『スタートライン〜涙のスプリンター』

明け方、喉がヒリつくほどの湿度の低さに閉口して加湿器を購入。
今週の22日に先日の罰金を払いに行く予定。
相変わらず歯医者さん通いとジム通いで映画館には行けず。『キングコング』や『疾走』を観たいな。『SAYURI』は話のネタ的に興味はあるがどうするか。
wowowで『アサシン』と『スパイ・バウンド』を録画。まだ観てないので感想はそのうち。

『スタートライン〜涙のスプリンター』
TV放送をDVDレコーダ録画。
当然鈴木杏ちゃんがらみだからである(笑)
まあ杏ちゃんを一度観ればそれでいいやと思って観てたら......DVDに焼き込んで保存版することに。
面白い。
TVドラマをまるで観てないので最近の水準というのはまったく分からないが、これはなかなかスゴイのではないだろうか。
パラリンピックを目指す話なのであるが、所謂障害者のドラマという切り口を排除している。
言うなれば、目標に向けてスタートラインについた人達の話。
そして決して成就しなかった、失われたラブストーリーでもある。
濡れ場があるわけではなく、恋愛を過度に表現した描写があるわけではない。
しかし。脚をマッサージする。走った後に目の見えないランナーの手を伴走者の腕に絡ませる。そしてランナーと伴走者とを結ぶ赤い紐。直接的な表現をしなくても観る側の直感に訴えかける要素をこれだけ描写しておけば二人がお互いにどう思っているのかは分かる筈だ(分からんヤツは死んでしまえw)。
不謹慎な話であるが、立原正秋の小説にもあったように、不具を託った人に対しては、そうでない人に対してよりもストレートにいたわりの愛情を表現できるという事もあるのかもしれない。
このラブストーリーをドラマのB面だとすれば、A面はパラリンピックを、そしてスポーツ選手を格好良く見せる事であったと思う。
それは確実に成功している。
実際ドラマに挿入されたり、エンディングで流れがパラリンピックの選手達がすごく魅力的に見えたよ。100万円はするという競技用の義足を使って走ったり、飛んだり。車椅子が接触してクラッシュしたり。
雄叫びをあげ、笑い、キスをして喜びを表現する彼ら。
私が、義足を使って走る人を興味本位で見ているという事は否定しない。
しかしそれ以上に殺気だって上ずって、健常者の選手以上の闘争衝動で競技をやる人々の力強さに感動したというのも事実なのである。
健常者以上の闘争衝動というのは、たぶん心の渇きからくるものである。
暖衣飽食でハングリーさが無くなったのは悪い事ではない。しかし、殊スポーツに関しては選手にしても観る側にしてもハングリーさというのがなければ魅力的に見えないのかもしれない。
ハングリーさというのは物質的な事よりも心の渇きの事だと思う。
オレは俄然パラリンピックを見たくなったよ。
競技として本来持っていた筈の魅力が絶対あると思うよな。

しっかし大竹しのぶはすごい役者だな。
学生時代のバイト先の社員が役者をやっていて、大竹しのぶのすごさを散々聞かされた。
本番前にゲラゲラ笑ってたと思ったら一秒後の本番で涙を流す。
役柄を自分の中に瞬時に作って演じるという。
その瞬時にという所が他の役者にない才能なのだろう。
他の役者が努力と練習で演技を1から5に向上させたとしたら、大竹しのぶはいきなり5の位置から始まり努力と練習で10に向上させる事ができるというところだろうか。
このドラマでの大竹しのぶの表情の多彩さに呆然とする。他の役者の台詞を微妙な表情のみで受けているのだ。
この役者に関しては台詞いらないと思うぞ。

ところでこのドラマのサブタイトル"〜涙のスプリンター"ってのは余計だな。
このドラマ、そんなウェットさは微塵もなかった。
力強い大変良いドラマでした。
by 16mm | 2005-12-18 23:34 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 萌えきすとらBLOG at 2005-12-22 01:26
タイトル : 特別ドラマ『スタートライン』の視聴率情報♪
2005年12月17日のプレミアムステージ枠(毎週土曜日21時からフジテレビ系列にて放映)で放送された『スタートライン 涙のスプリンター』の視聴率が判明しました。視聴率は7.4パーセントです。 本作ではスチールカメラマン役だった忍者さん。しかし、秋葉原にいるカメコにしか見えないのは、ナゼなんでしょうか(失笑)?... more


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