『町山智浩の映画ムダ話"ブレードランナー2049"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』

先週土曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ。


町山智浩の映画ムダ話66ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー2049』
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_18323508.jpg
映画その他ムダ話からのMP3音声ファイルの有料ダウンロード。
映画で提示された要素を個別に事細かに解説。
本作とスタンリー・キューブリックの関連性。
前作と構成の相似。
本作におけるナボコフの関連性など、本当に驚くべき情報と解説。
それを読み解く町山の教養と知識の強さも驚異的だが、映画自体もそれら観客の多くがわからないであろう情報を入れてるもんなんだな。


『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_18462914.jpg
書店で書籍購入。
『エロイーズ (本当のワタシを探して)』『ジョゼフィーヌ! (アラサーフレンチガールのさえない毎日)』のペネロープ・バジューの新作。
世界の偉大な女性達の波乱な人生をユーモアを交えた読み物にしている。
この15人のうちオイラが知っていたのはトーベ・ヤンソン(『ムーミン』の生みの親)だけだったんだが、その他の女性たちも非常に魅力的だった。
というか、魅力的に描かれている、というべきか。


『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_19171752.jpg
書店で書籍購入。
いわゆるメビウスの本。
実際はジャン・ジローによる西部劇コミックス。
ジャン・ジローの本は初めて買ったのだと思うが、タッチがメビウスと違う。
どちらかというとジャン・ジローの方が密度があって重い。
オイラとしてはやはりメビウスのタッチの方が好みかな。
どちらにしても天才の筆致であることには変わりないので、オイラごときが好みを言うのははずかしことなのだが。
巻末に谷口ジローと寺田克也のイラスト&コメント。
メビウスが亡くなった時に出版された本である。
その谷口ジローも今年亡くなってるんだよなぁ......。


『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_19253652.jpg
AmazonでKindle版購入。
『宇宙戦艦ヤマト』がどのように企画され世に出て、今に至ったか、ということを原作者の一人と言っても過言ではない豊田有恒による回想録。
この本を読むと原作者が松本零士であることは間違いないような気がするね。
裁判の結果で『宇宙戦艦ヤマト2199』以降の作品に松本の名前が出ないというのは不自然なことだと思う。
この『ヤマト』という作品を結果的に独占したのは西﨑義展なんだけど、本作におけるクリエイティブな実績は皆無だ。
ただこの西崎は大衆受けするかしないかの嗅覚が鋭かったとは言われているが、それも初期の『宇宙戦艦ヤマト』の時だけ。
『ヤマト』以外のプロデュース作は全て惨敗。
『ヤマト』だって晩年の『復活編』なんて金返せ的な駄作だったしね。
スタッフへの金払いが最悪に悪いのにも関わらず、本書の豊田有恒が『完結編』まで西崎に取り込まれていたのは、西崎の妙な感じの人たらしな部分なんだろうな。
この西崎に取り込まれなかったのが、大塚康生、宮崎駿、高畑勲などの東映動画の面々。
彼らはカネで動く動かないというよりも西崎の胡散臭さというものを察知していたんだと思われる。
本書の豊田有恒は『宇宙戦艦ヤマト2199』以降についてはコメントをあまりしていない。
かろうじて昔豊田の事務所に出入りしていた出渕裕が『宇宙戦艦ヤマト2199』の監督をしている云々を記しているだけ。
豊田は『宇宙戦艦ヤマト2199』の西崎義展の後継となった(自称)息子の西﨑彰司と製作会社には当然ながらかなり冷淡な態度をとっている。
まあ当然であろうな。
Amazonでのレビューでもあったが、本書のタイトルの『いかに誕生し、進化したか』について、"進化"についてはなにも言及されていないと思うけどね。


『BANANA FISH』がアニメ化
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_20032118.jpg
マヂか(笑)。
期待して良いのか悪いのか(笑)。
とりあえず観ると思うけど(笑)。


『この世界の片隅に』1周年に歓喜!ロング版の製作も正式発表
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_20055762.jpg
Blu-rayが出て久しいというのに今だに上映している館があって、観に行く人がいる。
そんな作品だったんだな。
近年稀にみる珍しくも幸せな作品。
関わった人たちは本当にうれしいだろうな。
ロングバージョンも楽しみだけど、片渕監督の新作もそろそろ。
ここ一年、片渕監督ものすごい距離を行き来して作品を届けてるのに頭がさがる。


Stephen Wilkesスティーブン・ウィルクス)
『町山智浩の映画ムダ話\"ブレードランナー2049\"』『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』『ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]』『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか』_c0022635_20145451.jpg
行きつけのカメラ店の店主が先週eテレで観たとかで教えてくれた。
定点撮影で昼から夜を何千枚も撮って、それを一枚の画像にレタッチ合成で落とし込む。
アイデア勝負のところもあるけど、これを取捨選択して一枚に落としこむことはレタッチの手間暇を含めてかなり大変だよな。
すごく魅力的なアイデアだなあ。
オイラもいつか"なんちゃって"なものでも作ってみたいものである。

今週末は歯の治療。

by 16mm | 2017-11-12 20:19 | | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2017-11-18 16:34 x
『BANANA FISH』ノイタミナでやるんですね。
この枠は一定以上のおもしろさがあると思うので楽しみです。
Commented by 16mm at 2017-11-19 22:17
■re:chataさん
『BANANA FISH』は20代の頃読んで思い入れがあるので色々心配です。
しかし30年前の漫画をアニメ化するんですねえ。


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