『オデッセイ』

Alan Gordon Enterprises Mark Vb Director's Viewfinder
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α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつもの美形で剽軽な歯科衛生士女史にドSたっぷりに(笑)歯石を取ってもらっていると、右上の奥歯の異変を見つけられる。
女史、ケケケと笑って早速先生にチクる(笑)。
どうやら親知らずが相当ダメになっているようで、次回に抜くと言われる。
オイラビビって
「それって痛いですか」
と先生に聞くと
「痛くないよ」
とのお返事。
「ドMなんだから、痛いのうれしいでしょ(笑)」
と女史(笑)。
いや、ドMでもプレイでなければ痛いのイヤなんだが(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、季節的に露天に日が差してくるようになったので30分ほど日光浴。


先週土曜日、車の車検。
138000円。
半日代車をだしてもらったのだが、その車がすごく良くてね(笑)。
プレミオ。
オイラが買えそうな値段で良さげなものを見繕って代車にだしたのであろうかね(笑)。
あいにく現在のオイラはドミネーターに出すお金はあっても、車にさくお金はない(笑)。


『富士山さんは思春期 : 8 』
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AmazonでKindle版購入。
とうとう最終巻になってもーた。
人気がなくて打ち切りとは思えないので、作品的にベストな区切りとしての終わりなのだろう。
読み手にまだまだ読んでいたいなと思わせるぐらいが良いのかもしれんな。
中学生だってセックスはするだろう、というツッコミは置いておいて、だからこそこの物語のなかでは性欲が具体的に発露する直前で終了したんだろうな。
作中のふたりがクラスメート公認の恋人同士になり、それまでの周りにバレないように付き合うという緊張感から解き放たれたら、あとはセックスするしかないだろ、物語的に(笑)。
そういう意味では肯定的に終わるべくして終わった作品であると言って良い。


『タカコさん 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
些細な思いを抜き出して描かれる日常。
この手の一見地味な内容を読ませるためには画に魅力がないと成立しないと思う。
そういう意味では新久千映の画は魅力的だ。
端正な描線と個性的な絵柄。
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上図のように主人公のタカコさんはまんまる目で漫画的にかわいくデフォルメしてある画なんだけど、それ以外のキャラクターは
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タッチを変えて描き分けてる。
おそらくちゃんと計算して意図的にやっているんだろうね。
画による構成というものが巧妙だ。
物語的にいささか性善説っぽいところもあるのだが、それは一種の希望のようなものと感じられるかな。
しっかし"タカコ"さんてキャラクターが出てくる漫画、他にも『たそがれたかこ』もあって、なかなか名前的に興味深い。


『天使のたまご 絵コンテ集』
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Amazonで書籍購入。
この本は映像作品として世に出た1985年にすでに購入していた。
が、オイラとしたことが保存状態の不手際で結構日に焼けちゃっている。
まあ、それはそれで取っておくつもりだが、今回復刊されたバージョンは紙自体が褪色に強いということ、らしいということを購入してから知った(笑)。
何故この押井が心血を注いだ上で世間からまったく相手にされない作品で、オイラも寝ないで最後まで観たことがない映像作品の絵コンテを再度購入したかといえば
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絵の描けない押井が下手くそなりに実に丁寧に絵コンテを描いているからだ(笑)。
オイラが知ってる中で押井がこれほど綺麗に絵コンテを描いたのは最初で最後なのではないかね。
宮崎駿の絵コンテ並みに素人が漫画を読む感じで読める。
本来絵コンテってこんなに丁寧に描くものではないんだけど、演出家がアニメーターに勝手な解釈をさせない縛りのために本書や宮崎駿はむちゃくちゃ細い絵コンテを描いているわけ。
で、画描きではない押井が本書のような絵コンテを描いたのは相当に大変だったにちがいない。
その苦労に価する絵コンテだと思う。
おそらくこのわけのわからない映像作品を読み解く唯一のガイドになり得る書籍だ。
それが本書の価値だと思う。



「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」
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いや〜、続編とは超うれしいぞ。
今度は必ず映画館に行く。


『オデッセイ』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
2D字幕版。
公開から結構時間が経っていて、これ以降観逃すと、上映が終わることはないにしても上映時間帯がオイラが観れる時間と合わなくなる可能性があって、慌てて観に行った。
先週からクエンティン・タランティーノの『ヘイトフル・エイト』も始まっていたので、どちらを観るか正直迷った。
本当にこんなことなら『俳優 亀岡拓次』なんて観るんじゃなかったな(笑)。
で、本作、すっごく面白かった。
オイラは大多数の世間と違い『インターステラー』がまったくダメで(笑)。
なので『インターステラー』と比べて云々ではなく、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』と比較できるかなと思えるぐらいの作品だと思う。
まあ本作、原題は『The Martian 』で直訳すれば"火星人"になるんだが、このあたり宇多丸も指摘していたとおり"火星人"だとタコ型のナニなものにイメージしちゃうので(笑)、日本語翻訳版の原作小説のタイトルである『火星の人』というのもナイスなネーミングだと思う。
映画の邦題である『オデッセイ』はまああからさまではあるが『2001: A Space Odyssey 』(『2001年宇宙の旅』)を意識したものではある。
この邦題も悪くはないんだけど、原作小説版の『火星の人』というタイトルの素っ気なさというかドライな感じというか、なんとなく哲学的なネーミングにすら思えるこのタイトルが内容にマッチしていると思う。
マッチというか、アンマッチという意味でね。
本作、有人の探査で火星に来ていたクルーの一人が死んだと思われて火星上に置き去りにされるという物語。
もうこれだけで絶望的な気分になるわけじゃんw。
誰もいない、宇宙服無しでは生きていけない世界。
食べ物は?
酸素は?
本作、"NASA"とか"JPL(ジェット推進研究所)"とか"シカゴ大学"とかの用語が、オイラの世代懐かしの
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カール・セーガン博士の『コスモス』を思い出すねえ(笑)。
で、このオイラのような
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凡人のデブはこんな赤土の世界に一人取り残されたら絶望的になって首くくるわな(笑)。
というぐらいの深刻かつ絶望的な状況下でマット・デイモン扮する植物学者が知力と勇気と笑いでこの難局を乗り切っていく様を描いている。
この絶望的な状況を忘れさせるぐらい、本作はむちゃくちゃ笑いにみちている。
主人公のマーク・ワトニーは本当にしょうもないことばかり言っているわけ。
そもそもこのマーク・ワトニーって大金をかけてアメリカが火星に送り込むような人材の一人なわけなので知力体力は普通の人とは比較にならないスキルをもっているわけだけど、それらのスキルを使いつつも決して深刻さを引きづらない。
このあたりはマット・デイモンの演技もさることながら、監督のリドリー・スコットの演出のよさでもあるのかな。
物語がものすごくスピーディーにサクサク気持ちよく進んで行く。
スタンリー・キューブリック自身は地球上にある数多くの絶対神を信じない無神論者だった。
しかし、人知の及ばない遠くの場所には神的な存在がいるかもしれないぐらいの想像はしていた人だったろうと思う。
それは彼の『2001年宇宙の旅』を観ればわかる。
で、本作のリドリー・スコットは、いるかどうかすら怪しい神という存在は無いものとして考えている。
少なくとも本作を観る限りそうだと思う。
本作の描写でマーク・ワトニーが水を作るために十字架で火をつけるシーン(だったかな?Blu-ray再見時に確認します)は明らかに人間の作り出した神が助けにならないということを意味している。
では、人類が寄るべきものはなにか?
サイエンスと笑いだ。
『2001年宇宙の旅』に比べて、本作は非常に口数が多いというかセリフが多い。
『2001年宇宙の旅』は宇宙の彼方に行っちゃう話だけど、本作は地球の隣の惑星である火星での話。
しかしね、現実問題として火星までの距離は7800万キロメートル。
宇宙の彼方よりは近いけどまったくピンとこない距離である。
現在の技術で火星にロケットが到達するのに最短で八ヶ月。
永遠の時間という尺度でいえば微々たるもんだけど、人間の一生の時間で言えばとてつもなく長い時間だ。
本作は『2001年宇宙の旅』製作当時にあった遠くにあるかもしれない希望に思いを馳せるという哲学が、もしかしたら今現在では通用しないものなのかもしれないという前提で作られている。
たとえ楽観的であっても神頼みにかわる寄るべは科学と笑いではないか、ということを実に説得力をもって明るく描いている。
すっげえ傑作だ。
Blu-ray購入予定。


今週末は心療内科。

by 16mm | 2016-02-28 22:45 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)
Commented by パカ助 at 2016-03-01 00:47 x
毎度パカ助です 親知らず私は自分で抜きましたよ(笑) 小型の耳かきみたいな器具を差し込んでグリンと回すと綺麗に抜けました。 出血はしましたが痛みは皆無でした 歯医者の診療台で鏡を使っての ブラックジャックごっこです 当然ですが医者は立ち会いましたけどね。

最近なぜか書き込みがIEからしか出来なくなってます。
Commented by 16mm at 2016-03-01 08:24
■re:パカ助さん
すげええ(笑)。
リアルブラックジャック(笑)。
オイラが自分でやったら「コレだ」と思って抜いた歯が別の問題ない歯だった、ということにもなりかねないので専門家にまかせます(笑)。

IEからしかできない?
自宅ではSaffri、会社ではFireFoxで書き込めてます。
むしろ逆に会社のマシンでIEの方が調子悪かったりします。
なんででしょうね?
Commented by chata at 2016-03-27 23:18 x
HK続編ということは、また主役の肉体改造がはじまるわけですね。
無理して寿命縮まらんとよいのですがー
Commented by 16mm at 2016-03-28 05:55
■re:chataさん
『HK』の前が『俺物語』ででっぷり太り。
さらに前は確かTVドラマで痩せてましたからね(笑)。
すごいですね、鈴木亮平の"デ・ニーロ"っぷり(笑)。


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