『カンフーハッスル』『コンスタンティン』『ネバーランド』 『タイタニック』

年末から観たDVDを勢いでザザザと感想をかいておく。
やはり観た直後か間を置かずにかかないと、その時にに占めていて作品に対する大きな固まりがどんどん断片になっていっちゃうもんですね(笑)
なので以下ほとんど記憶の断片の感想になります。
この方が短くて読みやすいかもしれんが(笑)


『カンフーハッスル』
同じ監督主演の『少林サッカー』も非常に面白かったが、この映画も良かった。
テリー・ギリアムも「自分の新たなヒーローだ」と言っていた(ネットの英文を翻訳サイトで翻訳したのだが(笑))
『少林サッカー』もそうだが、荒唐無稽をしてても映画の中でウソはついてない所が良い。
ウソというのは、予め設定したであろう映画内でのウソの範囲を逸脱して作る事だと思ってます。
それを所謂"御都合主義"と言う。
ギリアムがこの映画を気に入ったのは、モンティー・パイソンのカラリとした笑いとの共通項を見つけたからかもしれない。
『少林サッカー』同様、いつかDVDを購入するつもりである。


『コンスタンティン』
年末にDVDで鑑賞して、年明けにDVD購入。
まったく期待して無かっただけに非常に楽しめた。
どうもアメコミ原作というだけで鑑賞に二の足を踏むのは、作ってる人間の"どうせ漫画の原作だから"からくるやる気のなさの漂いが分るからだと思う。
小説の原作なら拡張高くリキも入るが、漫画の原作では作る側自体がハナから格下と気を抜いてる感がアリアリだったりする。
キアヌ・リーブスと言えば『マトリックス』のシリーズになってしまうが、オイラは圧倒的に『コンスタンティン』の方が好き。
『マトリックス』が続編に行くにしたがって水増ししたようにパート1からの世界観が薄まってしまったのに対し、『コンスタンティン』のそれは徹底して物語に則したダークな構築に成功していると思う。
ボーリング場の隠れ家(?)のような場所で禍々しく動作する機械の描写などはその最たる例だと思ってる。
このシーンを観ただけで、この後に起こる超常現象をこの映画の中に則したものとして信じ込める。
水やイスを小道具にした設定も同様。
映画の中で徹底された世界観が構築されていれば、どんな荒唐無稽であってもそれを信じ込ませる力に成りうる。ブレードランナー』然り。
『エクソシスト』の21世紀版と言えると思います。


『ネバーランド』
年末DVDで鑑賞。
評判高かったがイマイチ乗れず。
なんの根拠もなく2時間30分はある長編映画だろうと思っていたら100分で終わり。
そう言う意味では上手くまとまっていたのだなと思った。


『タイタニック』
アルティメット・エディション版年明けDVD購入。
ベタだのなんだの言っても、やはり良い映画であろう。
監督のジム・キャメロンが言っていたことだと思うが、タイタニックの沈没、助かる人、助からない人、という図式は、昔のSFであるところの、地球が破滅、脱出できる人、そうでない人、という話に置き換えることもできる。
映画でもLDでも観倒した作品であるので、本編については新たな感慨はない。
ただメイキングが面白かった。
実物大のセットを作ったと思っていた、タイタニック内のディナーのシーン。これがグリーンスクリーンの前で撮影されてセットもミニチュアだったというのが結構衝撃的であった(笑)
ではグリーンスクリーンの前で主役達とエクストラを全員配置させて撮影したのかと言えば、そうではなく。主役達のテーブル、エキストラのテーブルと全部別撮りだったりする。
その他、タイタニックのエンジンルームのキャットウォークを行き来する人物も別撮りされたものを合成している。
よく撮影ではCGの怪物の変わりに棒の先に付けたボールを見て演技するなんてことを言っていた。そういう撮影であっても主役級の役者達に対しては演技をする事への配慮や気遣いはあるだろうが、エキストラの俳優に対しては完全に機械仕掛けの人形状態にしての演出しかしないのだろうなと思った。
常にCGとの合成を念頭において俳優を演出する以上、俳優自身が演技を考える余地はなくなっていくのではないだろうか。
そもそもグリーンバックでは自分がどのシーンのどこにいるかすら分るまい。
台詞だってクチパクさえしていればアフレコで作る事ができる。
俳優といえば主役も端役も関係なくクリエイティブでなくてはならなかったのは昔の話。
別に俳優としての技能等必要としない肉体労働者になっていくような気がする。
『タイタニック』から約10年。
俳優の存在意義ってのは映画からはどんどん希薄になっていくのかもしれん。


wowowで『ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛しかた』をやっていたので録画。
面白い。
ので、DVDを探して購入するつもりである。
感想はまた今度。

『江口寿史の正直日記』『川の深さは』読了。
『TwelveY.O.』読んでます。
これらの感想もいずれ。
by 16mm | 2006-01-30 14:07 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(3) | Comments(2)
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はい、「キネオラマの月が昇る」(キネオラマとはシネマのこと)と、大仰なブログ・タイトルをつけときながら映画ご無沙汰でした~。 観て来ましたよ、「コンスタンティン」 ハード・ボイルド好きな私にとって、めっちゃツボでした。 想像以上。 まずね、ほっとくとブクブク太っちゃう性質(たち)のキアヌがすっきりと痩せてシャープになってます。 なんてったって肺ガンで余命一年の悪魔祓い士の役だからね。 んもう、最近の禁煙志向に真っ向から刃向かうようにスッパスッパ煙草吸い続けです。 地獄や悪魔のヴィジュアル・エフェ...... more
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Commented by 偏屈王 at 2006-02-04 20:56 x
コメント&TB有難うございました。

優等生的なネオとは違って、コンスタンティンにはダーティーな魅力がありますよね。
私もどっちかといえば、キャラ的にはコンスタンティンの方が好きかも・・・。
Commented by 16mm at 2006-02-04 23:45
偏屈王さん。
ヒロインとキスしないで分かれるというところも好感もてましたな(笑)やせ我慢はハードボイルドの鉄則ですからねえ(笑)
ただ出来れば最後もタバコをプカプカさせてもらいたかったなあ。
ガムなんか食べてひよんなよと思いました(笑)


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