『それでもボクはやってない 』『ディパーテッド 』

カリキュラムの時間の関係で久しぶりにジムでボクササイズをやってきた。30分終わって胸がヒリヒリするので見てみたら、シャツのメッシュで乳首が削れて、血首になっていた(笑)

中高年向け、どちらかというと右寄りざっしのSAPIO誌に福井アニキの対談が載っていたので購入。
「わたしは愛国教育なんか不要で、小学校レベルから戦争教育が必要だと思います」
というアニキの意見に賛成。
でも日教組の教員はそれすらも反対なんだろうな。

『コードギアス』。話はどんどん面白くなっていくものの新しい主題歌がナニである。
歌とOPの絵がまったくマッチしてないのは、最悪のOPを作って視聴者のの反対で早く切り替えようとする制作のたくらみか(笑)ゴロー監督がまともに作ったりチェックしてできたオープニングとは思えない。その昔、アニメの『めぞん一刻』でも絵があまりにも稚拙すぎて一回の放送で消えたOPがあったな。
できれば前のOPに戻してもらいたいものだ。

『日本沈没』の一番高いDVD購入。

NHKでやっていた神山健治の特集を録画。今観ながらこの文章をかいている



今年最初の映画は2本。MOVIXさいたまにて。
せめて先週から分散して公開してくれればいいものを、観たい映画が今後2〜3週間で結構公開されていくので、観れる時に観ないと公開終わっちゃう可能性がある。
取りあえず『マリーアントワネット』と『どろろ』は観たいし、今日の予告編でやっていた『世界最速のインディアン』も興味があるし、『墨攻』もいいなあ。
2本とも途中で気を失わなくて取りあえず良かった(笑)


『それでもボクはやってない 』
はっきりいって傑作
年初めになんだし、年末には『続三丁目の夕日』も公開されるが、現時点で本年度ナンバーワン。
内容が面白そうなので、久しぶりにパンフレットも購入。エンディングの歌も欲しいなあ。
実は周防正行の映画を映画館で観たのは初めて。
『Shall we ダンス?』はTVでやっていたのを10分観てやめてしまったが、その前の『シコふんじゃった』はTVで観て非常に面白かった。
監督本人の著作、『Shall we ダンス?』のアメリカ公開へのドキュメント本なんかを読んで、温厚そうな顔に似合わぬ毒を含んだ人だなと思っていた。
実際この映画、周防監督の怒りを肌で感じ取れるものであった。
この怒りは裁判制度や警察に対するものというよりも、人間が作ったものを完全なものとして疑わずにいる者たちへの怒りだ。
制度に対する疑いをもたず思考停止した者たちがどれほどに酷いか。これは酷い目に遭わなければ分からない事だ。だから最後の主人公のモノローグが生きてくる。
裁判官にも警察にも弁護士にも、痴漢をされた女性にも、そして主人公にも、監督の苛立と怒りは向いている。
もう少し人間の作った制度というものに疑いをもって、慢心して過信をするなということであろう。
しかし怒っているというのは絶望していないという事だ、たぶん。
観る前は後期の伊丹十三の映画のようなハウツウ蘊蓄映画かなと思って危惧していた。実際伊丹十三の映画のメイキングも撮っていたからね。
でもそれは杞憂で、しっかりした骨格を持った物語になっていた。
監督がリアリズムに徹したと言っていた事は信用していいだろう。そんな気にさせる程に真摯な映画なのだ。
美術も撮影も非常にリアル指向である。
特に手錠をつけた腕をあげて紐を抜くシーンがカッコよかった。
キャストが実にいい。もたいまさこ、最高。主演の加瀬亮の表情がいい。
DVD、絶対購入決定。


『ディパーテッド 』
面白かった。
オリジナルの『インファナル・アフェア』のパート1をほぼ踏襲している。
さすがはスコセッシ、上手くソツなくコンパクトにまとめてエンターテイメントに仕上げている。
キャストも大健闘。
レオナルド・ディカプリオもすばらしいが、マット・デイモンの顔が観た事がないような精悍さになっていたのは気のせいか?
スタッフもキャストも力が入って良い作品に仕上がってはいるものの、やはりオリジナルの大きさに太刀打ちはできなかった。
『ディパーテッド 』の方は非常に直線的な内容でマフィアの内通者はあくまでも殺されてしかるべき犯罪者として裁かれる。この結末も悪くはない。
しかし『インファナル・アフェア』は、マフィアの内通者は善人になりたいという葛藤の中で自殺する事もできない最後を迎える。
『インファナルアフェア』は『無間道』という原題がついていた。
”一旦地獄に踏み入れた者は、終わりのない責め苦を受けて生き続ける”という意味があったんだと思う。
だからこそオリジナルのあの途方も無い大きさが表現されていたのだ。
その『無間道』に関する解釈や、オリジナルの一つの見せ場だったモールス信号のやりとりが無かったのは、アメリカ人好みではなかったからだろうか。
ビルから投げ落とされた警部とビリーとの親子にもにた情感が希薄なため、そのシーンにオリジナルにあった悲しさの盛り上がりがない。
しかし、それでもオリジナルの印象に残るエピソードが随所に活かされていたのは好ましい。
ジャック・ニコルソンのボスよりオリジナルのサムの方が好きだな、オイラは。
それと、血のデザインが非常に良い。真っ赤ではなく、黒くて立体的な血がリアルだ。結構この手の血の形にこだわる映画製作者ってあまりいないんだよね。だから新鮮。

ところで、ビリーが最初に女医に渡した封筒の中身はなんだったか?オイラが見逃したかもしれんが。
by 16mm | 2007-01-20 23:25 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from キネオラマの月が昇る〜偏.. at 2007-12-15 14:09
タイトル : 「ディパーテッド」
ネタバレあり。ご注意ください。 実は「インファナル・アフェア」のリメイクである本作にはモールス信号のシーンがない、というのを個人の方のブログで読んで、急速に観る気をなくしていたんだが、いや、これはこれでなかなか。 こちらにはまた別の「無間地獄」があった。 本作の方がオリジナルより尚一層救われない。 なぜならオリジナルにはあった、潜入捜査官とその上司の間にある、まるで父子のような情愛や信頼というものが微塵もないから。 そこにあるのは怒りと恐怖と憎しみだけ。 どこまでも索漠としている。 地獄のよ...... more
Commented by chata at 2007-01-21 00:14 x
血首吹いたw

あ・・・封筒(すっかり忘れてた!
中身は葬式での女医の態度から想像するしかないッスかね?

ギアスで夕陽をバックに坂道をバイクで駆け上がるアレは、不二子ちゃんからインスパイアされたものですか?
Commented by 16mm at 2007-01-21 00:22
■re:chata さん
血首ネタは、喜国雅彦の漫画にあったものなのですが、まさか自分でもそうなるとは思いませんでした(笑)シャツに血が滲まなかったのが不幸中の幸い(笑)

封筒の中身って、やっぱり分かんなかったですよね。....なんか微妙な謎の残し方だ(笑)

>ギアス
しかも不二子ちゃん、激しく無茶な格好でバイク乗ってますw本当の不二子ちゃんでも革のツナギを着ていたというのに(笑)
こないだの『ギアス』なかなかに泣ける展開でした。
Commented by chata at 2007-01-22 09:43 x
女医に渡した封筒ですが、パンフレットの解説には『中身はみてのお楽しみ』とありました。
見逃した…のかな?(゜∀゜
Commented by 16mm at 2007-01-22 12:17
■re:chata さん
えええ!
つーことは何かしら中身をにおわせる描写があったって事ですか。
う~ん、見逃しましたwなんだったんだろう。
自分が警官であったとかの履歴かなあ?
だからチンピラだと思ってたビリーの葬式にでられたとか?
違うかなあ、わからん。もう一回観るしかないかなあ。非常に気になる(笑)


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