います。
「バリ」ったドラグナーってスポンサーウケが悪かったらしいっすね。
商品のおもちゃと顔が違うとのことで。


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