『火垂るの墓』『TAKESHIS'』『ALWAYS 三丁目の夕日』

『火垂るの墓』日本テレビで放送されたのをDVD録画。
まず高畑勳監督がアニメーション映画として作っているにも関わらず、どうして製作したのか理解出来ない。
まさかアニメの監督だからとタカをくくって軽くみていたわけではあるまいな。
まず致命的にダメなのが映像。
アメリカ製のCG映画で眼を肥やされてるというのになぜこんな程度の低い映像を出してくるかな。
『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎監督も、今の観客はCGだと分かった瞬間にドラマから現実に引き戻されてシラけると言っている。
シラけさせない為に腐心するのが演出というものであろう。
よくアニメや漫画を子供だましと揶揄するが、近頃のガキどもは大人より眼が肥えている。
大人なら多少つたない映像であっても脳内補完で気にせずに観る事はできるだろうが、子供はそんな映像に辛抱はしない。
子供だましと言うなら、このドラマの映像は子供すら騙せないものだ。
予算が足りなくて出来ないなら、作らんでよろしい。
絵で描かれただけのアニメーションの『火垂るの墓』でみんな崩れ落ちるように泣いていたのだ。
しかもあのアニメーションは浅薄な反戦などをテーマにはしていない。
アニメーションの『火垂るの墓』で反戦を読み取るのは観た人の思いが反映されてるだけだ。
あの映画にはもっと根源的でタブーになるようなエロティックな要素まで内包していると思う。
TVドラマの方のラストの底の浅い反戦指向には反吐がでる。
つまらない反戦は反反戦につながる。

役者が好演してるだけに残念である。




『TAKESHIS'』初日初回に観る。
駄作でしかない『稲村ジェーン』であっても、桑田圭祐のファンは絶対悪口は言わなかった。
そういうものだと思う。
高校生の時分から、尊敬し私淑してる人間の一人のビートたけしの映画をオイラがどーして悪く言えようか。
オイラの北野映画は『ソナチネ』を頂点に『キッズ・リターン』で終わっている。
北野武監督作は今後も観続けて行くつもりは変わらない。
雑誌のインタビューで北野監督は必死に作品の解説をするように「体感する映画」という言葉を繰り返していた。
映画を観終えた後、どう考えてもその言葉が言い訳にしか聞こえない。
夢の中に夢を重ねて重層的な構造に見えてくる筈がその重層さが体感できない。
今後何かの機会に観て、考え方が改まるのかもしれないが、現時点ではその良さがまるで分からない。
夢オチ、とまではいかないが、「実は夢だった」というプロットや夢と現実が錯綜するという事自体に目新しさがないと思うのだが。

この映画も役者は好演している。
特に京野ことみがすばらしかった。

日本の役者のレベルって上がってるのかもしれない。




『ALWAYS 三丁目の夕日』初日2回目で鑑賞。
久々の一日二本鑑賞。
その後スポーツジムにいったさ(笑)
映画の感想は明日。
by 16mm | 2005-11-05 21:14 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(0)
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