『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』

土曜日、歯のメンテナンス時に先生からライカを見せてもらう。
買えないけど欲しくなる。思い存分撫で回し機能美の極致だなと思う。

今週の土曜日に映画。『トゥモロー・ワールド』。期待はしてるがこういう時はだいたい足をすくわれるものだ(笑)

DVDは『カーズ』が出ていたが懐が寂しいのでしばらく保留。
だが『M:i:III』は予定通り買おうかと(笑)
一緒に『デトロイト・メタル・シティ』も買う。
『デトロイト・メタル・シティ』の2巻の帯が羽海野チカ。更に更に興味を惹かれた(笑)

今年は早くも年賀状の発注を終えた。

先週の『コードギアス 反逆のルルーシュ』はシリーズ中の箸休め的な位置だが、最後にラスボス?の存在を印象づけていた。『プラネテス』の忍者の回と、『ガンダム』のギレンの演説が合わさったようなものか。
その主題歌のCDを購入。FLOWの"COLORS"。
もう散々聴いているが、良い。
CDのライナーノートに谷口監督の文章があり
「エンターテイメントとして確立したピカレスクロマンをやりたい」云々。
なるほど、狙いがそれだったか。
『ガンダム』でシャアが主人公になったようなものかもしれん。

メインのHPの更新、あとストックが一つあるのだが全然進まず。仕事で精神的に余裕が持てないと趣味にも安心して没頭できない。今は仕事と趣味がややリンクしてるので尚更だ。
撮影もしたいが、今年できるであろうか。

空いた時間で明日の仕事をやる。
気分的に慣れてない所為もあるが妙な緊張でつっぱった感じ。
他に比べてたいした仕事ではないとは思いつつも、明日無事に乗り切れればと気弱に願う。



『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
『デトロイト・メタル・シティ』を購入するつもりで本やに行ったら、鴨志田穣の本が平積みされていたので即購入。
アル中の話という事で興味をもった。
吾妻ひでおもフィリップ・K・ディックでもそうだが、オイラは平時には見えないものが見えてしまう事に興味があるようだ。
それはアルコールでもケミカルでも脳内麻薬でも。
ラリって身を持ち崩す不幸話が好きという事もあるのかもしれない(笑)
鴨志田穣なる作家は、知らない人は知らないし、知ってる人もそう多くはいまい。
それが新刊とはいえ本屋で平積みされているのは装画がリリー・フランキー、題字が元奥さん西原理恵子の力だと言えるだろう。
サイバラの題字が実に良い。
文章が読み易いということもあるが、読むのが遅いオイラにしては異様に速く、一日で読了。
フィクションだと銘打っても、アル中の話とすれば鴨志田本人の話に違いなく、限りなくノンフィクションに近いかもしれない。そうなればサイバラの事も多少書いてあるかなという期待で読んでいた。
敬愛する作家の人となりを知りたいというある種下世話さをオイラは持っているのだ(笑)

で、サイバラを含めた家族の事、自分の半生を語っている所は今までの鴨志田の本やサイバラの本で描かれた事と同じような事が載っていたので事実部分が多いと思われる。
作品という言い方をしたが、今まで鴨志田が出した本の文章はお世辞にも"作品"と名乗れるようなものではないと思ってる。
しかし、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』は今までの文章とタッチが異なるという印象。
今までの著作物に比べて文章が格段に上手い、というか彼独自のタッチが出ていたというか、とにかく文章として好感がもてたのだ。
詳しくここで言う事はしないが、この本のもっともキモとなる描写が非常にあっさりと記述されているのだ。
だからこそ、その部分が異様に印象深く物悲しくなるのだ。
今までの著作を読んでいるオイラとしては、この本を本当に鴨志田本人が書いたものか疑わしくなる。そのぐらい今までに無い上手い表現力をこの本で出している。
だから最後のサイバラらしき人物の(この本では西原理恵子という名前も、鴨志田本人の名前も一切でてこない。名前を言わなくてはならないようなシーンであってもそれを巧妙に回避している。そこがまた上手い)台詞が非常に物悲しく切なく美しく響く。
それまで"元妻"という表現をしていたのが、最後の最後で"妻"という言葉で結ばれている。
読み手としてはこの作品のキモがフィクションなら「ざけんな、ゴルァ!」となるかもしれないが、やはり最後まで読んだらフィクションであってほしいと願わずにはいられなくなった。
ある種『ブレードランナー』のラストの下りのような......あれは完全にフィクションだが。
鴨志田という男は、彼の文章やサイバラの描いたものを観るにつけ、弁解の多い最低野郎だという印象を持っていた。今でもそれは変わらない。
しかし、こんな文章を今更ながら書けるようになったのだからただのデクのボーではなかったという事だ。

そしてなにより、なによりもあのサイバラに深く愛された男という意味では、やはりいいオトコなんだと思えた。

この本を上梓した鴨志田穣も、そして西原理恵子も実に美しいヤツらだと思う。
by 16mm | 2006-11-12 21:26 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by chata at 2006-11-15 23:21 x
COLORSをTUBEで済ませたσ(゚∀゚はアーティストの敵です。むふ。
ルルは主役2人がラストあたりで共闘するのか、殺ちあうのかw 今から楽しみッス。
FFⅦACリユニオンファイル買っちまいました。FFⅦのゲームだけやってたときは、正直ここまで自分がACを好きになるとわ思いませんでしたよ。あらためて台詞のカッコ良さとか、実感(・∀・)
Commented by 16mm at 2006-11-16 09:25
■re:chataさん
CDの中には他に2曲入ってましたけど、”COLORS”のみリピートして聴いています(笑)
いまだにキャラにはなじめませんが、面白いのでずっと観続けるとは思います。


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