先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
メンテ中の話題は星乃珈琲店。
メンテ後、先生と雑談。
FUJI FILM instax INSTAX SQUARE SQ 10 を見せてもらう。
通常チェキってシャッターボタン押したら問答無用でプリントされて出てくるんだけど、これは撮影後にプリントするのを選択できる。
背面に液晶モニターが付き、撮影したものがデータとして記録される。
さらに本機ってmicroSDにデータを記録できるんだが、他のカメラで撮影したデータをmicroSDにいれて本機にいれれば、それもプリントできる。
プリンターの代わり。
なんかいろんな意味で興味深い。
データからのプリントなので同じものが何枚もできるしね。
フィルム代が高いというネックはあるんだけど、正方形のフォーマットで撮影できるのは魅力的だ。
解像度などを気にせずにコントラスト高めの若干チープな感じが実にいいんだと思う。
いずれ購入するつもりである。
ルカーボン
会社の同僚に教えてもらったサプリメントである。
簡単に言うと"炭"の錠剤とカプセル。
吸着の特性がある炭を飲んで体内で生成される良いものも悪いものも吸着させて排泄してしまおうというものらしい。
能書きはこの商品の
サイトにとんでもらって確認してもらいたい。
良い面ばかりでなく、例えば飲んだ薬の成分まで吸収したり、便秘にもなりやすいと。
オイラとしては昼夜食わずの1日一食なので昼飯時に飲もうと思う。
夜は心療内科の薬を飲むからこのサプリは飲めない。
しかし、たまに夜に焼肉なんぞを食うことがあるのでその時は食後にこのサプリを飲むのがいいかもしれない。
サイトで会員になり、とりあえず錠剤とカプセルの両方を買った。
しばらく飲んで様子を見るつもりである。
星乃珈琲店
友人夫婦に教えてもらった。
高い天井にフカフカの革の椅子。
落ち着いた雰囲気の内装。
ものすごく気に入った。
友人夫婦と行ったのは大宮にある店なのだが、地元から近い久喜にもあるので行ってみたら、大宮店とまったく同じ内装。
とにかく落ち着く。
Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSSのテストに撮影してみた。
フルーツティーがすごく綺麗であった。
今後入り浸るであろう(笑)。
押し入れ収納
まだまだ汚い、とお思いでしょうが(笑)これでも自部屋の整理整頓中である(笑)。
押し入れの襖を取り外し、棚を入れて今まで床に散乱していた本を詰め込み始める。
なかなか上手く収まりつつある。
つーかこの整頓作戦で自分の部屋で場所を取っているのは書籍の類ではなく、Blu-rayの類だと言うことが判明(笑)。
結構オイラ、Blu-rayを買ってたんだなあ(笑)。
何故整頓をはじめたかといえば、現状使っている自室の机と椅子がどうにも身体に合わないので替えたい、と。
そのために床がどこにあるかわからんような状態では机も椅子も置く場所がない。
自室に唯一残っていた最後の砦(笑)、押し入れの中にあった段ボールやらなにやらを片っ端から捨ててスペースを作っているのである。
ちなみに現状押し入れの下段だけだが、今後上段も整理していくつもりである。
つーか上段にもスペースをつくらないと汚部屋の散らかりを収納できないのである(笑)。
『ローガン』のモノクロ版
まだ日本公開前なのにアメリカでは『ローガン』のBlu-ray発売の話。
しかもモノクロ版が同梱されるとか。
このモノクロ版の予告編を観る限り、安直に情報量を目減りさせたような『マッドマックス フューリーロード』のモノクロ版とは違い、非常に諧調豊かな映像のような気がする。
是非とも日本版のBlu-rayにも同梱してもらいたいものである。
『フォトテクニックデジタル 2017年 6月号』
書店で書籍購入。
"フォトテクニックデジタル"と銘打っていながらAmazonなどで電書をだしてない。
その代わり書籍についているシリアルコードをwebで入力することによって電子版がダウンロードできるようになっている。
オイラのように紙の本はいらなくて、電書だけ欲しい人間としてみればめんどくさいだけである。
紙はいらない。
電書だけで購入したい。
なので本書、比較的女性を扱った写真が多くてオイラ向きにもかかわらず買わなかったのだが、今月号は表紙の画像を撮った"HASEO"なる写真家の写真がオイラ好みなので買ってしまった。
彩度が落とされているようでいてカラフルな印象もある微妙な色彩とトーンがすごくいい。
自分も真似したものである。
『宮崎駿 新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ(新人)募集』
とうとうきましたか(笑)。
たしか『天空の城ラピュタ』を製作している時に雑誌の企画で宮崎駿と夢枕獏が対談したことがあった。
その時宮崎は夢枕獏に
「映画というのはですね、ほんのひと握りの才能のある人たちが、たくさんの才能のない人たちに我慢する作業なんですよ」
と、言ったらしい。
そう言った一方で、宮崎のような演出や原画をやっている人間がアニメーション制作の主体であると思われることに異を唱え、動画チェックなどの表にでにくい多くの人たちによって成り立っているんだということも講演で語っていた。
さらに宮崎は押井守に作家になるべきではない、ならない方がいいと語りつつ、アニメーションは一人の監督の作家的な意気込みで映画を作るものではなく
「公的な力があると思うんですね。例えば60人、その外側にさらに200人ぐらいの人間が寄ってたかってやる時に、その人間達が全員わかんなくてもいいやという風にね(笑)、作るのは僕があんまり好きじゃないですね」
この言葉は1990年に雑誌で宮崎が語った言葉の抜粋だ。
宮崎駿自身の才能や死に物狂いの努力によって勝ち得た能力に到底及ばないスタッフに憤りつつも、それでも対外的、オイラのようなファンに向けて語る時には、自分はたまたま演出の仕事をして表舞台に立っているが自分の作る作品は多くのスタッフによって支えられている、と真摯に語っていたと思っていた。
......
そう思っていたのはオイラの頭がオメデタイ所為であったのであろうか?
思えば謙虚さと傲慢さを行きつ戻りつしてバランスを取っていたのかもしれない。
2013年の9月に大々的に記者会見まで開いて引退を宣言。
スタジオジブリの制作部門の解体。
スタジオジブリは宮崎駿と高畑勲の作品を作るためのスタジオであるという建前があったわけで、その支柱である宮崎が引退したらスタジオが解体されるのは自明のことだったろう。
サラリーマンであるところのオイラからすれば、会社が無くなるということの不安はとてつもないことだと思うのだが、個人経営のアニメーター達はそんな不安はないのかしらん?
スタジオ解体ってのはそこで働いていたアニメーターの生活や作品を作り出す場というものを一方的に奪う行為であったという風には思わないのだろうか?
その後元ジブリのスタッフ達は、ある者はフリーのアニメーターで『君の名は。』をはじめとした作品で能力を出し、ある者は自分たちでスタジオを作り
この夏公開される劇場アニメを制作し、ある者はアニメーターを廃業してカフェの経営をし、またある者は鬼籍に入った。
そんな中で昨年11月のNHKの宮崎駿を追っかけた番組で
まさかの宮崎駿復帰宣言。
で、つい最近になってスタジオジブリで
"宮崎駿 新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ(新人)募集"
だと。
オイラはこの募集は世間に対して宮崎駿はド素人でもやる気のある人間に対して門戸を開き、育成をするんだというポーズというかアピールでしかないと思ってる。
つまりこんな募集、スタジオジブリは真剣に考えておるまい。
どうせこの手の聞こえのいいものは鈴木敏夫あたりの発案だろう。
愚直で正直なことしか言わない宮崎駿が素人を3年で原画にできるなどとは間違いなく思っていまい。
この"新人スタッフの募集"なるものは、大々的に引退した宮崎が引退撤回を世間に納得させる理由の一つにするためにに後進を育てるためという大義名分でっちあげたにすぎない。
スタジオジブリの出した雇用条件に
"勤務時間10時~19時(休憩1時間含む) 残業有
休日休暇週休2日制 ※ただし制作スケジュールにより変更有り。
夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇制度"
とか書いてあるけど絶対嘘。
映画制作中に有給どころか病気で休むことすら許さないどころか、東日本大震災の時など東北出身のスタッフが一時帰郷することも宮崎駿は許さなかったのだ。
ここは正直に
「スタジオジブリの休日休暇の扱いは宮崎駿の胸先三寸のブラック企業です」
と正直に書くべきだ。
以前
『メアリと魔女の花』制作中のスタジオに宮崎駿が訪れ
「安心した。ココ(ポノック)が元気なかったら、アニメーションは終わりだもんな」
と、激励したっていうけどさ、これって『メアリと魔女の花』の制作が終わったら宮崎自身の長編をやってくれよなという虫のいいデモンストレーションでしょう。
"「こいつにやらせてみたい」っていう人間は一人もいなくなった" なんて言ってるくせにさ、白々しいよな。
スタジオジブリの募集の前段に
"(前略)昔からの大切な仲間を何人も亡くし、自分自身の終焉に関してより深く考える日々が続きました。ここに至り、宮崎監督は「引退撤回」を決断し、長編アニメーション映画の制作を決めました。(後略)"
って、まったく意味がわからん。
真摯な宮崎駿を信じるなら、昔からの大切な仲間を亡くしたなら、それはもう全盛期のクオリティを出せないということに他ならず、仲間を亡くしたことで宮崎が引退を撤回して長編映画を作る理由にはなっていない。
さんざっぱら自分以外のスタッフを持ち上げていながら、そのスタッフが亡くなっても変わらず作れるという無神経さ。
以前、"宮崎ブランド"なる言葉に敏感に反応して否定していたはずなのに、これは明らかに自分の名前なら映画を作れるという宮崎自身が唾棄していたであろう立場を平気で利用している風にしか思えん。
解体してアニメーターを寄せ集めて作る宮崎駿の新作はもはや「ジブリアニメ」とは言えない。
"宮崎駿アニメ"だろ。
そんなわけで、オイラはもう絶対宮崎の新作は観るつもりはない。
『メッセージ』
ネタバレあります。 先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
まず本作を観るにあたって絶対にiMaxで観るぞと意気込んでいたら、iMax上映なしだと(笑)。
なんだって(笑)。
本作をiMaxで上映しないでなにを上映してるんだ?と思ったら
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』だと(笑)。
いや、半笑いになることはない。
この映画の前作を観に行って、オイラはまったくノれなかったのだ(笑)。
町山智浩や宇多丸が絶賛していても自分に合わない作品もあるものだな(笑)。
まあそれはそれとして、『メッセージ』を観に行った。
これは昨年から町山智浩が絶賛していたSF映画。
しかも監督がドゥニ・ヴィルヌーヴ。
昨年のオイラのベスト映画の一つであった
『ボーダーライン』の監督にして、今年の年末に公開される
『ブレードランナー 2049』の監督だ。
否が応でもアドレナリン出まくりで期待しまくりである(笑)。
この監督が決めてるのかどうかわからんが、女優のチョイスがオイラ好み(笑)。
『ボーダーライン』のエミリー・ブラントに『ブレードランナー 2049』の
アナ・デ・アルマス。
で、本作の
エイミー・アダムス。
エイミー・アダムスいいなあ。
知性と母性と勇気を体現した女性を見事に演じていた。
男の俳優だと
ジェレミー・レナーと
フォレスト・ウィテカー。
物語るという意味では完璧な布陣ではないだろうか。
で、本作の感想であるが、ちょっともう一度観ないとわかりません(笑)。
観終わった後で町山智浩の解説やその他のブログの解説を読んで、オイラ結構トンチンカンな理解を本作でしていたのが露見(笑)。
それは何かと言うと、半分ネタバレなのだが、本作でフラッシュバックされるエイミー・アダムス演じる言語学者のルイーズ・バンクスと娘の関係って過去の出来事だと思ったわけ。
過去に娘との悲しい出来事があって、という前提だと思ったら、これって未来の出来事だったというね(笑)。
オイラ、とんでもない思い違いをしていたわけよ(笑)。
で、この辺りをきちんと理解していない状態だと、なんか普通のメロドラマっぽい気がして、押井守も絶賛していたようなSFだとは思えなかった。
ただ、本作の解説を読み、再見してもう一度自分なりに咀嚼したら、間違いなく傑作映画だと認識できる予感がする。
とにかくね、"習得した言語によって思考が変わる(サピア=ウォーフの仮説)" "表意文字" "時制が存在しない" "フェルマーの最小時間の原理"と、これらを頭にいれてもう一度観たいと思うんだよ。
異星人が
「武器を与える」
という言葉の解釈で世界がのっぴきならない方向に行く。
しかしね、言葉での”武器”ってさ鉄砲だとかミサイルって意味ももちろんあるけど、「女の武器を使う」って時に使われる"武器"という言葉もあるわけじゃん。
その「女の武器」ってのは言うまでもなく鉄砲やミサイルなどではなく、俗に言うセクシャルな部分で男を籠絡すると言う意味でつかわれる。
鉄砲に対する"武器"と女の”武器”という時の意味の違いによる判断は会話の中などの文脈で識別されるものだ。
本作における異星人から与えられる"武器"というのは、今までに人間が持ち得なかった特性を、これによって人間の進化がはじまるかもしれない、それを指している。
そしてそれは遠い未来に異星人との共生につながる希望の武器になる。
オイラはネタバレをしても別に目くじらは立てない。
むしろ映画を比較的正しく理解したいと思ってるので事前情報を入れることにはあまり躊躇はしない。
なのでオイラとしては事前に町山智浩の解説は読んどきゃよかったとと思うのである。
Blu-rayでの再見が楽しみである。
オススメである。
今週末は撮影なのだが、本業が色々と火を吹いておる(笑)。
大丈夫だろうか(笑)。