『ファインディング・ドリー』あるいは『ひな鳥の冒険』

本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、日光浴。


『Photoshop CC(2015.5)』
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Photoshopがアップグレード。
まあ極端に使いかってが変わったわけでなし。


『モンプチ 嫁はフランス人』
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AmazonでKindle版購入。
予備知識まったくなしで購入。
面白く読んでいたのだが、途中でちょっとオイラには生理的にキツイ描写<といっても、別の意味で言えば悪気のない家族愛に満ちた描写ともいえるのだが>があり、それ以上読む進められなくなった。
もし間違えて再見したらコトなのでデータからも抹消(笑)。


『くるくる自転車ライフ』
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AmazonでKindle版購入。
期間限定だった所為なのか?10円で買えましたがな(笑)。
現状は850円。
マニアックなウンチクと作者が体験したエッセイ部分の語り口も非常に楽しいものになっている。
これなら850円だしてもよかったな。
10円で購入できてラッキーということではあるが(笑)。


『かわうその自転車屋さん 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
前述した『くるくる自転車ライフ』と同じ作者の作品。
かわうそ や、羊、あらいぐま等が混在して生活する世界観。
オイラが思うところの
「オマエら他の動物の肉は食わないのか?オマエらナニ食ってんだ」問題(笑)。
映画の『ズートピア』でも気になっていた問題であるが、本作は不思議と気にならなかったというオイラの心情のブレっぷり(笑)。
タイトルどおりに自転車屋のかわうそ が主人公の自転車にまつわる物語が展開される。
なんつーか。
はっきり言って『のりりん』より面白れえ(笑)。
『のりりん』が広げていた風呂敷を最後にものすご〜くザツに畳んで、それまでの美しい物語を台無しにしたから印象よくないのかもしれんが。
続巻も出ているので続けて読んでいくつもりである。


『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1』
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AmazonでKindle版購入。
武田一義、待望の新作コミック。
今度は戦争だ。
三頭身キャラが美しい背景のもと陰惨な目にあっていく。
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ちばてつや が推薦文を書いておる。
読めば作品の質の高さは十分に伝わる。
しかしね、武田一義の名前だけではおそらく世間一般には読もうという気は起きにくい。
そのためのゲタが ちばてつや なわけだ。
はっきり言って御大である ちばてつや の推薦分に見合う作品であると断言する。
しかしね、ちょっと作品の感想から脱線するが、小説も漫画も映画も、戦争というものの悪夢を描いて実感させるという表現に受け取る側である我々はやや食傷気味になっていないか。
スティーブン・スピルバーグの『プライベート・ライアン』での銃撃での身体破壊描写は公開当時にはそれまでにはなかった新鮮な残酷さで戦争の悪夢を描いていた。
その人体破壊描写が表現的にも可能になったおかげで後続の映画で多様されるようになった。
反戦映画としても反反戦映画としてもその描写が使われ多様されたおかげで人体破壊描写は娯楽になっちゃった(笑)。
いや、もともとの『プライベート・ライアン』からして娯楽映画だからね。
なので現状の悲惨な人体破壊描写が戦争の悪夢として直結しにくくなっていると思う。
どんな過激な映像にも人間は慣れちゃうということだ。
オイラが現状戦争の抑止になり得るもので表現されていないものを考えると、いわゆる"死臭"というものを想像させるというか体感させることかなと思っている。
日本にいると死体の腐乱した臭いというものを体験する機会がかなり少ないと思う。
オイラもまったく想像できない。
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士郎正宗の漫画では"死臭"をなんとか言葉で表現しようという試みがある。
それで読み手のオイラもある程度の想像をできることはできる。
しかしね、強烈なザリガニの臭いの中で飯を食ったり日常生活を送らざるをえない状況を正確に想像できるか、といえば難しい。
で、『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1』だが、この楽園のような美しさと暖かさ、というか、暑い場所に死臭が漂うというのを想像しながら読むべきかなと思っている。


『スティーブズ(5)』
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AmazonでKindle版購入。
これまで紹介的に出てきたキャラクター達が本巻でダイナミックに動き始めたような感じ。
職場を解雇されるという部分も含めて非常にスリリングな展開でかなり引き込まれた巻であった。
タイトルにある二人のスティーブ(スティーブ・ジョブスとスティーブ・ウォズニアック)の話だけでは収まらない、パーソナル・コンピューター黎明期(黎明期にはパソコンではなくマイコンっていわれていたっけw)の群像劇として抜群に面白い。
セリフで日本の方言をしゃべらせたりするアイデアもいいな。
色々と凝った演出があると思う。


『THE SKILLFUL HUNTSMAN / うでききの狩人』
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Amazonで書籍購入。
書店で立ち読みして、ちょっと高いので(5184円)躊躇したが思い切って購入。
キャラクター・デザインをする時の過程と考え方を膨大な作例と解説で綴られた専門書である。
所謂コンセプト・アートからの作り方というところだろうか。
アイデアを手早く形にしていくやり方や、それを定着する方法論などが書かれていて非常に勉強になる。
アイデア・スケッチの最初の頃に膨大に描かれる"サムネイル"と呼ばれるシルエットのみで描かれたスケッチが日本の筆ペンで描かれていると書いてあった。
細かいディティールよりも見た目のシルエットから内側に向かってデザインをしていくと。
それには細かいディティールの描きこめない筆ペンがいいのだろう。
......
最近文房具づいているからなあ(笑)。
ちょっとお高い万年毛筆が欲しいなあ(笑)。


『ファインディング・ドリー』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
吹き替え版で鑑賞。
もともと本作の前作であるところの『ファインディング・ニモ 』にイマイチのれなかった。
そんなわけで半ば気が進まないまま観たのだけど、やっぱりオイラの好みにならんかった。
同じ監督のアンドリュー・スタントンだったらオイラはダントツで
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『ウォーリー』が大好きなんだよね。
ピクサー映画という括りではなく観た映画のなかでも本当に大好きな作品なんだが、本作のお魚の話はどうにもノれなんだ。
本作に関して言えばタイトルにあるナンヨウハギのドリーにまったく共感できないというのが致命的。
重度の健忘症持ちという特性が前作では物語の要所で細かく事件を起こして展開に加速を与える役目としていたのだが、今回はそのドリーが主役である。
健忘症というだけでも色々大変なのに、もう観ているこっちがイライラするほどに他の魚に依存しまくり。
それで他を巻き込んで、危険な目に合わせている。
で、健忘症なので自分のやったことにまったく反省がない。
ちょっとキャラクター的にまったく共感できず、上映時間ずっとイライラしていたかなあ。
CGアニメーションとしてのクオリティーは相変わらず高いですよ。
ただ、まあ一度観ただけで判断するのもアレなんだが、ピクサーに期待しているフレッシュなヴィジュアルという部分はほぼないに等しいと思う。
なんでわざわざ本作で続編を作ったのかよくわからん。
何度も言うが、それでも凡百のCGアニメーションに比べたらありとあらゆる水準は高い。
キャラクターのデザイン、動き、物語を推進するアイデアetc......。
だからこそ観る側はピクサーの新作のたびに自然とハードルを上げているのかもしれん。
さらに致命的なのは所謂"八代亜紀"問題(笑)。
ピクサーの映画は上映する国用にローカライズが施されていて、例えばオリジナル版では英語で描かれている看板の文字を日本だったら日本語で書き直されていたりとかしてるわけ。
おそらくピクサーの方針としてその国の言葉で吹き替えられているなら、英語で描かれている景観の文字もその国の言葉であったほうが自然なはずだ、という親切心というか思いなんだろうね。
たぶん英語が読めないであろう子供に対してわかりやすくあろうというね。
その志はよくわかるし感心する。
しかしね、オイラのように50歳を手前にして漫画映画を嬉々として観ているような人間は吹き替えではなくオリジナルの声を聴きながら字幕で観たいなとも思ってるわけ。
しかし、ピクサー映画の上映は字幕版がものすごく少ない(笑)。
地元の映画館では字幕版やらないし。
それで今回の"八代亜紀"問題である。
はっきり言えば八代亜紀は悪くない(笑)。
八代亜紀だって仕事としてやったんだろうし、まあピクサー映画に出れば名前も出て話題にもなるだろうぐらいの打算は働いたろうけど。
問題はどこのドイツが八代亜紀をキャスティングしたんだということだ(笑)。
オリジナル版がどうなのかわからん。
アメリカではそこそこ有名なタレントが日本での八代亜紀のパートを受け持ったのかしらん?
おそらく演出上、この八代亜紀のパートって別に有名なタレントを使う必要がなく、単に説明のアナウンスが流れている程でもいいはずなのだ。
なので単なるアナウンス以上でも以下でもない言葉に必ず"八代亜紀"という言葉が入り、それを聞いたキャラクター達が
「八代亜紀だ、八代亜紀さんだ」
などとアメリカ製のCGアニメでセリフにされて聞かされる悪夢。
まったくマッチしていないどころか観ている間じゅう結構"八代亜紀"というフレーズが出てきてそれがノイズになっちゃってかなりイラっとするんだよね(笑)。
前々作の『インサイド・ヘッド』も日本版ではドリカムの歌が上映前に入ってイラっとしたし(笑)。
とにかく行き過ぎたローカライズは作品をダメにするね。
この"八代亜紀"問題の担当者は猛省すべきである。
ちなみにwikiで調べてみたらアメリカ版ではシガニー・ウィーバーがやってたと。
シガニー・ウィーバーなら納得だよ。
映画俳優として誰もが知ってるし、この手の映画に対するリテラシーがシガニー・ウィーバーにもそれを観る側にも強力に共有できる。
日本だったらさ、誰だろう。
芸歴長くて役柄的な好感が持たれそうな人材と言ったら、
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樹木希林かねえ。
う〜。
難しいキャスティングではあるが、八代亜紀よりは断然いいと思うんだがねえ(笑)。
......
と、まあ最初からノれないと思っていた映画に何故『シン・ゴジラ』を差し置いて観に行ったかと言うと、会社の同僚が『ファインディング・ドリー』の前にかかるピクサー映画恒例の短編映画を絶賛していたからだ。
それが
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『ひな鳥の冒険』(原題:『PIPER』)
最初上の図の画像を検索して見つけたんだけど、このなんとも言えない可愛らしさにハートを鷲掴みされましたよ(笑)。
で、続けてYouTubeに上がっている30秒程度の動画を観たんですけど

CGのフォトリアルとも違う。
ちゃんと漫画のキャラクターになっていて、現実感があって。
とにかく開いた口がふさがらないようなクオリティなわけ。
メインの『ファインディング・ドリー』を海の表現だとかキャラクターの造形であるとかで凌駕していると思う。
子供の自立を促す親との関係というのが一つのテーマにはなっているんだけど、さらに言えば世界は未知で怖い事もある反面、一歩を踏み出したくなるような美しさがあるという肯定的なメッセージが込められている。
その美しさを体験できたひな鳥の話なんだな。
とにかくね本当に素晴らしかった。
オイラはこの短編のためだけに『ファインディング・ドリー』のBlu-rayを購入するつもりである(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-07-31 21:37 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)
Commented by chata at 2016-07-31 22:04 x
昨日は家内の見舞いの為に、多摩の奥地までご足労いただき感謝申し上げます。
やはり会ったら3時間以上は話さないと満足できませんねぇw
復帰しましたらまたぜひ!
Commented by 16mm at 2016-07-31 22:09
■re:chataさん
昨日は無理やり押しかけてしまって。
いただいた素麺はまだ食してませんがゼリーは扶養家族と一緒に美味しく頂いてます(笑)。
埼玉銘菓といえば十万石饅頭だと思っていたのですが、ゼリーもすごくうまかったっす。
あれからやはり道が混んでまして会社に辿り着くのは諦めて自宅に帰りました(笑)。
また今度3人でニクを食いましょう(笑)。
Commented by パカ助 at 2016-08-03 19:21 x
毎度、最近何かと無駄に忙しいパカ助で御座います。

そうなんですね お魚映画ダメですか。
前作は確かどこかのサイトでお忍びで視聴した記憶がありますが
「だからどうした?」程度の感想 後編を作ろうってくらいだから
俺の感性が世間からずれてて一般にはお魚評判良かったんだ・・・
くらいに思ってました。
確かにお魚映画よりウォーリーの方が数段 いや 数十段上ですね
こちらはレンタルか何かで期待もなく見たのですが
ウルウルした記憶がありますからね。
 
Commented by 16mm at 2016-08-03 21:35
■re:パカ助さん
毎度お疲れ様でございます。
早く高校野球なぞ終わらんかなと思っております(笑)。

『ファインディング・ニモ』は世間的な評判は良いのですけど、オイラはイマイチでしたねえ。
最先端のCG会社の映画なので勉強にはなりましたけど。
恐ろしいことにその『ニモ』と『ウォーリー』が同じ監督だというね(笑)。
オイラの中では『ウォーリー』は本当に別格ですよ。
ちなみにウォーリーの声を作ったのは例の”クルクル"さんの声を作ったベン・バードという人でございます。


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