『恋人たち』

Alan Gordon Enterprises Mark Vb Director's Viewfinder
c0022635_17071226.jpg
α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50


先週土曜日、歯のメンテナンス。
先週の火曜日の朝、カプセルホテルの風呂場で歯を磨いていたら、先々週被せてもらったセラミックの義歯がポロリと取れた。
取れた義歯を持っていけばまたつけられるかと問い合わせ。
使えるというので先週土曜日に持って行く。
なんでもこのセラミックの義歯、金属のものと違いモノホンの歯みたいな見た目なのだが、接着のノウハウが固まっていないとのこと。
取れた義歯の方に接着剤がまったく付着していなかったということは、そのセラミックの義歯と接着剤の相性が合わないということ。
とりあえず、試行錯誤のテストでの治療になっている。
その所為か、先週の治療代はタダであった。
オイラとしてはたとえうまくいかなくても、この手の技術的試行錯誤は歓迎したいと思ってるし、自分の仕事でもどちらかというとそういう部分があるので気持ちはわかる。
ほいでもって、いつもの美形で剽軽な歯科衛生士女史と歯磨き粉の話をする。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ。
来週からまた岩盤浴を止めてみようかしらん。


先週、通勤に弟の車を使い、それから二日ほどカプセルホテル泊。
木曜日の祝日の休みを挟んで金曜日の朝、自分の車で通勤しようとしたらバッテリーがアガってた(笑)。
もともとかなり前からバッテリーのヘタリを指摘されていたのだが、エンジンが回れば大丈夫だと放置していた。
今月末には車検だったのでその時に交換するつもりだったのだ。
で、先週の土曜日にJAFにお願いして来てもらう。
こういう時に会員になっていてよかったと思う。
JAFの兄ちゃんによれば、応急でバッテリーを充電しても走っている途中で止まる可能性があるとのこと。
オイラ、バッテリー充電してもらったらオートバックスに行くつもりだったのだ。
したらJAF、予備のバッテリーを持っていた(笑)。
オイラ、渡りに船でその予備バッテリーを入れてもらうことに。
8500円で、今まで入っていたバッテリーより多少良いものをいれてもらう。
親切なJAFの兄ちゃんであった。


DOMINATOR(ドミネーター)
c0022635_17435097.jpg
昨年からずっと気になっていたCerevoから発売とうとう発売される運びとなったドミネーター。
200個以上のLEDの存在感はすげえと思うのだが、変形がね、ちょっと(笑)。
技術的限界だとは思うけどもっと変形が速ければなあ。

これは非常に魅力的なんだけど価格が79800円なんだよな(笑)。
いや、おそらくクオリティで言えば安いぐらいの値段なんだろうけど、物理的にお金を出しにくい金額ではある(笑)。
先週、先々週と延々
c0022635_18085171.jpg
留之助ブラスター86400円を悩みに悩んで諦めた経緯があるし。
つーかもし金があったらどっちを買ってたろうか(笑)。
あ、
c0022635_18314143.jpg
FXライトセーバー 78600円も欲しいんだよなあ(笑)。
我ながら業が深い(笑)。


先週、先々週と
『いけないボーダーライン』『美しければそれでいい』の2曲を繰り返しヘビロテ。
『いけないボーダーライン』を聴いて『マクロスΔ(デルタ)』が今春から始まるのを知った。
『美しければそれでいい』
c0022635_18452318.jpg
の歌い手、石川智晶って思ったよりお歳だったとは(笑)。
声が若々しかったから20代のお姉ちゃんかと思ったよ(笑)。


『スティーブズ(4)』
c0022635_17043003.jpg
AmazonでKindle版購入。
アメリカ人に日本の方言のセリフというアイデアは、英語がわからないオイラのような人間からすれば、同じ言語のカテゴリーの中での語感の違いというものを意識させて、会話や世界観に広がりとリアリティを感じさせてくれてると思う。
ただね、アイデアは素晴らしいと思うんだが、この群像劇にだんだん興味がなくなってきた、ということかな。
オイラもアップル製品はすきだけど、ジョブスをはじめとした人間たちに馴染めなくなった。
人格的に大問題があるwスティーブ・ジョブスみたいな人間が魅力的なガジェットを作り出せた、というのが興味深いというよりも、才能とか運とかの理不尽の方が強く感じられるようになってしまった所為かなあ。


『恋人たち』
c0022635_19071587.jpg
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
いや〜、この映画が地元の映画館で上映されると知ったのは先週で、たしか事前の上映予告なんかもなかったんじゃないかな。
でもね、この映画を上映すると知った時に、初めて地元の映画館を誇らしく思ったよ。
本作、新宿での単館上映だったからね。
オイラも新宿で観ようと思ったんだけど時間とタイミングが合わずに、コリャBlu-rayかDVDのレンタルかなあ、と思っていたところに地元の映画館での上映。
まさか、と、眼を疑いましたよオイラ(笑)。
思わず『オデッセイ』をの鑑賞をすっ飛ばしましたよ(笑)。
入場券買う時にオイラ好みのメガネな受付のお姉さんがいたので
「こういう単館系の映画をもっと上映してくれるとうれしいです」
と言ったらニッコリ笑ってたっけ。
とにかくさ、今で言えば『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で儲けてるんだからさ、多少興行収入は眼をつむってもこの手の映画をかける心意気ってのを映画館に求めたい。
その心意気をまさか地元の映画館で感じられるとは思わなんだ。
嬉しかった。
109シネマズ菖蒲、エライ!!!!!!
新宿での上映の時は大入り満員だったらしいが、オイラが観た地元上映初日の夜の回はオイラを含めて4人。
それでもいい。
この四人は絶対にこの映画を観たくて観に来た人だからね。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も『オデッセイ』も上映しているのに邦画の無名の役者しか出ない暗そうなこの映画を観に来るというのは映画の力というものを信じている人だと思うね。
ところで、唐突にエンターテインメントの定義というものを思いついた。
シリアスでもお笑いでも明るくても暗くても現代劇でも時代劇でもSFでもフィクションでもノンフィクションでも。
歌、小説、漫画、舞台劇、映画、なんでもいい。
映画なら上映中その世界観に没頭して退屈しない、お尻がムズムズして退席したいと思わないものが娯楽作でありエンターテインメントなんだと思う。
客がいてお金を取るものはすべて娯楽でありエンターテインメントであるべきだとオイラは思う。
暗くシリアスなものだって娯楽作はいくらでもある。
それらの暗く陰性なものに触れもせずに敬遠する人たちはオイラからすると人生の娯楽体験で損していなと大きなお世話で思っている。
先々週観た『俳優 亀岡拓次』は有名な俳優が出演し比較的陽性でオイラは笑えなかったけどお笑いの要素があったわけだが、オイラにとってはエンターテインメント足りえなかった。
オイラのお尻がはっきりと退席したいと言っていたから(笑)。
ハッキリ言えば「金返せ」な駄作であった。
本作、『恋人たち』は暗く陰鬱で主演俳優はことごとく面の割れてない無名の俳優ばかり。
しかしね、まあ先週のエントリーの要領で言えば本作『恋人たち』
大変な大傑作である!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ぐるりのこと』の橋口亮輔監督だからね。
もう観る前からすでに期待値は高かったけど、それに見合う素晴らしい作品であった。
本作、大まかに言って3人の人物が主人公。
c0022635_19581933.png
一人はこのずんぐりむっくりながら顔立ちはハンサムなアツシ。
ちょっと故 橋本真也に似てるかな。
c0022635_20155781.jpg
そして夫と姑に雑に扱われつつ、漫画を描いたり皇室のビデオ観て現実から逃避している主婦の瞳子。
この女性の一種のリアリティというのがパなかったっす。
c0022635_20191266.jpg
んで三人目が上から目線でイケすかないゲイの弁護士の四之宮。
この三人が主人公なんだが、直接関わるのはアツシと四之宮で、瞳子はその二人とは直接関わらない。
が、後半の展開で瞳子に起こるあるエピソードがアツシのエピソードに間接的につながる。
冒頭アツシが奥さんとのプロポーズの話を独り言のように話す。
瞳子がパートで働く弁当屋のエピソードがあり。
四之宮が女子アナの離婚相談にのっていたりする。
この冒頭の数十分。
正直なにがどんなで誰が主役かということがわからない。
なにが問題になるんだろう、とね。
アツシはどうやら国民健康保険を滞納しているということがわかる。
一応、船で高速道路の橋梁をチェックする仕事に従事しているのだが、一時間5万円の弁護士費用のために生活が困窮している。
アツシの奥さんが通り魔によって殺害される。
その裁判にかかる弁護士費用と自分がかかる心療内科の費用が生活を圧迫する。
その弁護士の一人が四之宮で、犯人に損害賠償請求ができるとアツシに請け負っておきながら、四之宮自身の私生活の影響かめんどくさくなり
「これ以上裁判をやると自分(四之宮)が傷つくから」
「ハアアアアア〜?」
ってなとんでもないことを言うわけ。
実はこれ、橋口監督も弁護士に言われたことがあるらしいからね(笑)。
この四之宮はゲイで学生時代から好きな男がいたわけだけど、その男は所謂"ストレート"な男で四之宮とは結ばれるはずもない。
そればかりかその男の奥さんから疎まれて距離をとられる。
この二人と直接関わらない瞳子は日常生活での雑な扱われ方を持ち前の呑気さでかわして生きているわけだが、ある時自分を理解してくれるような男と巡り会い不倫。
この男を
c0022635_20455187.jpg
光石研が演じてる。
情事の後、無言で瞳子の乳首を弄ぶ光石研のリアリティがまたすげえ(笑)。
結局この光石研演じる男ってのがシャブ中であったことが発覚して瞳子は夢から覚めて日常に戻っていくんだけど。
このシャブのエピソードってアツシのエピソードにも出てくる。
アツシは売人に偽物のヤク(カルキ)を売りつけられてヤクをやることはなかったんだが、光石研演じる男ってのはアツシのありえたかもしれない姿という意味でこの三つのエピソードは相互に繋がっている感じがするのだ。
で、本作、人間の癒しがたい痛みと再生に向かう小さくささやかな希望を描いていると言える。
が、オイラはそれ以上に本作は人間の孤独というものについての側面に感じ入った。
宇多丸が評論で本作におけるディスコミュニケーションを指摘していた。
この主要キャスト三人が終盤で自分の心情を口に出して吐露するシーンがそれぞれにあるんだけど、それぞれその絞り出すような心情を聞いている相手がいないんだよね。
アツシは亡き妻の墓前で。
瞳子は自分を雑な日常から連れ出してくれると信じていた男の前で話すも、男はヤクでラリって聞いちゃいねえ(笑)。
四之宮は繁華街の雑踏の中、好きだった男に電話を切られ、話す相手のいない電話の受話器を持ったままその男に対する心情を喋る。
特に四之宮のシチュエーションなんて周りに人がいるのに、なんて彼はひとりぼっちなんだろうというね。
そしてね、これはオイラも反省するべきことなんだが、なんで相談された方は上から目線で相談した人間と話すのか。
オイラも考えてみれば人から相談された時、やたら上から目線のような気がする。
おそらく相談された方は悩みを早く解決してあげようと、いかにその悩みが些細なことであるということを自信を持って力説しがちなんだろうな。
自信をもって何かを相手に言う時、だいたい上から目線になるもんだ。
「そんなことで悩んでんじゃねーよ」
とか言うことで相手を元気付けようとしてるのかもしれない。
しかしね、例えば本作のアツシやアツシの嫁の姉のように、他人にはおいそれと相談できず、相談された方もその重さに堪えられないような悩み。
身内を通り魔に殺されたという悩みは、多くの人間には降りかかって来ない不幸だから、相談された方も想像できない。
想像できなければ相談されても結論は出せない。
結論がだせなければ相談した相手といることは自分の無力さをを認めざるをえなくなる。
想像の範囲を超えた悩みを持つ人間の周りから人が少なくなっていくメカニズムとはそういうものなのかもしれない。
c0022635_21273333.jpg
アツシと同じ会社で働いている黒田。
『ぐるりのこと』でも出演し、寺島進の味噌汁に唾をいれた気持ち悪い役をやってた(笑)。
この黒田、隻腕で元左翼。
皇居にロケット打ち込もうとして隻腕になっちゃった男。
この黒田が会社を休んでいるアツシの家に来て、一緒に飯を食い、アツシの思いつめた心情
「嫁を殺した犯人を殺したい」
というものを静かに聞く。
そして
「殺しちゃだめだよ。殺しちゃうとさ、こうやって話せないじゃん。俺は、あなたともっと話したいと思うよ」
......
これなんだよな。
相談した人が本当に聞きたい言葉はこれなのかもしれない。
一気な解決策というのは相談してきた人間のためというよりも、相談された人間の自己満足のためだと思う。
相手の話を静かに聞いて、たとえ解決策が浮かばなくても一緒に悩み続けることがどんなに相談した相手の力になるか。
解決したつもりになれば相談された相手は悩みから解放されるだろう。
しかしね、妻を殺された男の悩みというものはそれこそ一生モノだよ。
その悩みを自分も一生共有するよ、という態度こそが唯一人を孤独にさせない方法なんだと思う。
他人の悩みに付き合っていたら自分の身がもたない。
それはそうだろうけど、自分がとんでもない悩みを持つ可能性は誰にでもあるはずなのだ。
自分を含めてもう少しだけ他人に優しく接することを心がける時期がきたんではないだろうかね。
もっと他人に対して共感を。
そんなことを思わされた映画であった。
正直言えば『ぐるりのこと』の方が希望へ向かうカタルシスが大きかったから本作よりも好きかもしれん。
『ぐるりのこと』も決して明確な希望を描いているわけではないけどね。
とにかくキネ旬で昨年度1位というのは当然だと思うね。
できれば多くの人に劇場で観てもらいたいところだけど、億劫がらずBlu-rayでもDVDででも観てもらいたい作品である。
本年度暫定一位かな。


今週末はヘアカット。

by 16mm | 2016-02-14 21:47 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://rts3.exblog.jp/tb/25300743
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by chata at 2016-02-14 22:52 x
ドミネーターまぶしすぎるww
使ってるうちに変形しなくなりそうですね。
Commented by 16mm at 2016-02-15 01:31
■re:chataさん
結構な数の歯車とモーターですからねえ。
部品の一部が稼働しなくなったりしそうでこわいですけど、ちょっと魅力的ではあるんですよねえ(笑)。
Commented by パカ助 at 2016-02-15 02:10 x
毎度パカ助減量サボリ気味です。
セラミック義歯の接着 私のは接着面の両方に細かなディンプル加工をして
接着面積を確保しつつとんでもない金額の接着剤を使用してるようです。
おかげで10年以上強靭な接着力でビクともしてません。
ただし硬いって事は衝撃には弱いんだろうな と注意はしていますけど。

ライトセイバーは自作する猛者が多いようですよ
なんせ細部にこだわりまくってひたすら自作に次ぐ自作
当然ドミネーターやブラスターも自作マニアが多い世界です
ぶったまげるようなライトセイバー自作のHPがブックマークに有ったはずが
消失してしまってる
その方は銀河鉄道999の戦士の銃とライトセイバーマニアのようで
撮影用プロップを忠実に再現すべく日夜努力なさってるようです。
買ってはいけないのです 作るのですよ(笑)
Commented by 16mm at 2016-02-15 10:47
■re:パカ助さん
セラミックの義歯については先生から、通常使用は問題ないけど硬いものはもしかしたら気をつけた方がいいかも、とは言われてましたね。
オイラとしては壊れたり割れたりしたらまたつければいいや、ぐらいに思っているのであまり神経質にはなってません。
おそらくこの手のエラー出しによってジリジリと問題点が解決していくもんだとオイラは信じている所為だと思います。
それにしても10年以上というのはすごいですね。

パカ助さんはその気になりさえすれば、マジでなんでも作れちゃいそうなのはブログを読んでわかります。
ただオイラはその技術やそれを作るための想像力を働かせる能力が皆無なので作れないですよ(笑)。
たまにですね、オイラが写真集や画集<漫画を含む>なんかを購入すると
「そんな高い金出して、写真や絵なんて誰でもできるだろ」
みたいな言い方をする人がおりまして、ま、だいたいそういう人は写真も絵も自分でやったことがない人なんですよね。
「高いカメラなんて意味ないよ」
とも言われたことがありましたっけ。
まあそういうやる気も能力も想像力もない人は別にして、オイラはたとえどんなに拙くても自分にできないことをやっている人に対しては一定の敬意を払うべきだと思ってます。
そのオイラにできないことが、ライトセイバーやドミネーターや留ブラやコスモドラグーンだったりしようものなら、それが素人のオイラから見てとてつもなく魅力的なものなら、カネを払ってでも欲しいなと思っちゃうですよ(笑)。
自分にないものがカネで手に入るなら、払える額であるならば、カネですむことなら謝らんぞ、というね(笑)。
有名写真家や画家の絵を高い金を出して購入するというのはそういうことだと思います。


<< 『ノンフィクションW 日本映画... 『俳優 亀岡拓次』 >>