『インサイド・マン』

『インサイド・マン』
面白い!!!!!
今の所本年度ベスト1ですな(笑)



劇場で鑑賞。
オープニングとエンディングのスタッフ&キャストの名前の出かたがむちゃくちゃカッコいいw
今度パクって自分のHPで似たようなもの作るつもりである(笑)

スパイク・リーの映画は学生の時ビデオで観た『ドウ・ザ・ライト・シング』以来であり、その強烈な人種問題のテーマが重すぎて敬遠していた。
それがまさか、こんなアクション娯楽映画を撮れるとは思わなかった。
人種ネタも上手く笑いに結びつけるようになっていた。様々な人種の集まるニューヨークが舞台だからこその映画になっており、やはりそういう意味ではスパイク・リーが監督で正解だったであろう。
ドンパチありのアクション娯楽映画でありながら、人が一人として死なない。
それでいながらドンパチ映画以上の緊張感を観客に与えてるのは脚本はもとより演出力による所が大きい。
またかと思うだろうが(笑)押井守『パトレイバ−2』を思い出した。
おもちゃの鉄砲で凶悪犯罪現場という"状況"を作り出していたのだ。
物理的、暴力的なものはハッタリでしかなく、実は高度な知能戦の応酬であるのだ。
ハリウッドのメインストリームと比べるのもなんだが、その他の映画に比べて相当に頭の良い映画である。

俳優も、まさか映画を観るまでウィレム・デフォーが出てるとは思わなかった(笑)
デンゼル・ワシントン。『トレーニング デイ』『マイ・ボディガード』と、当方の琴線に全く響かない映画に出てがっかりしていたが、この映画では上手く機能していた。
ジョディ・フォスターもなかなかな性格悪い切れ者オンナを上手く演じていた。
そして犯人役のクライヴ・オーウェンの吸い込まれそうな深い瞳が印象的だった。
オイラはこのクライヴ・オーウェンに一番思い入れができた。
冷酷な切れ者でありながら、子供と普通に会話ができ、ある意味常識的ですらある。
非常に魅力的な人物造形であったと思う。

そんな有名で達者な役者を出演させながら、この映画は彼らを非常に贅沢な使い方をしている。
彼ら主役級の役者達は物語を説明して筋を進行させる狂言回しでしかない。
主役でありながらあまりカメラが寄り添わないのである。
ではカメラは何に張り付いているかというと、人質達の状況や警官達の様子を多く描写していたと感じた。
ある種の群像劇のような体裁ではないだろうか。

ラストのオチがどーもあっさりとしていたような気がするのは、オイラが物語のディテールを見逃したからだと思う。
この辺りはDVDで再見するときの楽しみにしておきたい。
当然DVDは購入である。






ところで、『オーメン』も観たかったのだがこれはDVDで鑑賞することに。
オリジナルの『オーメン』も大好きなのだが、これぐらいでもコワくて昼間しか観れません(笑)

我慢出来ず『デスノート』の1巻2巻を購入。おもろ。
by 16mm | 2006-06-11 23:46 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(10) | Comments(8)
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Commented by chata at 2006-06-12 22:26 x
予告をチラ見しただけでノーマークでしたが、そこまでほめちぎるなら観ねばなるまい( ̄^ ̄)

を、日本先制!
Commented by 16mm at 2006-06-12 23:04
■re:chataさん
むほ〜。chataさんに言われると緊張しますけど、断言しましょう。
<font color="red">面白い!!!!!</font>(笑)
面白くなくても石投げないでねm(_ _)m
いや、でも絶対面白い筈です(笑)

ところで『デスノート』4巻まで読了。
まさかジャンプコミックスをこの歳で買うとはおもわなんだw
いや、あらゆる意味でスゲエ。
Commented by はっち at 2006-06-14 21:44 x
TBどうもでした~♪
>人種ネタも上手く笑いに結びつけるようになっていた
人種ネタねぇ・・・上手く使ってたけど、なんかあまり良い気分じゃないですよね。
Commented by 16mm at 2006-06-14 23:11
■re:はっちさん
どもです。コメントありがとうございます。
私は、差別ネタってのは使う側の意識の問題で良い悪いを区別してます。
誤解をまねくのを覚悟で言うと、スパイク・リーは差別される側にいた人間なので許されるということもあるのかなと。
それを抜きにしてもスパイク・リーが本当にレイシストでないことは、それまでの作品と言動で明らかですし、この映画の人種ネタで多少は気分が悪くなっても本当に怒る人はいないでしょう。
日本人の私もアメリカ人の事を「味覚音痴のケチャップ野郎」とか言ったりしますしね(笑)
Commented by chata at 2006-06-19 19:09 x
観た(・∀・)ゴム弾?で次々と撃たれる人質が哀れでしたw
処刑シーンのあと怒り狂ったDワシン㌧、何に乗ってたのか。
おもっきりゴゴゴゴとレールの上を移動してたような・・・
あそこだけ「えぇぇ?!」と思いましたよ。警察にあんのかな?アレ。
Commented by 16mm at 2006-06-19 23:09
■re:chataさん
ご覧になったようで(笑)
やはりあの"ゴゴゴゴ"はなんか笑っちゃいましたね。"セグウェイ"(数年前に「ジンジャー」とと呼ばれていたアレ)にでも乗ってるのかと思いました(笑)
警察用特殊急襲車両"セグウェイ"とかいって(笑)
あの映画シリアスなんだけど、所々で結構お笑いネタが仕込んであって、笑ってる人も結構いました。
だからそのシーンもDワシン㌧のアップからカメラを引いていって、"セグウェイ"に乗ったDワシン㌧を写したら更に笑えたかもしれん(笑)

でもやっぱり今の所オイラのベスト1でございます。
今度の日曜は観れるようなら『ミッチョンイムポ3』へ。
Commented by lomo at 2006-10-28 21:56 x
こんにちは、はじめまして・・・。最近観たのですが大変面白い作品でした。
私の場合「NYPD」の「SWAT」である「ESU」に興味が有ったのが観る切欠でした。
この作品を観る前に『第三帝国の遺産』を観ていたのですが、「サスペンス」的な要素より「社会派ドラマ」的な要素が強い作品に思えました。
ポケットに入っていた「物」は、彼らからの「報酬」なのでは?と私は思いました・・・。
Commented by 16mm at 2006-10-29 16:25
■re:lomoさん
こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

この映画についてはスパイク・リーのちょっと鬱陶しいまでの社会派っぷりはあまり表に出ておらず、どちらかというと娯楽に徹した作り方をしていると思います。
ただ娯楽と言ってもドンパチやカーチェイスを入れれば良いってもんじゃなくて、説得力があって魅力的な悪役を創造する事がキーになるのではないかと思います。
どこから観てもワルそうなヤツをハチの巣にすれば、それはそれでカタルシスを得られるでしょうが、犯罪をする人間がそんな単純なものではないという事をみんがが知るようになってしまいました。
なので、ちゃんとしたエンターテイメントで悪役を作る難易度は高いと思います。
『インサイド・マン』でクライヴ・オーウェンの演じた犯罪者は非常に知的で、ある意味犯罪を犯さない人間より常識に対し保守的であった所が魅力でした。
思い入れができる犯罪者だなと思い、それが自分にフィットしたんだと思います。


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