『シンデレラマン』

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なんという事だ。先週の『コードギアス』時間がズレて録れてなかった。
DVDに焼いて保存するつもりが...もうそんな気もなくなったので、今週分から画質音質に拘らない録画に切り替える事に。

風邪がイマイチ良くならん。まだ痰と咳が若干ある。



昨年wowowで録画していた『シンデレラマン』を観る。
まぁまぁ面白い。
まぁまぁどころかキャストはソツなく演技していて安心して観られるし、劇場で観ていたとしても損したなとは思わなかっただろう。
だが題材がボクシング。
『あしたのジョー』の国で生まれたオイラとしては、ボクシングの勝者に幸せがあるなどという事を能天気に信じられないのだ。
ボクシングが興行として成り立っている以上、例え勝利がある程度操作される事があったとしても、やってる事は非常にシビアな命のやり取りをしてると思う。
それはグローブで覆った拳のみを使うという限定されたルールがありながら、実は拳のみなら相手を殺してもいいのだ。
ボクサーは拳の打撃に特化したトレーニングと身体の動きを身につけている。限定されたシンプルさ故にその純粋さと強烈さは拳を介して奥底に眠る殺戮衝動と用意に結びつく。
夢を見過ぎかもしれないが、オイラからするとボクサーは非常に聖なる部分を無意識に背負った存在でなくてはならず、自分の試合をヘラヘラ笑いながら見てる観客を腹の中で冷笑する(『シンデレラマン』でもラッセル・クロウがそんな演技をしていた)人間でなくてはならない。
バカなパフォーマンスをやるカメダなんていうチンピラがエラそうに名乗れないのが"ボクサー"なんだと思っているのである。
ところで、『シンデレラマン』を始め、洋画のボクシング映画って試合の過酷さは描いてもそこに至る減量の苦しみが描かれないのが、『あしたのジョー』の国のオイラとしては物足りない。
オイラは実写映画で血だらけになった描写をしても、力石の過酷な減量後の死闘の方が何十倍も重く感じられるのだが。
物語として減量というのをボクシングの要素として重く受け止めるか、まったく無視するかは、国民性の違いだろうか?
日本でボクシングを扱った映画や漫画は必ず減量を試合より重く描写している。
『キッズ・リターン』(名作だな)にしても『1ポンドの福音』にしても。
『ミリオンダラー・ベイビー』は減量の描写は無かったな。
ボクシングをやらないオイラがこういう風に言ってしまうのは失礼極まりないのだが、ボクシングの栄光というのは本当に一瞬の夏みたいなものだと。
栄光の果てに幸せがないのがボクシングなんだと思うのである。



『セルジオ・レオーネ』
これも昨年、NHKの衛星第二かなんかでやっていた『セルジオ・レオーネ』の特集番組を録画したものを視聴。
実は知識として名前は知ってても、その映画を観た事がなかったのだが、俄然興味が湧いた。
同じ頃に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』も録画してるので近いうちに観よう。
エンニオ・モリコーネの音楽と最後のデ・ニーロの笑い顔が意味深に見えたのだ。

んなこと言って、今おととい録画した『ミスター&ミセス スミス』を観たりしている(笑)
by 16mm | 2007-01-09 20:51 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2007-01-10 01:30 x
>時間がズレて録れてなかった。

な、な、なにやっとんじゃー!ヽ(`д´)ノ
・・・でもネットで今週分の再放送は見れるね(´∀`)
で、密林でランク1位のコードギアスのDVDを予約したんですよ。
即キャンセルしましたがw
毎回録画して最低2回は見てるんで、いらないかなと。コレクターじゃないしー(´・∀・`)

代わりに沈没のDVD買おうか迷ってます。
迷ってるのはDVDを買っても2回以上観ないからですw
Commented by 16mm at 2007-01-10 08:50
■re:chata さん
年始の特番の影響か?一応時間延長のモードになっていたので冒頭の15分のみは録画出来てましたが、悔しいので観てません(笑)
オイラも毎週観ていたのでDVDは買わんですね。
でもチンボつは買うつもりです。
たぶん一番高いヤツ(笑)


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