『アイアムアヒーロー』『64-ロクヨン- 前編』『ズートピア』

先週土曜日、岩盤浴、ストレッチ、日光浴。
日光浴で日焼け中(笑)。


先週火曜日、メガネのレンズを作りに行く。
使ってなかったフレームがあったのでそれに新しいレンズを入れてもらう事にした。
現状使っているメガネは仕事を含めた普段用として機能させ、新しいレンズを入れたメガネは車の運転と映画用として使い分けることになるだろう。
いよいよオイラもメガネ二丁持ちとなったか(笑)。


休み中、ブーツなどの革製品にオイルを塗りこむ。
一足は本当にぼちぼちスパイクの交換を考えねばならんなあ。


今年の自動車税が来た。
45000円はこの時期痛いのお。


『今宵、妻が。』1〜2巻
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AmazonでKindle版購入。
男の妄想大全開な漫画である。
ブサイクな男が美人の嫁をもらい、さらにSっ気がある美形の上司にも好かれる。
オイラもいいかげんジジイになりつつある男なのでそんな都合のいい話はないと分かっているが、こういう妄想は楽しいものである(笑)。
世の腐った女子の方々が愛でるBLの世界に登場するような男が世の中にいないように(笑)。
そもそもエロスを主題にした通俗文化の作品は現実にはありえないけど、あったらうれしいかも、というね(笑)。
オイラの見た感じ、女性は妄想は妄想として現実とは違うということを認識できてるような気がするが、男は妄想で表現された通俗分を真に受けやすい傾向があると思われる。
よく言われるのが所謂"顔射"と呼ばれる、精液を女性の顔にかけるアレ(笑)。
80年代後期に
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天才 村西とおるが発明した女性を己の手で汚したいという妄想を具現化した表現が顔射なわけだが、現実の女性で顔射されて喜ぶ人はあまりいない、らしい(笑)。
実際オイラの知人で付き合ってた彼女に顔射したところ、泣き叫ぶはグーパンチで殴られるは罵詈雑言で色々罵られて振られた、という話を聞いた事がある。
酒の席で絶対顔射はするなよ、と涙ながらにオイラに説教した知人は今どこでどーしているやら(笑)。
まあ妄想を真に受けた事に対する悲劇なわけだが(笑)。
作り手の妄想の強度が強ければ強いほど、その妄想を実際にやってみたいと思うものなのかもしれんなあ。
話が横道に逸れてしまった
本作は画も上手いので気持ちよく読めた。


『薔薇は美しく散る』

唐突にアニメの『ベルサイユのばら』のOPが観たくなって検索。
主題歌である『薔薇は美しく散る』も良い歌だと思うが、その歌に見事にマッチしたOPのアニメーションも素敵だ。
特に中間の
♩はなやかに はげしく いきろと うまれた
の歌詞でのオスカルへのズームとオーバーラップのタイミングが気持ち良い。


このGW中、全部で6本劇場で映画を観た。
その内の3回分は溜まっていたポイントでタダで鑑賞。
使わずに溜めていたポイントを一気に消費してゼロにした。
一応観るつもりだった『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』はiMax版で観たいと思いつつもそれが3Dなので新しいメガネを付けた状態で観た方がいいかなと保留。
通常版も上映しているのだが吹き替えなんだよね。
正直3Dで観たいとはあまり思わないんだよなあ。
3D抜きのiMaxの字幕スーパー版が希望なんだよね。


『アイアムアヒーロー』
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先週水曜日、109シネマズ菖蒲。
もしかしたら地雷かも、という思いを抱きつつ観に行ったら面白かったよ。
つーか本作、最初に告知観た時は前・後編って謳われてなかったかな?
劇場で観た時もてっきりこれが前編で一月後ぐらいに後編やるんだろうと思ってたんだよ。
実際、映画の終わり方も色んな意味で完結してないしね。
エンド・クレジットを最後まで見てたら後編の予告編があるかなと思っていたら、そんなものなかったし(笑)。
したら後編の予定って今の所たってないんじゃん(笑)。
本作がヒットしたら後編を作るということなのかしらん?。
原作もまだ完結していないしねえ。
本作、バジェットを結構かけた作品としては非常に上手くつくられている。
ヴィジュアル的な仕掛け、VFX、カースタント、アクション、などがリッチな見栄えで作られている。
特に冒頭付近の高速道路でのカーアクション。
エンドクレジットを見たら韓国でのロケの表示がされていたのでそこで撮影したのかな。
日本じゃ高速道路を封鎖してのカースタントなんて望むべくもないだろうし。
本作、人間がゾンビ化する原因という部分の世界観に関する部分はまったくされてない。
空を自衛隊機が大挙して飛んでいく不穏な雰囲気は十分出ているわけだが、なにがどうなっているかという部分はわからないまま。
映画の主要な舞台は原作にもあるアウトレットモールでの攻防。
ただね主人公役の
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大泉 洋の役作りが
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原作漫画の主人公である鈴木英雄への寄せ方がパなくて、多分気合の入った原作ファンにとってもこの映画は受け入れやすいものになっているのではないかね。
本作は本当に徹頭徹尾エクストリームなアクションに徹していて娯楽作としては5億点ではないかね。
グロでゴアな描写もあるにはあるんだが、極端に悪趣味な描写ではないと思うのでさほどの不快感はないと思う。
なので「一体どんな世界観なんだ?」というツッコミは本作についてはヤボ(笑)。
アクションとカッコ良い絵面に陶酔するための映画だ。
カッコ良い絵面で白眉なのは
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この画像。
クライマックスでのZQNをライフルで射殺しまくった後に逆光で佇む鈴木英雄がカッコいいこと。
まさにヒーローという感じ。
この立ち姿のカッコよさに浸れただけれも本作を観た価値はあったね。
このクライマックスのZQN殺戮(死んでる人間を殺戮すると言うのであろうか?w)シーンの血のデザインも良かった。
ヴィジュアルの見応えはパないっす。
これも一種のヴァンパイヤ映画といえるかもしれん。
ちなみに劇中で出てくる漫画作品は浅野いにおの手によるもの。
なんてリッチな(笑)。
オススメである。


『64-ロクヨン- 前編』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
前・後編の前編。
後編公開は一月後。
予告編を観た時からオールスター・キャストの骨太な映画という印象があって期待していた。
一週間しかなかった昭和64年に起きた身代金誘拐殺人事件を発端としているが、物語自体は警察内部の軋轢や警察広報とマスコミとの関係が主軸の映画だ。
警察内部の軋轢モノというテーマは好きなのでまあ面白く観れた。
原作小説を読んでいないのだが、主人公・三上って鬼瓦って言われる感じのイカつい顔で、その娘が父親似のその顔を忌避して家出してるという事になっている。
本作の映画の前にNHKでTV版が作られ、三上役は
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オレたちのピエール瀧だったらしい。
この配役、無茶苦茶ハマってるがな。
ブ男ではないけど、女性としてはなりたくない顔つきという意味ではナイスな配役だと思った。
ただ本作、三上役が
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佐藤浩市なんだよな(笑)。
ダメだよコレ。
いや、佐藤浩市は良い役者だよ。
好きな役者だしいいんだけどイイ男すぎるんだよな。
これはちょっとミスキャストではないかねえ。
ピエール瀧でよかったんじゃないのかなあ。
まあ、いくらブサイク設定でも美形にしないといけないという呪いが映画製作にはあるのかもしれんが。
『容疑者Xの献身』での堤真一の起用と同じで、原作と違ったニ枚目俳優をキャスティングしたことで取りこぼしてしまった感情表現というものは確実にあるので、そういうのはもったいないと思う。
とはいえ、他の俳優陣は皆力演していて観ていて気持ち良い。
警察の広報室の女性役で
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榮倉奈々が演じている。
これがすごく良い感じなんだよね。
榮倉奈々って名前は聞いた事あるけど......と自分の頭をググってみたら(笑)、『図書館戦争』に岡田准一とW主演の女優ではないか(笑)。
ガチに忘れておりました。
いや、すごく雰囲気のある演じ方をしていて上手いなと思いましたですよ。
とりあえず本作の総論は後編を観てからかなあ。
面白い映画ではあったのでオススメではあるよん。


『ズートピア』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
ディズニーのアニメーション作品は基本ジョン・ラセターが監修しているはずなので信頼感はある。
評判もかなり良い。
実際宇多丸のラジオ番組で本作を観たリスナーの9割が好意的な感想。
宇多丸自身も絶賛な評論をしていた。
で、世界の9割を敵に回すのはアレなのだが、オイラはノレなかった〜(笑)。
宇多丸の評論の通り、本作が人種差別や性差別などの問題を含めた寓意に飛んだ作品であるということは納得できる。
多様性を許容するということの豊かさを肯定的に描き、そういう世界があったとしたらユートピアになるはずだという願いのズートピア。
ヴィジュアルや『ゴッドファーザー』のパロディーなども楽しく思えたということはオイラも認める。
好意的に思っていたキャラクターが最後に転換するというのも良かった。
良かったと思う瞬間もあったし、好きになりたかったなあという思いもある。
......
で、この動物達、何食べてんの?
肉食動物と草食動物が一緒に暮らす世界。
ズートピアの動物は全部菜食主義のベジタリアン?
じゃあ植物は言葉でのコミュニケーションが取れないからムシって食べても問題ないってか?
この寓意に飛んだ示唆的な物語に対してものすご〜くピントの外れた感想なのかもしれんが、手塚治虫の『ジャングル大帝』が本来ヒューマニズムなどが成立しない事を解決しようとして破綻したのと同じ轍を踏んでいると思う。
つまり肉食も草食も一緒に仲良く生活するために無茶苦茶歪んだ世界観を作り上げちゃった。
肉食獣が肉を食べないという世界観。
本来肉食獣が他の動物を食べるのは生きるためのものだし、それに彼らはその時食べられる量しか捕食しない。
満腹であったりする時に他の動物を襲う事がないということを手塚治虫は『火の鳥 黎明編』で描いてさえいる。
肉食獣が草食動物を含めた他の動物を捕食するのを単なる殺戮であるとか猟奇的なものと考えるから、肉食は小動物を虐める悪党にされるわけ。
しかし、そんな事はないわけ。
動物を含めた自然界というものを歪んだ形で単純化している世界観というものにどうしても納得がいかないんだよな。
植物には意志がないから食べてもいいという理屈なんだろうけどね。
そういうわけでオイラはやっぱりこの手の映画を楽しむ事ができんなあ。
ディズニーでもピクサー印がついてない作品はどうもあまりオイラと相性が良くない。
しかしまあ、9割の人が絶賛しているんで、オススメということでいいかなあ(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-05-08 19:55 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(4)
Commented by chata at 2016-05-08 20:22 x
ロクヨンはTVドラマの最終回をちょっと観ただけですが
ピエ~ルさんマジメにやってましたね。
映画版はキャストが豪華ですね。日本アカデミー賞を獲りにきてますねこりゃw
Commented by 16mm at 2016-05-08 20:42
■re:chataさん
三上がブ男設定と聞いて、絶対ピエール瀧だと思いましたよ(笑)。
いや、ピエール瀧はブ男だとは思いませんが、雰囲気の厳つさというのがピッタリではないかと。
TV版再放送してたら観てみようかなあ。
明らかに賞狙いでしょうね(笑)。
でも奥田瑛二以外みんな良い役者だと思います(笑)。
Commented by パカ助 at 2016-05-08 23:31 x
毎度GW中散財が酷かったパカ助で御座います。

妄想を現実にするのに努力と忍耐が必要です あと少々のトンチも。
所謂顔射は何度か経験がありますが特にどうって事はありません 征服欲はやはり子宮を子種で汚してこその
征服ではないでしょうか。 受精云々は別にして(笑)
顔射はした方もされた方も だから何? て感じですがゲイの方は好む傾向があるようですね。

ベルばら 歌詞はかっこよくて好きですがこんなOP映像だったんですね
映像とセットは初見です 確かにかっこ良く気持ち良いです

アイアムアヒーロー
これは私も原作読んだ事があります 予告編見た時に
あぁ! 主人公かなり寄せてるね 期待出来るかも! と思いましたが
原作まだ終わってないのにどうするんだろう? と思い保留にしてしまいました。

64 佐藤浩市
この人の作品は無条件で高得点です(笑)
なぜなら私が似すぎてるとよく言われるので好感をもっているから。
7:3で佐藤浩市に似てると 残り3割がケビン・ベーコン似だと、個人的にはケビン・ベーコンに似てると言われる方が
嬉しいのですけどね(笑)


Commented by 16mm at 2016-05-09 00:43
■re:パカ助さん
やはり妄想と現実は違うものですねえ。
オイラなんざ顔射に必要以上のロマンを感じすぎてたなと思いました(笑)。

『ベルばら』は色々すごいところがあるんですが、前半と後半で演出家が違うので上手い具合に二つの顔を持つ事ができたかなと思ってます。後半のリアルでハードな感じが個人的には好みです。OPは前半の演出家のものですが、これもやっぱりカッコいいと思います。

アイアムアヒーロー
本当に原作の最初の部分をアクション映画としてうまく作ったなと思います。

そうですか。
パカ助さん、ベーコンに似てるんですか。
オイラもケビン・ベーコン大好きです。
あの最低な最高の演技。
色々好きな映画はありますが、『スーパー』のベーコンの演技がサイコーにサイテーで大好きですね。


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