『ボーダーライン』

先週は続けて二日間外泊。
いや、外泊するのはいいのだが、ひと月の締め日まであと十日もあるというのに残業時間の上限に近づいちゃう恐怖(笑)。
なんか絶対ハッタリだろうけど、電通がひと月の残業時間を60時間以下にするとか。
やめてくんないかな。
こっちは上限70時間でも時間が足りなくてヒーヒーいってるってのに。
電通が60時間ってことはそのしわ寄せを関連会社や関係会社に押し付けるってことだからね。
オイラが働いてる会社は基本給がうんと安いので残業時間が削られるのは非常に痛いけど、残業時間の上限が決められちゃってる以上どうしようもない。
民間企業というものがどういうものか分からない公僕どもが勝手で余計なルールを押し付けてくださる。


ぼちぼち年賀状用の写真を撮らなければならない。
まだなんも決めてない。
毎年同じである(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
歯茎が腫れ気味で出血。
ブラシの当て方の問題か寒暖の差によるストレスか。
で、使っている歯ブラシの話になる。
女史がセミナーに行って良さげだと思われる歯ブラシを教えてもらう。
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ルシェロというメーカーのもの。
オイラはブラシの先が尖っている方が歯の間などに入りやすくていいかなとAmazonで注文してみる。
歯ブラシに関しては自分にとっての決定打がいまだに見つけられないので、他の人のレビューを常に気にしている感じ。
今から30年ほど前だとブラシのヘッドは小さい方が良いと当時通っていた歯科医師に言われた。
ブラシのヘッドが小さい方が口のなかで小回りが効いて歯の一つ一つに当てやすい、というのが理由だったと思う。
女史によると最近では小さい歯ブラシは使いこなしが大変らしく、不器用な人や手に力がない人だとうまく磨けないこともあるので、大きめのブラシも一度に広い面積を磨けるという理屈でオススメとなっているらしい。
メンテ後、先生と雑談。
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以前も見せてもらったのだが、再度上の画像のスタビライザーというかスマートフォン専用ジンバルシステムを見せてもらう。
実際に撮影した動画も見せてもらうが、あまりのブレのなさに帰って酔いそう(笑)。
スマホで動画撮影やスティール撮影もこのシステムがあれば三脚を立てて、なんていう大掛かりで面倒なことをせずにブレない撮影できそうだ。
スマホにインストールされた専用アプリでジンバルの手元の操作系と連動させることができる。
ブレってのは画質を悪化させる要因だからね、それを完全ではないにしろなくすことができるのは魅力だ。
動画のモチーフをなにか見つけて1分ぐらいのムービーを作ってみたいな、とふと思ったりして(笑)。
現状のスティル撮影の編集以上にいろいろ時間がかかるだろうけど、面白そうではあるね。
次回のメンテは結構間が空きひと月後。


本日日曜日、寝湯、ストレッチ、曇り空の日光浴。


『漫犬~エロ漫の星~全2巻』
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AmazonでKindle版購入。
なかなか出なかった本作がやっと電書になった。
漫画を描く犬。
しかもエロ漫画を描く犬。
漫画など世間的に見れば子を持つ親からは目の敵にされ、どんなに売れて影響力があろうとも文学より下に見られる。
そんなものを描いているのは人間にも劣る犬畜以下だろうという作者の自虐の象徴だろうか。
しかし本作の漫犬
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ジョンは新人ながら賞への入選を果たし続け、漫画の表現を守るための理屈を持ち、そして、何よりも漫画に携わることへの喜びを持ち続けている。
はっきり言ってカッチョいい。
犬畜な存在だってこれだけ真摯に物事に取り組む者がいるということは、漫画が蛇蝎のごとき存在にしている者たちでも知性があるのなら一度踏みとどまって考えてみる価値があるのではないだろうか。
なぜ漫画が人を熱狂させ、それに命すら賭けようとする者がいるのか?ということを。


ここのところ、観たい映画がない。


『メッセージ』

町山智浩が推している。
東京国際映画祭で上映されたようだ。
来年公開予定。
すっげえ楽しみ。
監督は"Blade Runner 2049"を監督するドゥニ・ヴィルヌーヴ。
この監督、短時間で映画量産するんだなあ(笑)。


『この世界の片隅に』

これも町山智浩を含め多くの人間が推している。
なんでも主演女優がいろいろ揉めて宣伝が打てないとか。
大切なものを失った作中の主人公と自分の名前を失った主演女優がシンクロする。
ただそれだけで多くの有識者が本作を推すとは考えられない。
予告編を観ただけでゾクゾクするような雰囲気。
これは来月の12日公開。
近場の映画館ではやらない。
つーか上映しろよ109シネマズ菖蒲!!!


『高橋ヨシキのシネマストリップ』
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youtubeをダラダラと検索していたら高橋ヨシキの映画評があると知った。
NHKのラジオ番組の『すっぴん!』の中の1コーナーを週一でつとめているようだ。
Podcastがでてないかなと探したが出ておらず。
YouTubeで片っ端から聴いていく。
さすが宇多丸が映画評で一目も二目もおいている高橋ヨシキ。
常に映画の本質を掴みそこなっているオイラには絶好のものだと思う。
他人から映画の見方を教わるのは邪道だという人もいる。
ガイドブックを見ながらゲームを進めるようなものである、と。
ただね、圧倒的に頭の悪いオイラのようなヤツは、どうがんばっても映画のもっている意味を掴みきれない事が多い。
それはオイラにとっては人生の損なわけですよ。
多少ズルをしてでも映画の意味を一つでも多く知りたい気持ちが大きい。
一生がんばっても町山智浩や宇多丸や高橋ヨシキのような映画の見方ができないのなら、彼らの評論を読んで映画に近づいていきたいと思うのである。


『週刊SCOOP!2016年10月30日号 (SPA!(スパ)臨時増刊) (デジタル雑誌) Kindle版』
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AmazonでKindle版購入。
福山雅治主演映画にちなんだ雑誌が出ていた。
実は二週間ほど前にコンビニで紙の雑誌は買っていたのだが、Kindleでも出ていると知って購入。
映画も面白かったし、まあいいか。
本作でも好演していたリリー・フランキー。
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片手間にちゃらんぽらんに俳優をやっているのがたまたま上手くいっていたのだと思ったら、本作では体重落として、眉毛剃って、ボクシング習いに行って、と、ちゃんとマジに役に徹するように作ってたんじゃん(笑)。
なんだ真面目か(笑)。
真面目だったのか(笑)。
普通の俳優が最低限やるような役作りをしただけで、普通の俳優以上のパフォーマンスを見せるリリー・フランキー。
やっぱすごいんだ、この人。


 Nerf リペイントできるかな?(笑)-05
もうひと月過ぎちゃったよw。
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なんとか色の塗り分けができた。
もうこれでいいや(笑)。
オレンジはやっぱり希望の色にはならなんだ(笑)。
ところで
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上の画像の赤い部品の部分が異様にムラになってますが、この部分、何度スプレーしてもムラになる。
元の塗装を剥がしてヤスリがけした上でミッチャクロンをスプレーしてもダメ。
原因わからず、追求するのも面倒になりこの状態で後は汚しでなんとかしたい。
なんとかできるんであろうか(笑)。


『ボーダーライン』
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AmazonでBlu-ray購入。
とりあえず日本語吹き替え版で再見する。
初見の劇場公開で字幕で取りこぼしたり、自分が理解できなかったことを考えるとやはり吹き替えの方が良いかなと思う。
監督は東京国際映画祭で話題の『メッセージ』と
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"Blade Runner 2049"のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
本作の撮影監督も"Blade Runner 2049"で登板しているロジャー・ディーキンス。
まあロジャー・ディーキンスは良いとして、最初ドゥニ・ヴィルヌーヴって誰?って思ってたけど、本作を観たら俄然この監督での『ブレードランナー』の続編が楽しみでならない。
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この冒頭の広角系のレンズでの景観のショットからカメラが左にパンしながら右手からFBIの捜査官が中景に表れて、遅れて手前に大きく捜査官がインしてくる。
カッケー。
動きがスタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』みてえ。
それに続く
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FBIの急襲車両内での差し込む光の動きとか。
これはアレか"Blade Runner 2049"の予行演習か(笑)。
いや、ロジャー・ディーキンスならこのぐらい予行演習なんぞ必要ないだろうが、このショットで俄然"Blade Runner 2049"への期待が高まる(笑)。
有能なFBIの捜査官である
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ケイト(エミリー・ブラント)は誘拐事件の奇襲操作で容疑者宅を急襲し、発砲してきた容疑者を射殺。
発砲して壁に開いた穴から
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おそらく元は人間であったであろう腐乱したナニかが少なくとも35体以上出て来た上に
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庭に仕掛けてあった爆弾でさらに捜査官二人が殉職する。
この仕掛け爆弾が爆発するまでの不穏な盛り上げ方がいいね。
壁の遺体を重々しいリズムの音楽とともに移し続けてからの、爆発。
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で、事件後、FBIの本部?らしき場所でケイト達は自分たちの捜査手順に誤りがなかったかとヤキモキしている。
そう。
一見派手で向う見ずな行動に思えてもFBIとてアメリカ国内での法を遵守した手順を踏まなければ裁かれるものだということだ。
その辺りは捜査員であるケイト達はいやというほど認識している。
この手順などの法的手続きの遵守というものが本作の一つのポイントとなっている。
てっきり査問か何かにかけられると思ってたケイト。
実際は
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この胡散くさ〜い(笑)男が国防総省のマット。
カルテル捜査においての専任顧問。
で、現場経験の豊富な捜査官であるケイトが連絡員として選ばれた。
麻薬カルテルのボスのマニュエル・ディアスの兄であるギレルモをエルパソ(テキサス州)に引き取りに行くというのがミッションだ。
が、彼らが向かった先はアメリカ国内のエルパソではなく、国境を越えたメキシコのフアレスだった。
が、彼らが向かったのはテキサス州のエルパソではあるんだけど、実はギレルモはアメリカ国内にいるのではなく国境を越えたメキシコのフアレスの裁判所にいる。
なのでメキシコと国境で接しているエルパソに向かったが最終目的地はメキシコだったと。
それをケイトはアリゾナ州のルーク空軍基地の飛行機のなかで聞く。
それをケイトに言ったのが
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"←これ"と書いたこの男(笑)。
本作の最重要人物であり、俳優としてはオスカー・ホルダーの
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ベニチオ・デル・トロだったりするんですな(笑)。
なんせベニチオ・デル・トロのファースト・ショットが飛行場の"←これ"ですから(笑)。
役者が揃ったので一行はメキシコに。
......
なんか本編を観ながら地図を見て位置関係を把握しながらブログを書いていたら長くなりそうなので、今回はここまで。
オイラにとっては今年のベストの一本。
オススメです。
次回もどうせ観たい映画がないのでこれの続きをやります。

by 16mm | 2016-10-30 21:08 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(4)
Commented by パカ助 at 2016-10-31 02:53 x
毎度、衝動買いと収集癖が抑制できないパカ助です
ジンバル系の撮影ギヤ最近色々でてますね
並大抵の三半規管刺激では何ともありませんが
これ系でのバイク走行撮影はかなり身構えてしまいます(笑)
よくゲームで体を左右に揺らす人を見ますが
ジンバル撮影された走行動画では私は体を直立させてられません
「うわぁ コケる!!」 とつい声を上げてしまいますね・・・・

鉄砲塗装、頑張りましょうよぉ~!!
Commented by 16mm at 2016-10-31 10:11
■re:パカ助さん
ああ、なるほど。
いわゆるヴァーチャル・リアリティーというか、体感の最たるものですね。
たぶんオイラが同じ映像を見せられてもバイクの挙動にのリアリティが希薄だから単に迫力ある映像だなあ、ぐらいにしか思わないかもしれません。

鉄砲の塗装は今やってるのをチャッチャと終わらせて、写真とって終了にします(笑)。
Commented by chata at 2016-11-06 22:01 x
気になってきました『この世界の片隅に』
ウチから近いところでの上映は立川。狭いし混みそうだ…
何億点いくか楽しみにしとりますw
Commented by 16mm at 2016-11-06 22:14
■re:chataさん
主演女優のアレがアレらしく、色々圧力をかけられているんではないかとネットで言われてますね(笑)。
オイラのところも近場でやらないので少々遠征してでも観に行くつもりです。
町山智浩が言うにはガンダム好きのミリタリー好きな大きなお友だちにもオススメだと言うてはりました(笑)。


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