『スタジオ設立30周年記念 ピクサー展』『セッション』

Hologon T* 16mmF8
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α7R ILCE-7R
PC Micro NIKKOR85mm f/2.8D
相変わらず"Hologon T* 16mmF8"ネタである(笑)。
このコンパクトなレンズを愛してやまないのだが、使う機会がないのがオイラの不幸だ(笑)。
まあ面倒を省みずにContaxG2にフィルムをつめれば今でもつかえるんだけどね(笑)。
重量なんて120gしかない。
それでいてこんなにレンズがせり出しているもんだから必要以上に気を使ってなんとなく重く感じたりもする。
このレンズの"ホロゴン"という名称はギリシャ語の"ホロス"から来ていて、それは"すべて"という意味らしい。
で、これで思い出したのだが、学生の頃に読んだ司馬遼太郎の『この国のかたち』の一節。
うろ覚えなのだが華厳経のことを書いていた。
司馬によると、たしか葉に落ちた水の小さなしずくには周りの世界すべてが写っている。
この一滴のしずくの中に全宇宙が含まれているという世界観を華厳経は説いていると。
それがオイラにはとてつもなく魅力的なものに感じられた。
その世界観からすれば、Hologon T* 16mmF8の巨大にせり出した瞳のようなレンズの前玉は全世界を内包する究極の超広角レンズだ。
この巨大な瞳の小さくささやかなレンズが大きく広い世界を写しこめるという部分がたまらなくロマンチックなんだよね(笑)。
現在、カメラのレンズは古今を問わず多くの種類が存在する。
ミラーレスのカメラを使い、オートフォーカスを必要としなければアダプターを使ってメーカーやカメラの規格関係なしに多種のレンズを選択できる。
超広角レンズと呼ばれるレンズだって山盛り存在する。
そのなかでどのレンズを選択するかの基準は、描写の好みということはもちろんあるんだが、上記したようなレンズの出自の魅力的な理屈がオイラにとっては大事なのである。
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上の画像は10年ぐらい前に3Dソフトである"shade"で作成したHologon T* 16mmF8である。
我ながら今見てもモデリングはがんばっているなと感じるがw質感のつけ方がダメだね(笑)。
レンズの屈折という部分を知らなかったから前玉のレンズが屈折なしの素通しになっちゃってますなw。
今のレベルで言ったら絵にしか見えないけど、これレンダリング終わるまでに3日間ぐらいかかってたんだよね(笑)。
今のマシンのスペックなら一瞬で終わっちゃうけど。
この画像を今の職場の上司に送って自己アピールして3Dの仕事につくことができた。


先週土曜日と本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ。


先週金曜日、今年最大級に花粉症がキツかったw。
今年はそれでもヨーグルトとハチミツで症状がかなり抑えられていたと、周りの人間と比較して思っていたのだが。


『スタジオ設立30周年記念 ピクサー展』
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先週土曜日、開催期間中に必ず行くと心に強く誓いをたてていた(笑)『スタジオ設立30周年記念 ピクサー展』が東京都現代美術館に行ってきた。
車でブーっと1時間ぐらい。
入場料に1500円も取る展覧会でありながらちっちゃな子供をつれた家族連れ多数。
開場されてチケット買って入場できるまで15分ぐらいかかったぞ(笑)。
映画ではなく、映画製作の前段階の絵や模型が展示してあるだけなのに、オマエらどんだけピクサーが好きなんだw。
大盛況だね。
展示場は1Fと3Fなのだが、1Fが結構混んでいたので、メインで展示してあった『トイ・ストーリー』をじっくり見るのは諦めて、早々に3Fに足を運ぶ。
案の定かなりガラガラ(笑)。
みんな1Fで体力使い果たして3Fの展示は流しちゃうじゃないのかね。
1Fでは
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『トイ・ストーリー』のゾエトロープ。
結構大きなものなのではないかな。
『トイ・ストーリー』のキャラクターを乗せた円形のメリーゴーランドが高速で回転して、それをストロボ効果で動いているように見せる。
理屈が分かってるオイラのような大人でも動いてる時と止まってる時の模型の位置を確認しちゃったりして、4回ぐらい見ちゃったよ。
大人がこうだから子供は大喜び。
皆一様に驚いていたね。
この展示で個人的に圧巻だったのが『モンスターズ・インク』のキャラクターであるサリーの立体物。
おそらく元は粘土で作成されたものだろうけど、そのキャラクターのデザインの良さと相まって心を持っていかれるような造形物だった。
この展覧会に展示されているイメージボードやデザイン画や立体物はオイラのような素人が見て楽しめたり感心できたりするアートとも言えるけど、実際にはこれらは映画を作るための謂わば設計図にすぎない。
すべては、最終的な映像作品を作るためのものでしかなく、もしかしたら映画として作られなかったとしたらこの展覧会で展示されていた画などには価値がないのかもしれない。
しかしね、ひとつとして力を抜かない地道な粘りのある画の数々によってピクサー印の映画の感動的なすばらしさがあるんだなと展示してある膨大な画を前にして思った。
ところで、この展覧会の展示物、実際のアーティストの直筆が飾られていると思いきや、割と複製画も混在してるんだよね。
鉛筆で描いた落書き(笑)のようなものでも複製だったり。
複製であっても直筆に見えるような精度のものではあるが、やはり気分的には直筆が見たかったかな。
「レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会です モナ・リザが展示してあります 複製ですけど」
っていうのはさ、見に来た人にはうれしくないだろう。
いかにその複製が実物に近くても。
管理の問題で画が損傷したら莫大な違約金が発生するんだろうけど。
漫画映画の展覧会で子供がどんな行動をして展示物を壊すか予測できないということなんだろうけど、それは実物のモナ・リザを飾るリスクと変わるまい。
まさかと思うが美術館で展示しておきながら、ピクサーのこれらの画なら直筆も複製もかわりなかんべ、ってな感じではあるまいな?w。
美術館の展示物として直筆であることの力というものを信じていない、ということではまさかないよな(笑)。
まあそれはいい。
帰りがけに図録を購入しようとしたらまさかの売れきれ。
オマエらどんどけすきなんだ(笑)。
再入荷ししだい送料無料でお送りしますとのことで購入。
展示物のなかで『レミーのおいしいレストラン』のツンデレなキャラクターのコレットのイメージ画があって、これがオイラのツボで、その画が図録に収録されていたから購入したんだけどね(笑)。
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とにかく大満足な展覧会であった。


『銃座のウルナ 1』
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AmazonでKindle版購入。
書店で掲載誌であるコミックビームを立ち読みして本作の存在を知った次第。
画のタッチは『シドニアの騎士』の弐瓶 勉に似ているかな。
比較的淡白な線でリアルな画を描いている。
女だけの戦場。
戦場でありながら女だけの閉鎖空間。
歯と歯茎のフォルムのクリーチャーとの戦い。
この一巻だけではどんな世界観なのかまだよくわからないのだが、読み手を引き込む伏線が張られている。
本巻では比較的抑え目であったがオイラ好みのエロスな展開になっていきそうで期待が持てる。
続巻が待ち遠しいね。



『病院でぼくらはみんな殺される!?』
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AmazonでKindle版購入。
待っててよかったKindle版(笑)。
以前本書を書店で立ち読みして以来Kindle版を待ち望んでいたのだ。
作者の安斎かなえの名前はコンビにで売っている雑誌で知っていた。
本作は読者の投稿を作者がコミカライズしている。
オイラは比較的医者に恵まれている方だとは思うけど、気持ちが弱ってる病気の時に本作に出てくるような医者に会ったらとおもうとゾッとするね。
作者の安斎かなえは元看護師らしく、医者に酷い目にあった読者の立場に立ちつつも、自分の体験と照らして医者の立場というものも時折説明してくれている。
非常に楽しめた本であった。


『まるっと病院パラダイス! 』
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AmazonでKindle版購入。
安斎かなえの漫画にハマって購入。
できればカラーページはカラーで見たいなあ。


『女の曲がりカド プレ更年期がやって来た!!』
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AmazonでKindle版購入。
安斎かなえの漫画にハマって更に立て続けに購入(笑)。
描く画が可愛くて上手い。
本書を読むとオイラ男でよかったと心底思う(笑)。
女の人って大変だ。
ずっと「綺麗でいたい」という呪いにかけられているようなもんだよね。
男でも常に身奇麗にしてる人はいるけど、基本男はなんとなく汚くても許される、っちゅうか(笑)。
いや、許されているわけではないんだろうけど、なんとなく「男だからしょうがない」で納得できるっちゅうか(笑)。
男からすると女性がずっと「綺麗」に取り付かれているのを無頓着に見ていて、「そんなに一生懸命厚化粧しなくても」などと言ってしまうのだが、そんな男が実際は綺麗な女性の方が好きという理不尽さをもっているからタチが悪い。
男はもっと女性に気を使うべきだよなと思う。
とはいえ、オイラは実践できないからモテないんだが(笑)。


『復讐の未亡人』
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AmazonでKindle版購入。
自分の夫を自殺に追い込んだ人間達に復讐するために名前を変えて会社に入り込む徹底して冷徹な周到さの主人公。
掲載誌が男性向けということもあるが、黒澤Rという女性作家が描く性をテーマにして女性を描く。
黒澤Rは女性作家にしては比較的男の描き方も上手いので、男のオイラが読んでもリアリティが感じられる。
本書の最後で主人公の女と恋仲になった男が
「俺の全てを捧げるよ......」
という台詞を言うんだが、やっぱり女性から見ても男って女について何もわかっちゃいない、という終わり方をしているのかな、と思った。
画の上手さもあるし、内容のハードで甘さのない。
黒澤Rってすげえは。


『ニブンノイクジ 保育園実績解除編 』
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AmazonでKindle版購入。
すでにwebで掲載しているのを読み続けてはいたが、216円で買えるのと、作者へのささやかな敬意として購入。
保育園問題。
保育士。
役人。
色々と根が深い問題を取り上げつつ、それを作者が知力で切り抜ける様が痛快。
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したたかさというのは悪い意味で使われがちではあるんだが、相手を納得させるしたたかさというものには知力は必要だよね。
かっちょいいなと思う。


『白竜-LEGEND- 41』
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AmazonでKindle版購入。
まだまだ続く白竜の生い立ち編。
でも忘れちゃいけないのはこれは一種のファンタジーで、実際のヤクザはこんなにカッコいいもんじゃないってことだな(笑)。
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この巻の最後で漢(おとこ)黒須親分登場(笑)。


『青沼さんちの犬は腹黒だ その手にはのらない6年目 』
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AmazonでKindle版購入。
青沼貴子のワンコとの生活漫画3巻目。
ワンコとの生活の楽しさ。
ワンコが家族になるということの愛おしさ。
そういう漫画だと思う。


『Cinefex No.40 日本版 − スター・ウォーズ/フォースの覚醒 −』
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Amazonで書籍購入。
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のメイキング。
まだ読んで無い(笑)。


『セッション』
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wowowで視聴。
宇多丸の評論でも評価が高かった本作。
音楽に詳しいわけではないのでなんとなく敬遠していたのだが観てみたら面白かった。
日本公開は昨年の2015年だけど、アメリカでは2014年公開だったのね。
で、昨年のアカデミー賞ではJ・K・シモンズが助演男優賞取ってる。
J・K・シモンズってアレですよ、
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サム・ライミ版の『スパイダーマン』で主人公が働く会社の社長役の人ですよ。
本作、所謂スポ根的な映画であるとの指摘もあるんだが、オイラが本作を観て真っ先に思い出したのがスタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』。
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あのあまりにも有名なR・リー・アーメイのハートマン軍曹。
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本作のJ・K・シモンズ演じるフレッチャーって演技的な方向性としてハートマン軍曹を意識してると思うんだよね。
なので映画の印象としても軍隊の新兵訓練のような印象が強い。
この手の映画でありがちなのは、きびしく冷酷な訓練教官が実は新兵を誰よりも大事に思っていて根は好い人だったりするというオチ。
なので厳しさは本質的に愛情の裏返しという事になる。
が、本作は違う(笑)。
J・K・シモンズ演じるフレッチャーは違う。
とにかく『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹に寄せている所為か、最後の最後までクソ野郎なわけ。
いや、実は最後の最後に来て本当の才能に触れた事で改心したように描写もあるにはあるのだが、それまでのクソ野郎っぷりを考えるとその改心も一瞬の気まぐれかもなと思えたりしてね(笑)。
そういう意味では本作のフレッチャーって下手くそな役者がよく言う
「複雑な人物」
といえる。
しかしね、下手くそな役者がそもそも複雑な心情を持つ役を演じられるわけがなく。
今回のフレッチャーにしてもJ・K・シモンズだから成立した役なのだ。
『フルメタル・ジャケット』のハーマン軍曹みたいならR・リー・アーメイだってオスカーもらえるんじゃない、と思うかもしれんが(笑)。
ただJ・K・シモンズのは演技だけど、R・リー・アーメイは演技ではなく"マジ"だったから(笑)オスカーの候補から漏れたんだろうね(笑)。
相手の気持ちを慮るような言葉と態度で接したと思えば、とんでもない暴言と暴力を発揮するもJ・K・シモンズ演じるフレッチャー。
オイラは本作を音楽映画というよりも鬼軍曹が罵詈雑言を吐く映画として楽しんだんだが、音楽を専門とする人たちからは疑問を呈された映画でもある。
その気持ちオイラも実はわかってて、フレッチャーという人物が本当にいたとしたらそもそも音楽学校の最高の指揮者になれたかね?
常識的な部分で見ればフレッチャーについていこうという人間なんてそうそういるとは思えない。
最低な人格なうえに演奏者が上の中ぐらいの実力では満足できず次々に馘にしていくわけ。
演奏者に対する練習もなんか単に根性勝負みたいなものもあり、理詰めでアカデミックな教え方とは程遠い。
更に言えばクライマックスの演奏シーン、主人公のニーマンに恥をかかせるために策を弄したわけだけど、それで失敗して痛い目をみるのはその楽団を指揮するフレッチャーの方だから(笑)。
なんかやってる事につじつまがあってないってゆうかさ。
まあそのあたりがちょっと納得いかない部分ではある。
しかし、本作にはそんな辻褄を少なくとも観ている間は感じさせないパワフルさがある。
主人公のニーマンが自らのドラムの練習のために恋人と別れるところ。
寝食を忘れてドラムの練習に没頭したい。
だから恋人とは付き合えない。
練習に明け暮れ、恋人を顧みないことを自分はなじられる筈だ。
だからそうなる前に別れた方がいい、と。
まあ自分勝手な上にかなり失礼な物言いだとは思うんだが、オイラ実はこの気持ちがものすごく良くわかる。
つまり自分の好きなことを好きなようにやりたいから女と付き合うのは煩わしいっていうね。
まあ言われた方は傷つくし理不尽この上ない話なんだが。
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主人公のニーマンに理不尽な理由で別れてしまうニコル。
このニコル役のメリッサ・ブノワって好みだわ(笑)。
とにかく非常に面白い映画であることは確か。
低予算らしいけど、映像自体はかなりリッチに作られてるし、中盤での交通事故の描写なんてなかなかすごいと思うしね。
運転している車の側面に追突されて横転してぐるぐる回って止まるまでを車内カメラでワンカットで撮っている。
オススメの一本でございます。

by 16mm | 2016-04-03 21:33 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(6)
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Commented by chata at 2016-04-03 23:19 x
先ほどゴラクを立ち読みしてきました。
黒須のオヤジがはじめてカッコええと思いましたw
Commented by 16mm at 2016-04-03 23:26
■re:chataさん
掲載誌では単行本よりかなり先に行ってます。
このエピソードで白竜と黒須親分の絆ができたんですなあ。
たしかにこのエピソードの親分はカッコええですね(笑)。
後年のお笑いメーカーとは大違い(笑)。
Commented by 朽駄 at 2017-08-03 23:15 x
朽駄です。
「セッション(WHIPLASH)」イイですよね~。
CSでたまたま観たんですが、音楽をテーマにした映画で、
こんなに感動するとは思ってもみませんでした。

クルマで事故を起こすシーンは、演出の巧妙を感じました。外側から据え置きカメラでの撮影では、これほどの感動は無かったなぁ。
Commented by 16mm at 2017-08-05 21:30
■re:朽駄さん
『セッション』凄く気に入ってます。
音楽にまったく詳しくもないオイラですが、プロットは昔ながらの新兵訓練モノであり、才能を軸にした普遍的な物語であり、そういう意味ではどんな人でも自分の身に引きつけて考えやすいものだったと思います。
この監督は最新作の『ラ・ラ・ランド』でもミュージカル仕立てで音楽を軸にしたラブロマンスを作ってます。
Commented by 朽駄 at 2017-08-05 23:22 x
おお「ラ・ラ・ランド」!
結構話題になってますね。
ミュージカル仕立て… 殆ど興味ないんですが(笑)、
歳のせいか、意外なモノにハマる
(最近ではガールズ&パンツァーとか)
ようなので、チェックしてみようかな。
Commented by 16mm at 2017-08-06 13:39
■re:朽駄さん
オイラもミュージカルは自然と気絶する仕様なのであまり観ませんが(笑)。


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